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兵庫県立氷上西高等学校のホームページへ


 兵庫県立氷上西高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。令和5年4月に校長として着任し、2年目を迎えます。令和6年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、昭和51年に前身の兵庫県立柏原高等学校青垣分校を独立させて設立されました。そして、平成24年度からは、丹波市立青垣中学校・氷上中学校との連携型中高一貫教育校に改編し、地域に根ざした教育活動を展開しています。また、来年の令和7年度には、創立50周年を迎えます。

 本校のスクール・ミッションは、校訓「自主 互譲 責任」の理念のもと、未来を生き抜くためのチャレンジ精神、主体的に学ぶ力、豊かなコミュニケーション能力を備え、明日の地域を担うことのできる人材を育成することです。
 生徒に活躍の場と成功体験を提供し、自ら意思決定して責任を持つ環境を整えるとともに、地域の活動を通じて社会性や職業観を学ぶことを重視しています。生徒たちは、丹波のために、やりたいことを考えて行動し、地域の方々と協力しながら、自らの思いを実際の形にしていきます。

 本校のスローガンは、「輝く地域の星となれ 一人一人が主人公」です。
 地域に根ざした小さな学校だからこそできる、新たなことへの創造と挑戦を通じ、生徒も教職員も一人一人が主人公になってほしい、との願いがこもっています。生徒一人一人が可能性を伸ばし輝きを放つ教育活動を実践しながら、地域を知り、地域を愛し、将来はふるさと丹波の担い手となる人材を育成する地域密着の学校づくりを進めています。

 保護者の皆様、卒業生の皆様、地域の皆様、そしてこのホームページをご覧いただいている皆様には、これまでと同様、今後とも本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和6年4月1日
21代校長  中西 孝弘

校長たより

校長たより

1学期終業式

7月19日(金)1学期終業式を行いました。校長式辞では、「人間の意識の力」を体験してもらいました。

「できる」「余裕」「簡単」「勝つぞ」・・・という意識を持てば、さまざまなチャンスをつかむことができます。逆に、「無理」「できない」「どうせやってもムダ」「めんどくさい」「うっとおしい」「だるい」・・・という意識を持ってしまうと、チャンスを逃し、本来できるはずのことさえもできなくなってしまいます。

夏休みには、これまでの学校生活とは少し意識を変えて、いろんなものを見て、聞いて、感じてください。意識を変えることで、今まで見えなかったものが見えてきます。小さな幸せが見えてくるかもしれません。

9月2日(金)2学期始業式。全員が、大きな事故や怪我、病気などなく、元気にそろうことを願っています。有意義な夏休みを過ごしてください。

吹奏楽部・サブカルチャー(茶華道)部

7日(日)多可町文化会館(ベルディーホール)で行われたブラスフェスタに行ってきました。氷上西高校と多可高校の吹奏楽部が、合同で出演しました。顧問の中澤先生と富永先生も出演されていました。両校とも部員が少ないので、今後も一緒に活動する機会が増えれば・・・と思います。
吹奏楽部は、15日(月・祝)に青垣住民センター西側「青垣ひろっぱーく」で行われるリニューアルオープンイベントでも演奏します。今度は、青垣中学校吹奏楽部との共演です。そちらも楽しみにしています。

10日(水)サブカルチャー(茶華道)部の活動を見学しました。中島先生のご指導のもと、和やかな雰囲気で活動していました。私自身、茶道の作法には詳しくありませんが、部員の皆さんにいろいろ教えてもらいながら、お茶を楽しみました。
3年生の足立眞白さんは、3年間の活動経験があり、非常に落ち着いた振る舞いでした。2年生の3人はまだまだこれからかな・・・学ぶことが多くて大変そうです。これからの頑張りに期待しています。ほっとする時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

ふれあい体験

7月1日(月)から5日(金)まで、1学期期末考査を行いました。本日(5日)無事に終了しました。生徒の皆さん、お疲れさまでした。
テストが終わり部活動再開、という人もいるでしょう。最近は蒸し暑い日が続いています。熱中症にはくれぐれも注意しながら、体を徐々に慣らしてください。

今回は、テスト前に行われた1年生の「ふれあい体験」について書きます。

28日(金)1年生の家庭基礎(中澤先生)の授業で、認定こども園あおがきを訪れ、ふれあい体験を行いました。私が見に行ったときは、ちょうど玉入れを始めるところでした。

そら組(5歳児)のみんなは礼儀正しくて元気いっぱい、西高の1年生も負けじと元気でした。玉入れが始まると、1年生は情け容赦なく必死になり、そして・・・園児たちに勝ってしまいました。

園児たちのくやしそうな表情に少し心が痛みましたが、玉片付けでは園児たちが勝ち一件落着しました。最後には、園児たちとタッチをして退場しました。その光景を見て、心が洗われ、優しい気持ちになり、元気をもらいました。

園の先生方からは、認定こども園あおがきを卒業した1年生もいると聞き、懐かしい顔を見ることができてよかったと言っていただきました。また、園の先生方と談笑する1年生の姿も見られました。
園児たちや園の先生方には、大変お世話になりました。これからもどうぞよろしくお願いします。

オオムラサキ放蝶会

25日(火)青垣小学校の3年生を招いて、オオムラサキ放蝶会を行いました。丹波の森公苑の角谷様にも専門家としてご来校いただき、解説等をしていただきました。丹波の森公苑様には、毎年ご支援をいただいています。ありがとうございます。

西高生によるオオムラサキ講座の後、幼虫やサナギを観察し、実際に触れてもらいました。最後には全員で放蝶を行いました。小学生たちが目を輝かせながらはしゃぐ姿が印象的でした。

西高での飼育担当の中心は藤澤先生です。藤澤先生によると、今年はオオムラサキの生育に関して少し心配なことが起こっている、とのことです。
①今年は6月6日に最初の羽化を確認。近年、羽化がかなり早くなっています。
②今年のオオムラサキは、ほとんどが雄。雌が少ないため、産卵してくれるかが心配です。
③今年のオオムラサキは、例年以上に羽が痛んでいます。

丹波の森公苑の角谷様によると、
①丹波の森公苑では、今年は羽化が遅れている。
②雌は雄より2週間ほど遅く羽化する。今、幼虫やサナギでいるものが雌になる可能性もある。
とのことでした。

近畿総体

近畿総体を観戦してきました。


☆15日(土)ボクシング部田村さん、女子ライトフライ級で決勝進出☆彡

大阪朝鮮中高級学校で試合が行われました。対戦相手は、和歌山高校のNさん。初めて対戦する相手ですが、中学の時に日本一になっている強豪でした。

素人目ですが・・・構えた姿に、いい意味で力が抜け、余裕が感じられました。狙いを定めて、パンチを繰り出す瞬間にスピードを上げる、そんなレベルアップが見られました。試合は相手を圧倒し、3-0の判定勝ちで、決勝進出を果たしました。

(決勝は翌日の16日(日)、ライフル射撃部と日程が重なり、観戦できませんでした・・・)

決勝の対戦相手は、近畿最強の大阪府羽衣学園高校のMさん。善戦したものの、0-3の判定負けで2位となりました。これまでの対戦で最も善戦したと聞きました。

そして、女子ライトフライ級からは2人が全国へ出場できるということで、2年連続の全国インターハイ出場を決めました!強豪ひしめく中での出場決定は、見事としかいいようがありません。次の目標へ向かって、全国でまず1勝、を願っています。


☆16日(日)ライフル射撃部横谷君、ビームピストルで9位☆彡

大阪府能勢ライフル射撃場で試合が行われました。本格的なライフル射撃場で、独特の雰囲気がありました。かなり暑くて、じっとしていても汗が出るような環境。集中力を持続させるのは、なかなか難しいと感じました。

結果は501点。県総体の491点を上回る得点を出しました。特に最後の2発、59発目・60発目は、連続で満点の10点を出しました。精神的な強さを感じさせてくれた競技内容でした。

順位は2点差の9位。8位までがファイナル進出だっただけに、悔しい思いもしましたが、大健闘でした。兵庫県から出場した選手の中では3番目、というところにも成長の跡が見られました。

横谷君はこれで引退となります。今回の経験は、今後の高校生活やこれからの人生に活かされることと思います。引き続き、後輩の指導もよろしくお願いします。

第1回(?)体育祭

8日(土)体育祭を実施しました。風がかなり強かったものの、爽やかな快晴の1日でした。これまでは「体育大会」と呼んでいましたが、49回目を迎える今年、初めて「体育祭」としました(今回を「第1回体育祭」と呼ぶかどうかは、もうしばらく検討します)。

応援旗の部では、第1学年が優勝しました。遠くから見ると、夕焼けを思わせるグラデーションが映えました。予行では全く飛べなかった大縄飛びが、1日で見違えるように飛べるようになったことに驚きました。

競技の部では、第2学年が優勝しました。綱引きでは、一斉に全員が上を向くという体勢が見事でした。パフォーマンスバトルでは、昨年とガラッと雰囲気を変え、さすがと思わせる団結力を見せてくれました。

パフォーマンスバトルの部では、第3学年が優勝しました。あのパフォーマンスは凄かった!体が震えるような感動を、久々に感じさせてもらいました。途中から、涙を流しながら見入っていました。3年生にとっては高校生活最後の(そして、おそらく人生最後の)体育祭となりましたが、今後の人生における大きな財産になったと思います。

準備を進めてくれた生徒会をはじめとする生徒の皆さん、いろんな面でサポートしてくださった先生方・PTAの皆様、ボランティアとして運営補助をしてくれた青垣中学校の生徒の皆さん、生徒たちに熱い声援を送ってくださった保護者の皆様・地域の皆様、本当にお世話になり、ありがとうございました。

改めて「氷上西高校の体育祭最高!」と思いました。

体育祭予行

明日8日(土)に体育祭を開催します。今日7日(金)は明日の本番に向けて、午前は会場準備や予行、午後は学年別練習を行いました。

今日は、ほぼ全員が学校指定の体操服を着用しています。氷上西高校の体操服は「赤色」です。真っ赤な姿もなかなか見応えがあります。ちなみに明日は、各学年ごとのTシャツ姿になります。

今年は、吹奏楽部の人員が増えました。中澤先生、富永先生、事務室の壇さんも加わっています。体育祭の開会式や閉会式での演奏が、かなり華やかになりそうです。

午後の学年別練習では、恒例のパフォーマンスバトルへ向けて、大きなかけ声が響いていました。どの学年も気合い十分で、明日が楽しみです。

保護者の皆様、地域の皆様、お時間が許すようでしたら、ぜひ氷上西高校の体育祭にお立ち寄りください。生徒たちへ熱いご声援を送っていただければありがたいです。よろしくお願いいたします。

県総体

26日(日)県総体を観戦しました。ボクシング部は西宮香風高校で、ライフル射撃部は明石西高校で、大会が行われました。

☆ボクシング部・田村さん、女子ライトフライ級優勝、近畿大会へ☆彡

対戦相手は、昨年度と同じ芦屋学園高校のMさん。試合は(素人目ですが)両者とも昨年よりスピードが上がり、成長を感じました。そんな中、田村さんは積極的に前へ前へと出て、相手を圧倒しているように見えました。
判定結果は2-1の勝利。専門的なことはわかりませんが、改めてボクシング競技の難しさを感じました。とりあえず第一関門突破です!
神戸新聞NEXTの記事は→こちら(会員でないと全文は読めません)

☆ライフル射撃部・横谷君、ビームピストル5位、近畿大会へ☆彡

ボクシング会場の西宮香風高校から、ライフル射撃会場の明石西高校へ大急ぎで移動しました。明石西高校に到着したときには、ビームピストルは終わり、ビームライフルの試射が始まっていました。
ビームピストルの得点は491点。本番で大自己ベストを出したそうです。男子4位で全国大会は逃したものの、男女あわせて5位に入り近畿大会出場を決めました。昨年全国・近畿に進めなかった先輩のリベンジを果たしてくれました!

(日程が重なり、今年も観戦することはできませんでしたが・・・)
☆トライアスロン・金井君、県高校選手権で1位☆彡

26日(日)「みんなのチャレンジトライアスロンin丹波青垣」に出場。この大会は県高校選手権を兼ねており、昨年に続いて1位になりました。
しかし今年は、他府県の高校生に敗れて全高校生では2位。悔しい思いをしていると聞きました。7月の全国大会での更なる奮起に期待しています。

さらに・・・
☆陸上競技部・五十川君、砲丸投、県大会出場☆彡

5月11日(土)明石公園陸上競技場(きしろスタジアム)で行われた丹有地区予選を突破し、県総体に出場しています。
県総体は、31日(金)神戸ユニバー記念競技場で行われましたが、平日のため観戦することができませんでした。顧問の先生から、写真を送ってもらいました。

校門前には、昨年度の卒業生が贈ってくれた卒業記念品の横断幕が掲げられました。「輝く地域の星」としての活躍、嬉しい限りです。

トビタテ!ポーランドへ2

3年生の足立花穂さんと校長室で話をしました。並々ならぬ思いの強さとレベルの高さを感じました。
8月1日から2週間、ポーランドへ留学します。滞在する都市は、クラクフ、ワルシャワ、チェンストホバ。チェンストホバは、足立さん曰く「ポーランドの精神的首都」だそうです。練習曲は、ショパンのエチュード10-10、10-11、10-8、ノクターン9-3、さらにいくつかのワルツ。調べてみると、かなり難易度の高い曲です。クラクフ音楽大学とショパン音楽大学でレッスンを受けます。

改めて応募書類を確認しました。5000字以上の文章を書き上げ、内容も素晴らしいものです。その中の応募理由(ほんの一部)を紹介します。

『将来自分の演奏で地域の人々に感動を届け、皆を笑顔にして元気づけ、地域の活性化を図りたいという私の思いを、実現に近づけてくれるきっかけとなると確信しました。事前学習では日本全国から集まった高い志を持つ高校生の方々と出会うことができ、渡航するまでの間にもお互いを高めあえることができると知りました。非常に音楽に関わりの深い生活をされているポーランドの人々を目の当たりにし、その中で自分自身も沢山のことを学び、将来の夢の実現に近づけたいです。』

ちなみに、私とショパンとの出会いは映画「さびしんぼう」でした。1985年公開、監督は大林宣彦さん(2020年に亡くなられましたが、一世を風靡した監督)、主演は富田靖子さんと尾美としのりさん(お二人とも現在も活躍中)。広島の尾道を舞台とし、「転校生」「時をかける少女」とあわせて「尾道三部作」と呼ばれています。
映画全編にショパンの「別れの曲」が流れ、「別れの曲」が中心となってストーリーが進んでいきます。私の青春時代、お気に入りの映画の一つです。この映画がきっかけで、ショパンにもはまりました。

完全定時退勤日

9日(木)は「完全定時退勤日」でした。先生方の勤務終了時刻の16:50にあわせて、生徒も先生も事務室の方も、全員が一斉に下校・退勤します。昨年度に月1回から始めて、今年度からは月2回実施しています。

今年度新しく来られた先生方は、最初戸惑われていました。「本当に定時に退勤するんですか」と聞かれたこともありましたが、徐々に定着してきました。生徒たちは慣れた様子で、部活動をしていてもうまく時間の管理を行い、16:50には校門を出ています。

月2回の実施日については、先生方の仕事や生徒たちの部活動などに影響が出ないように日程調整をして、事前に行事予定に組み込んでいます。その日にあわせて計画的に仕事を進めていき、当日に仕事を持ち帰ったり、翌日に仕事を持ち越したりすることがないようにしていきたいと考えています。

生徒も先生も事務室の方も、リフレッシュする時間をとりながら、毎日を元気に過ごしていきましょう。できれば「完全定時退勤日」以外の日も、早く帰れる日は早く帰る、でいきたいものです。健康第一です。

以下の写真は、9日(木)17:00の学校の様子です。