校長たより

2024年4月の記事一覧

ギンモクセイの実

今週は、21日(日)22日(月)1年生オリエンテーション合宿、22日(月)2・3年生進路探究バスツアー、25日(木)部活動総体壮行会と、多彩な行事がありました。これらの様子については、先生方が記事を投稿してくれています。学校生活の様子や行事特設ページは、こちらからご覧ください。

ここでは先日、ふと気づいたことについて書きます。
毎朝、校務員の石井さんが玄関周りの掃除をしてくださっています。25日(木)の朝には、玄関前でいっぱいの実を集められていました。
よく見てみると、玄関に向かって右側にあるギンモクセイに、たくさんの実がついていました。一方、左側にあるキンモクセイには、全く実はついていません。

調べてみると、日本にあるキンモクセイには実はつかないようです。キンモクセイはイチョウと同じ雌雄異株(雌花と雄花を別の株につける植物)ですが、日本には雄木しかありません。キンモクセイは雄木の方が花付きがよく、江戸時代に中国から雄木が輸入され、その後挿し木で増やされたのだそうです。
どうやら氷上西高校のキンモクセイ・ギンモクセイは、雄木・雌木のペアのようです。(昨年10月のキンモクセイ・ギンモクセイの記事は→こちら

高源寺坐禅体験

16日(火)1年生の高源寺坐禅体験を実施しました。今年は、その様子を少しだけ覗くことができました。

昨年のブログでは「座禅」と書きましたが、正しくは「坐禅」と書くようです。「坐」は座る行為を表し、「座」は座る場所を表します。「ざ禅」においては行為が重要であると考え、「坐禅」がよりふさわしい表記とされています。

当日は、山本住職様からさまざまな教えを受けました。特に、坐禅の2つの目標 ①自分の呼吸に集中する ②足が痛いのを我慢する を強調されました。集中力と忍耐力は、学校生活や将来においても必要とされる力です。

これから西高で過ごしていく中で、好きなことだけでなく嫌いなことにも取り組まなければなりません。嫌いなこととどう向き合うか。今回の坐禅を通じて、自分の心に問いかけてみてください。

以下は、高源寺で撮影した写真です。
300年ぶりに大改修された仏殿。4月29日(月)に落慶法要があります。

苔の帽子をかぶった石像。昨年テレビで取り上げられていました。

始業式・入学式

8日(月)午前に始業式、午後に入学式を行いました。

始業式の校長式辞では、「ア・ヒ・ル」の話をしました。
 ア:あいさつをする
 ヒ:人の話を聴く
 ル:ルールを守る
これらは、大人になってからも大切なことです。生徒の皆さんはもちろん、先生方にも心がけてほしいと思います。

入学式の校長式辞では、「校訓」の話をしました。
 自主:誰かに指示される前に行動できる
 互譲:思いやりを持って互いに譲り合う
 責任:自分に与えられたことを最後まで果たそうとする
校訓は、本校の「不易(いつの時代においても必要とされるもの)」の1つです。ことあるごとに思い返しましょう。

入学式で、ダンス部とギター部の人たちが、校歌を披露してくれました。高らかな歌声、ありがとうございました。西高では、毎日放送で校歌が流れます。新入生の皆さんも、一日も早く歌えるようになってください。

当日は、全校生欠席なし!でした。全校生が元気な姿で西高に勢揃いしたことは、何よりも喜ばしいことでした。しかし、無理は禁物です。自分のペースをつかむまでは、しんどいときは休みながら、ゆったりとスタートしていきましょう。

令和6年度スタート

4月1日(月)新着任の先生方を迎えました。今年度は異動が多く、職員室の雰囲気も少し変わったように感じます。しかし、「西高生のために」という強い意志は変わらず、皆さんの熱い思いが感じられます。

4日(木)は新入生登校日でした。新入生たちの緊張した様子が印象的でした。最上級生・中堅学年となる皆さん、3学期に話した「恩送り」をよろしくお願いします。先輩として、新入生を温かく迎え入れてください。

学校では、水仙や桜の花が美しく咲き誇り、新入生を歓迎する雰囲気を作り出しています。週明けは少し天気が悪そうですが、春らしい暖かい日が続きそうです。8日(月)に、新入生を含む全校生徒が、元気な姿で西高に勢揃いすることを楽しみにしています。