校長たより
氷上西高校校歌2番解説
8月18日のブログに続いて、今回は校歌2番の解説をします。2番のテーマは「伝統産業と土に生きる郷土の人々」です。
♪2番♪
燃えさかる雲凝る山西の
丹波の国原はたての狭路を
杼筬の往き来たゆまぬ手業
思えや土と祖らの生きざま
氷上西高 氷上西高 競いて励む
<言葉の意味>
燃えさかる雲:燃えるようにさかんに湧き出る雲
凝る:形をなす。寄り集まる。
山西:町村合併前の丹波の地区名の一つ。五台山、烏帽子岳を含む山なみの西側、氷上町の北部と青垣町一帯をさす。
丹波(たにわ):たには→丹波の語源かと言われる谷端・田庭(たには)から来た音(おん)。丹波のこと。
はたて:はて。限り。
狭路:狭い路。谷あいの地佐治のことをさす。
杼筬:機織りの道具。杼は緯糸(よこいと)を通し、筬は経糸(たていと)を整え、緯糸を押し付ける。杼筬が忙しくたてよこに往き来するうちに織物が布になっていく。
たやまぬ手業:普段の努力と勤勉に支えられた手仕事。伝統産業としての佐治木綿、いわゆる丹波布を示して、地場産業を象徴している。
<大意>
燃えさかるかのように、さかんに湧きおこる雲が、くっきりと形をなすこの山西の地、丹波の氷上のはて、谷あいの地佐治には、杼筬のいききが途切れない。
そのごとく、勤勉に支えられた手仕事が今も生きている。
思いみよ。土の恵みと祖先の生きざまを。
氷上西高生はそれらを心に刻んで、競って勉励する。
*****
5月5日のブログで書いた「丹波布」のことが、校歌の歌詞に盛り込まれていたとは・・・! 強い郷土愛が感じられる歌詞です。
3番についても、また後日解説します。
(写真の掲載はありません。想像力を働かせて、校歌の雰囲気を楽しんでみてください)
am×clos kitchen
7日(木)の昼休み、am*amさんによるam×clos kitchen(キッチンカー)が来校しました。1学期にもお世話になり、毎週木曜日の楽しみになっています。( am*amさんのHPはこちら → https://amam.fun/ )
メニューは、各種ライスボウル全4種類。①ジャポネライスボウル、②ポークシチューライスボウル、③ハンバーグハヤシライスボウル、④洋食キーマカレー。どれもクオリティが高く、普通の学食では味わえない美味しさです。
1学期に4種類全てを制覇しました。私の一番のお気に入りは「ジャポネライスボウル」です。初めて食べたときは、口に入れた瞬間に「ウマッ!」と唸ってしまいました。食べ物で久々に感動しました(これはあくまで私個人の感想です)。
というわけで、2学期は「ジャポネライスボウル」からスタートです。これにサラダとスープをつけるのが私の定番です。
しかし、2学期になって新メニューが追加されていました。そちらも気になる。。。am*amさん、これからもお世話になります。どうぞよろしくお願いします。
無理・・・かどうか、とりあえずやってみよう
9月1日(金)第2学期始業式を行いました。校長式辞では、「とりあえずやってみる」ことが「無理を可能に変える第一歩になる」ということを、皆さんに体験してもらいました。
あの漢字の覚え方2つをここに掲載しておきますので、必要なときに見返してください。
①リンカーンはアメリカンコーヒーを三杯飲んだ
②キカンキワ 凶、、、、 ヒミ
人間の脳は、非常に効率的に機能します。無理だと感じた瞬間、脳は活動を停止させてしまいます。やっても無駄なことに、脳はエネルギーを発揮しません。
例えば、受験勉強において、「こんな大学に受かるわけがない、無理!」と考えながら勉強するのと、「なんとか頑張れば受かるかも!」と考えながら勉強するのでは、脳の働きに何倍もの違いが生じます。無理だと思うと脳は本来の働きをしないので、無理だと思えば絶対に無理になってしまいます。
2学期は、「無理」でとまらずに、「無理・・・かどうか、とりあえずやってみよう」を口癖にして、さまざまなことに挑戦しましょう。この考え方の重要性は、生徒の皆さんだけでなく、教員や保護者の方々、地域の方々にも共通することです。
eスポーツ部~まもなくスタート
準備が遅れていたeスポーツ部。2学期から少しずつスタートできそうです。
丹波市高校魅力化支援事業の第一弾として、西高のeスポーツ部設立に支援していただきます。西高魅力化推進協議会の設立には時間がかかりましたが、8月4日に総会を開催し、無事に交付が決定されました。お世話になった丹波市教育委員会、佐治倶楽部、芦田集学校、青垣地域自治協議会連合会の皆様に感謝申しあげます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
西高では、活動場所として、第4選択教室(特別教室棟2階)を整備中です。必要な機材等の発注は完了しており、今日の時点で、パーテーション、ラグマット、ルーターが届いていました。まもなく実際に使用する機材が入ってくる予定です。9月4日には専用回線工事を行います。
2学期になると、部員募集、機材接続、アカウント作成と忙しくなりそうです。業者任せでなく、教員と部員も一緒にセッティング等を行っていきます。さらに今後、大会への参加や、他校・地域の方々とのゲーム交流会の実施、西高主催の大会開催も計画しています。
多様な人々が交流する場をつくることで、西高と地域の活性化を図っていきます。将来の丹波市を担う人材育成や魅力ある丹波市の実現につながっていくことを期待しています。
氷上西高校校歌1番解説
最初は難しいと感じた校歌も、徐々に歌えるようになってきました。歌えるようになってくると、今度はその意味を知りたくなりました。
西高の先生方に聞いてみましたが、校歌の詳しい意味については誰も知らないようでした。そこで校長室を探してみると、校歌の解説文書が見つかりました。今回はそれをもとに、校歌の解説をします。
1番のテーマは「古い歴史を持つ豊かな自然に満ちた郷土」です。
♪1番♪
氷の水上よ舞う風花は
生々流転の歴史の証
青垣山も真澄の空も
寄り来て涵す流れぞ産土
氷上西高 氷上西高 応えて発く
<言葉の意味>
氷の水上:加古川の古称に氷の川(ひのかわ)というのがある。佐治川のこと。佐治の地。
風花:雪のこと。寒冷地を示す。
生々流転:万物は永遠に生死をくりかえし、絶えず移り変わっていくこと。
青垣山:濁らず「あをかきやま」という。青々として緑の垣根のような山々をいう。(青垣の地に連なる山々をさす。)
真澄の空:澄み切った空。
産土:生まれた土地。または土地の守り神のこと。
応えて発く:郷土の期待、要望に応えて開校する。
<大意>
佐治の地こそは、昔氷の川と呼ばれた加古川の源である。
この地に舞う雪は生々流転の歴史を身をもって表すかのように降る。(次々と生まれては消え、変化しつつ、限りもなく降ってくる。)
青垣の山々をも、くもりなく澄んだ空をも、水面に浮かべ浸して、いくつもの川は流れ寄り、佐治川へと注ぐ。その流れこそは我々の心のふるさと、郷土の象徴である。
いまここに氷上西高は、郷土の期待に応えて開校し、伸びていこうとする。
***
壮大な意味を秘めた歌詞です。開校当時の郷土の期待感も伝わってきます。2番や3番についても、後日解説したいと思います。
(今回は写真の掲載はありません。想像力を働かせて、校歌の雰囲気を楽しんでみてください。)
SPLASH!! 丹波!! 2023
8月8日(日)、県立丹波年輪の里で「SPLASH!! 丹波!! 2023」が開催されました。「SPLASH!! 丹波!!」は丹波最大の水祭り。丹波青年会議所が主催され、今年で5度目の開催だそうです。西高からは、探究班、ものづくり部、ダンス部が参加しました。
(スプラッシュエリア:探究班)
1年生は、制限時間内に水鉄砲を駆使して、トイレットペーパーで吊るされた景品を落とすというイベントを開催。小さな子どもたちの大行列ができていました。落とせなくて悔しがる子、落として大はしゃぎする子。その元気さや必死さを見て、こちらも元気をもらいました。
2年生は、水鉄砲を使ってコップをいかに倒すかのチーム戦を開催。これも、必死に取り組む子どもたちの姿に癒されました。また、西高の生徒たちの案内や声掛けも良かったです。
(スプラッシュステージ:ダンス部)
探究フェスの時と比べ、ダンスが更に洗練されている印象を受けました。特に最後のダンスはストーリー性があり、興味深かったです。8月13日に大会が控えているとのこと。ギリギリまでブラッシュアップに取り組んで、頑張ってほしいです。
(SPLASH!! タイム!!)
すごかった。服装をミスってしまいました。
「SPLASH!! 丹波!! 2023」とても素晴らしいイベントでした。暑さを吹き飛ばすいい1日が過ごせました。まさに地域活性化。これからも西高が少しでもお手伝いできれば・・・と感じました。
徒然なるままに・・・
☆30日(日)探究フェス
当日は、丹波市長の林様、丹波市市議会議員の小川様をはじめ、中学生の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様と一緒に、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。大成功だったと思います。
詳細な記事は「学校生活の様子」に掲載してあります→こちらまで。写真は、水族館で撮影したアカハライモリ。妙に見つめてくるので、気になりました。
☆3年宮垣さん、留学中
留学前の20日(木)に校長室に来てくれて、現地での生活予定を話してくれました。写真は、平日・休日の生活予定。なかなかハードそうです。体調に気をつけて頑張ってください。
現地からレポートを送ってくれることになっています→1回目はこちら。また、ツイッター改めXでもレポートしてくれています。
☆1年田村さん、ボクシングIH
8月2日(水)に準々決勝を戦いました。相手は九州チャンピオン、大分県宇佐高校2年生の山田選手でした。身長が170cmほどあり、リーチが長くて、体格差が大きかった・・・。
ラウンド間に兵庫県チームが、大きな声で応援してくれました。善戦しましたが、2ラウンドでRSC(Referee Stop Contest)となりました。しかし、次に向けてのいい経験になったと思います。これからも期待しています。
☆最後に・・・入道雲
ある場所でふと空を見上げると、あまりに大きな入道雲が見えて、思わずカメラを向けました。とんでもない暑さが続いています。皆さん熱中症には気をつけて、くれぐれもご自愛ください。
バンドフェスタ 25th
7月23日(日)、丹波市アマチュアアーティスト育成事業の1つ「バンドフェスタ」に行ってきました。「アマチュア」と「アーティスト」のそれぞれの頭文字"A"をとって「A2事業」と言うそうです。市島町のライフピアいちじまで開催されました。
バンドフェスタは、今年で25回目の記念開催。コロナ禍を乗り越え、4年ぶりに制限のない形で行われました。氷上西高校ギター部だけでなく、柏原高校、三田学園、福知山成美、京都共栄学園、さらに一般のバンドも数多く出演されていました。
まず、Junior Stage(特設ステージ)に1年生の2つのバンドが出演したそうですが、時間の都合で観ることができませんでした。申し訳ないです。
Main Stage(ホール)では、2年生のバンド「A・BECK」が出演しました。演奏した曲は全く知らない曲でした(世代的には、一般のバンドが演奏した「六本木心中」ぐらいしかわからない・・・)。まだ初心者レベルとのことでしたが、なかなかどうして。他の高校生バンドに決して引けをとっていなかったです。特に、澄んだボーカルとイカしたギターが印象的でした。
さらに、西高ギター部顧問である丹生先生が率いるバンド「パンダ飯店」も出演。演奏された3曲はすべてオリジナルとのこと。初めて聴いたにも関わらず、体が自然に動き出してしまうほど、とてもいい曲でした。そして何と言っても・・・丹生先生のボーカルに惚れました。
子どもからお年寄りまで、世代を超えて音楽を楽しんで、交流を深めることができる場に触れて、いい一日になりました。西高ギター部の次回の出演も楽しみにしています。
意識を変えると見えなかったものが見えてくる
7月20日(木)1学期終業式を行いました。校長式辞では、動画を通して「人間は意識したものしか見えない」ことを体感してもらいました。動画を再確認したい人のために、YouTubeのリンクをはっておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=IGQmdoK_ZfY
ちなみに…終業式で動画を見た皆さんは、最初は見えなかった「アレ」を、もう見てしまいました。一度見てしまうと、自分で意識しないように心がけても、時間がたって忘れても、「アレ」が見えないということは今後一生起こりません。それは「アレ」が潜在意識に記憶されてしまったからです。潜在意識に記憶が残っているため、無意識のうちに脳がそれを意識してしまいます。(ネタバレがないように「アレ」という表現を使っています)
夏休みには、いつも見ているなにげない日常を、少しだけ意識を変えて見てみてください。すると、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。少し意識を変えて、いろんなものを見て、聞いて、感じてください。そうすることで、小さな幸せに気づくことができるかもしれません。
9月1日(金)2学期始業式。全員が、大きな事故や怪我、病気などなく、元気にそろうことを願っています。素敵な夏休みを過ごしてください。
(今回、写真はありません。使用したPowerPointのスライドを2枚だけ示します。(文字だけですが…))
Sailing KOBE 2023
7月8日(土)神戸市のメリケンパークで開催された Sailing KOBE 2023 に、西高ダンス部が出場すると聞き、観に行ってきました。
Sailing KOBE とは、2021年、コロナ禍で踊りの活動が制限される中で、「大好きな踊りの文化を次の世代に残していくためにできることは何か」と考えた学生さんたちが集まって始めたイベントだそうです。
当日は、心配された雨も何とかパラパラ程度でおさまり、絶好の踊り日和(?)になりました。そして、さすが神戸!とんでもない数の人であふれかえっていました。
他の高校や大学のダンス部も出場していました。100人ぐらいいる?というよさこいのチームもありました。そんな中、西高ダンス部は、少人数ながらも結構な盛り上がりを見せてくれました。知らないお客さんとのコミュニケーションも取り、熱い声援や拍手をもらっていました。顧問の神崎先生も出演し、キレッキレのダンスを披露してくれました。
正直なところ、ダンスのことはよくわかりません。でも、シンプルに「楽しかった」です。そう思えたことが一番ではないかと思います。個人的なことですが、メリケンパークは若い頃よく遊びに行った場所です。「楽しかった」のは、久しぶりのメリケンパークでテンションが上がっていたこともあったかも・・・
紙一重の勝負~高校野球兵庫大会1回戦~
☆氷上西・生野9-10X姫路商 最大8点差を追いついたが・・・☆彡
7月2日(日)、雨の影響で1日遅れて兵庫大会が開幕しました。氷上西高校は生野高校との連合チームで、姫路商業高校との1回戦に臨みました。氷上西は選手6名とマネージャー1名。選手は全員が3年生で、これが高校最後の大会です。
序盤に8点差までリードを広げられ、コールド負けもあるかもしれないと思いましたが、選手たちはそんな気持ちを全く持っていませんでした。
8回表で同点に追いつき、8回裏に1点を失いましたが、9回表にはツーアウトランナー2・3塁、一打逆転という場面まで相手を追い込みました。スタンドでは氷上西・生野の応援団が一体となって、お祭り騒ぎでした。しかし、紙一重のところで及びませんでした。
最後まで本気で「勝つ」という気持ちを持ち続けたからこそ、もう一歩のところまでいけたと思います。淡路佐野球場のスタンドはかなり暑かったけれど、氷上西・生野の試合はもっと熱かったです。感動的な試合を見せてもらい、本当にありがとうございました。
翌朝、選手・マーネージャーの皆さんが挨拶に来てくれました。ただ、期末考査に「ノー勉」で臨むと聞いて心配になりましたが・・・大丈夫でしたか?
試合の模様(動画)は「バーチャル高校野球」で全て観ることができます!
https://vk.sportsbull.jp/koshien/video/abc/localtournament_nocut/hyogo/koya105_localtournament_nocut_hyogo_2023_10.html
授業公開週間
先週の6月19日(月)から23日(金)まで、授業公開を実施しました。中学校の先生・保護者・生徒の皆さん、本校の保護者の皆さんなど、数多くの方々にご来校いただきました。受付を担当した事務の方も、来校者の多さに戸惑うほどでした。生徒たちにとっても、大きな励みになったと思います。
お帰りになる際に「来校者カード」にご意見・ご感想を書いていただきました。いただいた意見や感想は、全教職員で情報共有させていただいています。その中のいくつかを紹介します。
・中学校の時にリーダーではなかった子が、ハキハキ頑張っていてとてもうれしかった。
・学校が楽しいと、よい表情で返してくれる姿に感動しました。
・生徒達がそれぞれのテーマについて、前向きに自発的に取り組んでいる姿が印象的でした。何より楽しんで活動できている。多くの笑顔が見られる。
私も、授業公開週間中にウロウロさせていただきました。多人数で行われる座学の授業は、さすがに厳しそう・・・一方、少人数のグループで話し合う授業は、とても活発な議論がなされていました。
探究の授業では、7月30日(日)に行うフェス(詳細はこちらを参照)について話し合っていました。あるグループから質問されました。「お湯を沸かすために、木を燃やしてもいいですか?」「ごめん、わからない」と答えましたが、そのあと自分たちで、丹波市消防本部や青垣住民センターに問い合わせていたようです。その行動力に驚かされました。
なお、授業公開週間中の様子は、授業中にカメラを向けることができず、撮影できませんでした。代わりに、29日(木)から始まった期末考査中の様子を、外からこっそり撮影しました。悔いが残らないよう、最後まで全集中で頑張ってください。
ボクシング近畿高校総体
☆1年田村さん、全国インターハイ出場決定☆彡
6月17日(土)、京都廣学館高校で行われたボクシング近畿高校総体の応援に行ってきました。1年田村さんが、兵庫県代表として女子ライトフライ級に出場しました。
準決勝で対戦したMさん(大阪府・羽衣学園高校)は、かなりレベルの高い選手でした。中学時代には全国制覇を果たし、今夏にカザフスタンで開催されるアジアジュニア選手権に日本代表として選出されています。
試合が始まると、さすがに凄い動きをします。対する田村さんも決して引けをとらず、対抗していました。しかしながら、惜しくも3ラウンドでTKO負けとなりました。この試合の様子はYouTubeにアップされています。(https://www.youtube.com/watch?v=fs3FR5I8z4k)
目標とするレベル・超えなければならない壁を経験し、さらに大きく成長するきっかけになったと思います。田村さんを見ていると、しっかり上を見据えていると感じました。
翌日の18日(日)、Hさん(滋賀県・能登川高校)が決勝でMさんと対戦しました。結果は1ラウンドでのTKO負けだったそうです。Mさんはアジア大会出場のため、インターハイ出場を辞退。Mさんとの試合内容が考慮され、田村さんのインターハイ出場が決まりました!
インターハイ(全国高校総体)のボクシング競技は、8月1日から4日まで北海道の札幌市中央体育館で開催されます。現状に満足することなく、全国大会でさらに経験を積み、より高いレベルを目指してください!これからも応援し続けます!
体育大会「宣戦布告」
スローガン「宣戦布告」のもと、6月10日(土)に第48回体育大会を実施しました。3年生が1・2年生の前に壁となって立ちはだかり、競技・応援旗・パフォーマンスの3部門とも優勝。その活躍の様子は、「学校生活の様子」や「丹波新聞」の記事をご参照ください。ここでは、3年生の活躍以外で、個人的に感じたこと(ほんの一部)を記します。
【応援旗】
1年生の応援旗は、草木染めをしていたそうです。丹波布伝承館にお願いして、渋い桜色(?)に染めてもらっていました。全て生徒たち自身の発案だったとか。草木染めをしてもらおうという発想力や、直接出向いて実現した行動力に驚きました。
【大縄跳び】
3年生の108回も立派でしたが、2年生の74回にも感心しました。2年生はゆっくり着実に跳ぶというスタイル。1・3年生と異なる雰囲気でしたが、落ち着いた感じが妙によかったです。
【パフォーマンスバトル】
採点者泣かせ。優劣をつけるのはムリです。どの学年も最高でした。
【乗り物リレーの一輪車】
3走の一輪車は難しい。どんなに時間がかかっても、最後まで諦めずにやりきった。どんなに時間がかかっても、周りの人たちが温かく見守った。そんな時間が流れたことに、ほっこりとした気分になりました。
【PTAの皆さん】
駐車場整理や受付、飲み物やタブレットでのサポート、本当にお世話になりました。特に駐車場整理に関しては、朝から夕方まで生徒の安全面にも配慮していただきました。その心遣い、本当に感謝しています。
【青垣中学校の生徒さん】
ボランティアとして、フル回転で活動してくれました。急遽、靴飛ばしに参加してもらいましたが、一緒に楽しんでくれたようです。今度は、西高から青中へボランティアに行くことができれば・・・。
【生徒会の皆さん、先生方】
当日の進行はとてもスムーズでした。それは、生徒会の皆さんや先生方の、周到な準備があったからこそだと思います。また、硬式野球部の皆さんも、用具係としてよく頑張ってくれました。
【そして、生徒の皆さん】
一言で言えば「レベル高っ!」当日は、各学年1クラスという人数の少なさを全く感じませんでした。それはつまり、全員がフルに動き回っていたということです。準備や後片付けも、全員で取りかかっていたことが印象的でした。そして、何よりも最高だったのは、一日中皆さんの笑顔がはじけていたことです。皆さん一人一人が「輝く地域の星」です。そのことを改めて実感した1日でした。
写真は、各学年の応援旗と集合写真です。応援旗の映像を残しておきたかったので、ここに掲載しました。集合写真は解像度を下げています。
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
オオムラサキ大量羽化
2週間前にオオムラサキについて書きましたが、6月5日(月)には10匹以上(正確には10頭以上)が羽化しました。写真のように、鮮やかな青紫色の羽をもつオスのオオムラサキも確認できました。
現在、その数は30匹(30頭)に迫る勢いです。まだサナギや幼虫もいるので、これからケージの中はオオムラサキの成虫だらけになりそうです。
世話をしてくれている藤澤先生によると、「今年は羽化がだいぶ早い」とのことです。小学生を招いて実施している放蝶会(例年は7月期末考査後に実施)を、今年は早める方向で検討中です。
前回の記事で「県立丹波の森公苑から幼虫を提供していただいている」と書きましたが、今年のオオムラサキは、卵から孵化して越冬したものだと聞きました。昨年の7月14日に曽根前校長先生が書かれた記事の卵が、幼虫となって越冬し、成虫になったようです。
また、新たな情報として「サナギに触ると防御のため大きく震える」ということを知ったので、実際に触ってみました。すると、「これでもか!」というぐらい、はねるように動き回りました。その動きを皆さんにも見ていただきたく、今回は動画を添付しました(ファイルサイズはできるだけ小さくしています)。
紙一重の勝負~県高校総体~
5月28日(日)に行われた県高校総体の観戦レポートです。
☆ライフル射撃(於明石西高校)「3年池本さん、ビームライフル女子6位、全国大会出場を逃す」☆彡
ライフル射撃部の4名が、10mビームライフル立射60発に出場しました。個人戦では、男女各5位までが全国大会へ出場。結果は、女子4位Mさん(明石西)586.7点、5位Fさん(明石西)586.6点、6位池本さん(氷上西)586.3点。僅か0.3点差で全国大会出場を逃しました。
私は、ボクシングの会場へ向かうため、池本さんの試射のみを観戦し会場を離れました。最後まで応援できず、本当に申し訳なかったです。
☆ボクシング(於西宮香風高校)「1年田村さん、女子ライトフライ級優勝、近畿大会に出場決定」☆彡
田村さんが、女子ライトフライ級の試合に出場しました。相手のMさん(芦屋学園)はハードパンチャーで試合経験も豊富、と事前に聞きました。試合は一言で言えば「怖い」!
3ラウンドが終わっても、どちらが優位なのか全くわかりませんでした。勝利が発表された瞬間、久しぶりに感動して体が震えました。表示された得点は同点でしたが、さらに細かい採点で僅差の勝利だったようです。
ライフル射撃もボクシングも、紙一重の勝負でした。本当にギリギリのところで戦っていると感じました。それぞれに異なる静と動の魅力を感じ、ともに凄いものを見させてもらいました。
さらに、観戦することはできませんでしたが・・・
☆トライアスロン(於青垣町)「1年金井君、ジュニアB(高校生)で優勝」☆彡
同じ日に青垣町で開催された「みんなのチャレンジトライアスロンin青垣2023」。金井君がジュニアB(高校生)で優勝を果たしました。
スイム400m、バイク20km、ラン5kmのコースで行われ、1時間3分11秒の記録でゴール。以前からトライアスロンに取り組んでいることは聞いていましたが、次回の機会にはぜひ現地に駆けつけて応援したいです。
みんなまさに☆輝く地域の星☆彡です。
オオムラサキ
先日、ある専門学校の方が西高に来られて、名刺交換をする機会がありました。その際に、西高のマスコットキャラクター「にしたん」が話題になりました。「にしたん」は、オオムラサキをモチーフにしています。
オオムラサキは、タテハチョウ科最大種の蝶で、1957年日本昆虫学会によって国蝶に指定されました。日本全土に生息していますが、雑木林の減少により絶滅の危機に瀕しています。
西高では、県立丹波の森公苑からオオムラサキの幼虫を提供していただき、それらをケージで育てています。実際にケージを覗いてみると、元気に動き回る幼虫と、葉っぱのようなさなぎがいました。写真は5月24日(水)に撮影したものです。
県立丹波の森公苑のホームページ「国蝶オオムラサキの舞う里山づくり」(https://www.tanba-mori.or.jp/project/oomurasaki/)には、オオムラサキについての詳しい情報があがっています。5月から6月にかけて、幼虫からさなぎへと変態するそうです。成虫のオスは、鮮やかな青紫色の翅を持っているとか。成虫になるのが楽しみです。
ちなみに・・・茨城県下妻市には、オオムラサキを萌え擬人化したマスコットキャラクター「シモンちゃん」というのがいるようです(著作権の関係で画像は掲載できません)。
HAP体験
12日(金)と13日(土)の2日間、1年生が県立嬉野台生涯教育センターでオリエンテーション合宿を行いました。私は今回も出張が重なってしまい、一緒に行くことができませんでした。本当にごめんなさい。
13日(土)午前中のHAP体験だけ、見に行くことができました。行事特設ページに詳細な記事が掲載されていますが、とても印象的だったので、改めて記事にします。
HAPとは、Hyogo Adventure Project(ひょうご冒険教育)の略称です。冒険を通してチャレンジ精神や思いやりの心を育み、こころ豊かでたくましい人間の育成を目指します。
ハイエレメントは安全面が心配でしたが、細心の注意が払われた設計と指導が行われていました。ファシリテーターの方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。
より高い場所へ踏み出す勇気も立派でしたが、途中で断念する勇気も必要だと感じました。活動の様子を見ていると、途中で諦めることを非難する雰囲気は全くなく、皆で温かく励まし合いながら取り組んでいました。
最後に少しだけジャイアントシーソーを体験しましたが、これがなかなか難しい!1年生の皆さんは、お互いに意見を出し合いながらクリアしていて、本当にすごい!
トビタテ!留学JAPAN
3年生の宮垣さんが「トビタテ!留学JAPAN」の選考に通過し、8月1日から1ヶ月間、奨学金を受けて留学することが決まりました。
「トビタテ!留学JAPAN」とは、文部科学省が民間企業・団体等と連携し、オールジャパンで取り組んでいる留学促進キャンペーンです。詳しくは、トビタテ!留学JAPAN公式ホームページ(https://tobitate.mext.go.jp/)をご覧ください。
9日(火)の放課後、直接校長室まで報告に来てくれました。その時に、応募書類(オンライン申請)を見せてもらいました。
応募理由や留学の概要、探究活動・アンバサダー活動・エヴァンジェリスト活動について、夢や将来の展望、自己PRなど、実に多岐にわたる内容が詰まっていました。6,000字にも及ぶ文章を読んで、宮垣さんの志の高さと熱意に感動しました。
留学中は、K-POP ART SCHOOLが実施するレッスンを受け、オーディションを4回程度受ける予定だそうです。宮垣さんの希望に満ちあふれたキラキラと輝く瞳を見て、私も元気をもらいました。今回の留学が「輝く地域の星」への大きな一歩となることを、心から願っています。
丹波布
氷上西高校校長室のテーブルの上には、大きなテーブルマットが置いてあります。渋い色の縞模様の布ですが、これが何なのかは謎でした。
先日、丹波市役所の方が校長室に来られたとき、その謎が解けました。「大きな丹波布ですね。これはかなり高価なものですよ」「丹波布?」「道の駅あおがきにある丹波布伝承館に行ってみるといいですよ」というわけで、ゴールデンウィーク中に行ってみました。
丹波布は、明治末期まで丹波佐治の地(氷上西高校がある地域)で盛んに織られて愛用された、手つむぎ・草木染め・手織りの織物だそうです。平成5年には、兵庫県伝統的工芸品に指定されています。
手でつむいだ糸と紡績機でつむいだ糸は、明らかに違っていました。手でつむいだ糸には、柔らかさや温かみを感じました。また、何でも染色の素材になるそうですが、その中に「丹波栗の皮」があることに驚きました。
丹波布伝承館では、全く無知な私に対し、とても丁寧に説明していただきました。刺激的な良い学びとなりました。ありがとうございました。
余談ですが・・・丹波布伝承館を出ると、焼き栗の屋台がありました。思わず買って食べました。秋の栗のシーズンも楽しみです。