校長たより
丹波布
氷上西高校校長室のテーブルの上には、大きなテーブルマットが置いてあります。渋い色の縞模様の布ですが、これが何なのかは謎でした。
先日、丹波市役所の方が校長室に来られたとき、その謎が解けました。「大きな丹波布ですね。これはかなり高価なものですよ」「丹波布?」「道の駅あおがきにある丹波布伝承館に行ってみるといいですよ」というわけで、ゴールデンウィーク中に行ってみました。
丹波布は、明治末期まで丹波佐治の地(氷上西高校がある地域)で盛んに織られて愛用された、手つむぎ・草木染め・手織りの織物だそうです。平成5年には、兵庫県伝統的工芸品に指定されています。
手でつむいだ糸と紡績機でつむいだ糸は、明らかに違っていました。手でつむいだ糸には、柔らかさや温かみを感じました。また、何でも染色の素材になるそうですが、その中に「丹波栗の皮」があることに驚きました。
丹波布伝承館では、全く無知な私に対し、とても丁寧に説明していただきました。刺激的な良い学びとなりました。ありがとうございました。
余談ですが・・・丹波布伝承館を出ると、焼き栗の屋台がありました。思わず買って食べました。秋の栗のシーズンも楽しみです。