ようこそ

兵庫県立氷上西高等学校のホームページへ


 兵庫県立氷上西高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。令和5年4月に校長として着任し、2年目を迎えます。令和6年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、昭和51年に前身の兵庫県立柏原高等学校青垣分校を独立させて設立されました。そして、平成24年度からは、丹波市立青垣中学校・氷上中学校との連携型中高一貫教育校に改編し、地域に根ざした教育活動を展開しています。また、来年の令和7年度には、創立50周年を迎えます。

 本校のスクール・ミッションは、校訓「自主 互譲 責任」の理念のもと、未来を生き抜くためのチャレンジ精神、主体的に学ぶ力、豊かなコミュニケーション能力を備え、明日の地域を担うことのできる人材を育成することです。
 生徒に活躍の場と成功体験を提供し、自ら意思決定して責任を持つ環境を整えるとともに、地域の活動を通じて社会性や職業観を学ぶことを重視しています。生徒たちは、丹波のために、やりたいことを考えて行動し、地域の方々と協力しながら、自らの思いを実際の形にしていきます。

 本校のスローガンは、「輝く地域の星となれ 一人一人が主人公」です。
 地域に根ざした小さな学校だからこそできる、新たなことへの創造と挑戦を通じ、生徒も教職員も一人一人が主人公になってほしい、との願いがこもっています。生徒一人一人が可能性を伸ばし輝きを放つ教育活動を実践しながら、地域を知り、地域を愛し、将来はふるさと丹波の担い手となる人材を育成する地域密着の学校づくりを進めています。

 保護者の皆様、卒業生の皆様、地域の皆様、そしてこのホームページをご覧いただいている皆様には、これまでと同様、今後とも本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和6年4月1日
21代校長  中西 孝弘

校長たより

校長たより

校章

これまであまり取り上げられることのなかった「校章」について調べてみました。

氷上西高校の校章をデザインしたのは、山本 茂斗萌(やまもと もとめ)さんです。1902年東京生まれで、東京美術学校(現東京芸術大学)日本画本科を卒業。1928年から旧制柏原中学校(現柏原高校)に美術教師として勤務し、1962年に定年退職するまで一度も異動がなかったそうです。1936年、34歳の時に「小憩」で日展初入選を果たし、その後も日展に24回入選しました。丹波市内に多くの作品を残し、柏原高校の校章デザインも手がけています。1985年にご逝去されました。

氷上西高校の校章は、1976年の開校記念式典で校歌・校旗とともに披露されました。当時の記録には、山本さんが校章に込めた思いが残されています。以下に原文のまま掲載します。

*******
 どこの学校の校章も、学校の名称とか地域の紋章等を図案化しているものが多いと思いますが、私はこんな高校生であってほしいと云う希望を具象化して図案を描きました。
 大空を飛翔する雲を見ていると魂が浄化されて、もろもろの雑念が消え去り、そこはかとなき希望が胸の中に燃え上がってくるといわれています。私は雲が大好きです。雲に関係のある言葉を辞書からひろってみると、青雲の士・青雲の志・瑞雲・祥雲等、よい言葉が沢山あります。そんなわけで雲をテーマにとりました。
 見ないでよい地上の現象が余りに多すぎます。そこで、目を天上に向けて、スケールの大きな気持ちになって、こせつかない青年になってほしいと云う希望をこめてかきました。
*******

さらに、今回調べてみて初めて気づいたことがあります。本館1階から2階にあがる階段途中に掲げられている絵画が、山本茂斗萌さんの作品でした。これまで何気なく観ていたことが恥ずかしく思えました。

カームダウン室

氷上西高校には、カームダウン室という部屋があります。カームダウン室は、感情のコントロールが難しい時に、一人になって気持ちを落ち着かせ、前向きに考えたり気持ちを切り替えたりするための場所です。

タイルカーペットが敷かれ、いろんな備品も持ち込まれて、落ち着いた空間になっています。教員に声をかければ、誰でもいつでも利用できます。

先日、カームダウン室の前に「特別支援教育コーナー」が設置されました。ここには、特別支援教育に関するニュースや案内パンフレット、書籍などが揃っています。「あとどのぐらい時間が残っているか」を視覚的に確認できる「タイムタイマー」を使ってみたところ、思わず「なるほど!」と声が出ました。

一人一人の特性に応じた理解や支援によって、「障害」は「個性」へと変化していきます。まずは、発達障害のある人もその周囲の人も、発達障害について正しく理解することから始めましょう。

 

青中体育大会&架け橋丹波祭

14日(土)青垣中学校体育大会

氷上西高校から7人が、大会運営ボランティアとして参加しました。青中出身の生徒ばかりということもあり、中学校の先生方からも温かい言葉をかけていただきました。

青中生徒会長の太田さんを筆頭に、青中生の皆さんの元気があふれる体育大会でした。ももあげのような駆け足、最後まで諦めない競技、全員での全力応援など、とても見応えがありました。

今度は秋の文化祭での中高連携・・・これからもよろしくお願いします。


15日(日)架け橋プロジェクト丹波祭

丹波市内の高校生が創る丹波の未来への架け橋プロジェクト。今年は、青垣町神楽のFOREST DOOR(旧神楽小学校)で開催されました。

当日、私は朝から所用があり、18時に神戸三宮を出て車を飛ばしましたが、現地到着は19時半過ぎになってしまいました。それでも短い時間の中で、大盛り上がりのビンゴ大会を楽しませてもらいました。ギター部やダンス部、大喜利、線香花火なども見たかった。。。

終了間際にもかかわらず、多くの方々が集まり、活気にあふれていました。いろんな方々に声をかけていただき、皆さんの支えをひしひしと感じました。ありがとうございました。

実行委員の皆さん、本当にお疲れさまでした。皆さんの目の輝きも印象的でした。来年の架け橋プロジェクトも楽しみにしています。

 

2学期スタート

9月2日(月)第2学期始業式を行いました。全員勢揃いといかなかったのは残念でしたが、久しぶりに皆さんの元気な姿を見ることができたのが、何よりも嬉しかったです。

2024夏、実にいろんな事がありました。南海トラフ巨大地震注意、記録的な猛暑、台風、豪雨など、不安や心配は絶えません。一方、パリオリンピック、夏の甲子園(特に決勝戦)、大リーグ大谷選手40-40達成など、感動と興奮も続きました。

西高生においても、ボクシングインターハイの田村優奈さん、石川県ボランティアの谷拓海くん、ポーランド留学の足立花穂さんをはじめ、多くの人が貴重な体験をし、周りの人をワクワクさせてくれました。

夏休み前に「少し意識を変えて、いろんなものを見て、聞いて、感じてほしい」と話しました。私自身は、西高の皆さんをとおして、いろんなものを見て、聞いて、感じることができた夏休みでした。充実した夏休みでした。

さぁ、2学期が始まります。しばらくは夏休みの余韻に浸りながら、ソフトランディング。ムリせず、ゆっくり、ぼちぼちとスタートしていきましょう。

夏季補習

8月27日(火)夏季補習の様子を見学に行きました。他の学年や教科の補習も行われていたようですが、特に興味のあった1年生の数学補習を見に行きました。

この補習は富永先生が担当され、午前は「1学期の復習をしたい、苦手なところを重点的に学びたい人」、午後は「進学に向けて復習と応用問題をしたい、新しい内容を学びたい人」が対象でした。

午前・午後それぞれ3人ずつの少人数ながら、互いに声を掛け合ったり教え合ったりして、とても意欲的に取り組んでいました。最初は戸惑っていても、一度コツを掴むとスムーズに問題を解けるようになり、その姿に感心しました。

翌日の28日(水)午前にも少しだけ様子を覗きました。さらに人数が増え、活気あふれる補習となっていました。数学は苦手だという人も「真面目にあきらめずに努力し続ける」ことで、必ず結果に繋がります。これからも頑張ってください。

来週から2学期がスタートします。有意義な夏休みを過ごせましたか。全員が元気に揃うことを願っています。

(追伸)
台風が接近しています。明日31日(土)の午後以降、兵庫県に最も接近する見込みです。大雨や暴風に対して厳重な注意が必要です。安全第一で行動しましょう。

トビタテ!ポーランドへ 3

8月1日からポーランドへ留学していた3年生 足立 花穂 さんが、18日に帰国し、19日に校長室を訪ねてくれました。まだ時差ぼけが残っているという中、興味深い話をたくさん聞かせてくれました。

留学中に練習した曲は、ノクターン9-3、エチュード(新練習曲)第2番変イ長調、きらきら星変奏曲。年配の男性指導者は厳しくて、同じフレーズを何度も繰り返し練習したそうです。説明は英語で行われましたが、最初は聞き取れずに苦労したとのこと。練習の合間にはピアノコンサートに2回行き、生の音とCDの音の違いに驚いたそうです。

ピアノの音が入った動画や写真も見せてもらいました。どれも「芸術」を感じさせるもので、とても刺激的でした。今後は、秋に行われるピアノフェスタに向けて練習を継続し、その後に学校で全体発表をしたい、とのことでした。磨き上げたピアノ演奏が聴けることを楽しみにしています。

吹奏楽部・青垣中学校との共演

氷上西高校と青垣中学校の吹奏楽部が共演し、様々な場所を訪問しています。

今年度最初の共演は、7月15日(月・祝)に行われた「青垣ひろっぱーくリニューアルオープンイベント」でした。認定こども園あおがきの園児たちも合流し、笑顔あふれる演奏となりました。

1日(木)には、ふれあいの郷もくせい(特別養護老人ホーム)を訪問しました。私は来客のため見に行けませんでしたが、後ほどもくせいの方とお話しし、とても好評だったと伺いました。

6日(火)は、認定こども園あおがきで演奏会を開催しました。大きな楽器の音に、小さな園児たちが驚かないか心配でしたが、みんな礼儀正しく、一緒に手拍子をしながら楽しんでくれました。最後は、演奏のお礼として、園児と「アルプス一万尺」を一緒に踊りました。微笑ましい姿に、元気をもらいました。

ミライプロジェクト & SPLASH!!丹波!!

4日(日)丹波市議会☆ミライプロジェクト(丹波市議会議事堂議場)

丹波市内の4校(氷上特支、氷上西高、氷上高、柏原高)の生徒たちと、市議会議員の皆様、福知山公立大学の学生たちで、丹波市の未来を考えました。西高からは「空き家を活用した猫カフェ」の提案を行いました。この経験を通じて、人との絆や繋がりの大切さを改めて実感しました。
市議会の皆様、福知山公立大学の皆様には、大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。


4日(日)SPLASH!!丹波!!(県立丹波年輪の里)

ミライプロジェクト終了後に、現地へ向かいました。ギター部1年生がデビューすると聞いていたのですが、到着した時にはすでに出演が終わっていました。応援できず、申し訳ありませんでした。写真は、丹生先生のパンダ飯店。暑さを吹き飛ばすようなエネルギッシュなステージでした。

その後、ダンス部のステージ、かき氷とウエストバーガーの販売(もちろん、買って食べました!)、ステージイベントのサポート(丸太切り競争?)など、様々な場面で西高生が活躍している姿を見ました。丹波青年会議所の皆様、お世話になりありがとうございました。SPLASH!!丹波!!は、夏にピッタリなイベントです。お疲れさまでした。

 

探究フェス

7月27日(土)青垣住民センターで探究フェスを開催しました。オープニング後、ギター部とダンス部のステージからスタートしました。

質問コーナー:中学生の質問に対し、生徒会のメンバーがしっかりと答えていました。

ひまわり:「はるかのひまわり」の栽培、よろしくお願いします。

丹波の魅力紹介班:ヱビスシネマの取材動画を上映。近兼監督、ご協力ありがとうございました。

キャンプ班:きれいなキャンドルが完成しました。

水族館班:一番手前は「アカザ」。絶滅危惧種だそうです。

温泉班:足湯、ドラム缶風呂、プール。ドラム缶風呂に入った人はいた?

写真展:日常の風景を切り取った写真。とてもよかったです。

にゃん×ハピ・シャシャット:写真撮り忘れました。猫はかわいい。

イベント班:外に出るのが遅くなり、出たときにはすでに終了。みんなビショ濡れになっていました。

帰り道:とんでもない暑さ。加古川と青垣の山が美しい。

お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。やりたいことにチャレンジした皆さん、お疲れさまでした。

1学期終業式

7月19日(金)1学期終業式を行いました。校長式辞では、「人間の意識の力」を体験してもらいました。

「できる」「余裕」「簡単」「勝つぞ」・・・という意識を持てば、さまざまなチャンスをつかむことができます。逆に、「無理」「できない」「どうせやってもムダ」「めんどくさい」「うっとおしい」「だるい」・・・という意識を持ってしまうと、チャンスを逃し、本来できるはずのことさえもできなくなってしまいます。

夏休みには、これまでの学校生活とは少し意識を変えて、いろんなものを見て、聞いて、感じてください。意識を変えることで、今まで見えなかったものが見えてきます。小さな幸せが見えてくるかもしれません。

9月2日(月)2学期始業式。全員が、大きな事故や怪我、病気などなく、元気にそろうことを願っています。有意義な夏休みを過ごしてください。