学年・専門部
体育大会予行
ほんの少し涼しくなった9月25日(水)、令和6年度体育大会予行が行われました。
グラウンドに張られた学年カラーのテントの下、高校生活最後の体育大会となる3年生、3年生に負けじと意気込む2年生、高校生になって初めての体育大会を経験する1年生と、それぞれの思いを抱き、予行に臨みました。
広々としたグラウンドに集った全校生徒。
開会式から始まり、演技の手順を確認しながら進めていきました。
団体競技の障害物競走、台風の目、綱引き、大縄跳びは呼吸を合わせて。
100m走やリレーは決勝進出をかけて真剣に、力強く走り切って。
勝負に勝っても負けても全力で応援し、健闘をたたえ合う姿が眩しく映りました。
9月27日(金)の体育大会本番も怪我無く力が出せるように、クラスで団結して取り組みましょう!
人と自然科 3年野菜班の実習風景
野菜班の13名、残暑にも負けず実習に取り組んでいます。
その1コマを紹介します。
夏に引き続き、それぞれ担当野菜を決めて管理しています。
手際も良くチームで協力して植え付けやかん水などを行っていきます。
さすが3年生、人と自然科のリーダーです。
今回、管理している野菜は11月の農業祭で販売予定です。皆さん、お楽しみに!
また、別の日には全員でイモ掘りです。雨が降らず、固い土と暑さに苦戦しましたが、
大きなイモを収穫することができました。
本当にいい笑顔です。これからも1,2年生の良い手本となって実習に
取り組んでくださいね。
人と自然科「クラインガルテン」2学期その3~サツマイモ収穫~
前回に植え付けたハクサイや種まきしたダイコンの生育は順調です。
今回は、ダイコンの間引きとミズナやタアサイ、シロナなどの植え付けを行いました。
まずは、間引きの目的や方法について事前説明です。
十分なスペースが残っておらず、植え付けに苦労した人もいましたが、なんとか
植え付けは終了です。
次の5月に全員で植えたサツマイモの収穫です。この夏はほとんど雨が降らず、
イモの肥大を心配しながらの収穫でした・・・。
観光農園などで実施しているイモ掘りは前段階の準備を終えているものを掘っていきますが、
学校では前段階の準備からスタートです。
まず、しっかりと成長したツルを切り、ビニールマルチを外していきます。
その後に掘りやすくするためにスコップでおおまかに掘っていきます。
イモの一部が見えたら傷つけずに慎重に掘っていきます。
前段階の準備では、土が硬く、時間はかかりましたが、
太りも上々のイモを収穫することができました。
今度、イモ掘り体験をするときには前段階の準備に多くの時間と労力が
必要だと感じることができる実習でした。本日もお疲れさまでした。
人と自然科 2024ひょうごまちなみガーデンショーin明石に出展しています
9月22日(日) ~ 9月29日(日)の期間、兵庫県立明石公園にて、2024ひょうごまちなみガーデンショーin明石が開催されています。今年で32回目を迎えるこのイベントは、花と緑に関する県民の意識の向上や、花と緑あふれるまちづくりや暮らしづくりを後押しするためのイベントです。
2024ひょうごまちなみガーデンショーin明石開催要項.pdf
そしてイベントの展示の一つとして、県下の農業高校の生徒が自分たちでデザイン・施工した自慢の庭を展示する、アグリハイスクールガーデンが開催されており、有馬高校人と自然科も、3年生『果樹と緑コース』で学んでいる生徒が、『課題研究』の授業の中で、作庭に取り組みました。
人と自然科教育課程表(課題研究・果樹と緑コースは3年生の欄をご覧ください)はこちら.pdf
担当した生徒は夏休み中にも学校に登校し、竹林から竹を切り出し、加工を施し、準備を進めてきました。
今週に入ってからは早朝の時間にも登校して試作を行い、毎日下校時間ぎりぎりまで先生と一緒に頑張っていた姿が印象的でした。
そしていよいよ開催期間直前の9月20日(金)に明石公園を訪れ、作庭を行いました。 作庭は1.5m×2.3mの木枠の中に作成していきます。
今回はダイアンサス・コリウス・ミントリーフ・トレニアなど季節の草花やリュウノヒゲなどの緑化材料6種類の植物を木枠にちりばめながら植栽していき、約4時間かけて作品を完成させました。
最後に今回の作品でもっともこだわった、竹で作った竹灯籠の生垣を後方に設置し完成です。
完成した作品はこちら。
テーマは『有馬富士と花火』です。竹灯籠に花火を描き、三田の夏をイメージした作品です。竹灯籠は電動ドリルで一個一個穴をあけたそうです。
また、流木で有馬高校が位置する三田の象徴『有馬富士』を、そしてその麓にある『福島大池』を寒水石で表現しています。手作りのししおどしがかわいらしいですね。色とりどりの草花苗ともマッチしています。
作庭した生徒からのコメント、『見てくださった方が心を落ち着かせるような庭に仕上げました。よかったら見に来てくださいね。』とのこと。今回作庭した作品は、9月29日(日)10:00~16:00(最終日は15: 00まで)明石公園に展示しています。(明石城公園入口の橋を渡ったときうち太鼓のあたりにあります。)
期間中明石公園を訪れた際は、是非有馬高校人と自然科の生徒が作庭した庭を探してみて下さい。
第59回「高校生のための文化講演会」
9月19日(木)の1,2限目に「高校生のための文化講演会」を体育館で行いました。
講師としてフリーランスライターの畠山理仁(はたけやま みちよし)先生をお招きして「NO選挙,NO LIFE~選挙を100倍楽しむ方法と真の民主主義」という演目で1時間ほどお話していただきました。
講演の初めに「政治に詳しい人?」という畠山先生からの問いがありました。これに対して手を上げる生徒は誰もおらず、選挙、または政治に対して興味がある生徒は少ない様子でした。
しかしながら先生の軽快な語り口や映像に生徒はみるみる引き込まれ、暑い中でしたがよく集中して話を聞いたり、メモをとる姿が見られました。
現在の選挙に関する問題点として、現場で本物の、生の候補者を見たことないまま投票先を決める人が非常に多いという指摘がありました。実際に演説の場所に行くなどして候補者に会いに行き、有権者から候補者に積極的に質問すべきだとしました。特に選挙期間中は候補者は何でも答えてくれるので、壁を作らないで要求を伝えるようにしてほしいとのことでした。
次に、畠山氏が取材をされる際の心掛けとして「候補者全員に必ず1度は接触する」ことが挙げられました。
そうすると、①誰がいいのかがわかる ②だれに投票しないようにした方が良いの、がわかるからだそうです。
そして、政治に無関心な若者が多いという現状に対して、「政治に無関心ではいられても、政治に無関係ではいられない」という言葉を述べ、政治が遠くかけ離れたものではなく、身近なものであることを強調されました。
さらには選挙にかかる具体的なお金の話も登場し、2年前に行われた参議院選挙で604億円、この夏に行われた都知事選に59億円がかかったとのことでした。
つまり、投票に行かないということは、これだけの額を無駄にしていることになります。
また、[予算 × 任期 ÷ 有権者数] という計算式から一票の価値を具体的に計算したスライドが登場すると、生徒たちも驚いているように見えました。
(ちなみに2年前の参議院選挙では一票で611万3,168円の行方を決める価値があったそうです。)
これらの話を受け、近々行われる三田市議会選挙において投票権を持つ生徒は、ぜひその権利を行使してほしいと思います。また、現在はその権利を持たない生徒も、将来投票という行動を通して、自分の意思を表明していきましょう。
最後に、生徒会長からの謝辞と一ツ橋文芸教育振興会より図書の寄贈があり、生徒を代表して図書委員長が受け取りました。今回いただいた集英社文庫100冊と畠山氏の書籍は、図書室に置いています。ぜひ読みに来てください。
人と自然科 ブドウ販売会終了 ご購入ありがとうございました
9月11日(水)、13日(金)、18日(水)の3日間、人と自然科の生徒が授業で栽培したブドウ(ベリーA、ピオーネ、マスカットオブアレキサンドリア)の即売会(本校保護者、生徒限定)が各学年ごとに開催され、無事終了しました。
有馬高校にブドウの季節がやってきました(収穫調査)・・・に関する記事はこちら
さて、販売前の収穫です。ブドウは気温が上昇してから収穫すると日持ちが悪くなる(脱粒しやすくなる)と言われています。そこで今年は新たな取り組みとして、放課後(7時間目)に実施する『総合実習B』の当番実習授業を、収穫日に限り早朝の時間(0時間目)に実施してみました。
朝7時20分点呼に欠席者もなく全員集合完了。何よりもブドウの品質第一です。
各日約800~900房を収穫します。
『朝の実習、農業高校生って感じで最高ですね』『早朝の農業実習・・・これこそ農業高校生の青春ですね』収穫を担当した生徒から前向きのコメントが多く聞かれ、担当者もとてもうれしく感じました。
生徒自ら収穫したブドウは販売に向けて、調整、包装、袋詰めを行いました。栽培を担当した2年生、3年生「果樹と緑」の授業だけでなく、「総合実習」や他の農業科目でも少し助けてもらいながら、1年生から3年生まで手分けをして行いました。
しわしわになったり、中で傷んでいたりしでいる粒がないかどうか確認し、ハサミで一粒一粒調整していきます。今年は特に夏の雨不足で、粒がしおれてしまっているものが出ていたので大変でした。商品を販売しお金をいただくということで、真剣に調整していきます。
そして調整したブドウをランク付けしていきます。有馬高校人と自然科に脈々と引き継がれる伝統として、房のつまり具合で3つにランク付けし、上と中のランクのブドウをセロファンの包装紙に丁寧に包みます。(一番下のランクのブドウはご自宅用として、そのままレジ袋に詰めます。)そして1袋に2~3房で重さをはかり、レジ袋に入れ価格を決定します。
このように調整、袋詰め、確認作業は販売直前まで行われ、ダンプに積み込み、販売会場となる体育館前の販売準備です。机を並べ、のぼりを立て、準備万端です。
いよいよ販売開始。販売前から整理券を求め、たくさんの方が集まってくれました。ほんとうにありがとうございました。
販売は放課後の農場当番(「総合実習B」)の授業で、1年生から3年生が一緒になって行いました。放課後の農場当番は行います。3年生の先輩のリーダーシップのもと、学年を超えて連携し、販売を行います。
今年度からコンピュータを使ったレジシステムを導入しました。(少しお時間いただきました。待っていただいてありがとうございました)記入していただいた注文票を受け取り、会計を行っている間に後ろで待機している生徒が商品を準備します。そして売り切れた品種、ランクを一覧表に線を引いていきます。(最終日は売り切れシールを貼りました。)どんどん無くなっていきましたね。
今年はジベレリン処理や、整房作業もうまくいき、9月初旬にはなかなかの出来栄えとなりました。一方で台風などの直撃は免れたものの、過去例がない高温が続きました。特に9月に入ってからも高温が続いたためブドウが熟しすぎてしまい、特に3連休を挟んだ最終18日(水)の販売では、少し味が落ちてしまったことが悔やまれます。来年は収穫時期(販売日含む)を前倒しすることも今後検討します。
さらにもう一つ脅威だったのがアライグマによる害獣被害です。電柵は張ったものの、ちょっとした隙間(電線と地表の微妙な高さ)から侵入し、何度も食害を受けましたが、その都度生徒は考えて対策を行い、大切なブドウを守ることができましたね。
そして畑の面積が限られているため、今年度も予告通り数量制限をさせていただきました。ご理解ご協力ありがとうございました。
このように大盛況であったブドウ販売は3日間で合計375名(昨年比46名増)の方に来場いただきました。栽培・販売を担当した生徒は、喜んで買ってくださるたくさんの生徒、保護者の姿を見て、やりがいを感じられたとのことでした。暑い中、ご来校いただいた保護者の皆さま、総合学科の生徒の皆様も、本当にありがとうございました。人と自然科の学びについて少しでも理解してもらえたらうれしいです。
次回の販売イベントは秋の農業祭です。頑張って準備していきましょう。
家庭科「子どもの表現活動」~湊川短期大学特別授業~
9月13日(金)家庭科「子どもの表現活動」の授業では、湊川短期大学より講師の先生をお招きして、「ペープサート」作りを通して造形表現技術についてご指導いただきました。
「ペープサート」とは、「PAPER PUPPET THEATER」とか「うちわ型人形劇」として紹介されることもありますが、幼稚園や保育園ではお馴染みの人形劇です。
最初の45分は座学です。3つの芸術分野「音学、文学、美術学」についてのお話から始まり、ペープサートに使う画材の違いやキャラクターの表現方法などについて、教えていただきました。
次の45分は実技です。自分自身をキャラクター化し、画用紙に描き、皆の前でペープサートとして自己紹介を行うというハードルの高い内容でしたが、皆んな上手にできていたと思います。幼児教育分野の奥深さを知る事ができました。
湊川短期大学 安井先生、松尾先生、ありがとうございました。
人と自然科 秋の農業祭に向けダイコンの栽培もスタートしました
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。今年の夏は全く終わりが見えませんね。そのような中、9月9日(月)に人と自然科1年生『農業と環境』の授業では、ダイコンの栽培がスタートしました。
『農業と環境』の授業では、2学期にダイコン・ハクサイの栽培を行い、作物栽培の基礎基本を学びます。夏季休業中にはハクサイも播種(たねまき)しましたね。
夏休みの実習 ハクサイの播種 秋野菜の栽培がスタートしました・・・に関する記事はこちら
まずはダイコンを栽培する圃場の準備です。前週の『総合実習』の授業で、トラクタで耕した圃場の畝端を切る実習(作物の成長を促すために、排水をよくする作業です)をしてダイコンの播種(たねまき)の準備をしました。
さて、いよいよ播種(たねまき)当日です。実習を前に、一連の作業内容を実演してもらいます。しっかり先生の説明を聞きましょう。
まずは万能クワを使って畝の床を平らに整地します。次にクワの側面や手を使って、深さ約3cm2条(2列)でにさく条(溝を切ること)します。クワを上手く使うことは農業の基本ですね。
そして、ダイコンの種子を1カ所3粒ずつ、株間30cm千鳥播き(互い違いにずらして播く方法)で落としていきます。後から間引きをするため、種子が隣とくっつかないように三角形に、それぞれ約1センチ離して置いていきます。ちなみに今年度は『YRくらま』という品種のダイコン栽培します。青首総太りで病気に強く、甘みがある品種特性を持っています。
その後、土が乾燥しにくくなるように稲わらを数本置き、覆土(稲わらが飛ばないための重しも兼ねて)します。覆土が厚すぎないようにするのがポイントです。
そして最後に潅水します。農業の基本、発芽の3要素は『温度・水・酸素』ということで、水かないと発芽しません。たっぷり潅水しましょう。
そして観察を続けると・・・・二日後の水曜日には播種したダイコンは発芽していましたね。
「農業と環境」の授業では自分の担当区域が設けられ、1人1人が責任を持って管理を行い、技術を習得していきます。今回播種(たねまき)したダイコンは11月中旬に収穫適期を迎え、秋の農業祭で販売されます。
今年度の秋の農業祭は11月9日(土)を予定しています。販売はもちろん、例年一番自信のあるダイコンを一堂に展示し、品評会も行います。立派なダイコンが収穫できるように楽しく管理を頑張りましょう。
人と自然科「クラインガルテン」2学期その2~植え付け~
残暑とは程遠い暑くて雨が降らない毎日です。
そんな天気ですが、先週、種まきしたダイコンは無事、発芽しました。
ハート型の子葉はアブラナ科の野菜の特徴の1つです。
今週は、ハクサイ・カリフラワー・ブロッコリーの植え付けです。
ハクサイの栽培について説明してから実習のスタートです。
今回は植え付ける苗数が多いため、まず配置を決めていきます。今回の苗は
生徒が夏休みの間に種まき・鉢上げをして水やり・ずらし(苗の間隔を広げること)
をして管理したものです。間隔に注意して配置して植え付けのスタートです。
今回は、水の管理がしやすいようにウォータースペースを設けることを意識
して植え付けていきます。
順調に生育するといいですね。来週は、ミズナやキクナの植え付け、
ダイコンの間引きをする予定です。暑い中の実習、お疲れさまでした。
壮行会・生徒会選挙
真夏を思い出させるような9月11日午後、体育館に全校生徒が集まりました。
水泳部の2年生が近畿大会出場を決め、激励の壮行会が行われました。
紆余曲折を経て手にした近畿大会出場権。
その喜びと重みを心に刻んだ決意表明は立派でした。有馬高校の代表として、また兵庫県の代表として力を発揮してくれることでしょう。
校長先生、生徒会長からも有高生の思いを乗せて、代表して激励の言葉をいただきました。
近畿大会出場おめでとうございます!そして、頑張ってきてください。
壮行会の後は生徒会選挙が行われました。
生徒会の一員となって生徒の皆さんを支え、学校をより良くしていこうと意気込んでいる11人が壇上に立ち、決意表明演説をしました。
皆さんが承認すれば、新たな生徒会役員の誕生です。
校庭の木々も少し秋色に色づき始めました。
時は少しずつ、前に進んでいます。
人と自然科 地域自然保護 ありまふじ公開セミナー 中間発表会を行いました
人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』の授業では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。
授業は4月からスタートし、今日まで公園を管理しているパークセンター職員から説明を受けたり、実際に公園で活躍されている夢プロ団体の皆さんから里山を活かした体験プログラムを受けたり、昆虫採集をしたり、自分たちで公園内を調査したり・・・とにかく公園について知る活動を続けてきました。
『地域自然保護』今年もスタートしました・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 有馬富士公園について知る・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 里山を存分に楽しむ・・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 里山管理を体験する・・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 有馬富士公園の昆虫を調査する・・・に関する記事はこちら
そして9月10日(火)には1学期に公園で体験し、学んだことを1枚の有馬富士公園巨大地図にまとめ、 アドバイザーとしてお世話になっている、人と自然の博物館研究員の先生方、管理者であるパークセンター職員、行政からは宝塚土木事務所の職員をお招きし中間発表を行いました。
この日に向けて生徒は同じ班の生徒同士でディスカッションを重ね、一生懸命準備してきました。
そして発表当日も、直前まで役割分担など最終をしていました。
いよいよ発表スタートです。1班10分から15分の持ち時間で発表を行います。
まず自分たちで考えた班名について紹介した後、夢プログラム体験や公園を散策しながら調査して感じたことについて発表します。
そして公園で3か月間活動したからこそ気づいた、有馬富士公園の魅力、そして改善点について行政や管理者であるパークセンターの方に直接伝えました。
そして最後は自分たちがホストとして提供したい夢プログラムの企画案を紹介しました。有馬富士公園の見どころをめぐるクイズラリーや謎解き、園内の植物や絶景を説明する看板やQRコードの設置など、高校生らしいアイデアが多く提案されました。
発表後の質疑応答でも、職員だけでなく生徒からもたくさん質問や意見の発言があり、時間が足りないほど活発な意見交換が繰り広げられました。
ちなみに各班が作成した模造紙はこちら。
生徒が自分たちで描いたイラストや、有馬富士公園の見どころの写真が多く紹介されているこれらの模造紙は、有馬富士公園内にある三田市自然学習センターに一定期間展示させていただきます。公園を訪れた際はぜひご覧ください。
さて中間発表も終わり来週からは、実際に来園者に提供する夢プログラムを高校生が企画していきます。そして12月には実際に高校2年生の後輩を有馬富士公園に招待し、自分たちが企画した夢プログラムを実践します。
大変ですが楽しみながら頑張っていきましょう。最後に中間発表を聞きに来てくださいました皆様、忙しい中お越しいただきありがとうございました。
タイ王国より教育視察訪問団が来校!
本日(9月10日)、タイ王国の教育省の方、校長先生や教頭先生で構成される教育視察訪問団が来校されました。
本校校長による歓迎あいさつの後、本校の教育目標や学校の概要について説明しました。
タイ王国にはない定時制高校の仕組みや、本校の特色である選択科目や農業の専門科目について興味を持ってくださり、様々な意見交換をすることができました。
その後、人と自然科の「地域自然保護(有馬富士公園の活用について)の発表会や大温室の見学、ブドウの収穫体験などを行いました。
最後に訪問団より本校へ記念品の贈呈がありました。
国際交流を通して、世界の教育がより良いものになることを願っています。
人と自然科 有馬高校にブドウの季節がやってきました(一般販売はしておりません)
いよいよ新学期を迎えました。様々な作物を栽培している人と自然科では、大型台風の接近にやきもきしましたが、被害もほとんどなくほっと胸をなでおろしています。そして在校生、保護者の皆様に心待ちにしていただいているブドウもいよいよ収穫となりました。
ブドウ栽培 ジベレリン処理を行いました・・に関する記事はこちら
収穫までもう一息 ブドウの袋掛けを行いました・・・に関する記事はこちら
今年の夏休みは後半までほとんど雨が降らず、かん水作業が大変でした。そしてもう一つ頭を悩ませたのがアライグマによる食害です。電気柵を張るなど対応しましたが、少しの隙間から潜り抜け、何度か被害にあってしまいました。
夏休み中のかん水作業や草刈り作業も少し紹介している、フラワー装飾技能士に挑戦しました・・・に関する記事はこちら
そして校内販売を前に、ブドウの栽培を主に担当した3年生、2年生の生徒が品質を確認するため、お試しで収穫し、調査をしました。さあ、ブドウ畑に入っていきましょう。
まずは3年生。果樹と緑コースを選択している14名の生徒が高級ブドウのピオーネを担当しました。たくさんある房の中から調査用の1房(一番立派な房)を選びます。窓から色づきを確認し・・・
どきどきしながら袋から取り出してみると・・・立派なピオーネが顔を出しました。
早速収穫しましょう。ゆっくり丁寧にハサミを入れていきます。
屈折糖度計で糖度を、上皿ばかりで重さを測定し、データを記録します。大きさも700g前後にそろっていました。目標一房600gなので、なかなかの出来栄えです。糖度は目標17度をほぼすべての房がクリアしていました。
そして2年生の生徒も、学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない科目)『果樹と緑』の授業で栽培したベリーAの収穫、調査を行いました。
全員初めての収穫ということで、担当の先生から収穫方法について説明を受けます。ブドウは粒に『ブルーム』という粉のような油脂成分をまとっており、これをとらずに収穫、調整することがポイントです。
3年生同様丁寧にはさみを入れ、ゆっくりと袋から取り出してみると・・・
濃紫色のブドウが顔を出しました。房も詰まっており、摘粒作業がうまくいっていますね。
早速収穫。丁寧にはさみを入れていきましょう。自慢の一品です。
収穫後持ち帰り重さを量ってみると・・・ベリーAの糖度の目安の17度をほぼ全てが超えており、20度近くある房もありました。また重さは600g~900gと言うことで少しばらつきがあり、大きく作りすぎた房もありましたね。来年果樹と緑コースを選択し、ピオーネを栽培する生徒は再チャレンジしましょうね。
さて、有馬高校ではピオーネ、ベリーAの他に、マスカットオブアレキサンドリアの栽培をおこなっています。そして収穫したブドウは有馬高校保護者、生徒限定で販売します。(以前は一般の方にも販売していましたが、販売数が限られているため、地域の方にご迷惑をおかけしてしまったことが理由で、現在一般販売はしておりません。本当に申し訳ありません。)
販売日時は学校行事等を考慮し
第3学年保護者・生徒 9月18日(水)15:40~
第2学年保護者・生徒 9月11日(水)15:10~
第1学年保護者・生徒 9月13日(金)15:10~
です。詳しくは生徒が持ち帰った『有高産ブドウ販売会について』のプリントをご覧ください。(保護者の方が来校していただく際、当日このプリントが保護者である証明になりますので必ずご持参ください。)
整理券の配布についてですが、今年度は6時間目の授業で販売会場準備を行う予定にしており、目安として準備が終了した14時15前後から整理券を配布する予定です。(あくまでも目安です。)
また、ピオーネ、マスカットは数が少ないため、例年一人1セットの数量制限をお願いしています。(特に今年は樹の更新を行っているため、ピオーネが例年よりも少なめとなっています。)授業の一環と言うことでご理解ご協力をよろしくお願いします。
みなさまのお越しをお待ちしております。
人と自然科「クラインガルテン」2学期その1
9月になり、朝晩は少しは涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑い日々が続きます。
2学期の「クラインガルテン」もスタートしました。2学期は、ハクサイ・ダイコン・
カリフラワー・ブロッコリーなどを栽培していきます。
本日は、ダイコンの播種を行いました。今回は、「YRくらま」・「源助大根」・
「紅心大根」の3品種を栽培していきます。
播種する前にダイコンの根が真っすぐに伸びるようにしっかりと耕します。
耕した畑に1穴に3粒ずつ播種していきます。
来週はハクサイなどの定植を行う予定です。
2学期始業式
校庭に響くセミの声が残暑を感じさせる9月2日、無事に全校生徒が登校し、2学期始業式が体育館で行われました。
校長先生より講話をいただきました。
一昨日の9月1日は創立記念日でした。本校は令和8年度に創立130周年を迎えます。校長先生よりそれに伴った学校の歴史をうかがい、有馬高校は卒業生3万6千人の歴史と伝統のある学校であることを再認識しました。
そして、農業クラブ大会での優秀な成績やオーストラリア短期研修での学び、甲子園球場での友情応援など、現役生の夏休みの活躍を紹介されました。
2学期は勝負の秋。気分を切り替えて受験や学校を担う役割を果たしてくれることを期待されていました。
有高生の皆さん、2学期も自分の目標や夢を追い、生き生きと生活していきましょう。
続いて表彰伝達が行われました。
各方面での活躍は大変立派ですね。
手にしたものは校長先生より手渡された賞状や盾などの他にも、かけがえのないものを得たことでしょう。有高生に伝承しつつ、これからの生活に生かしてください。
その他の大会での入賞者の紹介もありました。皆さん、おめでとうございます。
そして、オーストラリア研修団の報告会がありました。
国際交流で学んだことや経験を話し、映像でその様子を見せてくれました。
世界は近くなりました。学びたい意欲があれば、皆さんはまだまだどんな事にでも挑戦することができます。
有高での高校生活の中で、何かに挑戦してみたい、挑戦してみる人が増えることを願っています。
夏を越えて実りの秋の到来。
皆さんは、どのように過ごしていきますか。
職員研修を実施しました
本校は、今年度より3年間、ひょうご学力向上実践研究事業の研究指定校として、日々の授業改善に取り組んでおります。
今回は京都大学の奥村好美先生をお招きし、日々の授業で実践できる評価方法についてグループワークに取り組みました。
定期テストだけでなく、授業における様々な取り組みを通して、生徒一人ひとりの成長を捉え、より効果的な授業実践ができるような手法を教えていただきました。
人と自然科 県庁緑化活動に伺いました(9月は有馬高校の作品が展示されています)
夏休みも残り1週間を切りました。人と自然科の生徒は変わらず当番で『総合実習』(別名:農場当番)という授業に取り組んでいます。今は9月に入ってすぐに始まる、秋野菜(ダイコン・ハクサイなど)の栽培準備を頑張っています。
さて、8月28日(水)人と自然科のフラワーアレンジメント班の生徒4名が兵庫県庁を訪れ、緑化活動を行いました。兵庫県には農水産高校が12校あり、1年を通して各校が輪番で県庁2号館ロビーに草花苗や観葉植物などの各校の特色を活かした実習作品を展示し、庁舎の緑化ならびに環境整備に貢献しています。
昨年度(令和5年度)県庁緑化活動に対し教育長より感謝状をいただきました・・・に関する記事はこちら
今年度有馬高校は9月を担当します。本来ならば8月の終わりに作品を設置予定でしたが、台風10号の接近により前倒しで伺いました。
令和6年度も人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班が担うことになりました。展示に向け5月からデザインを考え、6月から作品の制作に取り掛かり、夏休み中も毎週登校し作品を完成させてきました。
ちなみに有馬高校人と自然科といえばフラワーアレンジメント。フラワーアレンジメントに関する知識や技術を集中して学習できる学校設定科目『フローラルアート』があり、集中的に技術を習得することができます。
さらに技術を向上させたい生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属し、国家資格のフラワー装飾技能士の資格取得やコンテストへの参加などで大活躍しています。
夏季休業中資格取得第4弾 国家資格フラワー装飾技能士に挑戦しました・・に関する記事はこちら
第19回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて銀賞・銅賞・奨励賞受賞しました・・に関する記事はこちら
第22回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 銅賞受賞・・・に関する記事はこちら
話を戻し設置当日、公用車に作品を慎重に積み込み・・・県庁に到着。作品を壊さないように慎重に降ろしていきます。
そして学校で練習したとおり作品を組み立てていきます。
最後に全体を見て微調整。納得のいく作品を展示できたようです。
完成した作品はこちら。タイトルは『季節のアルバム~守りたい自然と伝統~』です。
作品コンセプト
日本の四季折々の自然や伝統的な行事を大切にし、これらの美しい景色を残していきたい、という想いを込めて制作しました。カラフルな花を使用し、多様な生き物たちが生き生きと活動する様子や、私たちの季節ごとの思い出を表現しています。
人と自然科で農業とそれを取り巻く環境を学んでいるからこその作品ですね。ポイントは後方の4つの作品。それぞれ春夏秋冬を表しています。
作品にはあちこちに個性あふれる多様な生き物たちが隠れていますので是非探してみてください。最後に記念写真です。
私たちの力作は、9月いっぱい、県庁2号館ロビーにて展示しています。県庁を訪れる際はぜひご覧ください。
人と自然科 夏季休業中 農業インターンシップに5名の生徒が頑張りました
いよいよ夏休み最終週となりました。これまでもブログで紹介してきましたが、人と自然科の生徒は資格取得や農業クラブの各種競技会などなど充実した時間を過ごした生徒が多かったですね。そして夏休み中は当番で『総合実習』(別名:農場当番)という授業があり、作物の管理実習を学んできました。
1年生の夏休み当番実習の一コマ ハクサイの播種 秋野菜の栽培スタートしました・・・に関する記事はこちら
夏休み中の『総合実習』と並行して行われたのが、農業インターンシップです。ひょうご農林機構、そして阪神農業改良普及センターのご支援で将来本気で農業をやりたい、将来農業関連の大学や大学校に進学し就農したい、農業関連産業への就職を目指したい、目標実現のため実践的な農業を学びたいという生徒を対象に農業インターンシップを企画・実施しています。今年は5名の生徒が兵庫県内、そして有馬高校がある三田市で活躍されている4軒の先輩農家様にお世話になり、栽培・管理方法や流通、販売、さらには心構えなどを直接ご指導いただきました。
それでは今年お世話になった農家さんでの研修を報告します。
まずはたつの市にある『株式会社博農』です。ニンジンやキャベツ、ブロッコリー、ダイコンなどの野菜類を中心に大規模に栽培されている農業法人です。中でもお客様のニーズに合わせた、野菜のオーダーメード栽培が特徴です。そして代表取締役の八木さんは後継者育成にも力を入れておられ、多くの研修生を受け入れ、就農に導いておられます。
今回は5月に開催された、第1回農業法人仕事説明会に参加し、八木さんから直接農業に対する熱いお話を伺い、ぜひ株式会社博農で夏休みに農業インターンシップを行いたい、と申し出た生徒2名が研修を行いました。
5月に開催された、第1回農業法人仕事説明会に参加しました・・に関する記事はこちら
2名の生徒は3泊4日で農業インターンシップを行いました。終了後に話を聞くと、基礎的な技術を学ぶ学校とは少し異なり、大規模経営だからこその発展的な技術が体験できたとのこと。さらに技術習得はもちろん、作業中や一緒に食事をとったりする時間に、八木社長や他の研修生と農業に関する様々な話をしたことが、一番ためになったとのことでした。 そして、将来農業に関する仕事に就きたいという気持ちが強くなったそうです。
次は『おおにし農園』です。おおにし農園では、多品種の作物を、農薬をできる限り使わない農法で栽培し、直接消費者に新鮮な野菜を届けておられます。そして将来三田市で農業をやりたいという研修生も積極的に受け入れている農家さんです。おおにし農園さんには、農業系の大学進学後、就農、もしくは関連産業への就職を希望している1年生の生徒が6日間お世話になりました。
研修中は早朝よりスイートコーンの出荷準備や、学校では栽培していないバターナッツやプッチーニ、コリンキーなど野菜の収穫、調整作業、圃場での谷上げ作業や除草作業、そして直売所であるパスカルさんだへの出荷作業も経験させていただいたようです。終了後感想を聞くと、実際に農家さんの下で農業を体験し大変さが分かったが、それと同じくらいたくさんの学びを得ることができた。ここで学んだことは今後あらゆる場面で活かしていきたい・・・とのこと。充実した実習となったようです。
3軒目は『今西農園』です。本校のOBでもある今西さんは、高校時代の学びを礎に、洋ランの切り花農家として経営をスタートさせました。現在は阪神間唯一のカトレアに特化した経営をしておられ、年間約3万輪を生産。国内にとどまらず海外にも出荷しておられる三田市の認定農業者です。今西農園では、どうしても花卉農家で研修をしたいと強い希望を持っていた2年生の生徒が6日間実習を行いました。
研修中は、カトレアの切り花の出荷補助はもちろん、親株の移動や害虫防除に関する作業など、現在は洋ランの栽培を行っていない有馬高校では学べないことをたくさん経験できました。そして、実際に今西さんが栽培しているカトレアを使ったフラワーアレンジメントも教えていただきました。有馬高校でも授業でフラワーアレンジメントを学んでいるため、今後の学びに活かせる体験だったようです。実習中には草花苗や切り花などで経営を成立させる難しさなど、実践的なお話も聞くことができ、充実した研修となったとのことでした。
最後は三田市にある『中上農場』です。中上さんも本校の卒業生で、トマトやキュウリ、軟弱野菜などの施設野菜を複合的に栽培し経営されており、親方農家として多くの研修生を受け入れ、新規就農者を輩出されている兵庫県農業経営士の農家です。中上農園では農業関連学科への進学、そして将来は農業関連産業への就職を目指している、2年生の生徒が6日間研修を行いました。
実習ではキュウリの収穫や、ツルの管理、トマトの管理作業、そして最終日に巡回に行かせていただいたときには、キュウリ栽培に向けた支柱の組み立ても学んでいました。研修後に話を聞くと、学校の実習よりもさらに大変で、農業を営むことの厳しさを感じたとのこと。でもそれと同じくらい農業のやりがいも感じられたと笑顔で話してくれました。そして、研修中に中上さんの御婆様からいただいた『農業は栽培過程が一番重要だよ』という言葉がとても印象的で、農業への思いがさらに強くなったとのことでした。
5人とも農家で実践的な管理や収穫、調整などの技術を学ぶことはもちろん、農家の方々から実際に農業経営していく上での厳しさや楽しさなど、現実的なお話をたくさん聞かせていただいたこと、そして同じ研修生と思いを分かち合ったことが印象に残った、とのことでした。これこそが農業インターンシップの意義だと思ってます。今回の経験を活かし、将来の進路につなげてください。
今年度お世話なりました農家の皆様、そしてこのような機会をつくっていただいたひょうご農林機構、阪神農業改良普及センターの皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
人と自然科 第72回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定しました
夏休みも残り10日程となり、高校野球夏の甲子園も決勝を残すのみ。今年は私たち人と自然科の生徒と同じく農業を学ぶ仲間である、秋田県立金足農業高校が甲子園に出場し、本校の人と自然科の生徒も応援団を結成し、吹奏楽部とともに甲子園に応援に行きましたね。
高校野球甲子園 秋田県立金足農業高校応援に関する記事はこちら
そんな中、有馬高校の実験室をのぞいてみると、必死に発表練習を頑張っている生徒が・・・
農業高校生の甲子園に向け頑張っている生徒でした。農業高校生にとっての甲子園といえばもちろん、農業クラブ連盟大会ですね。8月21日(火)~22日(水)兵庫県加西市民会館に、近畿6府県から農業高校生が集結し「農業高校の甲子園(地区最終予選)」第72回近畿学校農業クラブ連盟大会が開催されました。
この大会には近畿各府県大会を勝ち抜いた選手が出場。有馬高校からも7月の兵庫県学校農業クラブ連盟大会意見発表会にて最優秀賞を受賞した生徒が、兵庫県の代表選手として出場しました。
第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編 (競技会当日)に関する記事はこちら
第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会式典・結果発表)に関する記事はこちら
この大会で最優秀賞(1位)を獲得した生徒のみが、近畿ブロックの代表選手として、全国の農業高校生8万人の頂点を目指し、10月に岩手県で開催される全国大会に出場する権利を得ることができます。まさに甲子園ですね。
お昼ご飯には、京都府連盟の生徒と一緒にお昼ご飯を食べました。全国の農業高校生と交流できるのが農業高校・農業クラブ活動の魅力ですね。
ちなみに話を聞くと、一人の生徒は京都府連盟会長で、開会式で旗手をもって入場する生徒で、そして二人は同じ意見発表会に出場する選手とのこと。お互いの健闘を誓い合いました。
そして開会式。
近畿ブロックに所属している2府4県の連盟旗入場です。今年は兵庫県が近畿ブロックの事務局を担当しているため、兵庫県連盟旗が最後に入場です。
開会式の後、いよいよ競技が始まります。発表を前に誰もいない会場の隣の公園で最後の練習です。タイムもばっちりで準備万端です。
そしていよいよ競技開始。この日は日頃の研究成果を10分以内で発表するプロジェクト発表会
そして学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する意見発表会が行われ、近畿ブロックただ一つの代表枠を争います。本校から兵庫県代表として出場したN.Sさんは分野Ⅱ類(国土保全・環境創造)に出場。
背中から緊張感が伝わってきますね。発表順位は3番です。
発表のタイムは6分54秒(7分を越えると減点となります)で、発表内容もノーミス。発表後本人に尋ねると、少し力んでしまった。もっと気持ちを込めて発表できた・・・とのこと。本当に意識が高いですね。
日は変わり、8月22日(木)大会2日目です。舞台上には最優秀賞受賞者に授与される盾とトロフィーが並べられていました。
いよいよ結果の発表です。最優秀賞の名前が呼ばれその場で立ちます。
なんと本校から出場したN.Sさんが意見発表会分野Ⅱ類で見事最優秀賞を獲得。10月22日(火)~24日(木)に開催される第75回日本学校農業クラブ全国大会令和6年度岩手大会に、近畿ブロックの代表として出場が決まりました。有馬高校人と自然科としては意見発表会3年連続の出場となります。
表彰式では、近畿学校農業クラブ連盟より賞状とトロフィーを、そして毎日新聞社様より賞状と盾を頂きました。
表彰後はプロジェクト発表会・意見発表会で最優秀賞を獲得した生徒による代表者模範発表です。本校のN.Sくんも前日の競技会よりもさらに完成度の高い素晴らしい発表で、発表後会場からは大きな拍手が沸き上がりました。
そして来年度近畿ブロック連盟の事務局校(近畿大会の運営を担当)である、奈良県立磯城野高校の代表生徒からのあいさつ、そして全員で農業クラブイメージソング『美しい未来へ』を熱唱しました。(歌手のさだまさしさんが作詞・作曲された曲です)
そして会場全体で手拍子が起こる中、2府4県の連盟旗が退場し、大会は成功裏に終了しました。運営を担当された兵庫県立播磨農業高校の皆さま、本当にありがとうございました。
大会も無事終了。そんな時、昨日一緒に昼食をとり、意見発表会Ⅱ類でライバルとして戦い、優秀賞(2位)を受賞した京都府連盟の選手が『全国大会に行けなかった僕の分まで頑張ってほしい』と激励に来てくれました。二人は握手をしてお互いを称え合い、そして『全国大会で最高の発表ができるように頑張る。ありがとう。』と応えていました。
最後に記念写真です。今回は意見発表会の校内代表に選ばれてから約4ヶ月間、指導を担当された先生と一緒に写真を撮りました。
県大会・近畿大会で有馬高校農業クラブを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。すでに農業鑑定競技会で全国大会出場を決めている2名の選手とともに、全国大会岩手大会での全国制覇を目指し残りの2か月間頑張ります。1.2年生の皆さんも大活躍の先輩を目標に、日々の授業や実習を頑張っていきましょう。
人と自然科 ハクサイの播種 秋野菜の栽培がスタートしました
お盆も終わり、いといよ夏休みも後半戦に突入しました。(生徒の皆さん、宿題は計画的に進んでいますか。)そのような中、人と自然科の生徒は『総合実習B』の授業として、当番制で実習を行っており、野菜の播種や鉢上げ、ブドウの収穫の準備、剪定枝や竹林の間伐材のチップ化・・・などの実習をとおして知識や技術を学んでいます。
そして8月19日(月)の実習では、1年生の生徒が『農業と環境』の授業で栽培を学ぶハクサイの播種を行いました。
『農業と環境』の授業では2学期にハクサイとダイコンの栽培を学びます。ちなみに1学期にはスイートコーンの栽培を学び、7月には北摂第一幼稚園の園児と一緒に収穫会を行いました。とっても楽しかったですね。
農業と環境 園児の皆さんと一緒にスイートコーンの収穫を楽しみました・・・に関する記事はこちら
話を戻し、早速ホワイトボードで本日の実習内容について説明を受け、さらにたねまきの方法について実演を通して学びました。ちなみに今年度栽培するハクサイは『黄づつみ73』という品種で、半分に切ったら中央が鮮やかな黄色で、なにより根こぶ病や黄化病などの耐病性があるのが特徴です。
説明を受けた後、早速実習開始です。 まずは3号ポリポットをトレイに並べ、培養土を入れます。水がたまる約1センチのスペースを確保するのがポイントです。
そして、指で植え穴を開け、種子を落としていきます。ハクサイの種子は非常に細かいため、今回はコーティング種子(小さな種を機械などで播種しやすいように加工されている種子)を使います。
種子を落とした後は、両側の土を寄せ覆土します。ハクサイは好光性種子なので、深くなりすぎないように(もちろん種子が浮き出ないように)するのがポイントです。
播種したポットを並べ、かん水をしたら播種は終了です。培養土の量もほぼ一定ですね。入学して約5か月が経ち、少しずつ技術が身についていますね。
『農業と環境』の授業では、2学期に入るとすぐにダイコンの播種を行う予定です。そして自分の担当区が設けられ、生徒が責任を持って管理を行います。11月上旬には収穫を迎え、秋の農業祭(今年は11月9日(土)を予定しています)で販売、品評会を行う予定です。
秋の農業祭に来られる地域の方に喜んでもらえるように、立派なハクサイを栽培しましょうね。
ちなみに・・・ハクサイの播種が終わった後も、ハクサイ・ダイコンの栽培を行う圃場の土壌消毒に関する実習や・・・
5月に田植えをしたもち米の除草
などなど様々な実習を通して技術を学び、充実した時間となりましたね。暑い中の実習お疲れさまでした。