特色ある教育活動
44回生1年次 「産業社会と人間」ハテナソン講演会
5月1日(金)京都産業大学の佐藤賢一教授にお越しいただき、「自ら問いをたてる学びを実践し、対話するハテナソン授業」と題して講義をしていただきました。まず初めに身近なことに浮かんだ「ハテナ」に対してさらに問いをたてるというグループワークを行いました。問いを重ねることによって思考を深めることができるということに気づくことができました。次に、佐藤先生の「卵細胞」をテーマにした講義を聴き、その中で浮かんだ「ハテナ」をグループで議論しました。議論することによって問いを掘り下げることができ、その問いから新しい発見が生まれるということを学びました。また、「開いた問い」と「閉じた問い」についても教えていただき、それぞれの特徴や目的に応じてそれぞれを使い分けると良いということも学びました。今日学んだ「自ら問いをたて、問いを通して考える」ことを心に留め、これからの探究活動等の学びに活かしていって欲しいと思います。
44回生1年次「産業社会と人間」グループワークの基本
4月24日(金)「産業社会と人間」の授業の中でグループワークの基本を身にける講座を実施しました。
まず初めに「食糧危機の中で昆虫恐怖症の友人に昆虫を食べてもらうために、どのように説得するか」というテーマでグループワークを行いました。司会者、書記、発表者の役割を決め、お互いの意見をグループ内でシェアしてまとめるというグループワークの基本を実践しました。また、代表グループは全体の前で実際に昆虫を食べてもらうよう説得するというロールプレイも行いました。講座の後半は「100年後の子供たちの遊びはどうなっていると思う?」等の答えなない課題について意見をまとめるグループワークを行いました。どのグループもそれぞれが意見をしっかりと出し合い、最後の全体発表では自主的に発表できたグループが多数ありました。
生徒の感想
・グループワークで自分以外の意見を聞くと、自分とは違う角度からの意見やその意見を聞いて新たに考えが思いついたり、そんな考えもあるのか、と学びになることが多かった。様々な角度からの意見をまとめるのは難しいことだったけれど、お互いの意見や共通点を探して情報を整理しながら理由をまとめる作業はとても楽しかった。次からのグループワークもお互いの意見を尊重しながら、よりよい意見を出せるようにしたい。
・グループワークをして気づいたことは、一人ひとり違う考えや理由を持っていて、その違う意見をどうにかして合わせることで、よりよい意見が生まれるということだ。しかし、全くの対極的な意見が出た時はただかけ合わせるだけでなく、互いのメリットを活用できる新たな意見を出すことが大切だと分かったので、次のグループワークでは、意見のメリットを意識して話を聞きたい。
・今日のグループワークをしてみて、同じ題材でも全然違う意見が出てきたし、考えつかなかった意見が多かった。でもその意見を聴くことで自分の考え方が広がったし、納得できた。そして、発表する際もまず問いを相手に立ててから結論→理由を言うことでよく内容が入ってくるし、印象にも残りやすいと考えた。考え方、意見も大切だけど、発表の仕方、聴き方も重要だと分かった。自分の発表の際にも生かしたい。
43回生 1年次 「産業産業社会と人間」 キャリア講演会
3月10日(火)、1学次生の「産業社会と人間」の授業において、一般社団法人イドミィ代表理事の高橋惇さんをお招きし、キャリアプランに関する講演会を実施しました。
講演では、「一歩ふみだすことの大切さ」をテーマに、ご自身の経験をもとに、これからのキャリアを考える上で大切なことについてお話しいただきました。特に、自転車で日本一周をされた体験や、その旅の中で生まれた多くの出会いについてのエピソードは、生徒たちにとって印象深い内容となりました。
ユーモアを交えながら語られる高橋さんの言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。講演後の休み時間には、高橋さんのもとへ質問に行く生徒の姿も見られ、今回の講演が生徒たちにとって大きな刺激となったことがうかがえました。
自分のやりたいことに挑戦し続ける高橋さんの姿勢は、生徒たちにとって大きな学びとなったようです。今回の講演を通して、生徒たちが自分自身の将来について考え、将来に向けて一歩を踏み出すきっかけになることを期待しています。
〈生徒の感想〉
・惇ちゃんは、自分の思うままに今しかできないことに挑戦していて輝いて見えた。そんな惇ちゃんでも失敗があり、だからこそ今があるのだと知り、失敗を恐れずに挑戦していきたいと思った。
・一歩を踏み出すことで、「経験」「知恵」「人との出会い」の3つを得ることができると知って、自分も勇気を出して一歩を踏み出していこうと思えた。
・今回の講演で、「思う」「動く」「言う」ことによってチャンスが来ること。一歩を踏み出すことによって広がる自分に視野があることがわかりました。失敗を恐れずに、今しかできないことを、人目を気にせず全力で楽しく取り組んでいきたいと思いました。
43回生 1年次 「産業社会と人間」2分間スピーチ
2月6日(金)、1学次生の「産業社会と人間」の授業において、「2分間スピーチ」が行われました。生徒たちは、この一年間で学んだことや気づきを振り返り、2分間にまとめて発表しました。
スピーチの内容は多岐にわたり、成長した点を振り返る生徒もいれば、新たに気づいた自分の課題を率直に語る生徒もいました。それぞれが自分自身と向き合い、この一年の学びを言葉にすることで、さらに理解を深める機会となりました。
また、友人の発表を聞くことがいい刺激になり、改めて自分の目標に向かっていく決意が固まった生徒もいたようです。
<生徒の感想より>
・クラスの人の話を聞くことで、自分自身の新たな気づきを知る機会となり、また学習に対する姿勢や夢への情熱が語れるとてもいい機会になった。
・クラスの人がどのような目標を持っているのか、これからの高校生活の過ごし方や人生像などを知るよい機会となりました。
・普段あまり話をしない人の夢を知ることができて楽しかったし、みんなの前で宣言することでこれまで以上に頑張れると思うのでとてもいい時間でした。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム④
12月15日(月)3,4時間目に1年次「産業社会と人間」の授業で、クロスカリキュラム探究の成果発表を行いました。今年度のクロスカリキュラム探究では、他教科の教員が協同し、生徒たちがフィールドワークで地域社会に出かけ、各分野の専門家と繋がって、ものごとに対する深さと広さの両面的な学習を念頭に実践してきました。
班のメンバーで協力して、学んだ成果をまとめたポスターは、生徒たちが探究活動で様々なことを吸収したことがわかり、生徒自身がそれぞれの課題に向き合い、考えた成長の姿が見受けられました。現場に出て実社会の問題に向き合った生徒たちは、入学した時と比べて逞しくなり、いきいきとした表情を見せていました。
例えば小学生に防災を伝える上で、防災の重要性を自分ごととして捉え、楽しく取り組めるために劇やカルタゲームを取り入れたり、段ボールや新聞で防災グッズ(スリッパ)を作成するなど自分たちの目線で防災に向き合っていました。又須磨の海オリジナルTシャツを作って人との繋がりを通じて地域の活性化を図る、須磨アルプスの良さを外国人にも理解してもらうために英文で広報する、高齢化社会における「幸せな暮らしのためのちょっとの交流」として個人のペースを大切に地域に関わっていくことなど発想に高校生としての新鮮さが活かされていました。一方で実践段階での時間配分の反省など社会や人に真摯に関わることで、自らの力でより良くしようとする向上心を垣間見ることが出来ました。以前にも増して自己評価を客観的に行い、自らの反省点を把握して、改善策を考えていることが大きな実りであったと思います。
継続的な学びの第二段階として来年度の課題研究に向けて、学びの広がりを感じ取ることができました。本校の特色である「探究」をしっかり各自の成長に繋げられることを期待しています。
今回のクロスカリキュラム探究で興味が湧いたこと、疑問に思ったこと、もっと調べたいと感じたこと、改善したいと気づけたことを大切なものとし、段階的に学びを深めることができる本校での学習活動をそれぞれの今後の学びに活かしてほしいと思います。
〈生徒の感想〉
・ポスターは見やすいことが命だから、余計な文はできるだけ省くようにした。タコラッチでの実践では、内容を覚えていたおかげで原稿を見ずに話すことができた。またタイトルを工夫したり、絵を入れたりして、興味を持ってもらえるように意識した。
・ポスターの余白を意識して内容を細かく分けたり、フォントをデザインに合わせて変形させた。レイアウトはターゲットを明確にし、シンプルに拘り目線を意識した。発表では笑顔でのアイコンタクトや自分の発表を客観的に確認して自然な身振りや手振りを加え、専門用語はわかりやすい言葉に言い換えて具体例や体験談を付け加え、つなぎ言葉を減らすようにした。自分の気づきを大切にしてポスターと発表に工夫を重ねた。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究③
クロスカリキュラム探究「里山改造計画」の講座では、「科学が発達した現代社会において“里山”は必要なのか」「“里山”を“里山”として維持し続けるためには、どのような方法が考えられるのか」という問いを軸に探究活動を行っています。
この活動の一環として、学校近隣に位置する横尾山を訪れ、フィールドワークを実施しました。当日は、「よこおみち森もりの会」代表の持田様にご協力いただき、里山の特徴や管理の実際についてお話を伺うとともに、横尾山の案内をしていただきました。
〈生徒感想〉
・横尾山で自然を使ったBINGOゲームをしていると聞き驚きました。もっと里山が活用されるには運搬ができるくらいの整備が必要だと聞き、深く共感しました。今すぐに里山を60年ほど前の姿に戻すのは難しいかもしれませんが、活用方法について考え、「持続可能な社会をつくる」ことに協力したいと思いました。
・里山はただの自然ではなく、人の手があって初めて保たれる環境であると気づいた。ボランティアの方々が自分たちの地域の森を本当に大切にしていることが伝わってきた。地域の自然を守る活動は、地味だけどすごく重要だとわかった。高齢者が多く活動している現状から、私たち若い世代が関わることは大切だと思う。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究②
11月21日(金)、クロスカリキュラムの一環として、多井畑小学校にて防災に関する出張授業を行いました。小学生が楽しみながら学べるよう、本校生徒は班ごとに分かれ、カルタやクイズ、体験活動などを取り入れた防災授業を実施しました。
活動の最後には、生徒による劇が行われ、これまでの学習内容を振り返る構成となっていたため、小学生も一体となって参加する様子が見られました。
授業後には、小学生が楽しそうな表情で学んだ防災知識を先生方に伝える姿が印象的で、それを見守る本校生徒の表情からも、大きな達成感や喜びが感じられました。今回の活動を通して、生徒自身にとって、防災と教育、両者への理解を深める貴重な学びの機会となったと思います。
1年次「産業社会と人間」クロスカリキュラム探究①
10月10日(金)、1年次「産業社会と人間」において、今年度のクロスカリキュラム探究がスタートしました。クロスカリキュラム探究では、一つのテーマを複数教科の視点から学ぶことで、多角的な考え方を育てます。
今年度は、生徒たちが全9ゼミに分かれ、「地域のSafety Coreとしての学び」をコンセプトに、地域と連携した探究活動に取り組みます。地域が抱える実際の課題に向き合い、関連機関の方々と協働しながら学びを深めていきます。
初回となる導入授業では、ゼミごとのテーマ紹介が行われ、生徒たちはこれからの活動への期待を膨らませていました。
今年度の9つのゼミテーマはこちらです。
① 避難と暮らし~ゾーニングについて学ぼう~
② タコラッチで避難所を快適に!
③ 高齢期における幸せな暮らし~私たちにできることとは?~
④ 須磨アルプスを発信しよう!
⑤ 食と生活と自然から須磨の海の未来を考える
⑥ 平家物語から紐解く、須磨
⑦ 里山改造計画
⑧ 小学生に「防災・災害」を伝える
⑨ SMTクロカリ Report
1年次「産業社会と人間」職場訪問全体発表会
10月3日(金)に、職業研究の全体発表会があり、体験した職場ごとの発表で選出された代表者21名が、1年次生全体の前でプレゼンテーションを行いました。
発表者は、様々な職場で感じ、学んだことから自分の職業観の基盤を作り上げ、堂々としていました。スライドや声の抑揚など自分の気づきを言葉にして、自分の経験を皆に分かりやすく伝える工夫をしており、聞いている生徒も良い刺激をたくさんもらえたようです。あまり思い通りにいかなかったなと思っている人は、まだ模索中なので当然のことです。他の人の話を聞いて、改めて自分の考えに気づけることも大切な学びです。発表の機会は今後もあるので、今回の経験が全員の今後の活動に活かされることを期待しています。
〈生徒の感想〉
・発表を聞いて、様々な考え方があることを知りました。それぞれがこれから大切にしたいことや進路選択に活かしたいことを明確にしていて良かったです。特に自分と違う意見も受け入れるという言葉が印象に残っていて自分も実践しようと思います。
・自分が発表をしたときには、緊張して周りを見ることが出来なかった。今回の発表では前々からの準備や目標設定が大切だと感じた。一人ひとりがわかりやすく見やすくパワーポイントが工夫されていて、更にそれだけに頼るのではなく、自分の言葉で考えたこと、感じたことを言語化していて素敵だった。
2年次課題研究 全体中間発表会
9月18日(木)の5・6限目に、2年次生が課題研究の全体中間発表会を行いました。
昨年は6グループ(系列ごと)に分かれての実施でしたが、今年はより多くの生徒が大学の先生からのフィードバックを得られるよう、10のグループでの発表としました。各ゼミから代表者3名(合計6名)が研究成果を発表しました。
当日は11名の大学の先生方にお越しいただき、専門的な立場からアドバイスや講評をいただきました。
【お越しいただいた大学】(五十音順) ・芦屋大学 ・大阪教育大学 ・神戸市立看護大学 ・神戸芸術工科大学 ・神戸常盤大学 ・園田学園大学 ・兵庫医科大学 ・兵庫教育大学 ・兵庫県立大学・流通科学大学
代表生徒は5分間で研究の途中経過を発表し、その後約5分間の質疑応答を行いました。
質疑応答では、大学の先生方からの的確な質問に答えながら、研究をより良くするためのアドバイスに真剣に耳を傾ける姿が見られました。代表生徒以外の生徒も、自分の研究に置き換えて考えながら真剣に聴いていました。
今回の中間発表会を通じて、生徒たちは自分たちだけでは気づけなかった新しい視点をたくさん得ることができました。2年次生全員にとって、自分の研究を見つめ直し、今後の方向性を修正する貴重な機会となりました。