目的・単位数
各教科・科目や,特別活動で身に付けた知識や技能等を関連付けながら,物事を分析し,状況にあわせて判断することにより,自分の主張を論理的に構成する能力を向上させる。
1年間を通して個人またはグループでの課題研究を実施。単位数は1単位(総合的な探究の時間を活用)。
探究の手法
(1)目的・仮説
身近で日常的な物事もしくは普遍的な事象から,自分の力で課題を見つけ出し,自ら学ぶことで主体的に考える力を培い,自ら設定した研究テーマの調査・分析・考察を通して,未来をつくる創造力(発想力・思考力・発信力・共感力)を育成する。
(2)「探究Ⅰ」との繋がり
1年次の活動を通して身に着けた,問題解決に主体的に取り組む力,探究活動に協働的に取り組む態度をもって臨む。また,導き出した結論の検証まで行うことを目標とする。実験や調査の手法,自分の考察を論理的に構成して他人に主張する力を活用し,わかりやすく伝わりやすい発表を目指す。
(3)形態
実施授業としては,生徒個人またはグループで研究テーマを設定したのち研究を行い,中間発表会を経て最終的に生徒研究発表会で発表するものとする。
個人での研究では,昨年度の学びを活かし,より主体的に調査・研究を行う。講座別に各自がスライドを用いて口頭発表を行い,代表者が体育館で行う中間発表の場でポスター発表をする。
また,教科「情報」の授業では,コンピュータを使用してプレゼンテーション用のポスターを作成し発表。今後研究を続け,今年度末までに論文を作成する。3年次に接続し「探究Ⅲ」において,自身が行ってきた探究活動を振り返りを行う。
(4)日程及び課題研究の基本的な流れ
4月 全体オリエンテーション「探究Ⅱ」課題研究の流れについて
5月 研究テーマの設定 リサーチクエスチョンの設定
6月 リサーチクエスチョンから仮説を設定 テーマ発表会
7月 アンケート準備 研究計画書の完成
8月 アンケート実施 研究経過報告
9月 調査・研究の実施
10月 調査・研究の実施 中間発表の準備
11月 中間発表・評価・振り返り 研究計画の練り直し
12月 調査・研究の実施 論文作成準備
1月 調査・研究の実施 論文作成
2月 生徒研究発表 論文作成
3月 論文作成
※ 研究計画書の作成 「研究テーマ」「リサーチクエスチョン」「仮説」の繋がりを意識して設定させ,具体的な調査活動を「研究計画書」に落とし込ませる。
探究Ⅱ
令和7年度 探究Ⅱ 研究テーマを深めよう
令和7年度の探究Ⅱがスタートしてから1カ月経ちました。
本年度から個人探究だけでなくグループ探究も実施できるようにプログラムを改めています。
基本は1年生の時と同様に5つのカテゴリ(国際・文化・スポーツ,法・政治・経済,情報・科学技術,医療・保健,社会・環境・教育)に分かれた上で,さらに細分化して20の講座でそれぞれが活動しています。
個人でもグループでも探究のテーマは様々です。1年生で行ってきた探究を更に深めるところもあれば,グループならではのテーマで探究を深めようとしているところもあります。
5月8日の探究では,グループ内で議論をしている場面もあれば,講座の先生と面談やアドバイスを受けているところも多くみられ,活発な活動が行われていました。
探究はテーマを決めてそこから仮説を立てることが一番難しいですが,それぞれがオリジナリティあふれる内容になっていくことを期待しています。
【探究】高校生プレゼンフォーラム参加(県立大学環境人間学部)
令和7年2月2日(日),兵庫県立大学環境人間学部主催で,高校生の探究活動発表会(プレゼンフォーラム)が行われました。
出場者は12月から県立大学の先生とオンラインや対面でご指導をいただくなかで,それまでの探究活動を振り返りながら更にブラッシュアップし,探究の内容を深めていきました。
発表後は県大の学生さんや聞いてくださった他の教員の方からコメントや質問をいただき,今後の探究活動をすすめる上で貴重なご意見をいただきました。
本校からは3チーム出場し,他校生に交じって堂々とプレゼンを行いました。
探究Ⅰ・Ⅱ発表会②
普通科 探究Ⅰ・Ⅱ発表会を開催しました。
普通科1・2年生が探究Ⅰ・Ⅱでの探究活動の集大成として、その成果を発表しました。
1年生の探究Ⅰでは、SDGs6分野に分かれて活動を行いました。グループで研究した内容をポスターにまとめ、展示しました。ポスター展示は、各分野の代表が1つずつ行いました。
2年生の探究Ⅱでは、個々の興味・関心に応じた9つの分野に分かれて活動を行いました。個人で研究した内容をスライド(Power Point)にまとめ、発表しました。スライド発表は、各分野の代表が1つずつ行いました。
アドバイザーの先生方からの質問にも柔軟に対応していました。どの発表も、よく研究されており、聞いている生徒の反応からも満足度は非常に高く、これからの探究を進めるにあたり、大変有意義な時間となりました。
探究Ⅱ講演会2
令和4年10月4日(火)7時間目に本校体育館にて探究Ⅱ講演会(2回目)を実施しました。
講師に甲南大学全学教育推進機構全学共通教育センターの千葉美保子准教授をお招きし、「研究結果の発表方法について」と題してご講演をしていただきました。
講演では、発表時に必要なコミュニケーション能力やスライドを見やすくする具体的なスキル等もご紹介していただきました。また、PREP形式を用いた自分の意見を主張するワーク活動も取り入れていただき、生徒は発表をする際に必要な心構えやスキルを得ることができました。
講演の後には、生徒からの質問に丁寧にご回答いただきました。
千葉先生ありがとうございました。
講演の様子
ワーク活動の様子
代表生徒による謝辞
探究Ⅰ・Ⅱ講演会
探究ⅠⅡ講演会を開催しました。
令和4年5月12日(木)7時間目に探究Ⅰ・Ⅱ講演会を体育館にて行いました。1年生1組~6組の生徒と2年生の探究Ⅱにおける地域創生グループと防災グループに属する49名が参加しました。
探究Ⅰは普通科1年生にとって、はじめての探究活動であり、探究Ⅱは、普通科2年生にとって本格的な研究活動が開始されます。そこで、地元たつの市役所の職員である「企画財政部企画課 主幹 水口 信太郎 様と 企画財政部企画課主査 沖田 順 様」を招聘し、総合的な探究の時間で研究活動を効果的に進めるため、「たつの市の現状・課題と20年後に向けて」というタイトルでご講演いただきました。
特に、人口の純移動率・産業構造については、他の市町村と比較分析し、たつの市の20年後に向けてどのように課題を解決するかについて大変詳しくご説明いただきました。また、経済産業省による地域経済分析システム(RESAS)によるビッグデータを活用した情報も提供していただきました。生徒にとって、地元たつの市を改めて知る機会となると共に、今後探究活動を進めていくための活動方針決定の一助になったと考えています。また、生徒からの積極的な質問もあり、大変有意義な時間となりました。
探究Ⅰ・Ⅱ講演会
令和3年6月29日(火)7時間目に75・76回生 探究Ⅰ・Ⅱ講演会を体育館にて行い、1年生1組~6組の生徒と2年生の「地域創生」をテーマとして探究活動を行う17名が参加しました。
探究Ⅰは普通科1年生にとって、はじめての探究活動であり、探究Ⅱは、普通科2年生にとって本格的な研究活動となります。そこで、地元たつの市役所の職員である「企画財政部参事兼企画課長 家氏 孝幸 氏 企画財政部企画課主査 沖田 順 氏」を招聘し、総合的な探究の時間で研究活動を効果的に進めるため、「たつの市の現状・課題と20年後に向けて」というタイトルで基本的な内容を中心に、ご講演いただきました。
特に、人口の純移動率・産業構造については、他の市町村と比較分析し、たつの市の20年後に向けてどのように課題を解決するかについて大変詳しくご説明いただきました。生徒にとって、地元たつの市を改めて知る機会となると共に、今後探究活動を進めていくための大きなヒントになったと考えています。また、生徒からの積極的な質問もあり、大変有意義な時間となりました。
探究Ⅱ講演会
探究Ⅱ講演会を開催しました。
探究Ⅱでは、普通科2年生にとって本格的な研究活動となります。そこで、令和3年6月22日(火)6時間目に、本校特別非常勤講師である「甲南大学 フロンティアサイエンス学部 生命科学科 教授 甲元一也 氏」を招聘し、総合的な探究の時間で研究活動を効果的に進める上で、特に重要な事柄、注意すべきポイントなど基本的な内容を中心にご講義いただきました。
特に、探究課題の設定のコツと研究計画の作り方については、大変詳しくご説明いただきました。さらには、探究活動をスタートするにあたりまずすべきことや、その手法について多くのご指導をいただきました。
生徒の反応からも満足度は非常に高く、今後の探究を進めるにあたり、大変有意義な時間となりました。