生徒の活動

SDGsDay2023 に参加しました!

3月18日(土)に本校2年生プロジェクト学習「Super Hero!」班が、神戸で行われた ”SDGsDay2023” に参加しました。「Super Hero!」班は、Bizworldの講師の皆さんの支援を受け、アントレプレナーシップを学んでおり、そのBizworldからお誘いを受けて、イベントスタッフとして、また、パネルディスカッションのパネラーとして参加しました。

 ”SDGsDay2023”とは、兵庫県・神戸市・UNOPS(国連プロジェクトサービス機関)が主催する、グローバルなSDGs課題解決へ挑戦するスタートアップ企業と市民の交流イベントです。スタートアップ、市内企業、学生等のSDGsに関する取組の発表を通じて、参加者が新しい価値観を体感し、未来を想像しながら交流することを目的として開催されました。スタートアップ企業からは、農産物の地産地消、海洋ゴミ問題、子育て、未来の食や船などの様々な取組が、市内企業からは、世界初カーボンゼロ日本酒やAIオーブンなどの取組が紹介され、実際にバウムクーヘンなどが市民にふるまわれました。

本校生徒は、ユーハイムが提供するAIを搭載したバウムクーヘン専用オーブン”THEO”で作った「作りたてバームクーヘン」を参加者に配布したり、環境に配慮したコーヒーをふるまったりして、会場運営を手伝いました。

また、附属高等学校2年生の柴田りゅ椛さんは、スタートアップ企業SUN株式会社のCEOと「Development」というテーマで対談を行いました。

本校2年生の小寺優大さんは、兵庫県産業労働部長と他の高校・大学生とともに「起業を通してSDGs実現を目指す、これからのアントレプレナーシップ」というテーマでパネルディスカッションを行いました。小寺さんは、本年度プロジェクト学習として行った起業家体験を通じて感じたことをもとに、「話し合いで意見が割れた時には折り合いをつけるために苦労をしたが、どのように進めるのがよいかアドバイスがほしい」「プレゼン等で考えを発信する時に、何に重点をおけばよいか」などの質問を行い、産業労働部長より、「よい質問である」と褒めていただくとともに、普段部長が話し合いをリードする時に心がけていることや、プレゼンの極意は熱意であることなど、丁寧に回答していただきました。

他にも、神戸中華同文学校の生徒による舞獅隊の演舞やユースジャズオーケストラの演奏などがありました。

このイベントに参加した附属中学校生は、ボランティアスタッフとしての務めを果たしながら、最先端のSDGsに関するスタートアップにふれることができ、充実した一日を過ごしました。

 

 

3年生を送る会を開催しました

 3月15日(水)5・6時間目に、体育館にて3年生(14回生)を送る会を開催しました。3年生にとっては義務教育修了式を除くと、附属中学校で最後に参加する学校行事であり、1・2年生にとっては新体制になった生徒会が主体となって運営する初めての学校行事でした。

 手作りのフラワーアーチをくぐって入場した3年生は、開会挨拶終了後、縦割り班に分かれて早速在校生と一緒に各学年ごとの企画を楽しみました。1年生は「歌詞当てクイズ」を企画し、問題に3年生担任の高下先生と上田先生の好きな曲を織り交ぜたり、曲名に含まれる文字を組み合わせて「ありがとう」と伝えました。2年生はRPGの世界観のもと、魔王が出題するクイズを企画し、クイズ終了後には3年部所属の教員と安西教頭先生の計6人によるトーナメント形式のじゃんけん大会を行いました。

 企画の後は、放送・映像文化部が作成した思い出ムービーを鑑賞しました。思い出ムービーの内容は、離任された先生方のうち14回生と特に関わりが深かった先生方のメッセージ動画と、3年間の学校行事や日常生活を切り取った振り返り動画です。お世話になった先生方の14回生への思いや贈る言葉を心に刻み、また、次々と映し出される懐かしい写真や動画を見てお互いに笑い合いながら当時を振り返りました。さらに、1年生の時に理科の授業、そして副担任としてお世話になった石本先生がサプライズで体育館に登場し、2年ぶりの再会に3年生の生徒たちは大盛り上がりでした。

 最後に、記念品としてオリジナルデザインのフェアトレードコットン製ブックカバーが在校生から贈呈され、3年生の代表生徒挨拶と閉会挨拶、安西教頭先生の講評をもって会が締めくくられました。

  生徒会役員と中央委員、放送・映像文化部を中心に1・2年生みんなで協力して作り上げた今回の3年生を送る会、3年生も1・2年生も温かな気持ちと笑顔を絶やすことなく会を終えることができました。

 

  

  

  

  

  

  

  

 

部活動の3年生を送る会

3月14日(火)12:10より、部活動の3年生を送る会を行いました。それぞれの部で部員全員が集まり、後輩から3年生に対して、メッセージを伝えたり、贈り物を渡したりしながら、お世話になった感謝の気持ちを伝えました。3年生からは、後輩に託したい思いや成し遂げて欲しいことなどが伝えられ、よいバトンが手渡されたと感じました。

なかには、顔よりも大きな色紙メダルをもらったり、手作りのメッセージカードをもらったりと、趣向を凝らした演出もあり、どの部の集まりにも満面の笑みがあふれていました。

3月17日(金)に義務教育修了式を迎える3年生にとっては、残りの中学校生活が今日を入れて4日間となり、一日一日を感慨深く過ごしています。明日は生徒会主催の送る会が開催されます。どの生徒にとっても、思い出深い行事になりますように。

 

2年生「探究科学」特別授業 ~校長先生理科実験~

 3月9日(木)、3時間目(1組)と6時間目(2組)に理科室にて2年生の生徒を対象に、理科、その中でも化学がご専門の小倉校長先生による理科実験の授業が行われました。実験のテーマは、「ナトリウムの単体とその化合物の性質」です。

実験1 ナトリウムの単体の性質

実験2 水酸化ナトリウム水溶液と二酸化炭素の反応

の2つの実験に取り組みました。

 実験1では、100 mL程度の水が入ったビーカーに米粒大のナトリウムを落とした時の反応と水で濡らしたろ紙の上にナトリウムを置いた時の反応を観察しました。この時、一瞬ナトリウムが激しく燃えて白煙が発生しますが、突然ナトリウムが発火する様子に生徒たちは驚いたり歓声をあげたりしていました。実験2では、二酸化炭素を集めた350 mLのアルミニウム缶に濃い水酸化ナトリウム水溶液を約30 mL加え、素早くガムテープで密封し左右に振った時のアルミニウム缶の変化を観察しました。この実験では、しばらく缶を振り続けていると缶がへこみます。大きくへこんで歓声をあげている班があった一方で、あまりへこまずに不思議そうにしている班もありました。しかし、1度目であまりへこまなかった班も振り方を激しくしたり実験をやり直すことで、アルミニウム缶が大きくへこむ様子を観察できました。

 生徒たちは、普段は授業を担当されない校長先生による特別授業ということでやや緊張した様子でしたが、楽しそうに、そして発生した気体の正体を自分たちで予測しながら実験を行っていました。

 なお、「総長・校長室より」のページにも今回の校長先生理科実験のトピックを掲載しています(トピックへのリンクはこちら)。

 

   

  

  

救急教室を開催しました

 3月8日(水)2時間目に、夢創館にて2年生の生徒が救急教室として、心肺蘇生法とAEDの使い方についての実習を行いました。今回の実習の目的は、次の2つです。

①「命の大切さ」「人を助ける気持ち」を実感する

②生命の維持の仕組みと救命の連鎖を知り、友人と協力して確実な心肺蘇生やAEDを実施できるように取り組む

 実習は10人程度に分かれた班ごとに行い、救急隊員の方に丁寧に指導して頂きながら、胸骨の圧迫やAEDの操作を体験しました。心肺蘇生法の実践やAEDの使用は初めての生徒がほとんどでしたが、各々にとっての憧れの人や大切な人を思い浮かべながら実習に臨みました。

 今回の救急教室をきっかけに、学校を含め普段よく利用する施設のAEDの設置場所を確認するなど、日ごろから救命に対する意識が高まったことでしょう。本日は2年生女子生徒を対象に開催しましたが、3月15日(水)2時間目には2年生男子生徒も同じ内容の救急教室を受講します。

 終わりに、お忙しい中今回の救急教室の講師を務めて頂いた西はりま消防本部たつの消防署光都分署の救急隊員の皆様、ありがとうございました。

 

  

  

令和4年度最後の全校集会を実施しました

 3月6日(月)1時間目に、夢創館にて令和4年度最後の全校集会を実施しました。

 校長先生からは、令和4年度全体を通した生徒たちの頑張りを褒めて頂きました。また、昨年12月に実施したアンケート結果をもとに、コロナ禍で中止を余儀なくされていた海外渡航を伴う国際交流について、附属高校を含めた令和5年度の見通しをお話して頂きました(校長先生挨拶の全文はこちらのページをご覧ください)。次に生徒会長は、第5回定期考査が終了したことを踏まえて、「テストだから良い点の方が良いけど、結果は後からついてきます。頑張った!という人は自分のことを褒めてあげてください」と、挨拶をしました。続いて、各専門委員長は、今月の各委員会目標の再確認をするとともに、後期の取り組みで今後も継続すべきことと反省点を、伝え方を各々工夫しながら全校生に発信しました。中でも、生活委員長は、生徒指導担当の下田先生になりきってスマートフォンや携帯電話の使い方について全校生に注意を促しました。

 次に、表彰伝達では、国語科と英語科より短歌・俳句・書き初め・GTECに関する表彰を行いました。表彰伝達を受けた生徒は次の通りです。なお、第44回新宮短歌俳句祭入賞者の作品はこちらで紹介しています。

◆第44回新宮短歌俳句祭

 短歌 学生の部 特選 佐藤藍佳さん・東千恵さん

 俳句 学生の部 特選 青木大耀さん

◆第44回読売書初め大会 席書の部 三席 栁生なつみさん

◆第28回「前田純孝賞」学生短歌コンクール中高校生の部 神戸新聞社賞 工藤容子さん

GTEC 

 Listening スコア優秀 坂口あんじさん・大林想汰さん・船引海音さん・北本翔太朗さん

 Reading  スコア優秀 船引海音さん・北本翔太朗さん・臼元優愛音さん・八杉友梨さん

 Writing  スコア優秀 中西秀二さん・向原瑠花さん・河本理駆さん

 Total   スコア優秀 船引海音さん・北本翔太朗さん・八杉友梨さん・坂口あんじさん

 次に、下田先生と大槻先生からは、2月26日に開催の姫路城マラソン2023を完走した大槻先生の体験をもとに、苦しいことでも挑戦し続けることの大切さについて、全校生にお話してもらいました。

 また、3月17日挙行の義務教育修了式に向けて、マスクを着用し換気を行いながら、校歌の練習も行いました。入学以来、これまでの式典では1番を斉聴するのみで、音楽で歌詞のテストがあった程度の校歌でしたので、歌詞がうろ覚えの生徒も見られました。附属中生として一つひとつの言葉を噛みしめながら義務教育修了式で歌えるよう、今後練習に励みます。

 

  

  

 

日本天文学オリンピックの本選に出場します!

2月18日に開催された第2回日本天文学オリンピック予選を突破し、本校1年生の東穂乃花さん(自然科学部)が本選出場を決めました。この大会は、第16回国際天文学・天文物理学オリンピック2023大会の日本代表選抜を兼ねており、東さんは京都府で3月5日に開催される本選で成績優秀者になると日本代表候補に選ばれ、国際大会(ポーランドで開催)への道が拓けます。

しかも、日本大会本選出場枠は中学生以下は若干名しかなく、そのなかに東さんが選ばれたことになり、大変栄誉なことです。

本選間近の3月3日には壮行会を行い、東さんへの応援の気持ちを全校生で伝えました。

 

 

 

 

 

第2回日本天文学オリンピックのフライヤーは以下のとおり。

 

第44回新宮短歌俳句祭で入賞者多し!

令和4年度 第44回たつの市新宮短歌俳句祭の入賞者が発表され、本校2年生から多くの受賞者がでました。

短歌特選 佐藤藍佳、東千恵

短歌入選 敦賀祥太、古川万葉奈、堀川紗希

俳句特選 青木大耀

俳句入選 東千恵

以上の生徒の作品は皆素晴らしく、物事を捉える視点や観察眼、また言語センスも抜群で、詠めば詠むほど味わい深いです。

ここで特選者の作品を掲載いたします。作者の豊かな感性をお楽しみください。

【短歌 学生の部 特選】

抜きたての大根の土 手で払う 明日の朝の御雑煮のため   佐藤藍佳

霜降りてさざんかのはな落ちぬるを 踏むか踏まぬか とまどい歩く   東千恵

【俳句 学生の部 特選】

霜柱ざくざく感が癖になる   青木大耀

 

FLL全国大会に出場しました!

2月19日に東京大学で開かれたロボット競技の全国大会「ファースト・レゴ・リーグ」(FLL)に、本校3年生の北本翔太朗さん、肥後理さん、谷口翔真さん、小野健心さんが出場しました。

FLLは4~16歳の子どもたちを対象とした世界最大級規模のロボット/STEAM競技会です。1998年設立以降、世界中に普及し、今では世界110ヵ国で毎年70万人の生徒が参加しています。競技は、大会テーマに沿ったロボ

ットゲームとプレゼンテーションで構成され、科学技術と創造力で社会の問題解決をするプロジェクト活動を行うものです。

附属中学校の3年生4名は、12月に開催された西日本予選を勝ち抜き、全国大会出場の切符を手に入れました。そ時の新聞記事は以下のとおりです(神戸新聞社より記事転載の許諾をいただいております)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ プレゼンテーションで「エネルギー」に関する研究発表をするため、「微生物燃料電池」の実験をする生徒ら

 

 

 

 

 

 

強豪40チームが東京大学に集結した全国大会では、準備した成果を存分に発揮することができましたが、惜しくも入賞はなりませんでした。しかし、様々な学校の生徒や大会関係者、企業の科学者と交流することができ、4人は持参した100枚の名刺をほぼ全て配り切りました。

同じ学年の生徒らも、ロボットの愛称やキャラクターを考えたり、当日着用したTシャツをデザインしたり、東京行きの新幹線を見送ったりと、蔭に日向に応援する姿が見られました。

以下、全国大会の様子をお伝えしますが、イノーベーションの発表は撮影禁止であったことを申し添えます。

令和4年度プロジェクト学習ポスターセッションを開催しました

 2月21日(火)の午後に、理科室・国際理解教室・夢創館1階・2階にて2年生のプロジェクト学習のポスターセッションを開催しました。「ヘビ類の骨学的研究」「附属中周辺の節足動物のインベントリー調査」「植物はどんなふうに成長するのか」「もったないから始まるセカンドキャリア」「チョウから自然の豊かさを調べる」「変光星の周期解析」「カルス培養」「マイコンを使って人と関わるロボットを作ろう」「金めっきの研究」「Super Hero!!(起業家になってみよう)」の10テーマについて、11班に分かれて発表を行いました。

 発表者と観客の距離が近く、時間の制約がないことがポスターセッションの魅力です。どの班もこれらの魅力を最大限に生かして、丁寧に各々の研究・活動内容を発表していました。講師の先生方や中高教員の鋭い質問やコメントに加えて、観客としてやってきた生徒たちの積極的な質問によって、生徒たちは自分たちだけでは気付かなかった見方や考え方を得られたことでしょう。特に、3年生の生徒たちは2年間のプロジェクト学習をやり遂げた後のため、質問や今後の研究・活動についての提案をたくさんしてくれました。ポスターセッション終了後、2年生の生徒たちは、指導して頂いている講師の先生と一緒にポスターセッションで貰った質問やコメントをもとに振り返りを行い、また、3年生で行うプロジェクト学習の計画を立てました。

 本日をもって授業時間に学年全体で行う令和4年度のプロジェクト学習は終了しましたが、1年間の研究・活動の経験と本日のポスターセッションの経験を存分に生かして、3年生になってからのプロジェクト学習がより充実することが期待されます。

 

  

  

  

 

第15代生徒会役員が運営する初めての全校集会を実施しました

 2月6日(月)1時間目に、夢創館で定例の全校集会を実施しました。1月から発足した第15代生徒会役員が運営する初めての全校集会でした。本来は1月25日(水)の6時間目に予定されていましたが、大雪に伴う臨時休校のため2月6日に延期となっていました。

 はじめに、安西教頭先生から「見えない財産」について、教頭先生自身の経験と1月24日に開催された3年生のプロジェクト学習発表会の様子を振り返りながらお話して頂きました。生徒たちには、即座に結果が表れなくても種々の学習や活動が「見えない財産」の貯金につながっていると考えて日々の生活を送ってほしいと思います。

 各専門委員長を含む生徒会役員からは、自己紹介及び12月の目標の反省と1・2・3月の目標の報告がありました。年度末まで残り2か月足らず。生徒一人一人が各委員会の目標を意識して行動し令和4年度を締めくくってほしいと思います。

 次に、生徒会長の村上さんが日付に関する話題も取り入れながら生徒会役員としての抱負を述べ、生徒会活動への協力を呼びかけました。また、新たな生徒会スローガンが”Love & Piece”に決まったことが発表され、スローガンに込めた意味を説明しました。一般的な”Love & Peace”ではなく、LoveはListen・Open・Voice・Enjoyの頭文字をとっており、また、Pieceはパズルのピースに由来するそうです。

 続いて、表彰伝達が行われ、百人一首大会で上位となった生徒と陸上競技部の生徒が表彰を受けました。

第57回上郡町民ロードレース大会 優勝 玉田崇陽さん

西播地区ロードレース選手権大会 優勝 小野勝也さん

新春百人一首大会 

 1位 末永明花莉さん 2位 髙嶋莉沙さん 3位 片山葵子さん・段結月さん(2名同点)

 全校集会終了後には、2月19日(日)に東京大学本郷キャンパスにて開催されるFLL Challenge全国大会の壮行会も実施しました。チームリーダーの北本さんが世界大会も見据えて力強く決意表明をしました。教頭先生からは、改めて初出場で全国大会に進めたことの凄さを全校生に説明して頂き、また、イノベーションプロジェクトを通じて企業の研究者をはじめとする社会人ともコンタクトをとっていることに対するお褒めの言葉を交えながら、チームを激励して頂きました。

 

以下は全校集会とFLL Challenge全国大会の壮行会の様子です。

☆全校集会

  

  

  

  

  

☆FLL Challenge全国大会 壮行会

 

タイ王国 トリアムウドムスクサ高等学校との交流

2月3日(金)と10日(金)の6校時に、本校3年生が、タイ王国トリアムウドムスクサ高校の日本語学科の学生とWEB交流をしました。

トリアムウドムスクサ高校は、兵庫県立大学附属高等学校と姉妹校であり、3年前まで毎年交換留学が行われていました。現在コロナ禍ですので渡航は中止されていますが、姉妹校として交流を活性化させるため、WEBを通してコミュニケーションを行っています。

テーマは自己紹介や自国の文化紹介等です。両方の学校で3~4人のグループをつくり、それぞれPC画面を通じてやりとりしました。具体的にイラストやスライドを見せながら名物や名所を紹介したり、好きなことや夢中になっていることを説明したり、生徒らはとても楽しそうに英語で会話をしていました。

タイの高校生は日本語学科ですので、日本語を話すこともできます。時々日本語を交えた会話に、附属中生は驚きながらも、その流暢さに感嘆の声をあげていました。

一日も早くコロナ禍が明け、トリアムウドムスクサ高校との交換留学が再開することを願わずにはおれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百人一首大会決勝戦を開催しました

 1月20日(金)放課後に、国際理解教室にて国語科及び図書委員会主催の百人一首大会決勝戦を開催しました。新型コロナウイルス感染症対策として、100枚の散らしどり形式ではなく、20枚ずつ青札・黄札・緑札・ピンク札・オレンジ札の5色に分かれた「五色百人一首」を用いて、お互いに向かい合わない形式で実施しました。

 各クラス5名ずつ、計30人のクラス予選を勝ち抜いた生徒が熱戦を繰り広げました。生徒たちは対戦開始までに取り札を裏返して上の句を確認したり、気持ちを落ち着かせたりしていました。また、対戦は感染症対策として静かに行われましたが、声は出せずとも素早く手を伸ばして札を取り、札を獲得した生徒は小さくガッツポーズをし、取られた生徒は悔しそうな表情を浮かべていました。

 たくさん札を取れた生徒もそうでない生徒も、皆附属中の新春恒例の百人一首大会を楽しみ、日本の伝統文化に親しむことができました。

 

  

  

令和4年度第2回生徒総会及び第15代生徒会役員認証式を実施しました

 令和5年1月16日(月)、1時間目に夢創館にて令和4年度第2回生徒総会及び第15代生徒会役員認証式を実施しました。生徒総会では、各クラスから選出された議長団による進行のもと、生徒会執行部及び各専門委員会の活動報告と、生徒会選挙管理規程の改訂に関する決議が行われました。定例の全校集会で各専門委員会で決定された月々の目標やそれに対する反省が報告されていますが、今回の生徒総会では年間を通しての成果や課題について確認することができました。また、生徒会選挙管理規程の改訂に関する決議は賛成多数により承認されました。

 生徒総会に引き続いて行われた第14代生徒会長の挨拶及び第15代生徒会役員認証式では、8名の2年生の生徒が第15代生徒会役員として認証され、校長先生から認証書を授与されました。挨拶で込み上げる想いに思わず涙を抑えきれなかった旧生徒会長の志をしっかりと受け継ぎ、さらに、自分たちのカラーも織り交ぜながら、附属中学校をますます良い生活が送れる学校にするべく奮闘してくれることでしょう。

 

  

  

    

   

冬休み前の全校集会を実施しました

 12月23日(金)3時間目に、夢創館にて冬休み前の全校集会を実施しました。校長講話、表彰伝達、生徒指導担当からの講話が行われました。小倉校長先生からは、学校内外での附属中生の頑張りを学年ごとに讃えて頂き、また、「日本サッカーの父」と言われているクラマーの教えをもとに、基礎・基本の大切さについてお話をして頂きました。表彰伝達では、12月5日の全校集会に引き続き夏季休業中の課題を中心に、29名と多くの生徒が表彰を伝達されました。生徒指導担当の大槻先生からは、気温の低下に伴う凍結等により特に気を付けるべき安全対策、また年末年始を迎えるにあたって親戚等大人数が集まる際の感染症対策をはじめとする留意事項について注意喚起がありました。

 今回の冬休みは曜日の関係で令和5年1月9日(月)まで続きます。交通安全や新型コロナウイルス感染症対策を含めた衛生に気をつけながら、課題を計画的に行い、家族とのコミュニケーションを充実させるなど有意義な冬休みを過ごしてほしいと思います。以下は表彰伝達を受けた生徒の一覧となります。また、校長講話の全文はこちらのページをご覧ください。

 

◆ふれあい文化の祭典ひょうご俳句フェスティバルジュニアの部

 入選 関遥花さん 佳作 松浦遙柊さん

◆令和4年度西播磨短歌祭(学生の部)

 入選 松井心花さん・前坂菊奈衣さん

◆全国書画展覧会書写の部

 特選 木戸花香さん

 金賞 西田優莉奈さん・山本姫華さん・寺本真緒さん・宮本野々香さん・松本莉緒さん・荻野杏彩さん

◆のじぎく文芸賞

 創作童話部門 優秀賞 船引里音さん、小説部門 優秀賞 工藤容子さん

◆第13回ひょうご新聞感想文コンクール

 入選 佐原小麦さん 奨励賞 東千恵さん

◆第41回全国中学生人権作文コンテスト兵庫県大会地区予選

 奨励賞 前田莉玖さん

◆第66回JA共済小・中学生書道コンクール

 銅賞 萩野杏彩さん 佳作 小深田紫音さん

 努力賞 テルファ美葡さん・林坂綾さん・木戸花香さん・三木はるさん

◆令和4年度 税についての作文

 兵庫県納税貯蓄組合総連合会長賞 佐原小麦さん

 相生税務署長賞 山田千尋さん

 西播磨県民局長賞 横野友香さん

 相生税務署管内租税教育推進協議会長賞 北郷真菜さん

 相生納税協会長賞 角田美咲さん

 相生納税貯蓄組合連合会長賞 肥後理さん

 

     

祝!FLL Challenge全国大会出場&はりま漫才グランプリ優勝

 12月12日(月)放課後に臨時の全校集会を実施し、おおぞら高等学校梅田キャンパスで開催されたFLL  Challenge大阪予選大会で全国大会への切符を獲得したことと、姫路市民会館で開催されたはりま漫才グランプリで優勝を果たしたことが報告されました。いずれも12月11日(日)に開催され、3年生の生徒が活躍しました。

 FLL Challenge大阪予選大会では、出場18チーム(うち1チームは棄権)の内上位5チームと、FLL Challengeの出場経験が少ないものの今後の活躍が期待できるチームを審査員が推薦する「審査員推薦」1チームの合わせて6チームが全国大会に進むことができます。本校のLEGOチーム「県大ロボ研 ver.14」は上位入賞は叶いませんでしたが、「審査員推薦」の出場枠を獲得し、初出場で全国大会への切符を手にしました。はりま漫才グランプリでは、西播磨地域の小学生・中学生・高校生がSDGsをお題としてネタを考え、披露しました。本校の漫才コンビ「空想ロケット」は1年生のときから行事ごとに漫才を披露してきた経験を生かして、16組の出場者の中から見事優勝に輝きました。空想ロケットのメンバーには、はりま漫才グランプリで行った漫才を全校生にむけて披露してもらいましたが、さすがは優勝者です。生徒たちも大うけでした!

 

☆FIRST LEGO League Challenge 2022-2023

 県大ロボ研 ver.14 北本翔太朗さん・小野健心さん・谷口翔真さん・肥後理さん

 全国大会は、令和5年2月19日(日)東京大学本郷キャンパスにて開催予定

 

☆第1回はりま漫才グランプリ 空想ロケット 上野蒼生さん・佐野優冴さん

  

2年生「探究科学」特別講義② ~続・探究するってナニ??~

 12月5日(月)4時間目に、国際理解教室にて兵庫県立大学大学院理学研究科 地球科学講座の後藤忠徳教授が、11月24日に引き続き、2年生に向けて独自科目「探究科学」の授業の一環として特別講義をしてくださいました。今回のテーマは3つ。①「わかりやすい発表」とは? ②「結果」と「議論・考察」の違い ③「課題発見」と「課題解決」です。後藤先生には令和2年度と令和3年度の2年間、13回生の地下探査をテーマとしたプロジェクト学習をご指導いただきましたが、各テーマの具体例として今年の1月に行われた13回生のプロジェクト学習口頭発表を振り返る形式でお話をして頂きました。

 1つ目のテーマでは、実際に口頭発表で使用されたスライドをもとにした発表を2種類行って頂き、どのような順で発表をするとより分かりやすいかを教えて頂きました。2つ目のテーマでは、「結果」では実験で得られた事実だけを分かりやすく表やグラフにまとめ、それらから読み取れる特徴だけをまとめること。「議論・考察」では結果の特徴から何が予測できるか、解釈できるかを考えて書くこと。また、「議論・考察」が無いと研究とは言えないこと。以上のことを教えて頂きました。3つ目のテーマでは、課題は「発見」してから「解決」するものと考えがちであるが、実際には「課題解決」をしてから「発見」を行っていることの方が多いことを教えて頂きました。また、そもそも課題を見つけるためには事前にかなりの勉強が必要となることと、解こうとしても解けないことが多いことも教えて頂きました。

 生徒たちは、プロジェクト学習の中間報告として来年の2月にポスターセッションを行います。3年生の口頭発表と形式は異なるものの、研究のまとめ方など今後のプロジェクト学習や探究科学の授業で活かせることをたくさん教えて頂きました。前回の特別講義も含め、後藤先生のお話とアドバイスを活かして各々の探究の質をレベルアップさせてほしいと思います。

 お忙しい中、附属中学校2年生にむけて2回の特別講義を引き受けて頂いた後藤忠徳先生、ありがとうございました。

 

  

12月の全校集会を実施しました

 12月5日(月)1時間目に、夢創館にて全校集会を実施しました。

 生徒会長の定森さんからは、自身が着用しているベストになぞらえて「私は今ベストを着ていますが、この1年間ベストを尽くせました。皆さんもベストを尽くせたでしょうか?」と、ユーモアを交えて挨拶を行いました。

 校長先生からは、2022年の残り1か月をどのように過ごすかということと、兵庫県公立大学法人芸術文化観光専門職大学の平田オリザ学長が兵庫県公立高等学校PTA連合会研究大会で講演された内容についてお話をして頂きました。平田学長によると、センス、マナー、コミュニケーション能力、美的感覚、感性、味覚などの「身体的文化資本」がますます重要になってくるとのことです。

 生徒会執行部からは、11月末に開催された専門委員会及び中央委員会での決定事項を全校生に共有・伝達しました。また、中央委員会主催の「クラス対抗!チャイム前着席王決定戦」では、全クラスとも99%以上の割合でチャイム前着席ができたことが報告され、同率で1位となった1年1組・1年2組・3年2組の3クラスが表彰されました。現在の第14代生徒会執行部が中心となって進行する最後の全校集会であったため、全校生の前に立つ生徒会執行部の人たちは皆誇らしげな表情を浮かべていました。

 表彰伝達では、夏季休業中の課題を中心にたくさんの生徒が表彰伝達を受けました。以下は表彰伝達を受けた生徒の一覧となります。

市村アイデア賞 奨励賞 菅藤康平さん

生命保険文化センター主催第60回中学生作文コンクール

 都道府県別賞 兵庫県佳作 青田祐葵さん・嶋津聡一郎さん・萩原初音さん

 ※学校として多数応募賞も受賞

第72回全国小・中学校作文コンクール都道府県審査中学校の部 佳作 定森佑夏さん

西はりま天文台ガイダンスキャンプポスター総選挙

 金賞 宮本野々花さん 銀賞 小島航太さん 銅賞 新谷脩容さん

上郡町小中学校読書感想文審査会

 入選 定倫太郎さん・松本莉緒さん 佳作 西村舞さん

第68回青少年読書感想文兵庫県コンクール 佳作 定倫太郎さん

ふれあい文化の祭典兵庫短歌祭 佳作 平田唯華さん・船引海音さん

令和4年度西播磨短歌祭(学生の部)

 奨励賞 テルファ美葡さん 入選 岩戸愛華さん

令和4年度西播磨俳句祭 入選 小島航太さん・髙野永翔さん

 

  

科学の甲子園ジュニア全国大会及びFLL Challenge予選大会の壮行会を開催しました

 12月1日(木)始業前に、夢創館にて科学の甲子園ジュニア全国大会2022及びFLL  Challenge予選大会に向けての壮行会を開催しました。

 科学の甲子園ジュニアは、科学好きの裾野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中学生が都道府県を代表して筆記競技と2種類(事前掲示と当日発表)の実技競技に取り組む大会です。8月19日(金)に開催された数学・理科甲子園ジュニアで昨年に引き続き見事準優勝に輝き、全国大会への切符を手にしました。同大会の優勝校である福崎町立福崎東中学校と兵庫県代表として合同チームを組み、2年生の生徒3名が出場します。

 FLL Challengeは、FIRST LEGO League Challengeの通称であり、9歳~16歳の青少年を対象とした世界最大規模の国際的なロボット競技会です。競技は自律型ロボットで2分30秒の間にミッションの攻略を目指す『ロボットゲーム』と「イノベーションプロジェクト」「ロボットデザイン」「コアバリュー」の3分野の『プレゼンテーション』で構成されます。ロボットは、大会名にも含まれているようにレゴ社製のロボットキットを使用し、各チームが規定の範囲内でサイズや使用するセンサなどを工夫して製作します。本校では独自科目「探究科学」の授業に教育版レゴマインドストームによるロボットのプログラミングを取り入れてきましたが、FLL Challengeへのエントリーと出場は初めてです。今回は、昨年度に単独で全日本小中学生ロボット選手権に出場し全国大会での受賞経験もある生徒を含む、3年生の有志の生徒4名が出場します。

 科学の甲子園ジュニアに出場する代表生徒からは、「方針の違いで途中仲間割れすることもあったが、協力して大会を楽しみたい」、FLL Challengeに出場する代表生徒からは、「初めての出場で分からないこともたくさんあったが、大会本番で悔いの無いようにしたい。」と、それぞれ力強く決意表明をしてくれました。校長先生からは、「科学の甲子園ジュニアのルーツとなる大会は兵庫県から始まり全国に広がっていったので、地元開催の年に全国大会に出場出来て誇らしい。また、FLL Challengeのような初めてのことに挑戦する姿勢はとても素晴らしい。」と激励して頂きました。

 両大会に出場する生徒たちは、放課後や休日にオンライン形式も活用しながら練習に取り組んでおり、第4回定期考査1週間前となっていますが大会直前まで時間の許す限り練習・調整を続けます!

 

☆大会日程☆

・第10回 科学の甲子園ジュニア全国大会2022

 令和4年12月2日(金)~4日(日) 姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじにて

・FLL Challenge 2022-2023予選大会

 令和4年12月11日(日) おおぞら高校梅田キャンパスにて

 

  

2年生「探究科学」特別講義 ~探究するってナニ??~

 11月24日(木)4時間目に、国際理解教室にて兵庫県立大学大学院理学研究科 地球科学講座の後藤忠徳教授が、2年生に向けて独自科目「探究科学」の授業の一環として特別講義をしてくださいました。テーマは3つ。①「勉強」と「研究」の違い ②ニュートンのリンゴ ③つぶれるケーキと学問 でした。

 「『勉強』と『研究』の違い」では、答えが分かっているのが「勉強」、答えが無いのが「研究」ということを改めて教えて頂きました。後藤先生が生徒に質問した際にはほとんど同じ意味のことを答えた生徒もいましたが、改めて2年生全員が両者の違いを意識できたのではないでしょうか。

 「ニュートンのリンゴ」では、リンゴが落ちるのをみて万有引力の法則を見つけたという、ニュートンに関する有名な逸話を示して頂いた後に、その逸話は真実ではないこととニュートンの周りの人物についても紹介をして頂きました。ニュートンの業績を通じて、謎解きや発見のためには、①過去の記録を詳しく調べること②多くの人と相談し、互いに協力すること③分かったことを、何らかの形にまとめることの3点が大切になるということを教えて頂きました。また、調べ方やまとめ方についても教えて頂きました。さらに、「ある実験の結果として失敗しても別の実験として考えれば正解だった」ということが研究ではよくあることも教えて頂きました。

 「つぶれるケーキと学問」では、買い物に行った際にケーキやふわふわのパンの上にお米の袋を置いて買い物をしている人を見かけた場合を例にしてお話をして頂きました。この例で考えると、理学的視点では、なぜ物は潰れるのか、教育学・心理学・社会学的視点では、なぜ物が潰れるのに気にしないのか、さらには、潰れたって良いじゃないか、などという疑問について考えることで学問に繋げることができるということです。日常生活においても疑問を抱き、その疑問こそが探究の「エンジン」となることを教えて頂きました。

 生徒たちは4月からプロジェクト学習に取り組んでおり、また、2年次の探究科学の授業も10月から始まっています。「研究者」の立場から探究をすることについて教えて頂き、生徒・教員ともに探究について考え直したり理解を深める良い機会になりました。後藤先生、今回はお忙しい中特別講義をして頂き、ありがとうございました。なお、後藤先生には次回の探究科学の授業でも特別講義をして頂きます。次回もどうぞよろしくお願い致します。