生徒の活動
2年生「探究科学」特別講義② ~続・探究するってナニ??~
12月5日(月)4時間目に、国際理解教室にて兵庫県立大学大学院理学研究科 地球科学講座の後藤忠徳教授が、11月24日に引き続き、2年生に向けて独自科目「探究科学」の授業の一環として特別講義をしてくださいました。今回のテーマは3つ。①「わかりやすい発表」とは? ②「結果」と「議論・考察」の違い ③「課題発見」と「課題解決」です。後藤先生には令和2年度と令和3年度の2年間、13回生の地下探査をテーマとしたプロジェクト学習をご指導いただきましたが、各テーマの具体例として今年の1月に行われた13回生のプロジェクト学習口頭発表を振り返る形式でお話をして頂きました。
1つ目のテーマでは、実際に口頭発表で使用されたスライドをもとにした発表を2種類行って頂き、どのような順で発表をするとより分かりやすいかを教えて頂きました。2つ目のテーマでは、「結果」では実験で得られた事実だけを分かりやすく表やグラフにまとめ、それらから読み取れる特徴だけをまとめること。「議論・考察」では結果の特徴から何が予測できるか、解釈できるかを考えて書くこと。また、「議論・考察」が無いと研究とは言えないこと。以上のことを教えて頂きました。3つ目のテーマでは、課題は「発見」してから「解決」するものと考えがちであるが、実際には「課題解決」をしてから「発見」を行っていることの方が多いことを教えて頂きました。また、そもそも課題を見つけるためには事前にかなりの勉強が必要となることと、解こうとしても解けないことが多いことも教えて頂きました。
生徒たちは、プロジェクト学習の中間報告として来年の2月にポスターセッションを行います。3年生の口頭発表と形式は異なるものの、研究のまとめ方など今後のプロジェクト学習や探究科学の授業で活かせることをたくさん教えて頂きました。前回の特別講義も含め、後藤先生のお話とアドバイスを活かして各々の探究の質をレベルアップさせてほしいと思います。
お忙しい中、附属中学校2年生にむけて2回の特別講義を引き受けて頂いた後藤忠徳先生、ありがとうございました。
12月の全校集会を実施しました
12月5日(月)1時間目に、夢創館にて全校集会を実施しました。
生徒会長の定森さんからは、自身が着用しているベストになぞらえて「私は今ベストを着ていますが、この1年間ベストを尽くせました。皆さんもベストを尽くせたでしょうか?」と、ユーモアを交えて挨拶を行いました。
校長先生からは、2022年の残り1か月をどのように過ごすかということと、兵庫県公立大学法人芸術文化観光専門職大学の平田オリザ学長が兵庫県公立高等学校PTA連合会研究大会で講演された内容についてお話をして頂きました。平田学長によると、センス、マナー、コミュニケーション能力、美的感覚、感性、味覚などの「身体的文化資本」がますます重要になってくるとのことです。
生徒会執行部からは、11月末に開催された専門委員会及び中央委員会での決定事項を全校生に共有・伝達しました。また、中央委員会主催の「クラス対抗!チャイム前着席王決定戦」では、全クラスとも99%以上の割合でチャイム前着席ができたことが報告され、同率で1位となった1年1組・1年2組・3年2組の3クラスが表彰されました。現在の第14代生徒会執行部が中心となって進行する最後の全校集会であったため、全校生の前に立つ生徒会執行部の人たちは皆誇らしげな表情を浮かべていました。
表彰伝達では、夏季休業中の課題を中心にたくさんの生徒が表彰伝達を受けました。以下は表彰伝達を受けた生徒の一覧となります。
◆市村アイデア賞 奨励賞 菅藤康平さん
◆生命保険文化センター主催第60回中学生作文コンクール
都道府県別賞 兵庫県佳作 青田祐葵さん・嶋津聡一郎さん・萩原初音さん
※学校として多数応募賞も受賞
◆第72回全国小・中学校作文コンクール都道府県審査中学校の部 佳作 定森佑夏さん
◆西はりま天文台ガイダンスキャンプポスター総選挙
金賞 宮本野々花さん 銀賞 小島航太さん 銅賞 新谷脩容さん
◆上郡町小中学校読書感想文審査会
入選 定倫太郎さん・松本莉緒さん 佳作 西村舞さん
◆第68回青少年読書感想文兵庫県コンクール 佳作 定倫太郎さん
◆ふれあい文化の祭典兵庫短歌祭 佳作 平田唯華さん・船引海音さん
◆令和4年度西播磨短歌祭(学生の部)
奨励賞 テルファ美葡さん 入選 岩戸愛華さん
◆令和4年度西播磨俳句祭 入選 小島航太さん・髙野永翔さん
科学の甲子園ジュニア全国大会及びFLL Challenge予選大会の壮行会を開催しました
12月1日(木)始業前に、夢創館にて科学の甲子園ジュニア全国大会2022及びFLL Challenge予選大会に向けての壮行会を開催しました。
科学の甲子園ジュニアは、科学好きの裾野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中学生が都道府県を代表して筆記競技と2種類(事前掲示と当日発表)の実技競技に取り組む大会です。8月19日(金)に開催された数学・理科甲子園ジュニアで昨年に引き続き見事準優勝に輝き、全国大会への切符を手にしました。同大会の優勝校である福崎町立福崎東中学校と兵庫県代表として合同チームを組み、2年生の生徒3名が出場します。
FLL Challengeは、FIRST LEGO League Challengeの通称であり、9歳~16歳の青少年を対象とした世界最大規模の国際的なロボット競技会です。競技は自律型ロボットで2分30秒の間にミッションの攻略を目指す『ロボットゲーム』と「イノベーションプロジェクト」「ロボットデザイン」「コアバリュー」の3分野の『プレゼンテーション』で構成されます。ロボットは、大会名にも含まれているようにレゴ社製のロボットキットを使用し、各チームが規定の範囲内でサイズや使用するセンサなどを工夫して製作します。本校では独自科目「探究科学」の授業に教育版レゴマインドストームによるロボットのプログラミングを取り入れてきましたが、FLL Challengeへのエントリーと出場は初めてです。今回は、昨年度に単独で全日本小中学生ロボット選手権に出場し全国大会での受賞経験もある生徒を含む、3年生の有志の生徒4名が出場します。
科学の甲子園ジュニアに出場する代表生徒からは、「方針の違いで途中仲間割れすることもあったが、協力して大会を楽しみたい」、FLL Challengeに出場する代表生徒からは、「初めての出場で分からないこともたくさんあったが、大会本番で悔いの無いようにしたい。」と、それぞれ力強く決意表明をしてくれました。校長先生からは、「科学の甲子園ジュニアのルーツとなる大会は兵庫県から始まり全国に広がっていったので、地元開催の年に全国大会に出場出来て誇らしい。また、FLL Challengeのような初めてのことに挑戦する姿勢はとても素晴らしい。」と激励して頂きました。
両大会に出場する生徒たちは、放課後や休日にオンライン形式も活用しながら練習に取り組んでおり、第4回定期考査1週間前となっていますが大会直前まで時間の許す限り練習・調整を続けます!
☆大会日程☆
・第10回 科学の甲子園ジュニア全国大会2022
令和4年12月2日(金)~4日(日) 姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじにて
・FLL Challenge 2022-2023予選大会
令和4年12月11日(日) おおぞら高校梅田キャンパスにて
2年生「探究科学」特別講義 ~探究するってナニ??~
11月24日(木)4時間目に、国際理解教室にて兵庫県立大学大学院理学研究科 地球科学講座の後藤忠徳教授が、2年生に向けて独自科目「探究科学」の授業の一環として特別講義をしてくださいました。テーマは3つ。①「勉強」と「研究」の違い ②ニュートンのリンゴ ③つぶれるケーキと学問 でした。
「『勉強』と『研究』の違い」では、答えが分かっているのが「勉強」、答えが無いのが「研究」ということを改めて教えて頂きました。後藤先生が生徒に質問した際にはほとんど同じ意味のことを答えた生徒もいましたが、改めて2年生全員が両者の違いを意識できたのではないでしょうか。
「ニュートンのリンゴ」では、リンゴが落ちるのをみて万有引力の法則を見つけたという、ニュートンに関する有名な逸話を示して頂いた後に、その逸話は真実ではないこととニュートンの周りの人物についても紹介をして頂きました。ニュートンの業績を通じて、謎解きや発見のためには、①過去の記録を詳しく調べること②多くの人と相談し、互いに協力すること③分かったことを、何らかの形にまとめることの3点が大切になるということを教えて頂きました。また、調べ方やまとめ方についても教えて頂きました。さらに、「ある実験の結果として失敗しても別の実験として考えれば正解だった」ということが研究ではよくあることも教えて頂きました。
「つぶれるケーキと学問」では、買い物に行った際にケーキやふわふわのパンの上にお米の袋を置いて買い物をしている人を見かけた場合を例にしてお話をして頂きました。この例で考えると、理学的視点では、なぜ物は潰れるのか、教育学・心理学・社会学的視点では、なぜ物が潰れるのに気にしないのか、さらには、潰れたって良いじゃないか、などという疑問について考えることで学問に繋げることができるということです。日常生活においても疑問を抱き、その疑問こそが探究の「エンジン」となることを教えて頂きました。
生徒たちは4月からプロジェクト学習に取り組んでおり、また、2年次の探究科学の授業も10月から始まっています。「研究者」の立場から探究をすることについて教えて頂き、生徒・教員ともに探究について考え直したり理解を深める良い機会になりました。後藤先生、今回はお忙しい中特別講義をして頂き、ありがとうございました。なお、後藤先生には次回の探究科学の授業でも特別講義をして頂きます。次回もどうぞよろしくお願い致します。
県大会に向けて部活動壮行会を開催しました ~剣道部・陸上競技部~
11月17日(木)始業前に、兵庫県新人剣道大会に出場する剣道部と兵庫県総合体育大会駅伝競走大会に出場する陸上競技部を激励するために、部活動壮行会を開催しました。それぞれの部長が決意表明をした後、小倉校長先生から激励の言葉を頂きました。新型コロナウイルス感染症対策として、いずれの大会も現地での関係者以外の応援は認められていませんが、その分全校生の精一杯の拍手で激励を行いました。
西播大会を勝ち抜いて獲得した県大会への切符です。他校の選手のレベルも当然高くなりますが、ぜひ、近畿大会を出場を目指して附属中生らしく戦い抜いて欲しいと思います。
☆兵庫県新人剣道大会
令和4年11月19日(土)・20(日) 兵庫県立武道館にて
☆兵庫県総合体育大会駅伝競走大会
令和4年11月19日(土) 奥神鍋周辺にて(神鍋高原芝生グランド横スタート)
西はりま天文台 ガイダンスキャンプポスター総選挙2022
附属中学校では、1年生のガイダンスキャンプ(4月末実施)後の課題として、毎年ポスターを作成しています。
訪問先(西はりま天文台と人と自然の博物館)で学んだ内容やさらに調べてみたことを自分なりに工夫してまとめています。
西はりま天文台や宇宙のことについてまとめたもののうち、特に優秀なもの10数点を天文台に展示していただき、3年前より、天文台を訪問されたお客様に一番素晴らしいと思ったポスターにシールを貼って投票していただくという、「ポスター総選挙」が実施されています。
11月15日に本年度の投票の結果、金賞・銀賞・銅賞となった人へ、西はりま天文台の高山先生より表彰状と賞品が贈られました。
総投票数は367票ということで、たくさんの方にポスターを見ていただけたことはうれしいですね。
≪受賞者≫
金賞 宮本野々香さん 「宇宙の歴史を知ろう」
138億年の宇宙の歴史を年表にまとめる。宇宙の状況に加えて、地球の様子も紹介している点がよい。
銀賞 小島航太さん 「星の明るさと色」
図を使い、星の誕生からの色の変化を紹介。星の名前に由来する車を取り上げ、違った分野と知識をつなげている。
銅賞 新谷脩容さん 「宇宙の謎と不思議」
望遠鏡の仕組みや宇宙雑学を紹介。宇宙人に出会った時の保険があるという雑学が面白い。
このような機会をくださった西はりま天文台の先生方、投票してくださった皆様、ありがとうございました。
来年4月頃まで展示されていますので、ぜひ見に行ってくださいね。
来年度の1年生の作品も楽しみにしています。
第10回科学の甲子園ジュニア全国大会記者説明会に出席しました
11月8日に兵庫県庁で行われた「第10回科学の甲子園ジュニア全国大会記者説明会」に、大会に出場する2年生3名(塩谷斉矩さん、岸本樹さん、成世壮吾さん)が出席しました。
科学技術振興機構様、兵庫県教育委員会様、協働パートナー様からの説明やご挨拶の後、いよいよ生徒による代表チーム挨拶が行われました。同じく代表チームを構成する福崎東中学校のメンバーとともに、代表に選ばれた喜びや大会への抱負を語りました。
その後、記者さんの質問に答えたり、フォトセッションに参加したりしながら、ますます大会への意気込みが増すのを実感しました。
最後に他の都道府県の代表チームに向かって「みんな、兵庫県で待ってるよ~!」というメッセージをビデオに撮っていただき、解散しました。
全国大会主催地の代表チームということでプレッシャーを感じるところですが、大会ではのびのびと実力を発揮したいと思います。
令和4年度トライやる・ウィーク2日目 ~赤穂化成&アース製薬~
11月8日(火)、トライやる・ウィーク2日目はエリア学習として赤穂化成株式会社(午前)とアース製薬株式会社坂越工場(午後)を訪問しました。アース製薬様は兵庫県との 「青少年の健全育成」 に関する連携協定を締結しており、その一環として、来年度から本校の16回生がプロジェクト学習でお世話になります。
赤穂化成では、海水中には5×1016 トンに及ぶ塩が存在すると言われており、また、世界では年間2億8000万トン、日本では年間87万トンの食塩が生産されていることや、食塩以外にも食品添加物や凍結防止剤を製造していることなどの説明をして頂きました。また、塩作り体験では土鍋の中で加熱することにより水分を蒸発させて塩を取り出す方法を体験し、取り出した塩は小袋に入れて持ち帰りました。工場見学では「天塩」の袋詰めの工程や製塩の歴史について説明して頂きました。
赤穂御崎公園では、7日と同様に天候に恵まれ、晴れ渡った空のもとで瀬戸内の穏やかな海を眺めながら昼食をとりました。
アース製薬では、会社の説明をして頂いた後に、発泡入浴剤「温泡」の紹介動画を視聴しました。その後、アース製薬で飼育しているゴキブリや蚊を使用して、「ブラックキャップ」、「ゴキジェットプロ」、「サラテクト」の製品デモンストレーションを見せて頂きました。さらに、飼育棟ではデモンストレーションで見せて頂いたゴキブリや蚊以外にもダニ、ハエなど多数の種類の害虫を飼育している様子を見せて頂きました。そして、極めつけはワモンゴキブリを約60万頭飼育している部屋の見学です。ほとんどの生徒はガラス越しでの見学だったのですが、一部の生徒は・・・!どの種類の害虫を見るときも一瞬目をそらすことはあるもの、さすがは自然豊かな地域で学校生活を送っている附属中生。生き物好きの生徒が多く、まじまじと害虫を眺め、目を輝かせながら研究員の方々の説明を聞いていました。また、見学の最後には「害虫であっても命あるものなので、当社では”殺虫剤”という言葉を使わずに”虫ケア用品”という言葉を使っています」というお言葉も頂き、生命の尊さも教えて頂きました。
赤穂化成の皆様、アース製薬の皆様、ご多忙の中見学・体験実習を引き受けて下さり、ありがとうございました。
本校のトライやる・ウィーク1日目と2日目は、西播磨地区にある最先端の科学技術や伝統産業を広く調査・研究することにより、地域社会に参画し、主体的に問題解決をしようとする生き方を見つけ出すことを目的として、「エリア学習」を実施しました。3日目からは、いよいよ光都管内及びその周辺地域の事業所と県立大学関連施設にて、職場体験を行います。
全校集会を行いました
10月31日に全校集会を行い、生活目標の発表や表彰伝達がありました。
まず最初に小倉校長先生のご挨拶では、「豊臣秀吉は目の前にある仕事を一生懸命やるということを心がけた結果、誰よりも出世した」というエピソードから、日常の真摯な取組の大切さを教えていただきました。
生徒会執行部からは、「早めの計画」を大切にした各委員会の取組が発表されました。
表彰伝達を受けた生徒は以下のとおりです。
◆赤とんぼ駅伝大会 男子3位 1区2位=玉田崇陽さん、2区3位=北本翔太朗さん、3区3位=戸田陽悠さん
◆西播駅伝大会 男子6位 1区1位=玉田崇陽さん、5区3位=小野勝也さん
◆バスケットボール赤穂郡大会 優秀選手 福壽真侑さん、野村柊斗さん
◆剣道部赤穂郡大会 個人戦3位 岸本樹さん、吉本真野さん
◆剣道部西播大会 男子団体3位、女子団体3位
◆秋季卓球大会 男子A2位 万代貴文さん、角野瑛亮さん
令和4年度トライやる・ウィーク1日目 ~龍野コルク工業&たつのテクニカルセンター~
11月7日(月)、本校2年生のトライやる・ウィークが始まりました。初日はエリア学習として、龍野コルク工業株式会社(1組:午前、2組:午後)と佐藤精機株式会社たつのテクニカルセンター(1組:午後、2組:午前)を訪問しました。
龍野コルク工業では、片岡様より主力製品であるビーズ法発泡プラスチックス製品と機能性クッション及び発泡スチロール全般に関する説明を、実演も交えながらして頂きました。また、環境に配慮した取り組みや理念についてもお話して頂きました。実演では、スプーン1杯程度の原料でも加熱することで大きく体積が増加する様子を見せて頂き、また、生卵を発泡スチロールに強く打ち付けても割れないということを体験させて頂きました。説明終了後の工場見学では機能性クッションの中身や乾燥前の発泡スチロール製品を実際に触らせて頂き、身近な存在の発泡スチロールをまさに肌で感じることができました。
たつのテクニカルセンターでは、佐藤様より会社の説明をして頂き、続いて日本宇宙少年団横浜分団の藤島様よりロケットや小惑星探査について、お話をして頂きました。10月14日のイプシロンロケットの打ち上げや11月8日の皆既月食など最新の話題も含め気さくな話し方で説明をして頂き、とても興味深かったです。工場見学では最先端の装置や従業員の方の磨かれた技術を間近で見学することができました。見学の最後には、夢や憧れを持つことが大事、失敗は成功へのステップ、自分で考え自分で決めて行動することが大事、自分が今できないことに挑戦する気持ちをもって、というお言葉も頂き、生徒たちは真剣な顔つきでうなずいたりメモをとったりしていました。
龍野公園では、紅葉を見るには一足早かったものの、秋晴れのもとで班ごとに昼食をとりました。食事が終わると生徒たちは鬼ごっこをしたり公園内を散策するなど、普段の昼休みではできないことを楽しんでいました。
最後になりましたが、ご多忙の中見学・体験実習を引き受けて頂いた龍野コルク工業の皆様、佐藤精機たつのテクニカルセンターの皆様、日本宇宙少年団横浜分団の藤島様、ありがとうございました。
西播駅伝大会が開催されました
10月29日(土)に太子町総合公園陸上競技場周辺コースにおいて、西播地区中学校駅伝競走大会が開催されました。
女子チームは健闘しましたが、惜しくも入賞には至りませんでした。
男子チームは1区・2区でトップの駿足をみせ、その後も確実にタスキをつないで6位に入賞し、県大会出場を決めました。
区間賞は以下のとおりです。
1区1位=玉田崇陽さん 5区3位=小野勝也さん
科学の甲子園ジュニア全国大会の合同練習を行いました
10月29日(土)に福崎東中学校の3名とともに、科学の甲子園ジュニア全国大会の合同練習を行いました。
この会は、8月に行われた兵庫県数学・理科甲子園ジュニアで優勝・準優勝したチームが、6人チームをつくって全国大会に挑むため、打合せや準備をする会です。
前回(9月22日)は本校の3名が福崎東中学校に出向きましたので、1カ月ぶりの再会でした。
これから2回のWEB会議と1回の対面練習を経て、12月2日~4日にアクリエ姫路で開催される全国大会に出場します。
「頑張ります!」
プロジェクト学習で夜間観望会を行いました
10月28日(金)に、プロジェクト学習のうち2・3年生それぞれの天文班が夜間観望会を行いました。
講師は、西はりま天文台の本田先生と高山先生です。天文台からたくさんの望遠鏡を携えて来てくださいました。
まずは西はりま天文台庁用車と一緒に記念撮影!
この夜は曇天。しかし、雲間に木星・土星や秋の星座(アンドロメダ座、ぺガスス座、カシオペア座など)をゆっくり観察することができました。本田先生、高山先生、ありがとうございました。
Let’s Enjoy Halloween! (10/31コスチューム追加)
10月28日は全ての英語のクラスで、仮装したALTと楽しむハロウィンパーティが行われました。
グループを作って、ミステリーボックスの中身を当てたり、ハロウィンクイズに挑戦したり、大盛り上がりでした。
さて、外国人の先生方の今年の仮装は‥‥
“ハウルの動く城”より、ハウルとソフィーでした。カルシファーもぬいぐるみで登場しました。
↓こちらは、10月31日のコスチューム
英語の先生の仮装、また生徒のミニ変身も個性的でした。
英語の授業ですので、もちろんやり取りは英語です。体の動きに合わせた絶妙な言い回しや、思わず飛び出す感嘆語も含め、とても自然な英会話ができており、感心しました。
芸術鑑賞会で狂言を鑑賞しました
10月21日(金)の3・4時間目に、体育館で芸術鑑賞会を開催しました。
今回は、大蔵流狂言 善竹会の皆様をお迎えして狂言を鑑賞しました。曲目は「蟹山伏」と「棒縛」の2曲でした。どちらも登場人物の軽妙なやりとりやせめぎあい、知恵の出し合いが見所の楽しい狂言で、生徒達は日本の古典芸能の世界に見入っていました。また、公演前には「狂言の楽しみ方」と題し、狂言における言葉遣いや立ち方、お辞儀の仕方なども教えて頂き、生徒達も熱心に動作を覚えていました。公演終了後の生徒会長によるお礼の挨拶では、早速教えて頂いたお辞儀の仕方を実践し、その後、生徒全員でも狂言流の言い方と動作で感謝の気持ちを伝えました。
今年度も新型コロナウイルス感染症対策として保護者の皆様の入場は叶いませんでしたが、ほとんどの生徒が狂言を観るのは初めてということだったので、室町時代から続く日本の伝統文化に触れる良い機会になったと思います。
善竹会の皆様、ありがとうございました。
西播新人戦・赤とんぼ駅伝に出場しました
10月15日(16日)に、西播中学校新人大会が開催され、バスケットボール部・卓球部・剣道部の新チームが出場しました。また同日に、西播駅伝大会の前哨戦である「赤とんぼ駅伝」が開催され、中学3年生を中心とした陸上部が出場しました。
10月13日の壮行会で力強い決意表明を行った選手たちは、有言実行、正々堂々と勢いのあるプレーを展開し、なかには県大会の出場を決めた部活動もあります。皆、よく頑張りました。結果は以下の通り。
【バスケット男子】本校51-69太子西 惜敗
【バスケット女子】本校43-63御津 惜敗 福壽真侑さん西播地区DC選手に選出
【卓球男子】団体予選リーグ3位惜敗 個人1回戦惜敗
【卓球女子】個人1回戦惜敗
【剣道男子】団体3位入賞(県大会出場) 個人1・2回戦惜敗
【剣道女子】団体3位入賞(県大会出場) 個人1・2回戦惜敗
【陸上駅伝】団体3位 区間賞 1区2位玉田崇陽さん 2区2位北本翔太朗さん 3区3位戸田陽悠さん
令和4年度体育大会を開催しました
令和4年10月5日(水)、附属中学校と附属高校合同で体育大会を開催しました。今年度も新型コロナウイルス感染症対策と生徒たちの体力を考慮して午前中半日での開催となりましたが、2019年度以来3年ぶりに保護者の皆様に直接生徒たちの活躍を見て頂くことができました。平日の開催にもかかわらず多数の保護者の皆様にご来場頂き、ありがとうごございました。
合同体操で行ったラジオ体操は、準備体操であるとともに競技の一部にもなっていましたが、多くの生徒たちがそのような意識で体操に取り組みました。大縄跳び・綱引きでは、高校生にも負けず劣らずの順位で奮闘し、特に綱引きでは、2年1組がトーナメント戦を勝ち抜き中高合わせて21クラスある中で2位になりました。両競技とも真剣な表情で歯を食いしばり競技に取り組んでいて、必死さが伝わってきました。中学生演技として行った集団行動とダンスでは、高校生へのお披露目は今日が初めてでしたが、動きの一つ一つに感心の声や拍手・手拍子を送ってくれました。ダンスに関しては、生徒会が作成した動画をもとに夏休み前から各自で練習を進め、9月に入ってからは全校体育や放課後練習の時間を利用し、みんなと動きを合わせる練習を積み重ねてきた成果だと思います。バラエティーリレーでは「借り物競争」「#神輿」「ボールシュート」「たいふープ」「ぐるぐるバット」の5種目に挑戦しましたが、どの種目もお互いに協力し、また、楽しみながら競技を行っていることが伝わってきました。女子4×100 mリレー・男子4×200 mリレー・男女混合リレーでは各々が大きく手を振り、バトンパスでのロスも少なく疾走することができました。また、予定より早く競技が進行したため、閉会式前には急遽中高の教職員と生徒会役員によるリレーも行われました。生徒会役員によるリレーでは、中高の生徒会役員で合同チームを結成し、中学生と高校生が一体となって体育大会のフィナーレを飾ってくれました。なお、昨日の予行演習終了後には開催時間の関係で中止となっていた部活動リレーが3年ぶりに開催され、中学校からも文武問わず多くの部活動が参加しました。普段苦楽を共にする仲間と走ることで、部活動の団結を深める良い機会となったのではないでしょうか。
最終的に総合順位で2年1組が第3位となり、数年ぶりに中学生が入賞することができました。しかし、表彰状授与後の武尾総長先生のコメントにもあったように、今回入賞できなかったクラスも、体格や体力差が大きい高校生相手にも物怖じしないで本当によく頑張って競技や演技、そして応援に取り組んでいました。勝利が全てではありません。生徒たちは体育大会の準備の過程や演技・競技を通じてクラスや部活動の仲間と協力することの大切さと難しさ、そして楽しさを実感したと思います。この経験を学業・行事・部活動など日々の学校生活に生かしてほしいと思います。
1年生 中大連携授業~芸術文化観光専門職大学~
9月26日(月)の5,6時間目に1年生が、「コミュニケーション」の授業で芸術文化観光専門職大学と連携した中大連携授業を行いました。
授業には、青年団の俳優・福田倫子さんと、同大学の平田知之先生がお越しくださり、11月のアートフェスティバルの群読へ向けて「表現力」に関してご指導くださいました。
まず、4~5人ずつ7つのグループに分かれ、ジェスチャーゲームをしました。
お題は「サラサラ」や「ブンブン」といった『オノマトペ』で、ジェスチャーでどう表現すればグループのみんなにわかってもらえるのかとても工夫が必要で、少しずつ難易度が上がっていくお題に、生徒らはとても苦戦しました。
授業の最後には、福田さんが読み上げる「風の五線譜」の詩に、それぞれのグループが好きなタイミングでオノマトペを入れて発表しました。(「風の五線譜」はアートフェスティバルで披露する詩のうちの一つです)オノマトペを入れることで普通に詩を読むだけではない表現力豊かな詩が完成していました。
今回の授業で学んだ「表現力」を活かし、11月のアートフェスティバルの群読では良い作品が披露できたらと思います。
2年生が鍛造作業を体験しました ~刀工 明珍宗裕さんをお招きして~
9月21日(水)3・4時間目の技術の授業において、2年生が姫路の伝統産業である「明珍火箸」について学ぶ体験学習が行われました。講師に明珍家53代当主で刀工である明珍宗裕さんをお招きし、鍛造作業を教えていただきました。
時間の都合上、実際に体験できたのは各クラス5名ずつでしたが、体験希望者を募るとほとんどの生徒が手を挙げ、鍛造作業への興味と意欲が伝わってきました。火床に風を送り込むための鞴(ふいご)を操作する場面では、炎の大きさをよく見極めながら、恐る恐る柄をピストンさせていました。生徒は槌を振るう場面でも恐る恐る小槌を振るっていましたが、明珍さんは匠の技で豪快に小槌を打ち付けます。この作業では、不純物が火花となって飛び散り除去されると同時に「カーン」という大きな音が鳴り響きますが、その音の大きさに、体験している生徒も周りで見学している生徒も驚きながらも、鍛造作業の大変さを実感していました。
明珍宗裕さんの奥様からは、刀鍛冶の手順と明珍火箸について、パネルに加えて現物を触らせて頂きながら説明して頂きました。生徒たちは熱心に耳を傾け授業終了後も進んで質問をするなど、刀鍛冶と明珍火箸の魅力に引き込まれたようです。また、「明珍さんの鍛冶場は自宅から余り離れていないので訪ねてみたい」と言う生徒もおり、技術の授業だけにとどまらない学びとなりました。
14回生修学旅行⑱ー神戸空港に無事に到着し姫路駅で解散ー(R4.9.16)
新千歳空港を出発し、予定通り18時40分に神戸空港に到着しました。
解散式では、校長の私から、「楽しかった人?」と聞くと、全員が素早く手があがりました。結団式で伝えた、①健康管理は100点満点、②けじめは、昨日までの反省を踏まえて今日はきちんとできた人が大半で合格、③悔いのない修学旅行は、今は全員そうだと思いますが、自宅に帰るまで、そして20日に元気に学校に出席することで決めますと伝えました。感謝と成長は十分に感じたことと、バス内のレクレーションなど素晴らしかったことと共に実行委員への感謝も伝えました。本当にありがとう。
添乗員の足立さんからのご挨拶の後、実行委員の肥後くんが、修学旅行を無事に終えるに当たっての気持ちを伝えてくれました。気を張る大役本当にありがとう。素晴らしかったです。
定森さんの提案で、生徒全員で実行委員への感謝をみんなで伝えることになりました。添乗員の足立さん、教職員全員に対しても感謝を生徒全員が「ありがとうございました」と伝えてくれました。
生徒の成長を感じると共に、本当に素晴らしい中学校だと感じました。「校長先生への感謝の気持ちです」と、キャラメルをくれた生徒もありました。本当にありがとう。
生徒達は、バスに乗り込んで姫路駅に向かいました。全員が最後まで元気で無事に修学旅行が終ったことが一番嬉しく思います。
私は4日間で数えてみると約1200枚の生徒の素晴らし姿を写真に撮っていました。全てをHPに紹介することはできませんが、18回に渡り生徒達の楽しそうな満足な姿を沢山見て、HPを更新できてよかったです。楽しみに見て頂いた方に感謝致します。
保護者の皆様にもご心配をおかけしたかとは思いますが、修学旅行のお土産と共に沢山の体験を持って帰りますので、聞いて頂けたらと思います。姫路駅までの沢山の保護者の方のお迎えも、ありがとうございました。お子様の元気な姿を見られてホッとされたことと思います。
無事に最高の修学旅行を企画、実施して頂きました14回生の学年団の先生方も、本当にありがとうございました。また、安西教頭先生をはじめとして生徒の満足に帰ってきた姿を、出迎えて頂きありがとうございました。
皆様、本当に素晴らしい修学旅行をお疲れ様でした。20日にまた元気な姿で会いましょう。
校長 小倉 裕史