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【75回生】島田叡生誕120年記念事業 

太平洋戦争末期に沖縄県最後の官選知事を務めた島田叡氏について学ぶ意見交換会が、8月2日に兵庫高校と沖縄県立那覇高校をオンラインで結んで行われました。島田氏は旧制神戸二中(現兵庫高校)出身で東京帝国大学(現東京大学)を卒業後、旧内務省に入省し、沖縄県に赴任後は県民の生命保護に取り組み、沖縄地上戦の混乱のなか43歳で消息を絶ちました。今年、島田氏の生誕120年を迎え、また島田元知事が縁で1972年の沖縄本土復帰の際に兵庫県との間で「友愛提携」を結んで50周年になることから、「島田氏の生誕120年を迎えるにあたりその生い立ちや功績を次世代に語り継ぐとともに、友愛提携50周年であることも踏まえ、改めて両県の絆の大切さ、平和や生命の尊さを次世代に伝える」ことを趣旨とする式典が、島田氏の誕生月の12月に兵庫県公館で行われます。今回の交流は、式典のときに読み上げる「兵庫・沖縄両県の高校生による平和へのメッセージ」の素案作成の準備作業になります。両校から3名ずつが出席し、島田氏の功績や太平洋戦争における沖縄戦の意味、それぞれの学校での平和学習の取り組みなどについて活発に意見を出し合いました。

(神戸新聞 8月3日付 朝刊)