国際交流

2021年度 第2回海外オンライン交流会

11月10日(水)放課後に、第2回オンライン交流会を行いました。第1回と同様、西オーストラリア・パース近郊のロッキンハムにあるKolbe Catholic Collegeの生徒たちとZoomを用いてタブレット上で会話を楽しみました。

Kolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しているので、英語で会話をするだけでなく、日本語で会話をする機会も持つことができ、外国語でコミュニケーションを取れたときの喜びや感動をお互いに分かち合ったようです。

英語での会話では、自己紹介や好きなものに関する会話を行ったあと、「普通に買い物するのと、オンラインショッピングとどちらが好きか」、「高校生はボランティア活動をするべきか」などの特定のテーマについてディスカッションを行いました。

 

【生徒の感想文より】

・自分の拙い英語でも通じると嬉しかった!

・海外とのオンラインでの交流ははじめてで、とても緊張して、うまく会話することができなかったです。でも慣れが大切だと思いました。本当にいい経験になったので、大学等でこういう機会が設けられている場合は積極的に参加しようと思いました。

・昨日は本当に楽しかったです!少し伝わりにくいときもありましたが、頑張って伝えようとすることができたり、相手の方も優しく聞いてくださったりして話しやすかったです! アニメや漫画、音楽や食べ物など趣味をたくさん共有できてうれしかったです!国が違っても、話が合うとこんなに盛り上がれるということを初めて実感することができました。これからもっと沢山の外国の方と交流して、英語に触れて、文化や価値観を共有したり学んだりしたいと思いました。

・私は、今回2回目の参加でした。前回は何を話すか考え込んでしまい、あまり積極的に話すことが出来ませんでした。しかし、今回は前回よりは積極的に話すことが出来ました。次に参加する時は、より積極的に話したいと思いました。今回は2組のペアと交流をしました。1組目は、少し緊張してあまりたくさんは話せませんでしたが、2組目は、慣れてきたので、たくさん話すことが出来ました。相手の話すことにしっかりリアクションが取れたと思います。また来年も参加したいです。

・遠く離れた地域で生活している同年代の方と交流して日々の悩みも吹っ飛ぶくらい良い経験ができました。ありがとうございます。また英語力をもっとのばしたいと思いました。

・初めはお互い緊張して、事前に考えていた事ばかり会話していましたが、だんだん楽しくなってきて、言語の壁はあるものの、友達との会話のように話が弾んだので、もっとたくさん話したかったです。

・最初は上手くできるか不安でしたが、相手の人達がとてもフレンドリーで話しやすかった。話していくうちに、緊張も少しずつなくなっていきました。また機会があれば参加してみたいと思います。

・海外オンライン研修とっても楽しかったです。会話が成り立つのか不安でしたが、その不安が一気に無くなるくらい明るく楽しい雰囲気でとても楽しめました。

・海外の方と接する機会がなかったのでこの交流はとても楽しかったです。お互いに頑張って伝えようとすると分かってくれようとするので失敗してもいいから話してみようと思えました。オーストラリアに行ってみたくなりました。

 

 

2021年度 第1回海外オンライン交流

 昨年度に引き続き、西オーストラリア・パース近郊のロッキンハムにある、Kolbe Catholic Collegeの生徒たちと、Zoomを用いてオンライン交流を行いました。

 Kolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しているので、英語で会話をする時間と日本語で会話をする時間に区切って活動を行いました。英語での会話では、自己紹介など自分のことについての会話やフリートークだけに終わるのではなく、「学校の制服の是非について」、「高校生がアルバイトをすることの是非について」、などテーマを与えてディスカッションを行いました。日本語で会話をするときにも、「現金払いと、カードやスマホ決済のどちらが良いか」など、日本語を外国語として学習する人にとって、実用性のあるテーマについての会話を行いました。

 

以下は生徒の感想文から

アウトプットの難しさを改めて感じました。あちらが話している内容はほとんど分かったのですが、こちらから何かを伝えようとすると言葉が出てきませんでした。英語力の問題とコミュニケーション能力の問題があったので今後、どちらも改善していけたらと思います。とても良い経験になりました。

海外に住む同い年の人と話す機会はないと思ったので参加しました。お互いジェスチャーを交えて丁寧に説明をすることで会話が成り立って、話すことがとても楽しかったです。伝えようとすることがいちばん大切だと感じました

・相手の学校の人たちが日本が好きだと言ってくれたときは、誇らしく思えました。ジェスチャーや表情で表現することが大切だと思いました。一生懸命な気持ちと踏み出す勇気があれば、世界中どこへでも行ける気がします。このような機会があることを今後も期待しています。

・コロナの影響で、オーストラリアに実際に行くことができず残念ですが、オンラインでもとても充実した時間を過ごすことができました。これからの英語学習へのモチベーションにして、11月の交流ではもっともっと喋れるようにレベルアップしていきたいです。

違う国の子と初めて実際に英語を使って話したので、普段の授業では味わえない特別な時間になりました。とても楽しかったので、次回も絶対に参加しようと思います!それまでに、もっと英語が話せるように頑張ろうと思います。

・うまく話せるかどうか不安でしたが、相手校の人たちがとてもフレンドリーで私も笑顔で話すことができました。私が何か伝えようとしていることを熱心に聞いて理解しようとしてくれていて嬉しかったです。日本の文化も理解しておかなければいけないと思いました。次のオンライン交流会もぜひ参加したいと思います。

・お互いに伝わらない時やわからない時もありましたが、ゆっくり言ったり言い換えたりしてお互い分かろうとする姿勢が良かったと思います。 私たちが習っている英語がちゃんと伝わると感じて嬉しかったです。この交流会で自分が今いる地点がわかってよかったです。

・相手の方は私たちのあやふやな英語でも聞き取って理解して、表情や身振り手振りで表現してくれたので、「伝わっているんだな」と実感することができました。また、相手の方が日本語を話している時にはできるだけ大きくリアクションをしようと心がけました

 

次回は、11月10日を予定しています。

 

 

国際理解教育講演会(ストリートチルドレンとのオンライン交流)

 12月15日(火)5時間目に1年次生を対象に、特定非営利活動法人レインドロップ代表の北鳳満氏をお招きし、インドコルカタのストリートチルドレンについての国際理解教育講演会を実施しました。

 北氏は、コルカタにあるNGOCalcuttaSocial Project(CSP)と長年にわたり、交流や援助をされています。「なぜコルカタに60万人以上ものストリートチルドレンがいるのか」、「なぜ富裕層の人々は道端に子どもが倒れて寝ていても素通りできるのか」、「具体的にどのような支援をしているのか」など、事前学習で東高生が提出した質問に丁寧に答えていただき、問題の根深さや深刻さをより理解することができました。

 北氏のご講演のあと、生徒会と有志が英語でコルカタの子どもたちに質問をしました。「夢はありますか。」という質問には、「エンジニアになりたい」や「医者になりたい」などの回答があり、「学校は好きですか。」という質問には、大きな声で”Yes!”と答えていました。また、邦楽部、剣道部、応援団によるパフォーマンスを行い、日本の文化を披露しました。

 CSPからは、「コロナ禍で何をしていますか。」など生活に関する質問や「姫路城はどのくらいの高さがありますか。」などのこちらが紹介した内容に関する質問があり、本校生徒たちは言語の違いに戸惑いながらも懸命に答えていました。また、幼い子どたちが素敵なダンスや暗唱を披露してくれました。

 そして16日、本校生徒会がCSPへの募金活動を行いました。多くの生徒が協力し、22,678円が寄せられました。北氏を通じてCSPに寄付をしていただく予定です。

 以下は生徒の感想文より抜粋です。

 

・小さい頃から強制結婚させられ、妊娠したら捨てられる。国籍もないため保証などもない。時には死体があることが当たり前という場所もあるという。こんなことがあっていいのだろうか。映像で見た子供たちはすごく元気だったが、背景は外だったし、クラクションの音も多かった。まずはみんなが学校に行けるようになって欲しいし、なおかつ安心安全な生活が送れるようになってほしい。

・私は、事前学習のときは衝撃を受けたと共に「かわいそう」などの哀れみの気持ちになりました。しかし今回、実際にリモートで繋げて、楽しそうに元気よく返事をしている子供たちを見て、逆に衝撃を受けました。彼らは彼らなりに精一杯生きているのだなと感じました。

・ストリートチルドレンの支援のために私たちができることは、お金があるときにはお金を、お金がないときには時間を、時間がないときには理解を示すことであり、正しく理解し、共感し、行動することが大切だということを学びました。

・とても楽しい会でした。ストリートチルドレンの子たちは、私たちに比べ遥かに厳しい状況下に置かれているはずなのに、こちらまで幸せになるくらいニコニコしていて、今を全力で生きてやるぞという決意まで伝わってくるようでした。緊張しながらも精一杯のダンスを披露してくれた所も見ていて楽しめました。

・現地の子供たちとの会話が印象強く残った。私は、「大切なものは何か」という質問をした。彼らは「家族」と真っ先に答えた。自分が生きることで精一杯なはずなのに、家族のことを思いやっているとわかった。私の中でも家族は大切な存在だと改めて思った。

・今回の交流で国際理解を深めるには英語が大切ということが改めてわかりました。英語は世界で通用する言語なのでこれからも勉強していきたいと思いました。また今回のようにリモートで講演を聞いたり会議したりすることも国際理解を深めるために大切なことだと思いました。







第2回オーストラリアの学校とのオンライン交流

 11月11日(水)放課後に、西オーストラリアのKolbe Catholic Collegeの高校生たちとの2回目のオンライン交流を行いました。

 2回目ということで、生徒たちも落ち着いた様子で英語や日本語で受け答えをしていました。アクティビティとして、「ガソリンスタンド」や「カンニング」など、日本で使われている多くのカタカナ語が英語では何というのかを尋ねたり、”Demon Slayers”としてオーストラリアで知られている「鬼滅の刃」を漢字で紹介したりしました。

 タブレットの使用方法にも慣れてきて、本校生徒が教室の窓から見える姫路城を映して見せると、Kolbeの生徒たちは教室から世界文化遺産が見えることに驚いていました。また、Kolbeの生徒たちはタブレットを持って歩きながらキャンパス紹介をしてくれて、本校生徒たちはオーストラリアの学校の広さや綺麗さに感動していました。

 また、Kolbe Catholic Collegeで日本語を教えている日本人教師の方と話をする機会もあり、海外で活躍している日本人の方とライブで話をすることにより、多くのこと学んでいました。




オーストラリアの学校とのオンライン交流

 11月4日(水)放課後に、学校のタブレットとWifiを使用して、オーストラリアの学校の高校生とオンライン交流を行いました。

 新型コロナ感染症の影響により、オーストラリア海外語学研修に参加できなかった生徒たちや、ESS部に所属する生徒たちが参加し、オーストラリア・パース近郊のロッキンハムにある、Kolbe Catholic Collegeの生徒たちと、学校生活や趣味、あるいは将来の夢などについて英語で質問し、受け答えをしました。初めは緊張した様子でぎこちなさもありましが、徐々に笑顔も生まれ、自然と会話が盛り上がっていました。

 Kolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しており、こちらに質問をするときには日本語も交えながら話をしており、彼らの日本語能力の高さや日本に関する知識の深さに、本校生徒たちは大いに刺激を受けていたようです。また、インドネシアやシンガポールからオーストラリアに移住したという生徒たちもおり、異なる人種が同じ学校で学ぶオーストラリアの現状を知り、自分たちの過ごす環境との違いに驚いていました。

 外国に住む同じ年代の生徒たちと、英語を使ってコミュニケーションをとる楽しさを味わうとともに、自らを振り返る機会になったようです。次回は11日(水)を予定しています。




県立歴史博物館で世界中の方と交流

9月1日~7日の日程で、国際博物館会議京都大会が行われています。会議には、世界110カ国以上から約4,000名が参加されています。そのうち約60名の方が、本日姫路に来られました。午前中は兵庫県立歴史博物館の見学でした。東高生約30人(ESS部、地歴部、海外語学研修参加者など)がその人たちと共に博物館内を見て回りながら、案内役を務めたり、インタビューをしたりしました。

生徒たちは、アメリカやイギリスやオーストラリアのような英語圏だけでなく、ロシア、イスラエル、オーストリア、フィンランドなどなかなか出会えない国から来られた方に出会え、大変刺激になったようでした。同じ人とずっと一緒に回った生徒もいれば、少しずつ色んな人たちに話しかけている生徒もいました。
素晴らしい機会を与えて下さった兵庫県立歴史博物館の皆様には改めて感謝申し上げます。