お知らせ

図書室より

第3回姫路城学の実施

第3回姫路城学「姫路城登城」 講師:平良哲夫氏(歴史研究家)

 10月20日(水)10月考査の最終日の午後、第3回姫路城学を実施しました。2年次生14名が参加し、今回は実際に姫路城に登城しました。事前学習として本校所蔵の地図を見ながら、本校と姫路城の位置関係を確認しました。そして、姫路城をフィールドワークをしながら、石垣の積み方で時代を見分ける方法や、城門が内開きである理由、2本の心柱を支える500本の柱の存在など、興味深いお話をたくさんしていただきました。

【生徒の感想】

・今まで何度も姫路城に登ったことがあったけど、平良先生に教えていただきながら登ると、全く違う角度で楽しむことができた。

・文化財を鑑賞する時の心得は、「最初に全体を見てから細部を見るのがよい」というのが実際体験してみて分かった。

・普段遠くから見るだけで分からなかった屋根が白い理由も近くで感じられた。

第2回姫路城学の実施

第2回姫路城学 「県立歴史博物館訪問」講師:竹内 信 氏(当館学芸員)

 7月21日(水)、前期補習中の午後に第2回姫路城学を開催しました。2年次生14名が歴史博物館を訪問し、講師の竹内氏に姫路城の断面図や城郭全体の模型を中心に展示資料を解説していただきました。その後、江戸時代の古地図「姫路城下絵図」および「播磨国姫路城所々石垣崩孕掘浚等修復之絵図」を実際に見ながら、資料批判の重要性について説明していただきました。

【生徒の感想より】

・姫路城が左右対称ではないことを初めて知り驚きました。また、姫路城が特別史跡や国宝に指定された経緯を聞いて、昭和の初めから姫路城が大切にされていたことが分かりました。

・秀吉の朝鮮出兵が姫路城のつくりに関係していると聞き、大変興味深かった。

・貴重な資料を間近で見させていただき、とてもよい経験をすることができました。

 

第1回姫路城学の実施

第1回姫路城学「野里の町歩きと町家見学」

講師:芥田博司氏(芥田家当主)と瀬澤義和氏(野里まちづくりの会理事長)

 5月25日(火)、5月考査最終日の午後に第1回姫路城学を実施しました。
2年次生13名が参加し、野里地区のフィールドワークを行った後、芥田邸向家にて講師の方々の講義を受けました。芥田家の由来や野里地区の歴史、世界遺産姫路城を支える取り組み、天下人や姫路城主を支えた野里鋳物師のエピソードに至るまで、ふるさとの宝を次世代に伝えていく大切さについてお話していただきました。

【生徒の感想より】

●野里の町を歩いて、ノコギリ横丁やあてまげなど姫路城の守りの工夫があることを知って驚きました。

●町家の歴史は、教科書などで勉強するより具体的で、身近な地域の話だったので聞いていて楽しかったです。

●芥田さんの家の蔵にあった昔の道具から、昔の人の生活が分かったので面白いと思いました。