STEAM探究科ブログ

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令和6年度課題研究(探究実践)最終発表会

令和7年2月9日(金)5・6限、本校講堂にて2年「理数探究類型」の探究実践(課題研究)の最終発表会を行いました。1学期テーマ発表会、2学期中間発表会を経て、1年間研究を重ねてきました。

 STEAM探究科1年生は聴衆として参加し、ローテーションをしながら10種類すべての発表を聞きました。

化学分野3グループ、生物分野3グループ、情報分野4グループに分かれて計10グループがPowerPointもしくはポスターを用いて発表を行いました。

また今回より、グループではなく一人で発表から質疑応答までの行う形で実施しました。

 1年生は発表を聞きながらメモをとったり、積極的に質問をする姿も多く見られました。

 

発表会では九州工業大学より木村智志先生に来ていただき、各グループへのアドバイスや最後の全体講評もしていただきました。「年々レベルが上がってきています」というコメントや「アンケートの分析の方法」「先行研究の活かし方」など具体的なアドバイスも頂きました。

そのアドバイスや2年生の流れを引き継いで、1年生はこれからテーマ決定に向けてやっていきます。

 

高企連携授業(ハリマ化成)

令和7年1月31日(金)

1年STEAM探究科で、「ハリマ化成株式会社」から中西研介氏を講師としてお招きして特別講義を行いました。

前半はご自身の経歴やハリマ化成という企業の紹介、ハリマ化成が扱っている「松」から「ロジン」という物質を取り出す松に関する技術や、それらを用いた日用品や研究開発の中身、ハリマ化成の強みをお話いただきました。

   

またロジンの水と油をくっつける性質を用いた実際の生活で使われている商品やグッズをご持参いただき、生徒は興味深そうに手に取っていました。

後半はまずチャットGPTや自動運転などが誕生して、IT化が急激に進んだ社会におけるモノづくりの流れについて、その時代の中でのハリマ化成の研究のかじ取りについてなどをお話頂きました。

 実演もあり、実際にロジンを混ぜてできたはんだペーストを電子基板に塗布してみるという体験をさせて頂きました。


 

 

 

 

 

 

どの業界でもやっていけば奥が深く、様々な研究方法や社会に貢献する方法があります。

最後にはこれからの未来を担う高校生にメッセージを頂いて、よい機会となりました。

 

 

 

 

令和6年第2回STEAM探究科説明会

令和6年12月14日に本年度2回目のSTEAM探究科説明会を開催しました。


中学生3年生、保護者、教員合わせて100名近く方が参加してくださいました。
①学校長挨拶

⓶ST理探・広報部長によるSTEAM探究科のカリキュラムについてや入試概要説明

 

 

③STEAM探究科生徒による学校生活や学習内容などの発表

 

④先端機器体験
中学生がドローン、3Dプリンター、VRゴーグル、デジタル望遠鏡の中から希望する一つを選んで、約1時間、先端機器に触れる体験をしました。操作方法の指導はSTEAM探究科の生徒たちです。
また、体験の合間には高校生が積極的に中学生や保護者の方からの質問に答える姿が見られました。

 ドローン体験

   

 

 

 

 

 

3Dプリンター体験

VRゴーグル体験

デジタル望遠鏡体験

 

ご参加ありがとうございました。

来春明石高校でお会いできるのを楽しみにしております!!

 

 

 

 

 

 

 

高大連携授業(京都大学学びコーディネーター事業)

 令和6年12月11日は期末考査最終日、考査後に1年生STEAM探究科は2年生理数探究類型クラスと合同で、京都大学高大連携学びコーディネーター事業による出前授業を受講しました。

大学院生博士課程の学生に来校頂き、下の2種類の講座を設定、生徒は希望する講座を選択する形で実施しました。

①「体内時計の正体に迫る?!時間生物学入門!」

②「「思っていたよりも美人」な顔は覚えやすい?!顔の魅力の予測誤差が記憶に与える影響の脳内メカニズム」

 

①「体内時計の正体に迫る?!時間生物学入門!」

体内時計の仕組みや特徴を様々な実験を通して得られる考察をもとにわかりやすく教えて頂きました。      

 

②「「思っていたよりも美人」な顔は覚えやすい?!顔の魅力の予測誤差が記憶に与える影響の脳内メカニズム」

 人が人の顔を認知していくどこに注目するのか脳のメカニズムや仕組み、特徴をわかりやすく教えて頂きました。

  

 

 

 

 

 

講義が興味深く、生徒も興味津々で聞いていたのはもちろん、質疑応答が30分を超えたり、講師の先生を唸らせる鋭い質問が飛んだりしたのも印象的でした。

 

高企連携授業(千代田テクノル)

令和6年11月29日1年STEAM探究科生徒を対象に、放射線を用いて他分野で商品開発や研究を行っている

株式会社千代田テクノルから会長をお努めの細田様、営業統括本部の平田様をお招きして特別講義をして頂きました。

また明石高校の同窓会の寺田さまも同席してくださいました。

(細田様、寺田様は明石高校の卒業生で生徒たちの大先輩になります。)

 「放射線が日常生活の中で身近な存在であると体感する」という講義目標に向けて放射線の基礎知識や種類をお話頂いたり、

途中にはグループに分かれて身近にある試料からの放射線量を計測機「ベータちゃん」を用いて測定するという実習も行いました。

 

 

終盤にはクイズも交えて楽しみながら「放射線の活用例」を学びました。


 

放射線に関することを学ぶにとどまらず、講義を通じて明石高校の先輩とのご縁のありがたさ、好きなことに取り組むことの楽しさ、女性の社会での活躍など様々なことを体感する講義となりました。

生徒からは「放射線を身近に感じることができた。また将来は放射線を扱う仕事に就きたいと考えているため、大変参考になった」と謝辞・感想が述べられました。

 

高企連携講義(モリサワフォント)

令和6年11月1日(金)

STEAM探究科の1年生を対象に連携企業であるモリサワフォント(株式会社モリサワ)から岡繁樹氏、木村卓氏の2人を講師としてお招きして、特別授業を実施していただきました。(なんと木村氏は明高美術科のOBです)

6限は文字が辿ってきた変遷の経緯やフォントとは何なのか、フォントが出来上がるまでの工程などを内容をわかりやすく講義頂きました。

 

            

その上で、7限は実際に文字(明朝体)を書き、フォントを作るという実習を行いました。

7限からは美術科の希望者も合流して、大勢でわいわいとした充実した講義となりました。

 

 

 

 

令和6年度探究実践(課題研究)中間発表

9月27日(金)2年生理数探究類型の課題研究中間発表発表会を行いました。

九州工業大学から木村先生をお招きしており、それぞれの発表に対して指導助言を頂き、1年生STEAM探究科の生徒も見学・聴講し、質疑応答に参加しました。

2年生の発表は全10本にのぼり、それぞれの研究の進捗や今後の予定を発表する中で、探究活動の基本である「研究で何を明らかにしたいのか」「何を根拠にそう言えるのか」「データやその収集方法は適切なのか」等々を押さえていく様子が見て取れました。

 

また質疑応答では1年生STEAM探究科からも多くの質問がでるなど、活発な意見交換が行われました。

 

 

 

 

STEAM1年研修旅行報告

8月1日、2日の1泊2日でSTEAM探究科1年生が研修旅行に行ってきました。

このツアーは、兵庫県内の企業、大学、研究施設を巡り新しい知識を得たり、宿泊を通じて親睦を深めたりするのが目的です。

訪れたのは、神戸芸術工科大学、シスメックス(株)、西はりま天文台(宿泊)、理化学研究所(SPring-8)、兵庫県立大学の5施設です。

==神戸芸術工科大学==

ここでは3つの体験講座から生徒が希望した講座を受講しました。

 ①身近な環境に関する数値を測定しよう。

 サーモグラフィー

②3Dプリンターでイラストの立体化

 

③常識に囚われないデザインをしよう

概要説明 

                  全員で集合写真。

 

 

==シスメックス(株)==

施設、最新の機器見学。社員に対する配慮やクリエイトな発想を促す工夫も紹介頂きました。

  

==西はりま天文台==

宿泊地。また日本一のサイズを誇る望遠鏡「なゆた」での天体観測、本校が所有しているデジタル望遠鏡「SeeStar」での天体撮影も行いました。

明け方4時の天体撮影 SeeStarで撮影に成功したデネブ

また夕食後は勉強したり、早朝には運動をしたりと自由に過ごしました。

   

==理化学研究所  SPring-8 ==

ここでは大型放射光施設SPring-8の見学や実際に勤務されている研究者から研究のプロセスやポイントをレクチャーして頂きました。(英語での講義のため、なんとかついていこうと必死でした(笑))

  

 

==兵庫県立大学姫路環境人間キャンパス==

最後の訪問先。

ここでは兵庫県立大学工学部の教授からSTEAM探究の意義や出石にある「辰鼓楼」と明石にまつわる話を伺いました。

 

無事に全員帰校。

たくさんの先生方にお出迎えして頂きました 

 

 このツアーがSTEAM探究の生徒の知的好奇心への刺激や財産になればと思います

 

高企連携授業を行いました!

STEAM探究科1回生を対象に、高企連携授業を行いました!

日東コンピューターサービス株式会社 代表取締役の 石田 一成 様、管理部経営管理課の 中森 祐治 様にお越しいただき、「現在のITの仕事とDX」というテーマで講義をしていただきました。
 講義の冒頭で「コンピューターは私たちの生活に切っても切れないもの」と述べられ、
情報社会におけるITやAI、デジタルトランスフォーメーションについて力説していただきました。グループワークでは頼まれたレシピ通りに作る工程を通して、プログラムを組み立てるプログラマー体験をしました。
固定概念ではなく、必要な情報を選ぶ大切さや周りの人と協力してプログラムを作っていく事の必要性を教えていただきました。
生徒たちもとても興味をもち、たくさんの生徒の質問に対応していただき大変有意義な講義となりました。

統計学入門第2回授業を行いました。

6月21日、STEAM探究科のクラスで統計学入門の第2回目の授業を行いました。

今回のテーマは「データを根拠づけに用いる」

以前グループでの議論した「日本は移民の受け入れをすべきか否か」というテーマについて、

統計学入門の1回目の授業で学んだ知識を基に、適切なデータを用いて、自分たちの主張をよ

り説得力のあるものに改良することを目指しました。

授業の終わりにはその成果をポスターを用いて発表しました。

生徒たちからは「うまくデータを引用できた」「主張の裏付けとなるデータを見つけるのが難

しい」などという感想があがりました!

引き続き、課題研究の基礎となる手法や考え方を学んでいきます!