日誌

特色ある教育活動

1年次「産業社会と人間」新聞に関する講演会

 4月26日(金)の「産業社会と人間」の時間は、神戸新聞社より三好正文さんをお招きし、新聞に関する講演会をしていただきました。生徒一人ひとり全員にその日の朝刊が配布され、新聞記事の構成は逆三角形でできていることや、5W1Hは内容を伝えるための基本であること、新聞の読み方など様々な情報を教えていただきました。普段じっくりと読む機会がない生徒たちも、この時間はみんな新聞を広げ、記事を探していました。

 <生徒の感想より>

・新聞の見出しに注目したことはなかったけど、見ただけで本文の内容がわかるように簡潔にまとめられていてすごいと思った。

・実際に新聞記者さんの話を聞いて、『情報』に対する向き合い方を改めたいと考えた。現在、インターネットやスマートフォンが普及し、情報化が進む社会では「正しい情報を読み取る力」が大切だという事を学んだ。

・この授業を通して感じたことは、新聞って最近読む人が減っているけど、ネットニュースよりも最新の記事も載っているし、簡潔で分かりやすい文章なので、これから新聞を読んでいきたいと思いました。

 

3年次「課題研究Ⅱ」スライドデザイン講演会

 3年次「課題研究Ⅱ」の1学期の内容は、各自が2年次「課題研究Ⅰ」で取り組んだ研究をスライドにまとめ、プレゼンテーションを行うことです。1回目の授業は、「スライドデザイン講演会」を実施しました。講師として、神戸芸術工科大学大学院博士課程の大嶋優希子さんにお越しいただき、「伝わりやすいプレゼンテーションスライドの作り方」を教わりました。よい例と悪い例を比較しながら説明してくださり、生徒たちはメモを取りながら真剣に聞き入っていました。6月の各ゼミ内で行う発表会に向けて、よいスタートが切れたと思います。

【生徒の感想】

・文字の大きさなど具体的に教えてくださったので、すぐに役に立てられると思いました。

・作るときの工夫の仕方がわかりやすかった。ルールを守って見やすいプレゼンテーションを作りたい。

2年次「課題研究Ⅰ」講演会

 4月11日(木)の3時間目に、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の林創教授を講師としてお招きし、課題研究講演会を実施しました。

 林先生からは、「そもそも研究とは何なのか」といった基本的なことから、課題研究の意義や取り組み方、テーマ設定の仕方についてスライドを使って分かりやすくお話していただきました。特に、テーマの見つけ方について詳しくお話を頂き、生徒自身が春休みの課題として考えて来ているテーマが「大きすぎるテーマ」になっていないか、「高校生として価値のあるテーマ」に当たるのかを見直し、修正する貴重な機会となりました。

 1年次の「産業社会と人間」の授業で身につけたこと、今日の課題研究講演会で得たことを基にして、41回生2年次の課題研究が始まります。

第4回 SDGs探究×研究サイエンスフォーラム

3月24日(日)、第4回 SDGs探究✕研究サイエンスフォーラムが神戸女学院大学で開催されました。本校からは、2年次の大住花音さんが参加し、グッドポスター賞を受賞しました。

 1年間かけて研究してきた成果を発表し、大学の先生や他校の先生との質疑応答やディスカッションを行いました。生徒にとっては、自分の研究に自信が持て、今後さらに研究を発展させていくためのポイントも教えていただくなど、大変貴重な機会となりました。

 

  

1年次 講演会「課題研究に向けて」

 3月8日(金)、神戸女子大学より鈴木宏節先生、曽田里美先生をお招きし、講演会を行いました。第1部では鈴木先生より「なぜ研究するのか?」と題して、課題研究に取組む意義やテーマ設定のコツなどのお話を伺いました。第2部では曽田先生の研究内容をご紹介いただき、研究とはどういうものか、どのような手法でどう活かしていけるかをお話していただきました。最後に、第3部でお二人先生が対談される形で、曽田先生がどのような経緯で今のテーマで研究をするようになったのかを伺いました。

 大学の先生から具体的に研究内容を伺うことができ、2年次から始まる課題研究を進めていくにあたってとても有意義な講演会となりました。

<生徒の感想より>

・私はこの講演会で、課題研究とは自分を成長させるための探究と分かりました。また、研究をするうえで、様々なことにチャレンジし、試行錯誤することで、自分なりの答えを見つけたり、失敗できるうちに人生の選択肢を豊かにすることも大切だと思った。

・勉強と課題研究の違いを知り、この春から答えのない問いに向き合い、自分で答えをつくっていかなければいけないんだという実感が湧きました。

・僕は、テーマ設定をする上で、研究だから大きなテーマじゃないとダメだと勝手に思い込んでいたけれど、そんなことはなく、身近な事柄から考え、小さなテーマでもいいと知り、少し安心できたし、研究の明確なイメージをすることができました。

            

 

           

「with… 若き女性美術作家の生涯」鑑賞会

 3月7日(木)に「産業社会と人間」の時間で「with… 若き女性美術作家の生涯」を鑑賞しました。本校卒業生である佐野由美さんの生き方をテーマにしたドキュメンタリー映画です。

 1階ロビーには佐野さんの絵画が飾られていますが、大抵の生徒が今回の鑑賞会で、いつ、どこで、誰が、どのような気持ちで描いたものかを知ることになったと思います。

 生徒たちは今回の映画を見て、佐野さんの生き方・考え方に感銘を受け、自分が今後の高校生活でどのような行動をしていくべきか道標ができたように思えます。

 

〈生徒の感想〉

・由美さんのようにまだ行動に移すことはできないけれど、何時か私も行動に移すことができるようになりたいと思いました。

 ・私は佐野さんの絶望から光をみつけて這い上がっていく姿勢にとても勇気づけられて、自分ができることを精一杯やり切る大切さを学びました。

 ・私自身、まだまだ未熟で人生やりたいことがまだまだあります。私も佐野さんのようにやりたいことはやって、他人にも勇気を与えられるような人望の熱い人になって、「楽しかった」と思える一生を作っていきたいです。

 ・これからの人生、いつどこで、一瞬で終わってしまうかわかりません。どういうように生きていくか、もう一度考えようと思います。

 ・私はたまたま日本に生まれ、ネパールの人よりも数倍も良い暮らしができています。それは別に悪いことではないし、何の罪でもありません。ですが、自分、そして日本人以外にも、必死に生きている命と人生があるということを忘れてはいけないと再認識できました。

 

第9回 高校生国際シンポジウム

2月21日~22日、第9回高校生国際シンポジウムが鹿児島県の宝山ホールで開催され、本校2年次の前田雛璃さんがポスターセッション部門に参加しました。全国各地からの参加者を前に堂々と研究成果を発表し、審査員や参加者からの質問を通して、自身の研究の可能性や課題に気づくことができました。

2日間の日程の中では、発表以外にも基調講演、パネルディスカッション、進路座談会など、さまざまな企画が用意されており、これらを通して自分の生き方やこれからの進路を考えることができ、貴重な機会となりました。

 

     

1年次 キャリア講演会

 3月5日(火)、一般社団法人イドミィより代表理事の高橋淳さんをお招きし、「一歩ふみだすことの大切さ」を中心とした講演会を行っていただきました。

 高橋さんからは、ご自身の日本周回の体験や、それをきっかけとしたたくさんの出会い・気づきをもとに、ユーモアたっぷりにお話していただきました。生徒たちは高橋さんが発する言葉に感動し、休み時間の間も高橋さんを囲って質問する姿が見られました。

 今後、この話を聞いた生徒たちが、将来に向かって一歩ふみだすことを期待したいです。

 

〈生徒の感想〉

・今日の講演会で、「他人の目を気にせずに行動する」ということをしたいと思いました。淳ちゃんが日本一周するといったとき、周りから「やめておけ」と言われても行動に移し、やりきったことに、私は本当にすごいと思いました。

・今回の講演会を受けて、批判的な言葉や、マイナスなことばをかけられても、自分を信じ、自分のやりたいことで、自分の人生を切り開いていくことがとても重要だということをしることができました。

・先生は「日本一周」をきっかけに様々な経験をしたり、生き方が変わったとおっしゃっていたので、自分もこれからの学校生活や色々な人との出会いをもっと大切にしていきたいと思った。

・今回の講演会で僕は、「今しかできないことは今しかできない」ということを大切にして生きていきたいと思いました。今は面倒なこともいつか思い出になると思うし、後悔だけはしたくないから、できることを目一杯しようと思いました。

 

第22回総合学科発表会

令和6年1月27日(土)、第22回総合学科発表会が開催されました。発表会の直前に、急遽プログラムを変更で2年次のポスターセッションを延期することになりましたが、当日はどの発表者もステージで堂々と発表してくれました。十分な準備ができない中での開催でしたが、1年間の取り組みの成果が見える発表会でした。

発表者にとっては、自分自身の学びを他者に伝えるという行為を通して、自信を培ったり、達成感を感じられる体験になったと思います。発表を聞いていた生徒にとっては、2年次は自分の研究をより深めたいと考えたり、1年次は次年度の課題研究が楽しみになったりと、前向きな意欲を感じることもできました。

 

〈生徒感想〉

・来年からの課題研究の授業が楽しみになってきた。⾃分が決めたテーマについてとことん調べて失敗を恐れず研究しようと思った。

・2 年⽣や 3 年⽣の課題研究の発表は、とても説得⼒があり、考えられているもので、とてもこれからの私たちが参考にできるものでした。アドバイスまでいただき、今回学べたことをしっかりと⾃分のものにしていこうと思います!

・これからは様々なことに問いを持つようにして、たくさんの⼈の意⾒を聞きつつも、⾃分が正しいと思う答えを⾒つけていきたいと思う。

 

オープニング「音楽基礎」リコーダーアンサンブル               開会あいさつ

1年次「産業社会と人間」

2年「課題研究Ⅰ」

海外語学研修

3年「課題研究Ⅱ」発表

講評                                    閉会あいさつ

作品展示

 

また、発表会当日の様子を、ビバ・ニュータウンに取材していただきました。

2024.02.28 ビバ・ニュータウン記事「第22回総合学科発表会」

 

令和5年度 兵庫県立高等学校探究活動研究会@神戸国際会議場

2月10日(土)神戸国際会議場において令和5年度兵庫県立高等学校探究活動研究会が開催されました。本校から2年次の中村優希さん、栢野舞祐さん、村上晴香さん、前田雛璃さん、能島侑里さんの5名が参加しました。午前の部は大阪教育大学イノベーションデザインセンターの仲矢史雄教授の基調講演がありました。生徒各自のスマホを活用した双方向参加型の講演で、探究活動における”比較と対比”の重要性について学びました。午後からは神戸国際会議室にて、各自が20分×2回のポスター発表ならびに2回の聴講をおこないました。大きな会場での発表のため、緊張が感じられましたが、発表が始まるとジェスチャーも交えて聴講者に熱心に説明する姿が見られ、質疑応答の10分間も余すことなく、白熱した議論が飛び交いました。今回の経験が、今後の課題研究に活かされることを願っています。