育友会 活動

第72回全国高等学校PTA連合会大会宮城大会

 カメイアリーナ仙台において8月24、25日の2日間、表記の大会が開催されました。

 コロナ禍明けということもあり参加者が全国から約6000人という規模で盛大に執り行われました。本校からは育友会役員6名で参加してきました。

 24日は第2分科会(他5会場で他分科会同時進行)に参加しました。

 「ICTで広がるキャリアデザインの光」~多様なデザインで広がる世界~というテーマで広島工業大学教授の安藤明伸氏によるAI時代に求められる学びとキャリアの変化、それに伴うキャリアデザインと未来の展望について基調講演がありました。

 講演後、教育現場へのICTの導入で高校生が広い視野を持ち自身のキャリアを考える機会が増えている昨今、ICT活用実態と課題を保護者向けに共有する形で安藤氏と3名のパネリストでディスカッションをしてくださいました。私たち保護者が教育を受けた時代とは違い、社会がデジタル化していく中で子ども達とともに私たちも成長していかなくてはいけないなと痛感しました。

 25日は表彰式と仙台育英高校野球部監督の須江航氏の記念講演でした。選手権大会決勝戦が23日、24日の夕方に甲子園から仙台に帰ってきて、その翌日の午前中すぐに講演というハードスケジュールで大変お疲れだったと思いますが、そんなことも私たちに感じさせないパフォーマンスで「伝わる言葉~失敗から学ぶ ~」という演題で講演してくださいました。

 甲子園出場の可能性が高いことと母親の知り合いのお子さんが仙台育英野球部だったという理由で埼玉県から仙台育英に入学し野球部に入部したものの、周りのレベルが高すぎて〖来るところを間違えたと感じた〗と…その後、選手になることに見切りを付けて学生コーチになり、監督と選手の橋渡しの役を担ったそうです。その経験から「伝わる言葉は一つしかない。それは相手が聞きたい言葉」「相手が何を知りたいのか相手に聞いて、求めるものを知るしかない」とコミュニケーションの大切さを勉強され、現在、監督として「ネガティブな感情を与える叱り方」ではなく「後出しじゃんけんにならないように予測力を高めて先に伝える」という考えのもと選手たちと向き合っていると教えてくださいました。
 このことは私たち保護者が大人が子ども達に接するときに本当に必要なスキルだと感じました。今後、実践していきたいと思います。
 この2日間、とても勉強になることばかりで有意義な時間でした。