2022年9月の記事一覧

第71回 全国高等学校PTA連合会大会 石川大会

「輝く未来への礎」~親から始める新時代の教育~

をテーマに8月25日(木)・26日(金)にかけて、いしかわ総合スポーツセンターで開催されました。

会場参加については、新型コロナウィルス蔓延防止対策として、育友会会長・副会長2名のみ参加させていただき、一般にはオンライン参加にてご覧いただく形となりました。

【大会趣旨】

 世界を震撼させてきたパンデミックは、私たちが作り上げてきた社会があまりにも脆弱で、日常当たり前に行えていたことができなくなり、今までの環境が実はどれだけ有難いことだったかを気づかせました。さらに、インターネットを活用した働き方や授業等、ニューノーマル(新しい日常)への移行を急加速させました。今後も頻繁に起こり得る気候変動や大震災、新型ウィルスの流行など、それまでの常識を覆す新たな事態に対応していくためには、人と人とが直接会えなくても、ネットワーク媒体を介してしか会話ができなくても、その繋がりの中から持続可能な共生社会を築くことのできる意識変革、社会構造の変革に取り組みつづける必要があり、そのような視点でも教育を考えていかなければなりません。

 石川大会では、「輝く未来への礎」をテーマとしました。わが国の若者が抱える課題として以前から「自己肯定感が低い」、「消極的で内向き志向」といった点が指摘されてきました。これについてはすでに学校でも改革が進められているところですが、子どもの自立に最も責任を負うべき親自身がまずは真剣に向き会うべき課題です。"子は親の鏡"と言われます。まずは親自身が子どもにこうあってほしいと願う姿を親の背中で見せ、道標となることが求められているのです。

 新時代の教育とは、まず私たち親が希望の持てる未来社会へのビジョンを持ち、自らが未来の礎となって主体的に行動し始めることであり、それが教育改革を進める学校を後押しし、地域社会、わが国そして世界の発展につながるものと信じます。