1年リーガルマインド類型生徒の活動風景
JICA関西校外学習
7月17日(水)にリーガル1年生がJICA関西へ校外学習へ行きました。
到着した生徒たちはまず、広報展示室と資料室に分かれて見学しました。
広報展示室ではさまざまな国の民族衣装を試着したり、SDGsパズルに触れたり実際に体験しながら、また、資料室では開発教育やSDGsについての資料を読むことで開発途上国やSDGsについて理解を深めました。
その後はセミナー室で職員の方からJICAの概要の説明を受けました。
開発途上国の問題は自分たちとは無関係のことではなく我々の生活にも関わっていることや、支援は一方的なものではなく相互に支え合う「国際協力」であることなどを学びました。
続いては、JICA海外協力隊として活動をされた廣瀬さんに活動の実際を伺いました。廣瀬さんはニカラグアに2年間派遣され、青少年活動に従事された方です。
「SOS子どもの村」において創意工夫を重ねながら活動したことや、現地の人々との関わりの重要性、技術移転の難しさなど具体的に話をしてくださいました。生徒たちは初めて触れる話にメモをとりながら興味深く耳を傾けました。
今回の校外学習で生徒たちは視野が広がり、今まで意識しなかった問題点にも意識を向けられるきっかけになればうれしいですね。
お世話になったJICAのみなさま、廣瀬さん、本当にありがとうございました。
SDGs新聞活用ワークショップ
本日6月4日(火)はリーガルマインド1年生が新聞活用ワークショップを行いました。
先週に引き続き朝日新聞社の方を講師にお招きしました。本日は東京とオンラインでつないでのリモート授業でした。
先週のSDGsゲームの振り返りを行った後、新聞を用いての授業です。
まずは、それぞれが新聞の見出しからSDGsに関連する記事を探し、その記事がSDGsのどの目標に当てはまるかを考え、SDGs付箋を貼っていきます。その際に一言つぶやきも書き添えていくのがポイント。
「思考の見える化」ですね。
ちなみにSDGs付箋をご存じない方のために、これです。↓
新聞記事に真剣に向き合うこと15分。次にグループで共有していく作業に移ります。
自分が付箋を貼らなかった記事に付箋を貼ってあると「なるほど」と気づきがあったようです。
共有が終わると次は、教室を取り囲むように貼ってある新聞に自分の付箋を貼り替えていきます。
最後の仕上げが付箋に書いてあるコメントを読み、共感できたものにシールを貼っていく作業です。
たくさんの付箋が貼ってある記事や、同じ記事でも違う付箋が貼られているものもありました。一つの問題の中に多くのSDGsの要素が絡んでいる。まさに複層的な視点が必要であることに気づけたようです。同じ記事のコメントでも生徒により違いがあり、生徒たちも真剣なまなざしでコメントをチェックしていきます。
この写真はたくさんの共感を得たコメントを書いた生徒が発表している様子です。
来週からそれぞれが興味関心を持ったテーマに関してグループを組んで、探究していきます。探究活動を通じてSDGsについて深く理解できるよう頑張っていきます。
SDGsゲームを通して考える
考査最終日の5月23日(木)の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環として朝日新聞社お方を講師に招き「2030 SDGsゲーム」を行いました、
このゲームはSDGsの17目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをシュミレーションするというものです。ゲームでは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い、最終的に各チームに与えられたミッションを達成します。しかし、どのプロジェクトを実行するかで世界の状況(経済・環境・社会)が刻々と変わっていきます。この24名のリーガル生の考え方や行動により世界が作られていくのです。
ファシリテーターより簡単な説明を受けた後、チームごとに作戦タイムです。
どのチームも真剣です。どのうすればミッションが達成できるかを考えます。そして前半のゲーム(8分)がスタートしました。前半終了後にはどのような世界が出来上がっているでしょうか。
感心したのは、どのチームも自分たちのミッション達成だけではなく、世界の状況に目を向けておりその動きを気にしながらプロジェクトを進めていたことです。最初は環境がかなり厳しい状況でしたが、そのような動きの中で少しずつ環境が良くなっていきました。
前半終了時点で、ミッションを達成したチームは12班中6班。まだ取り残されているチームが多くいます。後半はどうなっていくのでしょうか。
前半終了後の休憩時間は、誰も休憩していませんでした。その間に作戦を練ったり、他のチームと水面下で交渉をしたり後半に向けての準備に余念がありません。
そして後半の11分間がスタートしました。2030年のゴールを目指してゲーム再開です。
後半になると交渉の輪が少しずつ大きくなっていきます。すでにミッションを達成しているチームは未達成のチームを助けている様子も見られました。
さて結果は!!みんなの協力もありミッションを達成できたチームは12チーム中11チーム。最後の1チームもあと一歩というところでした。そして、世界の状況は・・・。
かなりバランスのとれた社会になりました。ファシリテーターからも全員が全体の様子をよく見て動けていたと誉めていただきました。
ゲーム終了後の振り返りの時間では、SDGsについての気づきや考え方についてより深め、全体で共有をしました。
発表者の人たちは感じたことや新たな気づきをしっかりと自分の言葉で表現できていました。さすがリーガル生です。これから本格的なSDGs探究活動が始まります。今日のゲームでは大きな学びがあったと思います。今日の学びをこれからの探究活動に活かしていきましょう。
弁護士によるいじめ予防授業2回目
5月14日(火)の7時間目は、前回に引き続き弁護士の先生による「いじめ予防授業」です。今日の授業のテーマは、前回出た宿題をもとにグループで議論を行い、いじめの本質に迫り具体的解決策を考えていくというものです。
まずは、宿題①「なぜいじめがいけないのか」という問いに答えながら簡単に前回の復習をします。
続いて宿題②「なぜいじめはなくならないのか」と宿題③「いじめをなくすためにはどうすればよいか」についてグループで意見を共有します。一人ひとりが考えてきたことをホワイトボードに書き出し、その中から意見を整理し発表しました。
しかし、今回はただ発表するだけではありません。発表したグループの意見に対して、他のグループが感じたことや疑問点を質問していきます。他のグループから出てきた質問はなかなか鋭く、本質に迫るものが多くありました。あいまいな部分については、もっと具体的に!と求める声もあり、発表した班も自分たちの意見をより深めることができたようです。
この2回の授業では、「いじめ」について深く考え具体的な解決策を考えました。ぜひ、今回学んだことを普段の学校生活の中でしっかりと意識し、クラスや部活動の中心となるリーガル生であってほしいと思います。また、今回の授業では弁護士の先生から「考えることの大切さ」や「周囲の意見や考えを聞くことの大切さ」についてのお話もしていただきました。これはまさにリーガルマインドの学びですね。貴重なお話をたくさんしていただきました。今後に活かしていきましょう。
弁護士によるいじめ予防授業1回目
リーガルマインド特別授業では、5月7日(火)14日(火)の2週にわたり弁護士の先生に来ていただき「いじめ予防授業」を行いました。
この授業は毎年、1年生のこの時期に行っており「いじめ」を本質的に理解すると同時に様々な立場に立って物事を考えていくことを目的としています。さらには法的な視点からもいじめ問題を考えていきます。
7日(火)の1回目の授業では、まず弁護士の仕事についてお話をしていただきました。弁護士の方に会うのは全員が初めてだったようで、仕事内容や裁判について生徒たちは興味津々。弁護士バッジも一人ひとり手に取って見せていただきました。
その後はいじめについて、様々な角度から考えていきました。途中、いじめについてのロールプレイも行いました。
↓ ロールプレイの様子
その後も弁護士の先生から、様々な質問が出ました。それに対して生徒たちは、自分でしっかりと考え意見を発表していました。この姿勢がとても大切ですね!
授業の最後には次回に向けて3つの宿題が出ました。次回は、一人ひとりが考えてきたことをもとにグループワークでより考えを深めていく予定です。
リーガルマインド特別授業 2回目
4月30日(火)連休の狭間の7時間目の授業なので、元気がないのでは・・・と心配していましたが、生徒たちは元気いっぱいに授業に取り組んでいました。
まず最初に、GW中の宿題にしていたマンダラートについて「作成してみて気づいたこと」や「感想」をグループで発表しました。
授業の後半はSDGs探究に向けてのオリエンテーションとして、フォトランゲージを行いました。
今日から本格的なグループ活動でしたが、どのグループもしっかりと自分の意見を出しつつ周りの意見も聞くことができていました。
最後は各グループの発表です。
発表を担当した人は、緊張しながらも大きな声で自分たちの考えを分かりやすく伝えようとしていました。この調子ですね!とても良い雰囲気で授業に取り組めている47回のリーガル生。GW明けもがんばっていきましょう!
47回生リーガルマインド特別授業が本格的にスタート!
4月16日(火)、1年生のリーガルマインド特別授業が本格的に始まりました。
まずは「24名が仲良くなろう」「コミュニケーションを体験しよう」を目標にアイスブレークを行いました。最初のミッションはグループでの「1分間自己紹介」です。どのグループも最初は早く終わってしまい「あっまだ30秒ある!」というような声も聞こえていましたが、徐々にグループ内で質問をしあったり、それぞれが工夫をして持ち時間の1分をしっかりと使いきっていました。
続いては、春休みの課題で書いた「今までの経験を踏まえてどのような高校生活を送りたいか」についてグループ内で1分間スピーチです。この時には1分をしっかりと使いきりジェスチャーも使いながら発表を行っていました。
アイスブレークの最後は一言も話さず全員で誕生日の若い順に並んでいくゲームです。生徒たちはあっという間にコミュニケーションをとりパーフェクトな形で並ぶことができました。
最後は今日の本題「マンダラート」の作成です。「マンダラート」とは発想法の一つで、目標設定と達成のために自分の考えを書き出し明確にしていくものです。今回は「社会で活躍する」をテーマにマンダラートを仕上げていきます。ここからは一気に全員が集中モード!この「切り替え」さすがです。
次回どのような「マンダラート」か楽しみです。この1年間「考え抜く」「周りの人の意見を聞く」「自分の意見を言う」「自分を表現する」これらのことをしっかりと心に留めてリーガルマインドの授業がんばっていきましょう!
令和6年度 リーガルマインド対面式
4月10日(水)の放課後、リーガルマインド特色類型の対面式を行いました。図書室に本年度入学生の24名と2・3年の代表生徒が集まりました。
最初に校長先生から激励の言葉をいただきました。本校の大きな柱であるリーガルマインドを学んでいくうえで心がけてほしいことや今後の活躍を期待する温かいメッセージをいただきました。
その後は2・3年生の代表生徒たちの挨拶です。それぞれ2年間、1年間の授業での体験を交えながらリーガルマインドで学んだことや感じたことを自分の言葉でしっかりと話してくれました。
それを受けて、1年生の代表生徒が今後のリーガルマインドの授業への抱負を話してくれました。緊張しながらも。しっかりと自分の言葉で目標や思いを語ってくれました。高い目的意識をもってリーガルマインド特色類型に入学をしてくれたことがよくわかる堂々とした挨拶でした。
その後担当教員よりこの1年間のリーガルマインド特別授業の説明を行いました。初めての授業で緊張していた1年生ですが、今後に向けてやる気と期待が表情に出ており、最後まで集中を切らさずしっかりと話を聞いている姿が印象的でした。
いよいよ、来週の火曜日より授業が本格的にスタートします。授業に積極的に取り組み、主体的に考え行動できる人を目指してがんばっていきましょう。
能登半島地震への募金活動
46回生リーガルマインド類型のSDGs探究活動で防災や減災を探究している3班が、本日の下校時より1週間、募金活動を行います。この1年間の探究活動を通して、自分たちで行動することの大切さを感じたようです。最初は少し恥ずかしそうでしたが、少しずつ大きな声で呼びかけられるようになってきました。
この1週間、登校時間帯と下校時間帯に生徒昇降口に3班のメンバーとリーガルの有志の生徒が立ちます。ぜひ見かけたらご協力ください。
日本銀行神戸支店への校外学習
3月7日(木)の午後、リーガルマインド特色類型1年生の生徒たちは、日本銀行神戸支店へ校外学習に行きました。全員が金属探知機での検査を受けて行内へと入館しました。普段はなかなか入れない施設に生徒たちは緊張気味です。まずは、実際仕事をしておられる場所を見学させていただきました。その後は講義室で日本銀行の業務についてDVDで学びました。
その後、7月に発行される新札に使われている偽造防止技術についての説明を受けました。世界にも類をみない偽造防止技術に生徒たちからは驚きの声があがっていました。また、自分の持っているお札を使って偽造防止技術について実際に確かめました。
そのあとはガラスケースに入った7月から使用する新札を見学させていただき、実際の偽造防止技術を確かめました。展示ルームでは、阪神淡路大震災時のお話を伺ったり、当時の写真を見ながら震災時の対応についての説明を受けました。普段入ることのできない施設等に生徒たちは興味津々でたくさんの質問が出ましたが、それらの質問に丁寧に答えてくださり充実した時間となったようです。
その後は以前使用していた金庫の中に入らせていただくという貴重な体験もしました。
↓ 金庫の中にはこんな感じで保管されているそうです。45億円を前に記念写真!
↓ 1億円の重さも確認しました。
最後には「金融リテラシーの重要性についての講義をしていただきました。18歳成人になってから注目されている「金融について」様々な角度からお話をしていだき、その重要性を強く感じたようです。
お忙しい中、対応してくださった日本銀行神戸支店の皆様、本当にありがとうございました。今日の学びを今後に活かしていきましょう。