1年リーガルマインド類型生徒の活動風景
令和5年度 リーガルマインド対面式
4月11日(火)の放課後、リーガルマインド特色類型の対面式を行いました。図書室に本年度入学生24名と2・3年生の代表生徒が集まりました。
最初に教頭先生からお話をしていただきました。リーガルマインド生の活躍している様子や今後身につけてほしい力などについてお話をしてくださいました。その後は2・3年生の代表生徒たちの挨拶です。3年生は模擬裁判、2年生はSDGs探究学習を中心に自分たちが体験したことや考えたことを自分の言葉で話をしていました。それを受けて、1年生の代表生徒が今後のリーガルマインドの授業での抱負を話してくれました、高い目的意識を持ってこのリーガルマインド特色類型に入学してくれたことがよくわかる堂々とした挨拶でした。
その後、担当教員よりこの1年間のリーガルマインド特別授業の説明を行いました。
初めての授業で緊張していた1年生ですが、今後の授業に向けてのやる気と期待が表情に出ていました。いよいよ来週の金曜日から授業が始まります。1年間、リーガルマインドの授業を楽しみながら、主体的に話し合い、考え行動できる人を目指してがんばりましょう。
日本銀行神戸支店への校外学習
3月16日(木)の午後、リーガルマインド特色類型1年生が日本銀行神戸支店に校外学習へ行きました。今年度最後の授業です。点呼後、金属探知機での検査を受け行内へと入りました。普段は入ることのできない施設に生徒たちは少し緊張気味でした。
まず最初に行内を簡単に見学させて頂いた後、講義室で日本銀行の業務についてDVDで学びました。その後、お札の偽造防止技術についてのお話を聞き、実際に自分のお札を使用して様々な偽造防止技術を確かめてみました。高度な偽造防止技術について初めて知ることも多く、生徒たちは様々な発見があったようです。
そのあと展示ルームを見学し、1億円の重さを再現したものを実際に持ってみたり、阪神淡路大震災時の対応についてのお話を伺いました。また、以前使用していた金庫の中に入らせていただくという貴重な体験も行いました。
最後には「金融リテラシーの重要性」についての講義をしていただきました。18歳成人となってから注目されている「金融について」様々な角度からお話をしていただき、生徒たちはその重要性を強く感じたようです。最後は、質疑応答で本校生がいくつかの質問をし、丁寧に回答をいただきました。。
お忙しい中対応していただいた日本銀行神戸支店の皆様、本当にありがとうございました。今日の学びを今後にしっかりと活かしていきましょう。
SDGs探究 学年集会での発表
3月6日(月)1時間目、体育館でリーガルマインド特色類型1年生がSDGs探究の成果を学年集会で発表しました。リーガルマインドの生徒たちは、学年全員を前にして緊張した様子でしたが、自分たちの思いや考えをしっかりと発表することができました。1年生の生徒たちも、自分たちの仲間の発表に一生懸命耳を傾けていました。
今回の探究活動や発表の経験をこれからに活かしていきましょう。
SDGs探究発表会
2月3日(金)に1年生のリーガルマインド特別授業の総仕上げとなる「SDGs探究発表会」を行いました。
リーガルマインド特色類型の生徒たちは、1年間SDGsの17のゴールのうち興味のあるものを中心に6班にわかれて探究活動を行ってきました。最初はなかなかテーマが決まらなかったり、SDGsについて「自分ごと」として捉えられない班もありました。しかし、情報収集を積み重ねたり、冬休み、専門家の方々への取材を通して、自分たちの考えや意見を少しずつ構築しまとめてきました。3学期に入ってからは、いかに班の意見を分かりやすく相手に伝えるかということを意識してスライドと原稿を仕上げていきました。
そして、発表当日。多くの先生方が見に来てくださり、緊張感の中で発表会がはじまりました。また、今回の発表会の様子はNHK神戸放送局の夕方のニュース番組「Live Loveひょうご」で取り上げていただけることとなり、テレビカメラも入る中での発表会となりました。
そんな中、どの班も練習の時よりもはるかに落ち着いて堂々と発表を行いました。問題解決に向けて高校生である自分たちに何ができるのかを考え提案していました。様々な課題を自分たちなりに考え行動していく姿勢が大切です。
今回の探究活動をこれからのリーガルマインドの授業や学校生活に活かしていきましょう。
▸発表の様子と校長先生の講評
今回の発表に向けてご協力いただいた方々、また取材に来ていただいたNHK神戸放送局の皆様、本当にありがとうございました。ちなみに、取材いただいたNHKのディレクターは本校リーガル一期生の卒業生です。
▸NHK神戸放送局の取材の様子
今回の探究活動や発表会の様子は
2月9日(木)18:30~19:00 「Live Love ひょうご」(兵庫県域)内で放送される予定です。生放送のため内容が変更になることもあります。放送後1週間はNHk+で見逃し配信でご覧いただけます。ぜひご覧ください。
冬休み中の取材の様子
リーガルマインド1年生の生徒たちは、2月の「SDGS探究活動の発表」に向けて冬季休業などを利用して大学の先生や様々な施設等に取材に行きました。取材場所は冬休み前に探究しているテーマに基づいて自分たちで探しました。また、取材内容は10月に朝日新聞社の方を講師に招いて行った「インタビュー講座」を思い出しながら準備を行いました。大学の先生に取材に行ったグループは先生の書かれた論文をしっかりと読んで取材に臨んだようです。取材当日はどのグループも最初は緊張していましたが、始まると時間を忘れて熱心に質問を行い、とても充実した時間になりました。発表まであと1か月。今回の取材を最大限に活かしてよい発表会にしましょう。
取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
インタビュー講座
10月7日(金)、14日(金)と2週にわたって朝日新聞社の方を講師に招いてインタビュー講座を行いました。
毎年、1年生のリーガルマインド特別授業では企業や大学などの各テーマの専門の方に取材に行き、SDGs探究の内容を深めています。それに向けての事前学習として、今年度初めてこの講座を実施しました。
まず、1日目は「インタビュー取材とは」という講義を受け、その後2人1組になりペアインタビューを行いました。「限られた時間の中でいかに質問を深堀りできるか」ということにチャレンジしました。
この講座を通してインタビュ―の際には準備が非常に大切で、インタビューさせて頂く相手をできるだけ調べて最低でも質問は10個用意することや、当日の心構えなど多くのことを学ぶことができました。
2回目の講座はインタビューの実践です。3人1組になり「インタビューする人」「インタビューされる人」「写真を撮る人」の役割にわかれ、全員がどの役もできるようにローテーションをしてインタビュー実践を行いました。場所も、グループで相談して図書室、中庭、玄関前の中から最もリラックスできる場所を選びインタビューを実施しました。
最初は「難しい」と戸惑っていましたが、始まってみると、どのグループも時間を忘れてインタビューを行っている様子が印象的でした。写真を撮る係の人もインタビュ―される人の最高の表情を撮ろうと様々な工夫をしていました。
今回インタビューした内容を新聞記事にして提出する予定です。どのような記事が出来上がるでしょうか?とても楽しみです。
今回の講座で学んだことを探究活動での取材に活かしていきましょう。
JICA関西訪問
7月15日(金)の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環としてJICA関西を訪問しました。1年生にとっては初めての校外での学習です。
まず最初にJICA関西の職員の方よりJICAの事業説明をしていただきました。短い時間の中で現在世界がおかれている状況や、日本が支援するだけではなく東日本大震災の時には世界中から多くの支援を受けたことなど、様々なことを知ることができました。またSDGsについての知識もより深めることができました。
続いて、JICA海外協力隊経験者の方よりボランティアの体験談を聞きました。今回は中米のホンジュラスの小学校教育に携わった青木様よりお話を聞くことができました。実際に体験された写真や動画を利用しての講演は非常に興味深くあっという間の1時間でした。ホンジュラスという国を通して貧困と教育の関係についても深く学ぶことができました。最後の質疑応答の時間には多くの質問が出て、大変有意義な時間となりました。
最後はJICAの施設見学です。生徒たちはSDGsの特別展示などを熱心に見学していました。きっと今後のSDGsの探究学習に活きてくると思います。
お忙しい中、今回の校外学習に携わっていただいたJICA関西の方々本当にありがとうございました。
SDGs新聞活用授業
6月3日(金)の7時間目の1年生リーガルマインド特別授業は先週に引き続き、朝日新聞社の方に講師として来ていただき「新聞活用授業」を行いました。この授業は、新聞を「SDGsの17の視点」から読むことを目標としています。新聞をただ読むのではなく、SDGs付箋を使用することで「思考を見える化」していくというものです。
まず、前回の授業を振り返ったあと、一部ずつ配られた今日の朝刊を読み、新聞記事がSDGsのどのゴールに関連していくかを考え付箋を貼っていきます。その付箋には「なぜそう思ったか」を一言つぶやきます。みんな与えられた時間で真剣に新聞を読んでいました。その内容を班で共有した後、教室に掲示してある新聞に付箋を貼りかえていきます。あっという間に新聞にはたくさんの付箋が貼られていきます。その中には、同じ記事でも違うゴールの付箋が貼られているものもありました。一つの問題には多くのSDGsが複層的に絡んでいることに気づくことができたようです。最後は、全体で今日の授業の気づきを共有しました。文化祭明けからはいよいよ本格的な探究活動に入っていきます。SDGsをさらに自分ごととして捉え、深く考えていけるようがんばりましょう。
「2030 SDGsゲーム」を通して考える
考査最終日の26日の午後、1年生のリーガルマインド特別授業の一環として朝日新聞社の方を講師に招き、「2030 SDGsゲーム」を行いました。
このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりをシミュレーションするというものです。ゲームでは与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い、最終的に各チームに与えられたゴールを達成します。しかし、どのプロジェクトを実行するかで世界の状況(経済・環境・社会の状況)が刻々と変わっていきます。この24名のアイデアにより2030年の世界が作られていくのです。
ファシリテーターより簡単に説明を受けた後、早速ゲームのスタートです。どのグループも自分たちのゴールを達成するために必死です。しかし、自分たちのことだけに必死になっていると、世界のバランスは崩れていきます。
前半戦終了後の休憩時間にはどのグループも休むことを忘れて、必死で他のグループと交渉していました。そして、いよいよ後半戦。2030年のゴールを目指してゲーム再開です。少しずつ世界の状況にも目を向け始める人が増えてきます。さらに交渉の輪もだんだん大きくなっていきました。さて、結果は、、、。みんなの協力がありゴールを達成できたチームは12チーム中10チームでした。世界の状況も授業の前半よりはバランスがよくなっていました。ゲーム終了後の振り返りの時間には、多くの人がゲームを通してSDGsや社会について考えさせられたり、新たな気づきがあったという発表をしてくれました。
これから本格的なSDGsの探究活動が始まります。今日のゲームで学んだことを今後の探究活動に活かしていきましょう。
弁護士によるいじめ予防授業②
5月13日(金)の7時間目は、前回に引き続き弁護士の先生による「いじめ予防授業」を行いました。今日の授業の大きなテーマは、前回出た宿題をもとにグループで議論を行い、いじめの本質に迫るというものです。
宿題は①なぜいじめはなくならないのか、②いじめをなくすためにはどのような方策が考えられるか、について考えてくるというものでした。全員がしっかりと宿題に取り組んできたようで、グループ議論ではホワイトボードに書ききれないくらい多くの意見が出ていました。
その後は各グループ代表者の発表です。今回は発表だけではなく、発表した内容に対して他のグループが必ず質問をするというルールがありました。これがなかなか難しい!しかし、質問をすることで発表がより深いものになっていきます。また、出た質問に答えることで自分たちのグループの意見を改めて振り返ることもできました。
授業の最後に、弁護士の先生方に「自分の意見や考えをしっかりと持つこと」、「周囲の意見や考えをよく聞くこと」、「議論の積み重ねによって具体的な結論を導き出すことの重要性」について話していただきました。まさにリーガルマインドでの学びですね。今日学んだことをこれからに活かしていけるよう行動していきましょう。弁護士の先生方ありがとうございました。