生物部
生物部

アピールポイント

生物部(科学探究部生物班)では、地元のため池や湿地に生育する絶滅危惧種植物である「ネビキグサ(アンペライ)」の保全生態学的研究を行っています(特に、発芽しない種子の発芽条件を調べています)。また、本校が取り組んでいるソメイヨシノの木に大きな被害を与える特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の調査も実施しています。その他、生物教室で飼育している生物たちのエサやりや畑の管理は定期的に継続しています。

部員数

 

活動について

   男子  女子  合計
 1年 5 1 6
 2年 0 2 2
 3年 0 4 4
 合計 5 7 12
2025年12月19日現在
 

活動日

原則 月・水・金、土日のいずれか1日

   当番制

活動場所

 第1生物教室・屋外(フィールドワーク時)

 

 写真1:ネビキグサの花序と葉(明石高丘地区で撮影)

写真2:ネビキグサの個体群の大きさを測定(明石高丘地区で撮影)

写真3:クビアカツヤカミキリの調査の様子(石ヶ谷墓苑前で撮影)

記録・成績・お知らせ

生物部の記録・成績・お知らせ

〈生物班〉「神戸市・明石市共催 生物多様性フォーラム」にて登壇!!

 2026年3月8日(日)に神戸市の中央区文化センター(1階多目的ルーム)にて、「生物多様性フォーラム」(神戸市・明石市共催)が開催され、本校の科学探究部生物班(以下、生物班)の生徒が代表して、本校における生物多様性に関する取組(特定外来生物および絶滅危惧種に関する探究活動と環境教育)について発表しました。

 特定外来生物に関する活動では、生物班が2022年から取り組んでいるクビアカツヤカミキリ調査および明石市立高丘東小学校3年生に対する環境教育授業をはじめ、探究の授業で取り組んでいるアルゼンチンアリ・ナガエツルノゲイトウ・カダヤシなど、他の特定外来生物に関する探究活動についても紹介しました。

 また、絶滅危惧種に関する取組については、生物班による本校周辺のため池で生育するネビキグサ(明石市レッドリストAランクの植物)の保全生態学的研究、および自然科学科2年生徒による明石市立高丘西小学校3年生児童に対するため池観察会などを紹介しました。

 口頭発表では、本校のほかにも県立御影高等学校および神戸山手グローバル中学校高等学校の生徒が、それぞれの活動についてわかりやすく説明していました。

 フォーラムでは、口頭発表の他に、明石市の丸谷聡子市長、神戸市の久元喜造市長がファシリテーターとして、各発表団体の生徒が参加したパネルディスカッションが行われ、生物多様性について白熱した議論が交わされました。

 フォーラムを通して、本校の取組を広く発信できただけでなく、他校の生徒や多くの市民とともに「未来に伝えるネイチャーポジティブ」について共通認識を共有できたことは、非常に意義深いものとなりました。

〈生物班〉石ヶ谷公園・梅園でのクビアカツヤカミキリ調査

 2026年1月31日(土)・2月1日(日)の2日間に、本校科学探究部生物班の生徒7名および有志生徒6名、計13名が、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリの調査を石ヶ谷公園の梅園で実施しました。

 クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ・ウメ・モモなどのバラ科植物に甚大な被害を及ぼす害虫(特定外来生物)です。2022年6月には、兵庫県で初めて本校周辺で発見され、それ以降、本校生徒が継続的に調査を行っています。

 今回の調査では、ウメの樹木に貼付されているナンバリングテープの更新(劣化により多くが樹木から脱落していたため)と、GPS機器を用いた各樹木の位置情報の記録を行いました。これらの位置情報データや地図は、行政等と共有しています。さらに、各樹木について、クビアカツヤカミキリ幼虫が排出するフラス(おがくずが混じったふん)の有無を丁寧に確認しました。

 今回は生物班に所属していないものの、調査に興味をもつ生徒6名も参加しました。有志生徒の皆さんはすぐに作業に慣れ、楽しみながら調査に取り組んでくれました。ご協力ありがとうございました。

 延べ2日間の調査で、約700本のウメを確認し、本種のフラスとみられるものを数点発見しました。これらについては、今後本校において遺伝子解析等を行い、詳細を調べていく予定です。

 

 

 

 

 

〈生物班〉 県広報紙「県民だより兵庫」にクビアカツヤカミキリの活動が掲載

  2025年5月上旬に本校の科学探究部生物班による特定外来生物クビアカツヤカミキリの一連の活動が、兵庫県広報誌「県民だより兵庫」の「五国の現場から -SCENES OF GOKOKU-」で紹介されました。

 クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ・ウメ・モモなどのバラ科の植物に甚大な被害を及ぼす害虫(特定外来生物)で、2022年6月に兵庫県で初めて本校周辺の場所で発見され、それ以来本校生徒が継続的に本校周辺地域の調査および小学校での啓発活動を行っています。

  今後の生物班の活動に、ご声援をよろしくお願いします。

 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk03/dayori2602/genba_202602.html

〈生物班〉ひょうご生物多様性シンポジウムの開催で発表

 2025年12月19日(金)、本校生物部員9名が、兵庫県立大学神戸商科キャンパス(三木記念講堂/神戸市)にて開催された「ひょうご生物多様性シンポジウム」に参加し、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリに関する一連の活動について口頭発表を行いました。

 クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ(サクラ)やウメなどのバラ科樹木に甚大な被害を及ぼす外来昆虫です。2022年に兵庫県内で初めて近郊の石ヶ谷公園において確認されて以降、本校生徒は地域の行政機関・専門機関・小学校等と連携し、継続的な調査・啓発活動に取り組んできました。
 当日のシンポジウムでは、石ヶ谷公園および周辺地域での調査活動、明石市立高丘東小学校での授業実践、PCRを用いた遺伝子解析などについて発表しました。

 生徒たちは発表準備の過程で、日頃の活動を整理・振り返るとともに、研究内容を他者に分かりやすく伝える力を磨くことができました。また、大学や研究機関の講演者による実践発表を拝聴し、外来生物対策の最前線について学ぶ貴重な機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五箇 公一研究員(国立環境研究所)との記念写真

〈生物班〉 特定外来生物を対象とした活動・研究が日経サイエンス(12月号)に掲載されました

 本校では、生物班の活動や探究の授業などで、複数のグループが特定外来生物をテーマに、探究活動を行っていきました。生物班では2022年に兵庫県で初めて発見されたクビアカツヤカミキリの拡大防止に向けた活動、探究の授業では神戸市に生息しているアルゼンチンアリのトラップ開発およびQGISを用いた分布予測マップに関する研究、明石市周辺の地域で問題となっているナガエツルノゲイトウについては再生力の検証やアレロパシー作用に関する研究などを精力的に行ってきました。

 それらの取組が日経サイエンス12月号(2025年12月25日発売)に掲載されました。本研究は中谷医工計測技術振興財団様からの研究助成を受けており、HPでも紹介していただいております。

 https://www.nakatani-foundation.jp/business/grant_science_edu_case/

クビアカツヤカミキリの調査の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クビアカツヤカミキリの小学校での授業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SSH生徒研究発表会(アルゼンチンアリ)の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取材中の様子