アピールポイント生物部(科学探究部生物班)では、地元のため池や湿地に生育する絶滅危惧種植物である「ネビキグサ(アンペライ)」の保全生態学的研究を行っています(特に、発芽しない種子の発芽条件を調べています)。また、本校が取り組んでいるソメイヨシノの木に大きな被害を与える特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の調査にも参加しています。その他、生物教室で飼育している生物たちのエサやりや畑の管理は定期的に継続しています。
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部員数 |
活動について |
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2024年4月19日現在
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活動日原則 月・水・金、土日のいずれか1日 当番制 活動場所 第1生物教室・屋外(フィールドワーク時)
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写真1:ネビキグサの花序と葉(明石高丘地区で撮影)
写真2:ネビキグサの個体群の大きさを測定(明石高丘地区で撮影)
写真3:クビアカツヤカミキリの調査の様子(石ヶ谷墓苑前で撮影)
生物部の記録・成績・お知らせ
〈生物部〉地域のため池「主池」での自然観察会~地元住民に貴重な生物の紹介~
2024年10月26日(土)午前に、明石高丘地区のため池「主池」で、科学探究部生物班(生物部)の6名が講師役となり、高丘西小学校区の住民の参加者約25名に対して、貴重な植物の生態について説明を行いました。主池は明石高丘地区にある湿地を含むため池で、絶滅危惧種を含めた動植物が生息・生育している保護区です。
最初に、明石市立高丘西小コミュニティ・センター(高丘西小コミセン)にて、本校生物部の生徒が主池の貴重な生物と生物部の活動について、スライドで説明を行いました。次に、参加者と共に現地に向かい、秋に咲く植物、その他樹木・食虫植物などについて、生徒たちは参加者に説明を行いました。多くの参加者にとって今回初めての主池への訪問であり、興味津々で本校生の話をお聞きになり、観察を行っていました。
この活動は、本校生にとっても、地域住民の方にとっても、地元の自然や生物多様性を深く知るよい機会となりました。
〈科学探究部生物班〉クビアカツヤカミキリ遺伝子解析実習
2024年8月12日に、本校にて「クビアカツヤカミキリ遺伝子解析実習」が行われ、本校の科学探究部生物班の班員および有志生徒などが参加しました。クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木に発生し枯死させる昆虫で、特定外来生物に指定されています。本校では、2022年6月に兵庫県で本種が初めて発見されて以来、継続して調査・研究を行っています。
今回の実習では、本種の成虫およびフラス(幼虫が出すおがくずが混じったフン)の遺伝的な同定方法として、PCR遺伝子解析研修を、ひょうご環境創造協会の研究員(藤井俊樹研究員)と県立人と自然の博物館の研究員(三橋弘宗研究員)に指導して頂きました。将来的に行政(明石市役所)などが行っている、本種の遺伝子解析の業務を共同で取り組んでいく予定です。
〈生物部〉明石市立高丘東小学校での、特定外来生物 クビアカツヤカミキリの授業
本校生物部員5名が明石市立高丘東小学校の小学3年生の児童に対して、特定外来生物のクビアカツヤカミキリに関する授業を行いました。
クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ(サクラ)やウメなどのバラ科の樹木に甚大な被害を及ぼす生物です。2022年に兵庫県で初めて近郊の石ヶ谷公園で発見されて以降、本校生徒が継続して調査を行っています。
小学校への出前授業は、昨年度から開始しました。今年も児童たちは、興味深々に本種の標本をルーペなどで観察したり、校庭のソメイヨシノ1本1本を丁寧に観察して、成虫やフラス(幼虫の出すおがくずが入ったフン)がないかを調べていました。当該授業に関する神戸新聞の記事(2024年7月15日)を掲載します。
〈生物部〉特定外来生物クビアカツヤカミキリ調査(石ヶ谷公園)
特定外来生物のクビアカツヤカミキリの調査を本校近郊の石ヶ谷公園で、生物部員5名と有志生徒4名の合計9名で行いました。
クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ・ウメ・ナシなどのバラ科の樹木に甚大な被害を及ぼす特定外来生物で、2022年に県内で初めて石ヶ谷公園で発見されました。本校生物部員および有志生徒は、本種の発見以降継続して、行政・専門機関と協同して調査に取り組んでいます。
今回の調査では、生徒が石ヶ谷公園の約500本のソメイヨシノを調べ、フラス(別種の昆虫のフラスを含む)を10本、本種のフラスを1本発見しました。フラスとは、おがくずが混ざった幼虫のふんです。今回の調査の様子が、6月25日神戸新聞朝刊に掲載されました。
〈生物部〉ひょうご環境未来会議~県の未来に対して討論・提案~
6月15日(土)、「ひょうご環境未来会議」に本校生物部員が参加してきました。
この会議では、兵庫県の「第5次環境基本計画」の改訂を目指して、高校生・大学生・その他さまざまな年代や職業の方が参加し、現状の課題を踏まえて、25年先の兵庫県の未来にどのような施策が必要となるのかについて、ディスカッションが行われました。
ひょうご環境未来会議の参加者募集(案内)
本校生徒も、部活動等での絶滅危惧種や外来種の研究の経験も活かして、有益な意見を提案していました。
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