令和6年度 3学期始業式 式辞要旨

・新しい年を迎えたが、今年の干支は乙巳(きのとみ)である。へびは脱皮を繰り返しながら成長する様子から、「変化」と「再生」を象徴するようだ。乙(きのと)は草花を象徴し、物事が広がりやすいと古来から考えられてきた。「変化」と「再生」を意識しながら、各自、昨年やり残したことがあれば、今年は全力で取り組んでほしい。
 
・大学進学をめざす3年生にとっては正念場が続く。すでに入試を終えた生徒は友人を応援してほしい。受験生の健闘を祈る。

・3学期は、探究活動の総まとめとして発表会がある。日頃の学習成果発表の場が充実したものになるよう取り組んでほしい。

・昨年は国際情勢が安定しなかった。平和で明るい年になるように全員で願おう。そして、生徒諸君にとって今年1年が穏やかで充実した楽しい1年になることを願う。

令和6年度 2学期終業式 式辞要旨

・年の瀬にあたって今年を振り返りたい。

 読売新聞が選んだ今年の10大ニュースは

 1位が「石川県で起きた震災」

 2位が「大谷翔平選手の活躍」

 3位が「パリ五輪での45個のメダル獲得」 だそうである。

 以下、「新紙幣の発行」や「衆議院選挙」などが続くが、例年と比べると総じて穏やかな年であったかと思う。

 しかし、世界に目を向けると依然としてあちらこちらで紛争が起こっており、政治的な緊張も続いている。ヨーロッパの調査会社が今年1月に発表した2024年の10大リスクは、1位がアメリカの分断、2位が中東情勢、3位がウクライナ戦争だったが、2024年も終わろうとしている現在でもこの状況はますます悪化していると言える。

 また、この数週間の出来事だけをみても、世界情勢はますます混沌としている。

 フランスでは62年ぶりに内閣不信任がなされ、ドイツでは19年ぶりに解散総選挙が行われた。韓国では45年ぶりに戒厳令が出され、シリアでは50年以上続いた独裁的なアサド政権が崩壊した。

 日本国内の出来事だけにとらわれていると、社会の大きな動きが見えなくなってしまいがちである。今後も世界情勢についてはお互いに注視していこう。

 

・本校体育館の大規模改修工事がいよいよ始まる。年明けから皆さんには不便をかけるが、3月まで辛抱してほしい。

 

・年の瀬にあたって、この1年間を振り返り、新たな気持ちで穏やかに新年を迎えてほしい。3学期からの諸君の活躍を期待する。

令和6年度 2学期始業式 式辞要旨

・あまり報道されないが、この夏新型コロナやインフルエンザが流行り、私も8月初旬に新型コロナに罹患しました。手洗い、うがいを励行し、感染を防いでいきましょう。

・8月8日に宮崎県で震度6弱の地震が発生したことで、南海トラフ地震に対する警戒感が高まっています。防災体制を今一度見直し、いざという時に備ましょう。

・8月4日(土)に明石市民会館で学校説明会を開いたところ、1000名以上の方が来場されました。今後の予定は、今月28日(土)、11月6日(水)、11月7日(木)に本校にてオープンハイスクールを実施します。みなさんの協力をお願いします。

・2学期の学校行事を充実したものにするために、みなさんの活発な議論を期待します。

令和6年度 1学期終業式 式辞要旨

令和6年度 1学期終業式 校長式辞要旨

・1学期、現在の校則について生徒会と教員が対話をすすめ、スマホの校内での使用については節度をもって一定のルールのもとで使用できることとなった。

また、学校としては宿題の精選にもつとめ、生徒の皆さんが自主的に自らの弱点の補強に当たることができるよう改善している。学習に関しては、与えられたものだけに取り組めば良いというものではない。皆さん一人ひとりに必要な学習の種類や量は違う。担任の先生をはじめ、いろいろな先生からアドバイスをもらいながら自分で考えて学力の向上につとめてほしい。

・先日、生徒会選挙が終わり、会長以下新たな役員が選出された。生徒会執行部を中心に生徒の皆さんの意見を結集して楽しい行事の計画など、いろいろと進めていってほしい。

 ・長い生涯の中で高校生の夏休みというのは短いがとても貴重な時間である。ボランティア活動や読書、スポーツ等、普段できない体験に大いに取り組んで欲しい。

第53回入学式 式辞

入学式校長式辞

桜花爛漫の今日の佳き日、ご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、ここに兵庫県立明石北高等学校第五十三回入学式を挙行できますことは、本校にとって、この上もない喜びであります。皆様におかれましては、ご多用のなか、ご出席いただきましたこと、誠にありがたく、高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。(礼)

ただいま、入学を許可いたしました新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんを本校の生徒として迎えられることを、教職員一同、本当にうれしく思います。
皆さんが、今日、この日を迎えられたことは、もちろん自身の努力があってのことですが、それだけではなく、これまで支えてくださったご家族や中学校の先生をはじめ、多くの方々の援助があってのことであると思います。
その方々への感謝の気持ちを忘れず、自分を大切にして、責任と思いやりのある高校生になってください。

 本校の校訓は「自主・協調・創造」です。最近の日本社会は不寛容な社会になったなあと感じることが多々あります。自分と違う価値観を持つ人たちを受け入れ、協調して新たな価値を創造するということがこれからは大切です。今日から校内で生活する生徒同士は全員仲間です。仲間同士協調し、新たな学校文化をつくりあげていこうではありませんか。
 学びの中で、悩むことがあった時は、共に手を取り合って、支え合いながら、自立と希望への道を一緒に探していきましょう。

 『自らの可能性を最大限に伸ばす努力』と『人との絆を大切にする心』を軸に、楽しく充実した高校生活を送られることを期待しています。
 

 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
教育は、学校のみでは成し得ません。ご家庭と連携してこそ実を結ぶものであります。
どうか、本校の教育活動に温かいご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
お子様が、本校の三年間、充実した日々を過ごされ、人として確かな成長を成し遂げられますことを祈念して、式辞といたします。

令和六年四月八日
兵庫県立明石北高等学校 校長 伊藤聖二

令和6年度 1学期始業式 挨拶要旨

令和6年度1学期始業式 校長あいさつ要旨

令和6年4月8日

近年、世の中の変化のスピードは加速度的にはやくなっています。携帯電話が世の中に普及し出したのは1990年代の後半からですから、わずか20数年前のことです。スマホが普及し出すのが2010年代からですからわずか10年前のことです。

 私たちはこの変化の激しい世の中に柔軟に対応していかなければなりません。
 東京では、隣人が外国人であることが当たり前のようになっています。「他人に対して寛容になる」言い換えれば「他人の多様な価値観を尊重する」ということは多様で複雑な現代社会を生き抜く上でとても大切なことです。
 皆さんには、今こそ本校の校訓である「自主・協調・創造」の精神を日々の生活の中で心がけていただきたいと思います。同じ場所で同じ時間に学ぶ者同士、協調しあいながら明るく楽しい学校をつくっていきましょう。

 

学校長挨拶