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JSEC2024 最終審査会 優秀賞受賞
今回で22回目を迎えるJSEC2024「第22回高校生高専生科学技術チャレンジ」最終審査(12月7・8日 日本科学未来館)において、本校2年 永田 帆帆子さん・谷口 嘉乃さん・梅澤 亜未さんの研究が「優秀賞」を受賞致しました。
高校生科学技術チャレンジは、世界で通用する科学者・技術者を目指す高校生のための国内で最高レベルの科学系コンテストです。今年は全国から404件の優れた研究論文が集まる中、一次審査で極めて優秀な35件の研究が選考され、科学技術の専門家である審査員へのプレゼンテーションによって各表彰作品が選出されました。
本校学生の研究テーマは、「絶滅危惧種ネビキグサにおける種子の発芽が制限されている要因と生育環境の解明 」で、本校周辺に生育する絶滅危惧種であるネビキグサの保全に関する一連の研究が審査員から大変高い評価受けて、最終審査会進出に至りました。この研究は、染色体学会の高校生ポスター発表部門で「ニコンソリューションズ賞(優秀賞)」を受賞するなど、すでに他の発表会でその実績を残してきました。
科学研究の「インターハイ」とも呼ばれるJSEC最終審査での入賞となりました。受賞した3名の皆さん、誠におめでとうございます!
※JSEC2024(第22 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://manabu.asahi.com/jsec/
※授賞式の動画(https://manabu.asahi.com/jsec/live/index.html)がご覧になれます。
STEAM研修(立杭焼き)
1-8の15名で丹波篠山市の窯元を訪れ、立杭焼きの製作体験をさせていただきました。なかなか思うようにいかない土と格闘しながらも、思い思いに個性ある茶碗などを作りました。また、兵庫陶芸美術館では九谷焼の展示があり、独特な赤色と絵柄を鑑賞しました。来年1月には窯元で仕上げてもらったオリジナル立杭焼きが届きます。楽しみですね。
<SSH>高大連携事業 神戸薬科大学「薬学への誘い」
高大連携事業 神戸薬科大学「薬学への誘い」
11月16日(土)神戸薬科大学の高大連携事業「薬学への誘い」に参加してきました。
① 微生物化学研究室:絶食により低栄養状態にしたマウスと通常に食事をしているマウスを観察しました。解剖した臓器(胸腺、肝臓、脾臓、腎臓、精巣等)の重量から絶食マウスと通常マウスの体重比を計算し考察しました。
② 疾病予防学研究室:人を対象とした研究により、疾病予防につながる要因・薬剤治療の評価に取り組んでいました。ビッグデータの解析をすることで、見えてくるものがありました。今主流のデータサイエンスでした。
参加した生徒の感想を抜粋しておきます。
・マウスを用いた解剖実験がとても興味深かった。臓器重量を比較し、栄養状態が体に与える影響を具体的に学べとても興味深かったです。
・薬学の幅広い分野の一部に触れることができて、良い機会となった。
・実験を通じて、栄養状態と臓器の機能や健康の関連性を考える良い機会になりました。
・絶食が臓器に及ぼす影響を数値で示す実験は、分析力を養う大切さを教えてくれました。
・ビッグデータ解析の重要性を学び、薬学が最先端科学と密接に結びついていることを初めて知りました。人を対象 とした研究の現場を知り、疾病予防の研究が生活の質向上に役立つことを理解でき、将来性を感じました。また膨大なデータを解析するのでデータサイエンスの可能性を感じました。
・最新の研究に触れ、薬学の可能性を感じました。
JSEC2024 最終審査会出場 & 佳作受賞
JSEC2024(第22回高校生科学技術チャレンジ)で、本校2年 永田 帆帆子さん・谷口 嘉乃さん・梅澤 亜未さんの研究が最終審査(12月7・8日(土・日)日本未来科学館)に進出することが決まりました。
高校生科学技術チャレンジは、世界で通用する科学者・技術者を目指す高校生のための全国で、最高レベルの科学系コンテストです。例年、400件近くの研究論文から一次審査により今年は35件が最終審査に進み、専門の審査員へのプレゼンテーションによって各表彰作品が選出されます。
本校学生の研究テーマは、「絶滅危惧種ネビキグサにおける種子の発芽が制限されている要因と生育環境の解明 」で、本校周辺に生育する絶滅危惧種であるネビキグサの保全に関する一連の研究が審査員から高い評価受けて、今回の最終審査進出に至りました。
また、本校2年 中谷 絢子さんの研究「アルゼンチンアリの明石市への侵入防止と分布予測マップの作成~粘着剤の開発とGPSトラップデータを活用して~」が、佳作に選ばれました。
なお、最終審査会で上位に入賞する8つの研究作品は、来年5月に米国で開かれる国際大会
「ISEF」(International Science and Engineering Fair/国際学生科学技術フェア)に、日本代表として選出されます。
JSEC2024(第22 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://manabu.asahi.com/jsec/
※3D会場(https://jsec.asahi.com/metaverse/2024/v1/index.html)で、最終審査会(ファイナリスト)の出場者一覧がご覧になれます。
第2回 科学未来フォーラム ~小中高生による探究活動の発表・交流~
令和6年11月16日(土) 本校にて第2回科学未来フォーラムが開催されました。
明石市内の小中学生と本校生徒が集い、主として理数分野を対象とした探究活動の成果発表を行いました。
18名の小中学生が参加し、口頭発表が行われました。発表テーマは、気象に関するもの、生物や進化に関するもの、化学に関するものなど、様々なジャンルが含まれていました。発表者の中には、小学1年生の児童2名も含まれましたが、緊張しながらも堂々と発表や質問に対する回答を行っていました。
本校生徒による研究紹介では、ポスター発表だけでなく、化学実験や生物観察、プログラミングなどの体験を通した企画もあり、本校生徒は小中学生に丁寧に研究内容を紹介していました。
児童生徒たちにとって、とても充実した有意義な一日になりました。
また、ご多用の中、明石市立天文科学館館長様、小中学校の校長先生をはじめ関係の先生方、そしてたくさんの保護者等様のご来場を賜りましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
<SSH>第3回サイエンスガールズサロン「理系で働く、未来を描く」
10月27日(日)に、一般社団法人AWESOME様のご協力のもと、第3回サイエンスガールズサロンを本校アカデミックルームで開催しました。今回は、企業の側が制度の面で男性も女性も働きやすい職場環境を創出し始めているということについて学びました。「テレワークは当たり前」「男性も女性も育休を取ることがノーマルになってきている」「副業OK]「ベビーシッタークーポンの補助がある企業もある」などなど、思っているよりも働きやすい制度が整っていると実感しました。しかし、一方で「制度はあるものの…。」という企業の実態も伺うことができました。
<SSH>地域のため池「主池」での自然観察会~明北生が地元小学生に貴重な生物の紹介~
2024年10月25日(金)午前に、明石高丘地区のため池「主池」で、本校52回生自然科学科2年(生物選択者)の10名が講師役となり、明石市では貴重な植物の生態について明石市立高丘西小学校3年の児童たちに説明を行いました。主池は明石高丘地区にある湿地を含むため池で、絶滅危惧種を含めた動植物が生息・生育している保護区です。
秋晴れの空の下で、黄・赤・青に色づく花々、その他食虫植物などの特徴を本校生徒は、児童たちに丁寧に教えていました。児童たちは興味津々で話を聞き、観察を行っていました。本校生にとっては、将来の理系人材を育成するSSH事業の「科学未来PROJECT」の1つである「生物多様性」に関する行事で、地元の自然や生物多様性を深く知るよい機会となりました。
なお、この活動は、「一般社団法人のはらくらぶ」、「主池を守る会」、「行政(明石市環境創造課)」「明石北高校」「高丘西小学校」が連携して行われています。
<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~力学・電磁気学演習~
京都大学理学研究科教授の常見俊直先生による力学・電磁気学講座をオンラインで開催しました。力学のエネルギーの対称性に関して、ニュートンのゆりかごを用いた実験を行い、電磁気学のマクスウェル方程式について、関連する実験観察(ガウスの法則、磁力線のループ、電磁誘導の法則、アンペールの法則)を行いました。大学2年次以降に学習する難しい内容ではありましたが、丁寧に一つずつ説明を頂き、大変貴重な体験ができました。今後の学習の指針もご指導いただき、高校時点でどのような知識が必要であるかが実感できました。
第2回科学未来フォーラム 小中学校の参加者 追加募集 10/31(木)まで
11月16日(土)に本校で開催される「科学未来フォーラム」は、明石市内の小中学校の児童・生徒が、理科や算数などの授業や自由研究に関する「探究活動」を発表し合うイベントです。本校の生徒も、授業などで行った探究活動の成果を小学生や中学生にわかりやすく伝えます。昨年度は、小学1年生から中学2年生までの皆さんが日ごろの授業の取組や自由研究を堂々と発表していました。発表者からは、「発表前は少し緊張したけど、発表ができてとてもよかった」「他の学校の人の発表を聞いて勉強になったし、お友達になれた」という感想を頂いております。
申し込み締切を、10月31日(木)までに延長します。参加(発表せず聴講だけでもOK)を希望される児童・生徒、およびその保護者様は、下記申し込み書類をダウンロードし必要事項をご記入の上、所属の学校を通してお申込み下さい。この件に関する問い合わせは、本校の植田までお願い致します。
<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~兵庫医科大学:医療薬学講座~
酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術
10月6日(日)兵庫医科大学で「酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術」の実験実習講座に参加してきました。
①「果物系ジュースと医薬品との相互作用の実験」
②「消化器系治療薬の製剤技術に関する実験」を行いました。
③実験内容プレゼン
実験①
薬局で薬を渡されたときに、薬剤師さんから「水で飲んでくださいね。」ということをよく聞きます。今回は、100%果汁ジュースで飲んだ時の医薬品の効果を市販されている制酸剤を利用して実験しました。 ジュース中の酸と反応し発砲してました!
実験②
大きさが数mm程度の大きさの錠剤には、たくさんの工学技術が用いられてます。、実際に投薬される医薬品を用いてpH1.2とpH6.8の溶液に入れて溶ける速度を観察しました。前者は胃のpHを想定、後者は腸内のpHを想定しています。
プレゼン③
学内の研究施設を見学し、その後「本日の実験プレゼン」を実施しました。与えらた時間は60分でスライドを作成し、インターネットから医薬品の特性まで調べて発表を行いました。
以下は、生徒の感想です。
・ジュースの種類によって発生する泡が違うことがびっくりしました。
・ジュースで薬を飲むのは危険だから水で飲もうと思った。
・日常的に使われている薬にも、いろんな技術が詰まっていることを知れて良かった。
・薬の仕組みをあまり知らなかったけど、効くべき所で溶けるような工夫をされていて、とても驚いた。また薬剤師の活躍がとても広いことを知った。
・ジュースなどで飲んだときに実際どんなことがおきるのかを初めて知った。
・薬剤師の仕事について全然しらないことがあって、自分が思っていたよりも大変な仕事だと気づくことができました。薬とジュースで飲んだことがあるので、これからは水で飲みたいと思いました。
・西洋医学と東洋医学の考え方は全く異なるというのがおもしろかったです。漢方薬を構成する材料ある生薬に、牡蠣の殻や化石が使われていることを初めて知りました。有限である化石で作られている薬はどんどん価値が上がっていくのかなと思いました。薬で治療が主となる病気は薬剤師が中心となって治療にあたることを知りました。薬剤師の仕事内容がいろいろ知れて良かったです。
・どこから吸収されるのか、どのような原理で効果があるのか、分解のされかたによって薬のコーティングが変わること。
・実際にジュースを使って実験をすることで、水以外で薬を服用するとどうなるかが分かりやすかったです。
・実際にジュースを用いて実験をして「薬は水で飲んではいけない」だけでなくその理由も知ることができた。またキャンパスをまわって視野に入れていた薬学部についても学ぶことができた。これから研究や進路について考えていく上ですごくためになった。
・ジュースで薬を飲むことは良くないことだとは何となくダメなのは知っていたけど簡単な実験でジュースの中でも反応は違うことがわかり、すごいと感じました。大学は広くて学ぶことに関しても趣味のことに関しても充実してそうで楽しみになった。
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