生物部の記録・成績・お知らせ
クビアカツヤカミキリの活動が 環境省主催の「環境教育・ESD実践動画100選」に認定!!
生物部の特定外来生物 クビアカツヤカミキリの活動(3分間の動画)が、環境省主催の「環境教育・ESD実践動画100選」に認定されました。
2025年1月26日(土)に、生物部員が大阪府大阪市で行われた授賞式に参加してきました。
授賞式では、認定されたクビアカツヤカミキリの活動の3分間動画(生徒作成)が全体で放映され、その後認定書の贈呈が行われました。授賞式以外にも、環境教育やESD(持続可能開発に関する教育)の実践発表が小学校の教員によって行われ、本校が行っている他の団体との連携なども見られ、とても参考になるものが多かったです。
また、今年度「環境教育・ESD実践動画100選」に認定された36作品の中で、本校の活動の動画が環境省に高く評価され、顧問である本校教諭 植田が1月31日(金)の「第5回環境教育・ESDトーク」(講演会)に登壇することが決まりました。この講演会には、生物部員も登場しますので、ご興味がございましたら参加申し込みをお願いします。
お申し込みはこちらへ→ https://www.jeef.or.jp/2025/01/65669/
〈生物部〉ひょうごSDGsスクールアワード2024 優秀賞を受賞
本校科学探究部生物班(生物部)の「特定外来生物 クビアカツヤカミキリ」に関するSDGsの取り組みが認められ、高等学校の部門で優秀賞をいただきました。
この活動は、2022年6月に兵庫県で初めて本校周辺の石ヶ谷公園で発見されて以来、約3年間継続的に行われてきました。2022年当時は生物部員数が少なく、有志生徒主体で地道にソメイヨシノ1本1本を調査していきました。そこから、本取組みの範囲も少しずつ拡大し、行政(明石市役所)・企業(株式会社地域環境計画)・専門機関(樹木医 宗實先生、人と自然の博物館 三橋研究員)と協働しながら調査を行うようになり、地域の小学校(明石市立高丘東小学校)にも定期的に本種の授業(環境教育)を実施できるようになりました。さらに、専門機関(兵庫県環境創造協会)と連携して、本種の遺伝子解析の実施に向けて準備を進めている最中です。
生徒たちが、地域や企業・専門機関などと協働したこれらの取組みに主体的に従事していることが高く評価されました。関係の諸団体の皆様に、改めて感謝申し上げます。
12月14日には兵庫県看護協会 ハーモニーホールにて表彰式が行われ、表彰状と盾をいただきました。参列した他校の生徒さんとも交流ができ、今後の活動へのモチベーションにもつながりました。
※2025年1月9日神戸新聞朝刊に授賞式の記事が掲載されました。
〈生物部〉第6回ひょうごユースecoフォーラム
生物部員が2024年12月に開催された「第6回ひょうごユースecoフォーラム」にて、ポスター発表を行いました。「ひょうごユースecoフォーラム」は、大学・高校などの教育機関・行政・NPO団体・その他の団体が一堂に会する環境に関するイベントです。
本校生物部はポスター発表では「特定外来生物のクビアカツヤカミキリ(サクラやウメなどの樹木に甚大な被害を及ぼす種)に関する地域・企業・専門機関と連携した取組」および、本校近郊に生育している絶滅危惧種のネビキグサ(明石市のレッドリストAランク)に関する研究発表を併せて行いました。多くのゲストに本校生物部の取組みを理解してもらい、興味を持ってもらいました。啓発活動として、大変有意義なものでした。
〈生物部〉明石市立高丘東小学校での、特定外来生物 クビアカツヤカミキリ・絶滅危惧種 ネビキグサの授業
2024年12月12日に、本校生物部員6名が明石市立高丘東小学校の3年生の児童に対して、特定外来生物のクビアカツヤカミキリおよび絶滅危惧種のネビキグサに関する授業を行いました。
クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ(サクラ)やウメなどのバラ科の樹木に甚大な被害を及ぼす生物です。2022年に兵庫県で初めて近郊の石ヶ谷公園で発見されて以降、本校生徒が継続して調査を行っています。本種に関する授業は、今年の7月に続き、今回が2回目となります。児童たちは、興味深々に本種のフラス(本種の幼虫が排出するおがくずが混じったフン)を観察していました。
ネビキグサは、カヤツリグサ科の多年生植物で、本校周辺のため池などに生育する絶滅危惧種です(明石市のレッドリストAランク)。生物部で本種の保全に関する研究を行っています。ネビキグサに関する授業は、2つの異なる産地(明石・家島)の種子を観察したり、生物部が行った研究をクイズ形式で紹介したりしました。児童たちは、同じ種でも異なる産地の種子のわずかな違いを観察することができていました。
児童たちは地元の自然で問題となっている外来生物や絶滅危惧種のことをよく知る機会に、高校生は日頃の探究活動を行っている内容をたくさんの人に知ってもらえる啓発活動として、いずれも貴重な機会であったと思います。
【全国大会出場決定】生物部 県高校総合文化祭 自然科学部門発表会(口頭発表・生物分野)
11/9・10(土・日)に、兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門の口頭発表およびポスター発表が行われました。
本校科学探究部 生物班(生物部)は、「ネビキグサの種子発芽が制限される謎の解明」というテーマで口頭発表・生物分野に出場しました。その結果、最優秀賞(第1位)に選出され、来年7月末に香川県で開催される全国総合文化祭で発表することになりました。
日頃から地道に、フィールドワークおよび学校での観察を通してデータを集めてきました。
その努力が結果として実りました。
全国大会でも臆することなく、しっかりと実力を発揮していきたいと思います。
〈生物部〉地域のため池「主池」での自然観察会~地元住民に貴重な生物の紹介~
2024年10月26日(土)午前に、明石高丘地区のため池「主池」で、科学探究部生物班(生物部)の6名が講師役となり、高丘西小学校区の住民の参加者約25名に対して、貴重な植物の生態について説明を行いました。主池は明石高丘地区にある湿地を含むため池で、絶滅危惧種を含めた動植物が生息・生育している保護区です。
最初に、明石市立高丘西小コミュニティ・センター(高丘西小コミセン)にて、本校生物部の生徒が主池の貴重な生物と生物部の活動について、スライドで説明を行いました。次に、参加者と共に現地に向かい、秋に咲く植物、その他樹木・食虫植物などについて、生徒たちは参加者に説明を行いました。多くの参加者にとって今回初めての主池への訪問であり、興味津々で本校生の話をお聞きになり、観察を行っていました。
この活動は、本校生にとっても、地域住民の方にとっても、地元の自然や生物多様性を深く知るよい機会となりました。
〈科学探究部生物班〉クビアカツヤカミキリ遺伝子解析実習
2024年8月12日に、本校にて「クビアカツヤカミキリ遺伝子解析実習」が行われ、本校の科学探究部生物班の班員および有志生徒などが参加しました。クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木に発生し枯死させる昆虫で、特定外来生物に指定されています。本校では、2022年6月に兵庫県で本種が初めて発見されて以来、継続して調査・研究を行っています。
今回の実習では、本種の成虫およびフラス(幼虫が出すおがくずが混じったフン)の遺伝的な同定方法として、PCR遺伝子解析研修を、ひょうご環境創造協会の研究員(藤井俊樹研究員)と県立人と自然の博物館の研究員(三橋弘宗研究員)に指導して頂きました。将来的に行政(明石市役所)などが行っている、本種の遺伝子解析の業務を共同で取り組んでいく予定です。
〈生物部〉明石市立高丘東小学校での、特定外来生物 クビアカツヤカミキリの授業
本校生物部員5名が明石市立高丘東小学校の小学3年生の児童に対して、特定外来生物のクビアカツヤカミキリに関する授業を行いました。
クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ(サクラ)やウメなどのバラ科の樹木に甚大な被害を及ぼす生物です。2022年に兵庫県で初めて近郊の石ヶ谷公園で発見されて以降、本校生徒が継続して調査を行っています。
小学校への出前授業は、昨年度から開始しました。今年も児童たちは、興味深々に本種の標本をルーペなどで観察したり、校庭のソメイヨシノ1本1本を丁寧に観察して、成虫やフラス(幼虫の出すおがくずが入ったフン)がないかを調べていました。当該授業に関する神戸新聞の記事(2024年7月15日)を掲載します。
〈生物部〉特定外来生物クビアカツヤカミキリ調査(石ヶ谷公園)
特定外来生物のクビアカツヤカミキリの調査を本校近郊の石ヶ谷公園で、生物部員5名と有志生徒4名の合計9名で行いました。
クビアカツヤカミキリは、ソメイヨシノ・ウメ・ナシなどのバラ科の樹木に甚大な被害を及ぼす特定外来生物で、2022年に県内で初めて石ヶ谷公園で発見されました。本校生物部員および有志生徒は、本種の発見以降継続して、行政・専門機関と協同して調査に取り組んでいます。
今回の調査では、生徒が石ヶ谷公園の約500本のソメイヨシノを調べ、フラス(別種の昆虫のフラスを含む)を10本、本種のフラスを1本発見しました。フラスとは、おがくずが混ざった幼虫のふんです。今回の調査の様子が、6月25日神戸新聞朝刊に掲載されました。
〈生物部〉ひょうご環境未来会議~県の未来に対して討論・提案~
6月15日(土)、「ひょうご環境未来会議」に本校生物部員が参加してきました。
この会議では、兵庫県の「第5次環境基本計画」の改訂を目指して、高校生・大学生・その他さまざまな年代や職業の方が参加し、現状の課題を踏まえて、25年先の兵庫県の未来にどのような施策が必要となるのかについて、ディスカッションが行われました。
ひょうご環境未来会議の参加者募集(案内)
本校生徒も、部活動等での絶滅危惧種や外来種の研究の経験も活かして、有益な意見を提案していました。
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