取り組みのハイライト

STEAM

令和5年3月16日 ひょうごチャンネル「兵庫の教育」にてSTEAM教育の紹介

兵庫県が制作するひょうごチャンネルにて、本校で実践してきたSTEAM教育が取り上げられた。兵庫県の教員採用試験のPR動画として制作されたものであるが、兵庫高校の雰囲気が少しでも伝われば幸いである。

https://www.youtube.com/watch?v=80S_lqE4bdA&pp=ygUq5YW15bqr44Gu5pWZ6IKy44CA77yW44Gk44Gu54m55Yil44Gq44GT44Go

令和5年3月8日 兵庫高校デジタルクリエイター体験講座

株式会社しくみデザイン様を講師にお迎えし、「兵庫高校デジタルクリエイター体験講座」を実施した。

参加者は、創造科学科1年生5名・STEAM係2名の計7名となった。

しくみデザイン代表取締役の中村様のお話では、実際に社会で活用された興味深い事例をいくつも紹介していただいたり、音楽演奏アプリ「KAGURA」の体験もさせていただいた。

また、ご自身のモノづくりについて「キッカケは、コンプレックス。」「夢を叶えるショートカットは、その方法を自ら作り出すこと」という非常に興味深いお話を伺うことができた。

アプリ作成体験では、神戸電鉄様とのコラボ企画で「駅の5分で人を笑顔にする」というテーマで参加者がアプリづくりを体験した。

今回の講座では、個人で企画・設計を行う大変さはあるが、デザイン思考を身につけるための貴重な体験となった。

デジタルクリエイター体験講座は3月16日(木)に第2回が実施予定である。

製作途中のアプリが、よりおもしろいものに仕上がることに期待したい。

 

  

  

令和5年2月3日 第11回「第1学年STEAM係」ミーティング

第1学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。

代表者を中心に、「3学期の活動」「来年度の文化祭」「春期STEAM特別講座」の 3点について話し合った。

 

3学期の活動については、各班の取り組みの現状を報告し合った。

STEAM Room内掲示のポスター作製・各機器のミニ取扱説明書の進行具合のペースを上げるため、

取り組む担当者をクラス単位という形にした。機器の管理体制についても、

メンバーで協力しながら取り組むことも再確認できた。

 

来年度の文化祭については、出店予定の内容を周知し、現状の参加予定者だけでなく、

誰でも気軽に参加してほしいと協力を促す形になった。

 

春季STEAM特別講座は、参加者のフォローが必要なのではないかとの意見があり、

こちらもコアメンバー以外の参加者を募る形となった。

 

 

令和5年2月3日 第11回「第1学年STEAM係」ミーティング

 第1学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。前回選出された代表2名を中心に、「3学期の活動」「来年度の文化祭」「春期STEAM特別講座」の 3点について話し合った。

3学期の活動については、行事写真をまとめた動画の作成、プログラミング、機器の使用ルールづくり、などついて活動担当者から意見を出し、それをたたき台にして話し合った。

来年度の文化祭については、議論が盛り上がって様々な意見が出てきたが、最終的に、ドローン車のタイムアタック、文化祭特別VR動画、校内AR探索、の3つを運営する方向で考えていくことになった(変更の可能性あり)。来年度もSTEAM係として活躍してくれる5人を中心に、これから細かな設定を考えていくようだ。

春期STEAM特別講座については、生徒の中から「教員を対象に企画したい」との強い声があり、限られた日程ではあるが、春季休業前の短縮授業期間(3/15,16,20)の午後に何らかの講座を開講することになりそうだ。生徒参加も受け入れて、興味ある誰もが学べる場として開講を計画しており、兵庫高校らしい新しい学びのスタイルが確立されそうだ。

  

 

 

令和5年1月12日 第10回「第1学年STEAM係」ミーティング

 

第1学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。

今回は、3学期の活動として、「来年度も継続すべき事」「機器や部屋の使用ルール作り」「第2学年STEAM係の活動」「文化祭に向けて」など、STEAM係の活動を継続的なものにするためには何が必要かという観点から、多岐に渡って話し合った。

 

2年生になってもSTEAM係としてぜひ活動したい(5段階の5)と思ってくれている生徒が4名もおり、来年度のSTEAM係の大活躍が確保された。そんなこともあり、3学期の活動については、次回より生徒主体で話が進められるよう、司会進行と運営を生徒に委譲(というより移譲)することになった。

月1回程度の会合ではあるは、会うたびに成長している彼らの活躍を見てもらえる場を本年度中にもう1度設けたいと思う。

  

令和4年12月27日DXスタートアップ研修

普通科生徒(1年)1名、グローバルリサーチ受講生(1年)4名と創造科学科7期生(1年)7名を対象に、「DXスタートアップ研修」を実施した。多くは自宅から参加し、一部校内第一STEAM ROOMで実施した。

前半はDXの事例として「web3.0時代のメタバース」というタイトルで株式会社OPSION 深野崇社長から講義を受けた。初めに、仮想オフィスRISAにログインし、各自で設定したアバターで入った。RISA操作説明とテレワークの現状、テレワークで起きる課題とRISAによる解決について説明していただいた。続いて、新しく開発された「AZITO」の紹介をしていただいた。参加者がそれぞれクリエイターとなって、NFT技術を用いた売買が行える、そのステージとしてAZITOを開発されたことを説明していただいた。

 後半は、株式会社dotの冨田侑希社長から、「ワクワクしながら、新しい事業を考えよう!」というテーマで講義をしていただいた。次に、「happy innovation」というワークショップを行い、問いを掛け合わせてアイデアを考えた。チームdotのメンバー6名がファシリテーターとなり本校生徒からアイデアを引き出していき、2時間半の活動のあとに生徒が考えたアイデアを発表し共有した。

 最後に、本日の研修の締めくくりとして、実際に起業するにあたり、どのような支援を得ることができるのかを知るために、神戸市役所医療・新産業本部新産業部新産業課の武田卓課長から「神戸市スタートアップ支援事業について」というテーマで、神戸市が行っている具体的な支援について講義をしていただいた。

 

  

  

令和4年12月21日 第9回「第1学年STEAM係」ミーティング

第2学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。

今回は、「2学期活動報告会」と題して、4つの班の活動内容、成果物、できたこと、できなかったこと、一人一人の感想を共有した。

「動画編集班」は大山での野外活動をまとめた動画を保護者説明会で上映させてもらった。また、編集と改良を重ねた超大作動画(30分程度?)を、学年集会で上映させてもらった。

「3Dプリンタ班」は、夏期休業期間中にできなかったスマホスタンド約30個の印刷を終えて、参加者に渡すことができた。また、生物教員から欲しいとリクエストのあったT2ファージ(大腸菌ウイルス)を制作し、プレゼントした。

「ドローン班」は、体育祭の映像を360度カメラやドローンを用いて撮影した。編集やアウトプットする場面は持つことができなかったが、映像の可能性について考えることができた。

「SNS班」は、ネット掲示板での新たな繋がりの構築を計画していたが、調べれば調べるほど管理とリテラシーの問題で工面することが分かり、システム運用までこぎつけることができなかった。現存する掲示板の運営が大変であることを様々な角度から知ることができた。

学校で大きな役割をいただいた班もあれば、行動に起こすまで漕ぎ付けなかった班もあるが、成功も失敗も含めて、各々が次につながる形で報告会を終えることができた。

  

令和4年12月19日 第7回 第1学年総合的な探究の時間(STEAM)


第1学年323名を対象に、7回目となるSTEAMの授業を実施した。

全8クラス各8班の計64班が製作した動画を、8部屋に分かれて上映した。これまで学んできたsociety5.0やモビリティ―(鉄道・船・車)、自動運転、エネルギー、地図の収益化などのテーマを盛り込んで、第三者に伝える動画を作成しており、各班分かりやすく遊び心満載の作品となっていた。昨年度に比べて映像編集経験のある生徒の割合が増えており、どの作品も優劣をつけられない出来栄えであった。今回教材を使用させていただいたブリタニカ・ジャパンの江口さんより、優秀作品3作品を製作した全員にブリタニカ賞を授与していただいた。

動画作成の際に著作権については大きく触れなかったこともあり、本HPに製作動画を掲載できないのが残念ではあるが、本校にお越しの際はぜひ見ていただきたい。

  

 

令和4年11月12日 学校説明会(STEAM教育)

11月12日(土) 学校説明会(オープンハイスクール)にて、第1学年STEAM係のメンバー2名が本校のSTEAM教育について説明を行った。本校の学校説明会は生徒・保護者で参加者が1000名をはるかに超えるため、3回に渡って説明会を行った。

STEAMとは何か、夏季に自分たちがどんなことをしたか。教員ではなく、1年生である彼らがこんなにも大勢の前で一生懸命に説明する姿。まさにSTEAMであり、兵庫高校の魅力だな、と感じながらカメラのシャッターを切りました。

 

令和4年10月13日 第5回 第1学年総合的な探究の時間(STEAM)

第1学年323名を対象に、5回目となるSTEAMの授業を実施した。

これまで学んできた内容を簡単に振り返り、最終目標である動画作成について学んだ。動画作成の説明では、盛り込むテーマや対象、作成のポイントなどに触れ、発表会から逆算的に動画の編集や撮影を行うことについて考えた。最後に、撮影を行う5人班で絵コンテづくりについて考え、意見を交わし合った。

絵コンテづくりから本格的に制作に取り組んだ者はほぼいないようだが、昨年度に比べて映像編集をしたことがある生徒が多いようだ。発表会が楽しみである。

  

令和4年9月30日 第6回「第1学年STEAM係」ミーティング

第2学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。2学期の活動は「STEAM係がやりたいことをする」と「STEAMを学年(学校)に広げる」という2つの目標を掲げており、前回決まった4班の進捗状況を共有した。

「動画編集班」は、10/5-7(2泊3日)の1年野外活動@大山での動画を募集し、表彰したり、編集した動画を公開する取り組みをしようとしている。中間考査期間中の保護者説明会で発表できるかな??とのことである。

「3Dプリンタ班」は、教員が欲しいものを募って形にするという、生徒ではなく教員をSTEAM巻き込む取り組みをしようとしている。その後、生徒にも欲しいものを募っていくようである。

「ドローン班」は、先日行われた体育祭を撮影しており、映像の活用について検討中であるが、動画編集班と一部協力をして、何かしらの形でアウトプットしようとしている。

「SNS班」は、レンタル掲示板を利用して、兵庫高校の中で学年や部活に捕らわれない新たな繋がりを構築しようとしている。管理面と普及活動での課題があげられたが、兵庫高校らしい形での実施を検討中である。

いずれの班も、「やりたいことをやる」が前提であるので、「成功・失敗」は不問で、挑戦する姿を温かく見守っていただきたい。

  

令和4年9月29日 第4回 第1学年総合的な探究の時間(STEAM)

第1学年323名を対象に、4回目となるSTEAMの授業を実施した。この日は広島県より教育委員会と複数校の教職員に授業を見学していただいた。

2ヵ月ぶりの授業ということで、まずsociety5.0とSTEAM教育を実践する理由について簡単に復習した。次に、これまでの学習(society5.0、鉄道、自動運転)を活かすツールとして、デジタルマップについて学び、活用の可能性について考えた。さらに、海のモビリティとして、ボートの設計ついて考えた。その中で、波のエネルギーを電気エネルギーに変える方法やウェーブハーモナイザー(波エネルギーを動力にする船)ついて学び、これを活用する未来について話し合った。最後に、5人班になって異なる立場で今回学んだことについて意見交流を行った。班での話し合いを終えた後、再生可能エネルギーの発電効率とグリーンウォッシュの問題について触れ、大きな疑問を投げかけられた形で授業を終えた。

次回の授業より動画作成活動に入るので、これまでの4回で学んだことに対して、どんな肉付け(自走する学びのSTEAM)をしてくれるか楽しみである。

 

令和4年9月2日 第5回「第1学年STEAM係」ミーティング

第2学年各クラス2名の計16名で構成されたSTEAM係によるミーティングが行われた。2学期の活動は「STEAM係がやりたいことをする」と「STEAMを学年(学校)に広げる」という2つの目標を掲げ、班の構成から活動内容まで完全にSTEAM係に一任した形を取ることにした。

全員でブレインストーミングをし、やりたいことや楽しそうな活動をあげていき、話し合いの結果、4つの班に分かれて活動することになった。大きく「動画編集」「3Dプリンタ」「ドローン」「SNS」の4テーマで動くようだが、確定ではない。その後、活動内容について詰めていく話し合いを行ったが、班によって進捗状況がバラバラであったので、次回のミーティングまでに行動に移せる状態に。ということでミーティングを終えた。

( ※写真撮影を忘れていました。)

 

令和4年8月10日 KOBE研修 事後学習

KOBE研修参加者56名を対象に、KOBE研修の事後学習として、医療分野・データサイエンス分野・ロボット分野でそれぞれ学んできたことを、パワーポイントにまとめて、発表会を行った。各分野4班ずつあり、第1・2STEAM ROOMの2部屋(2班ずつ)に分かれ、これまで学んできたことをそれ以外の分野を学んだ班に向けて発表した。事前学習で考えたことやフィールドワークで学んだり体験してきたことを伝えようとする賢明な姿が多く見られた。各班で発表のスタイルやフォーカスを当てたポイントが異なり、それぞれの発表を楽しむことができた。また、すべての分野が繋がっていることを感じさせてくれるよい発表会となった。最後に、株式会社ダイヘンの杉原さんにご講評いただき、KOBE研修を無事終えた。

事前学習・フィールドワーク・事後学習と、提出課題やパワーポイント作りなど、多くの課題を課されて大変な研修ではあったと思われるが、個々人の感想を見ると、それ以上に多くのものを得ることができたようだ。

  

令和4年8月3日 KOBE研修(ロボット分野)フィールドワーク 


KOBE研修(ロボット分野)への参加希望者20名が、六甲アイランドにある株式会社ダイヘン六甲事業所を訪問した。初めに、FAロボット事業部長の金子氏にお挨拶をいただき、次に、FAロボット事業部企画部長の星島氏にダイヘンの歴史とロボットビジネスについてご講義していただいた。その後2班に分かれ、一方は自動化工場を見学し技術者の方々に仕事のご説明をしていただいた、もう一方はテクニカルセンターでロボットを動かす体験学習をさせていただいた。自動化工場ではロボットがロボットを作る様子を見ることができ、技術者の仕事では職人ならでは技術を見ることができた。体験学習では、ロボットを扱う難しさとその改善の遍歴を肌で感じることができた。最後に、質疑応答の時間を設けていただき、30分以上も質疑応答にお付き合いくださり真摯にご回答いただいた。ロボット分野の最前線である現場を体験し、そこで働く方々の生の声を聴くという大変有意義が時間となった。

  

  

令和4年7月28日 KOBE研修(ロボット分野) 事前学習

KOBE研修(ロボット分野)参加希望者21名が、事前学習として、4班に分かれて調べてきた内容をプレゼンした。内容としては、①FW当日の注目ポイント、②注目する最新のデータサイエンス、③未来にこんなデータ活用ができたらいいな、の3つのテーマに、総合的な探究の時間(STEAM)で扱っている5つの視点(安全性・ビジネス活動・生活の質・環境・イノベーション)を盛り込んだ発表を行った。構成順は自由に、約15分間の発表と質疑応答を行った。どの班もかなり調べており、何よりパワーポイント発表へのこだわりが1年生とは思えないほど素晴らしかった。最後に、本校にお越しくださった株式会社ダイヘン人事部担当の杉原さんにご講評いただいた。また、事前に生徒から募っていた50個ほどの疑問・質問にも1つ1つ丁寧答えていただき、事前学習の段階でかなりの知識を身に付けることができた。フィールドワーク当日は感性を大切にして、企業見学と体験を楽しんでほしい。

  

令和4年7月27日 KOBE研修(データサイエンス分野)フィールドワーク

KOBE研修(データサイエンス分野)への参加希望者13名が、ポートアイランドにある計算科学センタービル2階の(公財)FOCUSを訪問した。まず初めに、FOCUSの普及促進グループ長である中谷景一さんにご挨拶とFOCUSの説明をしていただいだ。次に、担当課長である高橋太一さんにFOCUSのスパコンでできることとこれまでしてきたことについてご講演いただいた。最後に、FOCUSを利用されている(株)CAEソリューションズのテクニカルセンター所長である田倉啓之さんに、CAE解析(コンピュータを用いたエンジニアリング)の可能性についてと本能寺の変を再現された話をしていただいた。場所をキメックセンタービルのセミナー室に移動し、神戸医療産業都市推進機構の井上千浩さんに、医療産業都市の開発の歴史と現在の取り組みについてご説明いただいた。次に、理化学研究所計算科学研究センター副センター長の佐藤三久さんに、「京」と「富岳」の開発や仕組みから近年おこなった解析や取り組みなどについてお話しいただき、目の前で「富岳」を稼働していただいた。また、「富岳」の広報スタッフの方々にオンライン見学会を実施していただき、普段では見れない細かな部分まで見せていただき説明いただいた。最後に、兵庫県立大学情報科学研究科の大島裕明さんに機械学習の仕組みと現在の機械学習がどこまで進んでいるかについてご講義いただき、google colaboratoryで実演していただいた。盛りだくさんのイベントであったため、質疑応答では質問が絶えず、さらに深堀りをするのに十分な時間を確保できなかったが、最先端で行われているデータ活用とその可能性について触れられた有意義な時間となった。

 

 

  

   

令和4年7月26日 KOBE研修(DS分野) 事前学習

zoomによる参加者を含むKOBE研修(データサイエンス分野)参加希望者15名が、事前学習として、4班に分かれて調べてきた内容をプレゼンした。内容としては、①FW当日の注目ポイント、②注目する最新のデータサイエンス、③未来にこんなデータ活用ができたらいいな、の3つのテーマに、総合的な探究の時間(STEAM)で扱っている5つの視点(安全性・ビジネス活動・生活の質・環境・イノベーション)を盛り込んだ発表を行った。構成順は自由に、約15分間の発表と質疑応答を行った。どの班もよく調べており、独自性のある発表ができていた。最後に、オンラインでご参加いただいた神戸医療産業都市推進機構の井上さんにご講評いただいた。広く深い知識を共有することができ、明日のフィールドワークがますます楽しみになった。

  

令和4年7月25日 KOBE研修(医療分野)フィールドワーク

KOBE研修(医療分野)への参加希望者20名が、ポートアイランドにあるキメックセンタービルのセミナー室を訪問した。まず初めに、神戸アイセンター病院の院長であり眼の再生医療研究の第一人者である栗本康夫さんにご講演いただいだ。再生医療研究の変遷を丁寧に説明していただき、世界初の手術をされた話やその映像を見せていただき、現在取り組まれている最新の研究についてもお話しいただいた。次に、国際くらしの医療館・神戸に移動し、神戸医療産業都市推進機構の井上千浩さんに、医療産業都市としての震災後開発の歴史と現在の取り組みについてご説明いただいた。その後、国際くらしの医療館・神戸の川本さんと上田さんにアエラスバイオの取り組みについてご説明いただき、歯髄再生治療や8K映像などを用いた手術室や医療現場を再現された施設案内をしていただいた。最後に、公益社団法人NEXT VISIONの和田浩一さんに、最新の視覚支援機器について説明していただいだき、VISION PARKで行っている支援についてお話しいただいた。

生徒たちも、STEAM教育で学んできた知識が少しずつ繋がりを持ち始めたようで、世界の最先端で活躍されている方や最先端の技術開発をしている施設が密集している神戸医療産業都市を訪れたことで、神戸の魅力を感じたとともに、進路実現に向けてのよい刺激となった。