国際交流
南アフリカ共和国の高校生とのペンパル交流
本校生徒希望者が、J. Henriksen先生を通じて、南アフリカ共和国のPinelands High Schoolの高校生たちと英語でペンパル交流を行っています。
9月にこちらから送った手紙の返事のAir Mailが、先日ついに東高に届きました!!会ったことのない南アフリカ共和国の高校生の友達が、趣味や学校生活、将来の夢について紹介してくれたり、自分が手紙で書いた質問について返事を書いてくれたりしていました。
今後も継続的にペンパル交流を続けていく予定です。
ケニア共和国でのボランティア体験報告会
11月7日(木)7限LHRにて、本校2年次生の宮田来人さん、伊藤真一郎さんがボランティア活動の報告をしました。
宮田さんと伊藤さんは、今年の夏季休業中に、NPO法人「チャイルドドクター」の活動を通じて、ケニア共和国のスラム街でボランティア活動を行いました。現地の食文化や国立公園の紹介、ボランティア活動以外で行った体験などについても触れながら、スラム街で暮らす人たちに食料や勉強机を寄付した経験を語りました。
また、会場と現地をオンラインでつなぎ、水汲み場や有料トイレなどを実際に案内してもらい、聞いていた生徒たちは大いに刺激を受けていました。
以下は、宮田さんのコメントです。
「今回ケニアで見てきたスラム街の人々の生活は、私の想像以上に厳しいものでした。特に、夫に蒸発されたシングルマザーたちの置かれている状況は過酷で、経済的な問題や子供たちの教育問題は本当に深刻です。これらの課題を抱えている家庭への対策として、お母さん方には食料を、子どもたちには机を提供しました。支援後の彼らの顔は忘れることができません。また、国立公園での体験は広大な自然の中で多くの野生動物に出会う貴重な機会で、生命の尊さや自然の力強さを強烈に感じました。しかし、密漁によって多くの動物たちが犠牲になっているという現実も知りました。この経験を通して、私は世界には様々な問題が存在し、それらの問題が複雑に絡み合っていることに気づきました。そして、私達一人一人ができることから少しでも世界を良くするための貢献が大事だと感じました。」
南アフリカ共和国の高校生との交流会
異文化を理解し、共生の精神を育むことは、国際社会の一員として生きる私たちの責務です。
本校1,2年次生希望者が、南アフリカ共和国の高校生と手紙交流を行っています。
本校勤務のJ. Henriksen先生は南アフリカ共和国出身です。Henriksen先生は日本で6年間ALTとして勤務された後、本校で正規の英語教員として勤務されています。事前学習として、南アフリカ共和国について、またアパルトヘイト時代のネルソン・マンデラ元大統領の功績や2009年に国際連合が創設したネルソン・マンデラ国際デーについて学び、社会のために自分に何ができるかを考える機会を持ちました。
名前も知らない、会ったこともない、けれども実在する他国の高校生の友人に対して、英語で手紙を書くことは簡単ではありませんでしたが、参加生徒は手紙の中で自己紹介や交流相手校生徒への質問などを一生懸命に表現しました。そして、先日集合写真と共に南アフリカ共和国のPinelands High Schoolに送付しました。情報通信技術が発達している現在において、あえてAir Mailを利用しての交流なので何かと時間がかかりますが、遥か遠くに住んでいる友人からの返事が待ち遠しい今日この頃です。
令和6年度 海外オンライン交流会
6月19日(水)放課後、海外オンライン交流を実施しました。昨年度より海外語学研修やボストンバイオジェン研修など、東高は海外研修を再開していますが、今年度も異文化理解の機会の一環として、オーストラリアの高校生とのオンライン交流会を実施しました。今年度は、東高の生徒たちは英語で、交流相手校のKolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語で、準備したプレゼンテーションを発表し、質疑応答を行い、そのあとフリートークを楽しみました。
【生徒の感想文より】
・私にとってこの交流はとても良い経験になりました。普段学校で勉強していることを生かして実際にネイティブの人と話すのはとても緊張しましたが、話すことがとても楽しくて夢中になっていました。私たちが拙い英語を話していても頑張って理解しようとしてくれたり、お互いにジェスチャーを使って分かりやすく説明したり、話す言葉や住む国が違っても分かりあえたことがとても嬉しかったです。
・今日の海外オンライン交流会を通じて、英語に対する自信と新たな課題を見つけることができました。事前に用意したプレゼンを発表したときに相手の方々が相槌を打ってくださったり、反応してくださったりすると、自分の英語が通じていると感じ、自信になりました。しかし、フリートークになると文が思い浮かんでも英語に出来なかったり、流暢に話されると聞き取りづらく何度も聞き返してしまい、私の課題点を知ることもできました。
・私はもともと英語を話すことが苦手だったけど、このオンライン交流会に参加してもっと海外の人と話してみたいと思いました。最初は自分の英語が通じるか心配だったけど、実際に話してみて、会話がすごく弾んだので嬉しかったです。間違っているかもしれないと思わずに、どんどん質問してたくさん会話することが大切だと感じました。とても良い経験になったので、次は海外へ留学してみたいです。
Greenwood Collegeの生徒との交流
9月14日(木)、西オーストラリア州のGreenwood Collegeの生徒たちが本校を訪れました。本校ESS部の生徒たちと昼食を食べながら交流し、また5時間目には2年生の英語の授業に参加しました。オーストラリアのことや日本での生活などについて、身振り手振りを交えながら英語を使ってコミュニケーション活動を行いました。
令和5年度 第1回海外オンライン交流会
6月21日(水)放課後、海外オンライン交流を実施しました。新型コロナ感染症が5類感染症に移行し、今年度から海外語学研修が再開されますが、オンライン交流会に関してはその意義と目的を考慮し、本年度も継続していくことになりました。
交流相手校のKolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を選択学習しているので、英語と日本語を織り交ぜて、自己紹介をしたり、趣味や学校生活についてディスカッションをしたりしました。
【生徒の感想文より】
・誘われての参加だったので英語が苦手な私にとって初めはとても不安でした。質問を考えているときも上手く会話が続くか心配で仕方がありませんでした。しかし、いざ交流が始まると自己紹介や好きな歌手やアニメの話が出来て楽しかったです。一緒に参加していた友達がとても積極的に会話をしていたので、いい刺激になりました。貴重な経験になりました。
・会話できた時間は長くなかったけれど、自分の英語が相手に通じたときや趣味の話で盛り上がったときなどとても楽しくて良い経験になった。会話が始まったときにはすぐに英語で話すことができなかったので、次の交流会に向けて勉強してもっとすらすらと話せるようになりたい。また、オーストラリアの生徒が日本のアニメやゲームにとても詳しかったので、私もオーストラリアの文化や娯楽について学んで、自ら会話を始められるようにしておきたい。
・今回のオンライン交流会では緊張しながらも自分たちなりに工夫をして会話を楽しむことが出来ました。たとえば、東高から見える姫路城を映して見せたり、折り紙を折って見せたりしました。相手からリアクションをもらえてとても嬉しかったです。また、英語によって国境を超えて友人関係を築き上げることが出来ることに感動しました。そして外国語を学ぶ大切さも少し分かった気がします。今回、オンライン交流会に参加してみて、海外の人とコミュニケーションをとる楽しさや面白さを体験することができ、良い経験になりました。また機会があれば、参加してみたいです。そしてそれまでにもっと英語を学んで、今回よりもたくさん話せるようになりたいです。
次回は、10月を予定しています。
令和4年度 第2回海外オンライン交流会
9月13日(火)放課後、西オーストラリア州のKolbe Catholic Collegeの生徒たちと海外オンライン交流を実施しました。簡単な自己紹介の後、趣味や日常生活、将来の夢などについて話をしたり、「高校生のアルバイトの是非」などのテーマについて、英語と日本語を織り交ぜながら、ディスカッションをしたりしました。
【生徒の感想文より】
・単語を知っていないと文章が作れず、会話を続けることが難しいので単語をもっとたくさん覚えようと思いました。普段の生活では知ることができないようなことが知ることができて、とても楽しかったです。
・オーストラリアの方たちが本当に日本を好きでいてくれているんだなと思いました。オーストラリアの方たちはとても親切で、日本語も積極的に使ってくれました。「日本に来たことがありますか?」と聞くと、まだ来たことがないと言っていたので、オンラインということを生かして姫路城を映しました。私たちが5時20分の時に「そちらは何時ですか?」と聞くと4時20分でした。日本はずっと晴れで暑い日が続いていましたが、オーストラリアは大雨が最近降ったようでした。まだまだ聞きたいことは沢山あったのですが、他国の生徒の方と話すことに慣れていなかったので、少し不器用な喋りになってしまいました。リベンジも兼ねて次回も機会があればぜひ参加したいと思います!
・普段勉強している英語もいざ話そうと思ったら全然言葉が出なくて改めて難しさを感じました。 でも、お互い分かりあってコミュニケーションが取れた時は楽しかったです。オーストラリアの方が日本にたくさん興味を持ってくれていることが嬉しかったです。積極的に言葉を交わすことも出来て、仲良くなれたので良かったです。次はもっと積極的に話せるようにもっと練習したいと思いました。
・初めて参加したので最初は緊張したけれど、オーストラリアの子が優しくて気付いたら緊張もなくなりとても楽しかったです。でも、普段毎日英語を勉強しているのに、実際に話すとなると習っている文法や単語をなかなかうまく話すことができませんでした。こういった機会を通してもっと英語を話すことに慣れていけたらいいなと思います。また参加したいです。
・ALT以外の外国人とはほとんど話したことがなかったのでとても良い機会だったなと思います。楽しかったです。オンラインということもあり、話し出すタイミングが分からなかったり、緊張であまり話せなかったので、また機会があれば、ぜひ参加したいです。
令和4年度 第1回海外オンライン交流会
6月21日(火)放課後、海外オンライン交流会を実施しました。
交流相手校である西オーストラリア州のKolbe Catholic Collegeの生徒たちは日本語を学習しているので、英語と日本語を織り交ぜて、自己紹介をしたり、ディスカッションをしたりしました。「将来、都会に住みたいか、田舎に住みたいか」、「オーストラリア人の高校生はどんなアルバイトをしているか」、「姫路東高校の生徒がパースに来たら、どこを案内したいか」などのテーマについて様々な意見を出し合い、生徒たちは文化の違いを感じたようです。
【生徒の感想文より】
・画面越しに映るオーストラリアの生徒にはもちろん会ったことはありませんが、とてもよく知っている友人のようにも思えました。それは、はるか海の向こうの誰かと繋がりたいとお互いが思い合っていたからなのかもしれません。そんな思いを持っている世界中の人と人が繋がるのに、英語力は欠かせないと思いました。私たちが今日、互いの国を確かに行き来したように、世界がひとつになったら良いのにと思いました。
・オーストラリアの高校生とオンラインで話ができるというこの会を、貴重な交流の場だと思って参加しました。初めはお互いに緊張がありましたが、積極的にお互い学習している言語で話し合い、わずか1時間程度の交流でしたが、最後は別れが惜しくなりました。日本のアニメや好きな食べ物、住んでいる街の話など、他愛のない会話でも、心と心が繋がった気がしました。海外にさらに興味を持ち、視野を広げる良いきっかけになりました。
・昨年に続いて、2回目の参加でした。前回は翻訳機器を使いながら、コミュニケーションをとっていましたが、今回は自分の言葉で伝えたいことを伝えることができました。自分では気付いていませんでしたが、自分の英語の語彙が増えていて、リスニング力も上達していたのだと実感することができ嬉しかったです。
・交流が始まるとすぐに和やかな雰囲気になり、だんだんと話せるようになりました。文で話すことが難しく、単語だけで話したり、ジェスチャーを交えて説明したりしました。相手の生徒の日本語が上手だったので驚きました。
・今日の海外オンライン交流会で、私が一番印象に残っていることはKolbe Catholic Collegeの生徒のみなさんが、とても積極的に日本語を使っていたことです。私は人見知りしたり、英語の言い回しが思い浮かばなかったりして、積極的に発言できませんでした。自分の思っていることを相手に伝えようとすることが大切だと学びました。
・緊張もしましたが、自分が話したいことをしっかりと英語で伝えることができ、とても楽しく、有意義な経験になりました。この交流を通して、より英語が好きになりました。英語を学ぶと、世界のたくさんの人々とコミュニケーションがとれるので、これからも熱心に英語を学んでいきたいと思います。
国際交流のための日本文化に関する学習会
2月14日(月)放課後、希望者を対象に、神戸芸術工科大学教授の菅野博之氏をお招きし、「日本の文化としての漫画について学ぶ」と題し、国際交流のための日本文化に関する学習会を開催しました。
プロの漫画家としての経歴をお持ちの菅野氏から、昭和時代から現在まで、日本のアニメや漫画がどのように変化してきたか、日本国内外の人々をどれだけ魅了しているかについてお話を伺いました。
以下は生徒の感想文より抜粋です。
・今回の講演会で一番驚いたのは、社会の動きとアニメの関係性です。魔法などが出てくるアニメは現実の社会とは対極にあるものだと思っていましたが、講演を聞いて、主人公の設定や物語の構成など、その時代の出来事や考え方などが反映されていることがわかりました。講演後も、講師の先生がいろいろな質問に答えてくださったので、とても楽しかったです。
・私は将来の進路を決めるのに何か役に立つかもしれないと思い参加しました。今まで自分から調べてみようとは思わなかった分野の話が多くて、新しい知識をつけることができました。大きな物語から小さな物語へと、昭和、平成、令和と時代が移り変わっていることをとても感じました。美術について、創造することだけでなく、いろいろな視点から調べたりすることも楽しいと思いました。
・私はアニメや漫画、ボーカロイドなどの日本の所謂「ヲタク文化」が大好きです。見て、楽しむのはもちろん、自分でも表現する楽しさや面白さにとりつかれていました。今回の講演会では、私が漫画の勉強をする上で、とても参考にしていた本「マンキ!」の著者の菅野先生にお話をたくさん聞くことができて、本当に楽しく、勉強になりました。ありがとうございました。
国際理解教育講演会
11月2日(火)7時間目に1年次生を対象に、特定非営利活動法人レインドロップ代表の北鳳満氏をお招きし、インドコルカタのストリートチルドレンについての国際理解教育講演会を実施しました。
北氏は、コルカタにあるNGOのCalcutta Social Project(CSP)と長年にわたり、交流や援助をされています。「なぜインドにこれほど多くのストリートチルドレンがいるのか」、「政府はどのような対策を講じているのか」、「CSPはどのような支援を行っているのか」など、事前学習で東高生が提出した質問に丁寧に答えていただき、歴史的背景や問題の根深さなどをより理解することができました。
講演後の11月9日~11日に、本校1年次生徒会が「私たちに出来ること」を考え、CSPへの募金活動を行いました。多くの生徒が協力し、22、002円が寄せられました。北氏を通じてCSPに寄付をしていただく予定です。
以下は生徒の感想文より抜粋です。
・私は今回の講演で、ストリートチルドレンは本当に厳しい生活を送っているんだなと思いました。路上生活をしている人たちの歴史は長く、悲しいものだなと思いました。私たちが今生活している日本での環境は当たり前のように思えるけれど、実はとても幸運なことであって、ストリートチルドレンからするとこんな生活は夢のようなことなんだなと思いました。この環境にいられることへの感謝を心に留めて、自分でもなにか出来ないかということを考えていこうと思いました。
・日本で私たちのしている生活は当たり前ではなく、コルカタのストリートでは私たちと年齢の近い子たちが働いたり結婚したりして、毎日必死に生活しているということがよく分かりました。路上で寝ている子供たちの写真や、肉体労働をしている小さな子供の写真もたくさん見て、自分ではとても耐えられないだろうと思いました。また、インドだけでなく世界中に路上で暮らす子供たちや、奴隷がたくさんいて、私たちのような暮らしができる子供の方が少数派であるということも知りました。インドの子供たちの貧しい生活を変えてあげたいと思い、私たちに何か出来ることはないかと考えた時に、何ができるかすぐには思いつきませんでした。インドに行って小さな子供たちに勉強を教えたり、お金を支援したり、そういうことしか思い浮かばず、またそれは高校生の私一人では簡単に出来ることではありません。今の私は、そういった直接的な支援をすることではなく、世界のいろんな国の貧しい子供たちのことをよく知って、自分の今の生活の有難みを感じて生きていく事が大切だと思います。
・講師の方が「皆さんは少数派だということを覚えておいて下さい。」とおっしゃったとき、なんとも言えない気持ちになりました。自分がみている世界の狭さを感じました。たまたま日本という国に生まれて、家族がいて、家があって、当たり前のように学校に通っている自分は、何か夢を持って努力するどころか、沢山のチャンスを無駄にしてしまっているのではないかと思いました。また、共感するということはとても難しいことだと思いました。私たちはこういった話を聞いたとき、「自分たちは恵まれている」、「自分たちが幸せだということに気づいた」という感想をもつけれど、それは自分の価値観の中で自分たちの暮らしと、相手の暮らしを比べているだけで、共感ではないのかなと思いました。考えれば考えるほど難しいです。今自分にできることは知識を蓄えること、沢山の人と関わること、この生活は当たり前でないことを忘れないことだと思います。大人になったら1度は今日見たような国に行き、自分の目で見て感じてみたいです。改めて自分の置かれている状況について考える良い機会だったと思いました。