特色ある教育活動
スペイン語
6月3日(火)にスペイン語の授業が行われました。この授業は各務先生が講師を務め、毎週開講されています。今回の授業では、自分の出身地などをスペイン語で相手に伝えるワークに取り組みました。生徒たちが、積極的にスペイン語でコミュニケーションを試みる姿勢が印象的でした。日本語や英語とは異なる文法や発音、表現に戸惑う場面もありましたが、ワークを進める中で徐々に慣れていく様子が見られました。今後のさらなる成長が楽しみです。
比較文化「イランについてのプレゼンテーション」
異文化理解に強い関心を持つ3年生が選択している「比較文化」の授業では、世界のさまざまな国々に触れる機会を大切にしています。1学期のテーマは「イスラム教国」。キリスト教との関わりも視野に入れながら、イスラム圏の国々への理解を深めていきます。
5月の最終週から2週間にわたり、「イラン」について受講生全員が一人ひとり異なるトピックを選び、調べた内容を発表しました。
英語圏の国々については、英語学習を通して自然に知識が増えていきますが、イランについてはなかなか触れる機会が少ないのが現状です。そんな中で、生徒たちは「イラン」をどのように捉えたのでしょうか。
発表された主なトピックは以下の通りです。
イランへの卒業旅行プラン
イランの家の構造・インテリア
イランの高校
イランの災害事情
イランの食文化
イランのお風呂
ラマダンについて など
発表では、自国・日本との比較も意識しながら、「イランにはアメリカのファストフード店はあるのか」「地震が多い日本とイランにはどんな共通点があり、国としてどのように支援に関わっているのか」「ラマダンの本当の意味とは」「日本に暮らすイスラム教徒の子どもや学生は、給食のある学校でどのようにラマダンを実践しているのか」など、興味深い問いが次々と投げかけられました。
インターネットの情報にとどまらず、生徒自身の興味や視点からテーマを深掘りしていく姿は、さすが3年生。友が丘高校総合学科で積み重ねてきた学びの成果が鮮やかに感じられる、実りある時間となりました。
看護とケア「新生児ケア」
5月28日(水)、看護とケアの授業で新生児ケアに関する講義が行われました。講師は、産婦人科で実際に働いている山﨑先生です。この講座では、専門的な知識を学ぶだけでなく、現場の生の声を聞くこともできます。今回は新生児ケアとして、新生児の抱き方やおむつ替え、着替え、体調チェックの方法などを、実践を交えながら学びました。新生児の抱き方やおむつ替えの仕方ひとつとっても、誤った方法では新生児に危険が及ぶことを知り、生徒たちは驚きながらも、真剣に新生児との接し方を学んでいる様子でした。本講座では、新生児ケアだけでなく、さまざまな要看護者への対応の仕方も学びます。今回の学びが今後の授業に生かされるであろうことが、生徒たちの姿から感じられました。
ハングル「テコンドー体験」
5月27日(火)にハングルの講座で、テコンドー体験を行いました。ハングルを担当してくださっている陸先生と、韓国の様々な文化を講義してくださる講師の方々で、この講座は毎週開講されています。今回はテコンドーの体験ということで、突きや蹴りなどの武術的な動きを通して、韓国の文化を学びました。生徒たちは韓国語で返事をしたり、数を数えたりしており、日々の授業の成果が見られました。今後も韓服体験など、韓国文化に触れる機会が数多く用意されているこの講座で、生徒たちが何を学び、どのように成長していくのか楽しみです。
1年次「産業社会と人間」学問分野別講演会
5月30日(金)に17の大学・専門学校から20学部(学問分野)の講師の方々を本校にお招きし、「学問分野別講演会」を行いました。それぞれの興味、関心がある学問や、大学でどんなことを学び、将来どんな職業に繋がるのか、今の大学での学びや講師の先生がその学問を始めたきっかけなどを伺いました。期待や不安が混在する中、様々な学問についての話を伺い、これから長く続く深い学びの道の入口に、それぞれが希望を持って立つことのできた良い機会となりました。
(生徒の感想)
・私は2校の大学の先生の話を聞いて、大学を選ぶ時は高校を選ぶ時と違って、自分の興味があることや好きなことが出来る学校を選んだり、将来の夢を実現するために学校を選んだり、高校以上に幅広い選択ができることを改めて知ることが出来ました。
・教員についての話を聞いて、一人でなんでも解決するのではなく、チームとして他の人と協調性を持つことで互いの足りないところを補って、更に素直に人の意見を受け入れることでより良い自分に成長できるのではないかと思いました。