2026年9月の記事一覧
24回生修学旅行 21<ものづくり・動物コース①>
ものづくり動物コースは,午前中に「エゾシカレザークラフト」に挑戦しました。
講師をしてくださったのは,足寄町で地域おこし協力隊として活動されている佐藤さんです。愛知県から北海道へ移住した佐藤さんは,地元のハンターの方々と協力し,これまで廃棄されることも多かったエゾシカの革を活用したレザークラフトやワークショップを行っています。
「採算が取れない」「誰もやらない」。
それでも,目の前にある命を「見ぬふりできない」という佐藤さんの思いから,この取り組みは始まったそうです。
野生動物の革を製品として活用するには,洗浄や乾燥,防腐処理,なめし加工など,たくさんの手間がかかります。
また,エゾシカの革は一枚一枚,厚みやシワ,状態が異なります。
だからこそ,革の状態を確かめながら,一つひとつ丁寧に手縫いで仕上げていくそうです。
今回のワークショップでは,パスケースを作りました。
まずは,エゾシカの革ができるまでの背景や制作過程について動画を見せていただきました。
本来なら捨てられてしまうかもしれなかった命の一部を,新たな形で活用していることを知り,生徒たちも真剣な表情で動画を見ていました。
そして,いよいよ実践です。
エゾシカの革はとても丈夫で硬いため,まずはボンドで仮留めをした後,トンカチと工具を使って,糸を通すための穴を一つずつ開けていきます。
「トントン!」と会場に響く音。
最初は遠慮がちに叩いていた生徒も,コツをつかむと,力強くトンカチを振るようになっていました。
その後は,「サドルステッチ」という方法で縫い合わせていきます。
1本の糸の両端に針をつけ,クロスさせながら縫っていく,なかなか難しい作業です。
細かな作業に苦戦しながらも,生徒たちは手元に集中して,一針一針丁寧に縫い進めていました。
ストラップを付けたり,角を丸くしたり,それぞれが工夫を加えて,世界に一つだけのエゾシカ革のパスケースが完成しました!佐藤さんの思いと,生徒たちの丁寧な仕事によって,捨てられるはずだった革が,素敵な作品へと生まれ変わりました。
今回の体験を通して,ものを「つくる」だけでなく,命を無駄にしないことや,資源を大切にすることについても考えることができたのではないでしょうか。
さて,このパスケースに定期券や交通系ICカードを入れれば,通学も少し楽しくなりそうですね(笑)。
24回生修学旅行 20<経営コース①>
経営コースでは,帯広市にあるホテル「NUPKA」にお邪魔し,ホテルを運営する十勝シティデザイン株式会社の代表取締役,坂口琴美さんからお話をしていただきました。
坂口さんは十勝で生まれ育ち,高校時代の留学を経験した後,大学進学のために上京。その後,東京で10年以上にわたって飲食店を経営されました。
そんな坂口さんが,なぜ十勝・帯広に戻り,地域のためにさまざまな事業を始めたのか。
これまで歩んできた道のりをお話ししていただく中で,故郷である十勝・帯広に対する熱い思いが伝わってきました。
坂口さんは,東京で十勝のお店を始めるなど,東京から十勝の魅力を発信する取り組みも行っていました。その一つが,十勝・帯広の魅力を伝える短編映画「my little guidebook」です。
実際にその紹介動画も見せていただきましたが,十勝の魅力を伝えたいという思いが感じられ,なんだか胸に来るものがありました。
その後,坂口さんは十勝・帯広に戻り,「ホテル」を拠点に,馬車BARやクラフトビールなど,十勝の魅力を生かしたさまざまな取り組みを行っています。
「自分の生まれ育った地域を元気にしたい」。
その思いを形にするために,新しいことに挑戦し続けている坂口さん。
これから大学生,そして社会人になっていく皆さんにとって,参考になることがたくさんあったのではないでしょうか。
今はまだ,自分たちが住んでいる町の良さに気づいていないかもしれません。地元を離れて,ふと立ち止まったときに,初めてその良さに気づくこともあるのかもしれません。
そんなときに,今回の修学旅行で出会った坂口さんの「地元に対する熱い思い」と,「何事にもチャレンジしていく姿勢」を思い出してもらえればと思います。
今日という一日が,皆さんのこれからの人生の道しるべの一つになれば嬉しいですね。
坂口さん,貴重なお話をありがとうございました!
24回生修学旅行 19<自然(カヌー)コース①>
自然コースは,然別湖でのカヌー体験からスタートです!
然別湖の水深は,なんと約70m。
最初はその深さに少し腰が引けていた生徒もいましたが,カヌーに乗って漕ぎ始めると,すぐに慣れてスイスイ進んでいきました。北海道の雄大な自然に囲まれた然別湖を,湖の上から眺めるのはまた格別ですね。
そして,カヌーの後は,然別湖の生態系を守るための活動です。外来種であるウチダザリガニを捕獲し,その生態について調査しました。
仕掛けておいた網には,なんと約200匹ものウチダザリガニが!捕獲したザリガニを手に取り,オスとメスを見分けていきます。
……とはいえ,ザリガニを手でつかむのは,なかなか勇気がいります。
「キャー!」
「無理!無理!」
生徒たちの悲鳴が湖畔に響き渡り,ちょっとした大騒ぎになっていました(笑)。
そして,捕獲したウチダザリガニは,その場で茹でていただきました。
さっきまで「触るの無理!」と言っていた人も,今度はしっかり実食です(笑)。
「エビとかカニみたいでおいしい!」
と,生徒たちからは好評でした。
カヌーで自然を楽しむだけでなく,外来種が生態系に与える影響について学び,実際に捕獲・調査まで体験しました。
見て,触れて,そして食べてみる。
然別湖の自然について,体験を通して学ぶことができましたね。
24回生修学旅行 18<自然(トレッキング)コース①>
自然コースは,まず鹿追ジオパークを訪れ,周辺の土地の成り立ちについて講話を受けました。
プレートの衝突や火山の噴火など,さまざまな地質的な活動によって,北海道ならではの動植物が生息する豊かな大地がつくられてきたことを学びました。
その後は,鉱物や生き物について気になったことを質問しながら,施設内を見学しました。
希少な北海道石について教えていただいたり,ナキウサギの見つけ方を教わったり……。
午後からは実際に自然の中を歩く予定ということもあり,生徒たちの期待も高まってきました。
次にバスに乗り,施設で学んだ周辺の土地を実際に見に行きました。
ガイドの方からは,
「ただ綺麗な風景を見るだけではなく,どうやってこんな土地ができたのか,と考えながら見てほしい」
というお話がありました。
目の前に広がる景色を「きれいだな」と眺めるだけでなく,「なぜこんな地形になっているんだろう?」と考えてみる。それが地学への第一歩なのかもしれませんね。
北海道の雄大な景色に圧倒されながらも,地形を実際に見て,午後から訪れる然別湖がどのようにしてできたのかを考えました。
そして,お昼ご飯と足湯でしばし休憩。
しっかりエネルギーをチャージして,午後からのトレッキングに備えます。
さあ,いよいよ然別湖でのトレッキングです!
24回生修学旅行 17<きたおれプラン>
今日も皆さん元気です!体調不良者もなく,全員が今日のプログラムに参加します。嬉しい限りです。
ブログでも何度か紹介してきましたが,1年以上前から生徒たちと一緒に「修学旅行プロジェクトチーム」,通称「SPT」を立ち上げ,この2日目のプランを考えてきました。
ただ「楽しい」だけの修学旅行ではなく,「北海道」×「楽しさ」×「学び」をコンセプトに,学校だからこそできる修学旅行とは何かを考えてきました。
そして,このプランを「北海王に俺はなる!」,通称「きたおれプラン」と名付け,準備を進めてきました。
いよいよ,今日が本番当日です!
これまで生徒たちと一緒に考え,準備してきたことが,どんな一日になるのでしょうか。
各コースの様子をお届けしていきたいと思います。
さて,各コースとも元気に出発しましたが……。
雲海を見るために朝早く起きたこともあり,バスに乗ると,すぐに熟睡モードに入っている生徒がたくさんいました(笑)。
北海道は広いので,移動にもそれなりに時間がかかります。今のうちにしっかり休んでおくのも大切ですね。
バスの中ではゆっくり休んで,目的地に着いたら元気いっぱい活動しましょう!
さあ,「きたおれプラン」の本番スタートです!