塔陵健児のひとりごと

塔陵健児のひとりごと~佐用高校からのお知らせ~

大学入学共通テスト 出願準備を行いました

本日、大学入学共通テストの出願準備を行いました。
今年度は11名の生徒が出願します。

出願はすべてWebで行うため、パソコンに向かって入力を始めた瞬間から、生徒たちの表情はいつも以上に引き締まっていました。検定料の支払い方法や顔写真のアップロードなど、ひとつのミスが受験に直結するため、画面を見つめる目には自然と緊張感が宿ります。

「ついに受験が始まったんだ」という空気が教室全体に広がり、静かな中にも独特の張り詰めた雰囲気が漂いました。

大学入学共通テスト本番は1月。出願を終えた今、いよいよ受験生としての覚悟が試される時です。
出願した11名の皆さん、自分の夢に向かって、この緊張感を力に変えて頑張っていきましょう。

 

就職試験解禁!

9/12(金)放課後、就職希望者を対象に「就職希望者激励会」を実施しました。

まずは校長先生からの激励動画が上映されました。社会に羽ばたいていく皆さんへ向けた熱いメッセージに、生徒たちは真剣に耳を傾け、表情を引き締めていました。

続いて、進路指導部からは諸注意として、試験日程や会場の最終確認をしっかり行うこと、忘れ物ひとつが大きな差につながること、準備を万全にして本番に臨むことなどが伝えられました。それらの大切さを改めて心に刻む時間となりました。

また、受験後に提出する「受験報告書」についての説明も行い、一人ひとりが自分の挑戦を振り返り、後輩たちの未来につなげていくことを確認しました。

そして今日、就職試験解禁です。
これまで準備してきた履歴書、面接練習、言葉遣いや立ち居振る舞い…すべての努力を胸に、今日試験本番だった生徒たちはそれぞれの会場で挑んだことでしょう。もちろん、試験の結果はすぐには分かりません。
しかし、大切なのはこれまでの努力を信じ、最後まで諦めずに挑んだことです。社会へ踏み出す大きな一歩を、皆さんは確かに踏み出しました。

佐用高校生、よく頑張った!
そしてこれからも、自分の夢に向かって挑み続けてください。先生たちも、仲間たちも、いつもあなたたちを応援しています。

 

総合的な探究 講演会を実施しました

本日、普通科1年生を対象に「総合的な探究」講演会を行いました。
講師としてお招きしたのは、鳥取環境大学 環境学部 教授の吉永郁生先生です。テーマは「大学は『探究活動』に何を期待しているか」。

講演の中では、実際の地域課題を題材にしたディスカッションも行いました。たとえば「クマによる被害が多いことから、クマを駆除すべきか否か」という身近でありながら難しいテーマをもとに、考え方の基礎を学びました。

生徒たちは、

  • 問題を細かく分けて整理すること
  • プロセス全体を見渡しながら解決策を探ること
  • 一つの視点にとらわれず、さまざまな立場から考えること

といった「探究する力」の大切さを体感しました。
吉永先生は「大学は答えだけでなく、そこに至る思考のプロセスを重視している」と語られました。生徒たちは真剣な表情で耳を傾け、探究活動の意味を改めて考える貴重な時間となりました。

この学びを今後の総合的な探究の時間にしっかりと生かし、地域や社会の課題解決に挑戦していきます。

 

ブロイラーの観察日記 第2章

昨日、1週間ぶりにブロイラーたちと再会しました。
わずか7日間で体重は約2.5倍に成長しており、生徒たちからは「大きくなった!」という驚きの声があがりました。脚も太くなってきており、先週つけた脚帯がきつくなったため、新しいものに付け替えました。

羽も少しずつ変化しており、翼や尾の方から大人の羽に生え変わってきています。小さな体の中で着実に成長している姿を間近で感じることができました。

さらに今日は、1週間温めた有精卵を割って観察しました。
中には、すでに頭や体、目や脚の形が確認でき、心臓もまだ動いていました。生徒たちはその姿を前に、命の神秘と重さを感じ、「命に感謝して大切に育てたい」という思いを深めていました。

観察を通して、生き物と向き合うことの大切さを改めて実感する時間となりました。

 

 

9月11日 音楽室にて

今日の音楽の授業では、一青窈さんの名曲「ハナミズキ」を歌いました。
この曲は、通信カラオケDAMで“30年間で最も歌われた楽曲”として1位に輝くほど、多くの人に親しまれている歌です。
結婚式でもよく歌われ、愛する人への祈りが込められています。

けれども、ただのラブソングではありません。
「ハナミズキ」が生まれた背景には、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件があります。
当時ニューヨークに住んでいた一青窈さんの友人がこのテロに巻き込まれ、
その友人とその恋人の幸せを願い、そして平和を願う気持ちから生まれた歌でした。

当初は激しい言葉も含まれていましたが、それらを削ぎ落とし、
「君と好きな人が百年続きますように」
という、平和を祈るシンプルで美しい言葉へと昇華されたそうです。

佐用高校の音楽の授業では、毎年9月になるとこの歌を歌います。
そして、今日9月11日。先生のお話を聞きながら、生徒たちは真剣なまなざしで、この曲に込められた想いと祈りを受け止めていました。

私たちも、この歌を歌いながら、平和を願う心を大切にしていきたいと思います。

 

県立農林水産技術総合センター・県立農業大学校 見学研修

本日、農業科学科の一年生が県立農林水産技術総合センター県立農業大学校へ見学に行ってきました。

センターでは、農作物についての最先端の試験研究を見せてもらいました。普段の授業ではなかなか触れられないような研究や技術を知ることができて、「農業ってこんなに科学的なんだ!」と驚きの連続でした。

農業大学校では、先生方や先輩から直接話を聞くことができました。「農業は知識だけじゃなく、体験から学ぶことが大切だ」ということを深く理解することができました。実際に施設を見学しながら説明を受けていると、自分も将来ここで学んでみたいという気持ちがわいてきました。

今回の研修を通して、農業がどれだけ奥深くて、未来につながる仕事なのかを感じることができました。これからの勉強にももっと力を入れて、自分の将来の生き方をしっかり考えていきたいと思います。

  

 

3年生 就職希望者 面接指導

本日は、就職を希望する3年生に向けた面接指導を行いました。
今回は学校の先生だけでなく、PTA役員の皆さまや同窓会長にも面接官をお願いし、普段の練習とはひと味違った緊張感の中で挑むことができました。

最初は硬い表情の生徒たちも、面接が進むにつれて自分の言葉で思いを伝えようと懸命に取り組む姿が見られました。
緊張と向き合いながらも、一歩ずつ確実に成長していることを感じます。

就職試験の解禁は 9月16日(火)
いよいよ本番まであと数えるほどとなりました。

今できることを一つひとつ積み重ね、最善の状態で試験に臨んでほしいと願っています。

頑張れ、佐用高校生!
応援しています!

 

佐用高校の歴史を語るもの

おぬし、気づいておったかのう。
生徒昇降口の片隅に、ひっそりと掛けられたオーナメントを――。

木彫りで刻まれた「GUAM」の文字と椰子の木。これは20年ほど前、佐用高校の修学旅行が海外・グアムであった時の名残じゃ。
あの時代を生きた生徒たちが、はるばる持ち帰り、今もなお校舎の壁で語りかけておる。

その横には、もうひとつの証。
2004年11月17日の日付で記された「感謝状」が飾られておる。

in the spirit of friendship and sharing of traditions,
ST. JOHN'S SCHOOL GUAM, USA
presents this Certificate of Appreciation
To Sayo High School


これはすなわち――「友情と伝統を分かち合う心をもって、セント・ジョンズ校(グアム)が佐用高校へ感謝の証を贈る」という意味じゃ。

わしは長くこの学校を見守ってきたが、こうして廊下の片隅に佇む品々こそが、生徒たちの汗と笑顔の歴史を今に伝えておるのじゃよ。

さあ、そこの若者よ、おぬしも目を凝らして探してみるがよい。校舎のあちこちに、まだまだ佐用高校の歴史を刻む「ひそやかな証人」たちが眠っておる。

おぬしが見つけたその瞬間、佐用高校の物語の一部が、おぬし自身の中でまた息づくのじゃ――。

 

肉用鶏(ブロイラー)のひながやってきました!

農業科学科1年生の「農業と環境」の授業に、新しい仲間がやってきました。ふわふわで小さな肉用鶏(ブロイラー)のひなたちです。これから約2か月間、生徒一人ひとりが一羽を担当して飼育し、10月末には解体実習を通して「命」や「食」の大切さを学んでいきます。

初日の今日は、自分の担当のひなを決め、健康観察や体重測定を行いました。さらに、個体識別のための脚帯も装着。小さくて愛らしい姿に思わず笑顔がこぼれますが、その一方で「落とさないように」「ケガをさせないように」と、手のひらに力を込めすぎないように細心の注意を払っていました。

日々の記録はスマホやタブレットを使ってTeamsやOnenoteに残していきます。小さな変化を見逃さず観察し、2か月後にはどれだけ成長しているのか、きっと大きな驚きと学びが待っていることでしょう。

ひなも生徒も、みんな大きくなぁれ!

 

紀州・道成寺 安珍・清姫伝説

以前のあなたは優しく手を差し伸べてくれた
以前のあなたは優しく頭をポンポンしてくれた
でも最近はどう?
手を差し伸べてくれることもなく、ポンポンしてくれることもない
もう私に飽きたの
もう私は捨てられたの
もう私は過去の人なの
私はいつもあなたを待っていたのに…

 

どろどろどろどろどろどろ、、、、

ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、、、、

おのれ安珍、、 

にっくき安珍、

愛しさ余って憎さ百倍
恋の炎はすべてを焼き尽くす、、、
やがて大蛇になった手指消毒液は炎を吐きつつ燃え尽きていった

新型コロナウイルスの流行時に多くのご家庭や学校で備えられた手指消毒液。
その多くはアルコールを主成分とした「引火性液体」であり、消防法上も注意すべき危険物に分類される場合があります。

【廃棄にあたっての注意事項】

  1. 排水溝や流しに直接流すことは絶対に避けてください。火災や環境汚染の危険があります。
  2. 新聞紙や古布に染み込ませ、火気のない屋外で揮発させてください。
  3. アルコールが完全に蒸発したことを確認した後、可燃ごみとして処分してください。
  4. 処分方法について不明な点がある場合は、必ず自治体や消防署に相談してください。

アルコールは便利な反面、取り扱いを誤れば重大な事故につながる恐れがあります。
期限切れの消毒液を廃棄する際には、正しい知識と手順を守り、安全に処理をお願いいたします。