SSHブログ
<SSH>STEAM研修 兵庫医科大学薬学部研修
7月26日(土) 1年自然科学科14名、1年普通科1名が兵庫医科大学薬学部でのSTEAM研修に参加しました。
講師は、本校SSH運営指導委員の木下淳先生にお願いしました。
薬の化学的な性質についての実験や学内の施設見学をしていただきました。
最後には、実験結果を各班で考察しプレゼンテーション形式で発表しました。
分かった事実をもとに目に見えない体内での動きを想像する難しい内容でしたが、とても有意義な研修でした。
<SSH>生物分子モーター実習(未来ICT研究所)
2025年8月21日、NICT(国立研究開発法人・情報通信研究機構)の施設である、未来ICT研究所にて、「生物分子モーター」の作成・観察実習を行いました。この内容は、生物の教科書の「細胞骨格:モータータンパク質のキネシン」に関するものです。
マイクロピペットを駆使して手順通りに溶液を調合し、分子が決められたレール上を運動する仕組みを構築、それを電子顕微鏡で観察します。手順と違う調合をしてしまった場合も、その仕組みを理解して取り組んでいる生徒は見事なリカバリーをしていました。様々な応用が考えられる最先端技術に触れ、研究体験ができる貴重な機会になりました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(GIS(地理情報システム)研修)
2025年8月25日、SETAM研修の一環として、GIS(地理情報システム)研修を行いました。講師として県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 生態研究グループ 主任研究員 三橋 弘宗先生ををお迎えし、本校アカデミックルームにて1日講義していただきました。
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析を行ったり、情報を目で見て分かりやすいように表示させたりするシステムです。
社会インフラの整備、都市計画、災害の予測、人口や生物の分布図、商業施設の情報を利用したマーケティングなど、幅広い分野で使われています。
オープンソースソフトウェアのQGISというソフトを用い、午前中は、GISの概要とQGISの簡単な操作体験を学びました。
午後からは、各生徒の興味があるテーマで、複数のフリーデータをサイトから取り込み、重ね合わせて分析するという実習を行いました。ある生徒は、鉄道の路線・バスの路線・地価・人口などの情報などを地図上に重ね合わせて、それらの関係について考察していました。
STEAM研修「力学・電磁気学講座」を行いました。
京都大学理学部物理学科の常見先生による講義「力学・電磁気学講座」を行いました。
ニュートンのゆりかごによりエネルギー保存・運動量保存を学び、それらが宇宙の時空対称性につながることを学び、さらにマクスウェル方程式から電磁波の仕組みについてまでを学びました。宇宙の起源につながる力の統一について、式をそれほど使わずに流れを学ぶことで、今後物理を勉強していく際の道しるべとなる講義でした。
STEAM研修「天体観測」を実施しました
明石市立天文科学館の井上館長をお招きし、本校自然科学科と普通科の希望者向けに天体観測講座を行いました。ガリレオガリレイが実際に開発した望遠鏡のレプリカの説明や、当時の星座早見盤の説明、日没後からの空の明るさの測定や実際に星空観察を行い、月面観察まで行いました。曇り空の雲の切れ間で星が見えるたびに生徒は歓声を上げて楽しんでお観測をしました。観測当日は、月面のクレーターがXの文字を浮かび上がらせる「月面X」が観測できるタイミングでした。無事にXを観測できたことで、飛び跳ねて喜ぶ生徒もおり、大変有意義で楽しい観測講座となりました。
〈生物班〉第49回全国高等学校総合文化祭・自然科学部門で研究発表
2025年7月26日から28日にかけて、香川県高松市で開催された「第49回全国高等学校総合文化祭 かがわ総文祭2025」自然科学部門・研究発表(生物分野)において、本校科学探究部生物班が出場しました。
発表テーマは、「ネビキグサの種子はなぜ発芽しないのか? 有性生殖の過程から解明する種子発芽の謎」。本研究は、生物班が2022年から本格的に取り組んでいる校内周辺の湿地に自生する絶滅危惧種ネビキグサ(明石市レッドリストAランク)に関する保全生態学的な調査・研究です。
惜しくも入賞には至りませんでしたが、本番では練習の成果を十分に発揮することができました。ネビキグサの研究は現在も途中段階であり、今後もさらなる探究を進めていく予定です。
また、全国大会では、他都道府県の高いレベルの研究発表を聴くことができ、生徒たちは大いに刺激を受けていました。
今後の生物班のさらなる活躍にも、ぜひご期待ください。
〈生物班〉クビアカツヤカミキリ被害防止講習会での活動発表(兵庫県主催)
2025年7月24日、子午線ホール(アスピア明石9F)にて、「クビアカツヤカミキリ被害防止講習会」(兵庫県主催、神戸市・明石市共催)が開催され、丸谷聡子明石市長も出席されました。
その講習会において、本校科学探究部生物班が、明石市での取組を発表しました。生物班の活動は、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリの成虫や被害木(ソメイヨシノやウメ)の調査にとどまらず、樹木のナンバリングやコンピューターによる樹木マップの作成、近隣小学校での環境教育授業など、多岐にわたります。地域の行政・専門機関・学校と連携しながら、幅広く取り組んでいます。
講習会では、クビアカツヤカミキリ対策の専門家である樹木医・環境カウンセラーの宗實久義先生や、神戸市の職員の方々も、それぞれの取組を発表されていました。生徒たちは他団体の発表を聴くことで、対策への理解をより深めるとともに、外来種対策における協働の重要性を改めて実感しました。
〈生物班〉公立鳥取環境大学(TUES)で研究発表
本校科学探究部生物班の生徒が、公立鳥取環境大学(通称 TUES(Tottori University of Environmental Studies))にて開催された脱炭素・生物多様性などのSDGsに関するイベント「Sustainability Week」に参加し、近年の取り組みである「特定外来生物・クビアカツヤカミキリ」および「絶滅危惧種・ネビキグサ」に関する実践発表を行いました。
発表を担当したのは、2年生2名と、入部からまだ3か月の1年生8名です。発表に向けて練習を重ねた結果、大学生に劣らぬ堂々としたプレゼンテーションを披露し、大学関係者の皆様から賞賛のお言葉をいただきました。
また、発表後のパネルディスカッションでは、本校2年の川端莉子さんが、鳥取環境大学の学部生らとともに登壇し、生物多様性をテーマに意見を交わしました。川端さんは自身の探究活動をもとに建設的な意見を述べ、会場を沸かせました。
当日はこのほか、大学生による学内ツアーも実施され、環境に配慮した設備が随所に見られ、環境と都市との融合について知ることができました。また、小林学長による本校生のみ対象の特別講義「ニホンモモンガの行動・保全・地域活性化」を受講し、保全と地域活性化を組み合わせた研究に新しいヒントを得ることができました。さらに、大学生との交流の時間も設けられるなど、生物多様性を多角的に学ぶ貴重な機会となりました。
最後になりましたが、実行委員会の学生の皆様をはじめ、鳥取環境大学の教職員の皆様に心より感謝申し上げます。
〈科学探究部生物班〉読売テレビ「ええこと+」でネビキグサ研究が放映
本校科学探究部生物班が近年取り組んでいる、絶滅危惧種ネビキグサ(明石市レッドリストAランク)に関する研究が、読売テレビの「ええこと+(プラス)」で紹介されました。
この番組は、生活協同組合コープこうべが提供するミニ番組で、同組合の環境基金より本研究に助成金をいただいております。
撮影は、ネビキグサの花が見頃を迎えた4月に、生育地であるため池と本校の2か所で行われました。参加した生物班の2・3年生は、最初はやや緊張した様子でしたが、これまでの大会やコンテストでの発表経験を活かし、堂々と取材に応じていました。
ご興味のある方は、ぜひ下記の公式ホームページのURLより番組をご覧ください。
プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~の申し込みについて
兵庫県五国SSH連携プログラムの一環として、明石北高校と明石市立天文科学館による「プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~」を開催いたします。
一般の方に向けて各季節の星座の由来や解説を、令和7年7月31日(木)または、令和7年8月1日(金)に明石市立天文科学館にて行います。
事前研修・解説準備は令和7年7月28日(月)に行い、その後希望者による天体観測会を行います。詳しくは以下の募集要項をご覧ください。
「第14回クラブユース・フォーラム」(国際ソロプチミスト明石主催)で発表
2025年5月3日(土)、グリーンヒルホテル明石にて「第14回クラブユース・フォーラム」(主催:国際ソロプチミスト明石)で本校生徒が発表しました。
国際ソロプチミストは、地域社会および世界において女性の人権と地位向上を目指す奉仕団体であり、本フォーラムはその活動の一環として行われています。明石市内の各高等学校から1名ずつ女子生徒が代表として選ばれ、テーマ「未来に輝く女性の生き方~いにしえの女性から学ぶ」について、論文発表とディスカッションを通じて自らの考えを発信しました。
本校からは、自然科学科2年の樫野 智咲さんが代表として出場しました。
樫野さんの発表では、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取り組みである「サイエンスガールズサロン」に参加し、仕事と家庭(プライベート)の両立に挑む女性研究者たちの姿から、自分の興味や夢を追求し続けることの大切さを学びました。さらに、日本初の女性一級建築士として「キッチン革命」を起こした浜口ミホさんへの憧れを語りつつ、自身も将来は建築士として活躍し、理系分野を目指す後輩たちの道しるべとなるような存在になりたいという思いを熱く述べました。
ディスカッションでは、他校の生徒ともに、テーマや発表論文について、相互に語り合い、理解を深めました。
女性の人権と地位向上について、深く考えるよい機会となりました。今後の樫野さんの活躍にも、ご期待ください!!
第1回ひょうご科学塾に出展しました
みなと銀行と兵庫県立大学主催の「第1回ひょうご科学塾」がアクリエ姫路にて開催されました。
本校からは、折り紙で天体を表現する取組や、WEBアプリで太陽系の惑星の距離感を体験する取組の出展をしました。700名を超える小中学生とその保護者が参加し、大盛況となりました。
〈生物部〉生物多様性フォーラムの様子が「まるちゃんねる(明石市長動画ページ)」で視聴可能
科学探究部生物班(以下、生物部)の生徒が登壇しました、生物多様性フォーラム(神戸市・明石市共催)の模様が、「まるちゃんねる(明石市長 動画ページ)」にアップロードされています。
ご興味のある方は下のリンクから、生徒たちの活動に関する発表などが視聴できます。
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/shichou_shitsu/maru_channel.html
〈生物部〉日本生態学会大会で、審査員特別賞を受賞!!
科学探究部生物班(以下、生物部)の生徒が、2025年3月16日(日)に札幌コンベンションセンターで行われた第72回生態学会大会 高校生ポスター発表会に参加し、審査員特別賞を受賞しました。
発表のタイトルは「絶滅危惧種ネビキグサにおける有性生殖が制限されている要因と生育環境の解明」です。それ以外に、「特定外来生物クビアカツヤカミキリの分布拡大阻止へ~地域・企業・専門機関と連携した取組~」も同時に発表しました。いずれの発表も、英語および日本語のバイリンガルで発表を行いました。英語が苦手な生徒も、この発表にあたって、難解な専門用語を含む科学英語を1つずつ学び、ALTから指導を受けるなどして、発表当日は原稿もほとんど見ずに堂々と英語で発表をしていました。
学会発表以外に、北海道大学(博物館)や、千歳水族館(サケの仲間の展示が特徴)の研修を行い、日頃学校で学習している内容と関連させて、知識を深めることができました。生徒たちは北海道研修を通して、とても貴重な経験をしました。
<SSH>高大連携事業 神戸薬科大学「薬学への誘い」
高大連携事業 神戸薬科大学「薬学への誘い」
3月8日(土)神戸薬科大学の高大連携事業「薬学への誘い」に参加してきました。
① 薬化学研究室
難治性疾患の治療薬や細胞内分子の変化を評価する診断薬の開発に取り組んでいる講義を受けました。研究紹介とともに、蛍光性化合物の合成や液性による蛍光特性の変化を観察する実験を体験しました。
② 床薬学研究室
薬剤師が患者の症状を適切に判断できるよう、血圧測定や聴診などの手技を指導しているようです。VRを活用した人体解剖やワクチン注射の学習を体験しました。
<生徒感想>
・蛍光性化合物を自分で合成し、その性質を観察する実験がとても面白かったです。薬の研究がどのように行われるのか、少し理解できました。合成実験では、化学の知識が実際に役立つことを感じました。薬は単なる化学物質ではなく、病気の治療に直結することが分かり、さらに興味がわきました。
・薬剤師は単に薬を渡すだけでなく、患者さんの症状を聞いて判断する重要な役割があると学びました。血圧測定や聴診の体験ができ、とても貴重な経験でした。薬の開発と実際の医療現場の両方を体験することで、薬剤師が研究と患者ケアの両方に関わることを学びました。とても充実した実習でした。
・実験と医療の両方を体験することで、薬学が科学と密接に関係していることを実感しました。将来、医療や研究の分野に進みたいという気持ちが強くなりました。
令和6年度SSH活動の実施報告書
今年度の活動報告書が完成しました。こちらから本校の取組をご確認いただければと思います。
<国際交流>ブキパンジャン政府高等学校との交流
明石北高等学校では、2021年1月よりシンガポールの高等学校とのオンライン交流を毎月(60分間)継続して実施しています。今年で丸4年を迎え、第2回目の今日は、日本とシンガポールを合わせて56名の生徒が参加しました。
今回の交流では、両国の生徒が「自国紹介」をテーマに発表を行いました。生徒たちはそれぞれ工夫を凝らし、文化や観光地、学校生活などを紹介するスライドを作成し、英語でプレゼンテーションを行いました。
発表後には質疑応答の時間も設けられ、互いの国について深く学ぶ貴重な機会となりました。
オンラインを活用したこの国際交流は、言語力やプレゼンテーション力を養うだけでなく、多様な文化への理解を深める場となっています。今後もこの活動を継続し、生徒たちが国際的な視野を広げる機会を提供していきます。
【全国大会出場決定】生物部 県高校総合文化祭 自然科学部門発表会(口頭発表・生物分野)
11/9・10(土・日)に、兵庫県高等学校総合文化祭 自然科学部門の口頭発表およびポスター発表が行われ、 本校科学探究部 生物班(生物部)は、最優秀賞(第1位)に選出され、来年7月末に香川県で開催される全国総合文化祭で発表することになりました。
詳しい記事をお読みになりたい方は、こちらのURLにアクセスして下さい。
〈生物部〉明石市立高丘東小学校での、特定外来生物 クビアカツヤカミキリ・絶滅危惧種 ネビキグサの授業
2024年12月12日に、本校生物部員6名が明石市立高丘東小学校の3年生の児童に対して、特定外来生物のクビアカツヤカミキリおよび絶滅危惧種のネビキグサに関する環境教育授業を行いました。
詳しい記事をお読みになりたい方は、こちらのURLへアクセスして下さい。
〈生物部〉ひょうごSDGsスクールアワード2024 優秀賞を受賞
本校科学探究部生物班(生物部)の「特定外来生物 クビアカツヤカミキリ」に関するSDGsの取り組みが認められ、高等学校の部門で優秀賞をいただきました! 神戸新聞にも授賞式の模様が掲載されました。
詳しい記事をお読みになりたい方は、こちらのURLにアクセスして下さい。
JSEC2024 最終審査会 優秀賞受賞
今回で22回目を迎えるJSEC2024「第22回高校生高専生科学技術チャレンジ」最終審査(12月7・8日 日本科学未来館)において、本校2年 永田 帆帆子さん・谷口 嘉乃さん・梅澤 亜未さんの研究が「優秀賞」を受賞致しました。
高校生科学技術チャレンジは、世界で通用する科学者・技術者を目指す高校生のための国内で最高レベルの科学系コンテストです。今年は全国から404件の優れた研究論文が集まる中、一次審査で極めて優秀な35件の研究が選考され、科学技術の専門家である審査員へのプレゼンテーションによって各表彰作品が選出されました。
本校学生の研究テーマは、「絶滅危惧種ネビキグサにおける種子の発芽が制限されている要因と生育環境の解明 」で、本校周辺に生育する絶滅危惧種であるネビキグサの保全に関する一連の研究が審査員から大変高い評価受けて、最終審査会進出に至りました。この研究は、染色体学会の高校生ポスター発表部門で「ニコンソリューションズ賞(優秀賞)」を受賞するなど、すでに他の発表会でその実績を残してきました。
科学研究の「インターハイ」とも呼ばれるJSEC最終審査での入賞となりました。受賞した3名の皆さん、誠におめでとうございます!
※JSEC2024(第22 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://manabu.asahi.com/jsec/
※授賞式の動画(https://manabu.asahi.com/jsec/live/index.html)がご覧になれます。
STEAM研修(立杭焼き)
1-8の15名で丹波篠山市の窯元を訪れ、立杭焼きの製作体験をさせていただきました。なかなか思うようにいかない土と格闘しながらも、思い思いに個性ある茶碗などを作りました。また、兵庫陶芸美術館では九谷焼の展示があり、独特な赤色と絵柄を鑑賞しました。来年1月には窯元で仕上げてもらったオリジナル立杭焼きが届きます。楽しみですね。
<SSH>高大連携事業 神戸薬科大学「薬学への誘い」
高大連携事業 神戸薬科大学「薬学への誘い」
11月16日(土)神戸薬科大学の高大連携事業「薬学への誘い」に参加してきました。
① 微生物化学研究室:絶食により低栄養状態にしたマウスと通常に食事をしているマウスを観察しました。解剖した臓器(胸腺、肝臓、脾臓、腎臓、精巣等)の重量から絶食マウスと通常マウスの体重比を計算し考察しました。
② 疾病予防学研究室:人を対象とした研究により、疾病予防につながる要因・薬剤治療の評価に取り組んでいました。ビッグデータの解析をすることで、見えてくるものがありました。今主流のデータサイエンスでした。
参加した生徒の感想を抜粋しておきます。
・マウスを用いた解剖実験がとても興味深かった。臓器重量を比較し、栄養状態が体に与える影響を具体的に学べとても興味深かったです。
・薬学の幅広い分野の一部に触れることができて、良い機会となった。
・実験を通じて、栄養状態と臓器の機能や健康の関連性を考える良い機会になりました。
・絶食が臓器に及ぼす影響を数値で示す実験は、分析力を養う大切さを教えてくれました。
・ビッグデータ解析の重要性を学び、薬学が最先端科学と密接に結びついていることを初めて知りました。人を対象 とした研究の現場を知り、疾病予防の研究が生活の質向上に役立つことを理解でき、将来性を感じました。また膨大なデータを解析するのでデータサイエンスの可能性を感じました。
・最新の研究に触れ、薬学の可能性を感じました。
JSEC2024 最終審査会出場 & 佳作受賞
JSEC2024(第22回高校生科学技術チャレンジ)で、本校2年 永田 帆帆子さん・谷口 嘉乃さん・梅澤 亜未さんの研究が最終審査(12月7・8日(土・日)日本未来科学館)に進出することが決まりました。
高校生科学技術チャレンジは、世界で通用する科学者・技術者を目指す高校生のための全国で、最高レベルの科学系コンテストです。例年、400件近くの研究論文から一次審査により今年は35件が最終審査に進み、専門の審査員へのプレゼンテーションによって各表彰作品が選出されます。
本校学生の研究テーマは、「絶滅危惧種ネビキグサにおける種子の発芽が制限されている要因と生育環境の解明 」で、本校周辺に生育する絶滅危惧種であるネビキグサの保全に関する一連の研究が審査員から高い評価受けて、今回の最終審査進出に至りました。
また、本校2年 中谷 絢子さんの研究「アルゼンチンアリの明石市への侵入防止と分布予測マップの作成~粘着剤の開発とGPSトラップデータを活用して~」が、佳作に選ばれました。
なお、最終審査会で上位に入賞する8つの研究作品は、来年5月に米国で開かれる国際大会
「ISEF」(International Science and Engineering Fair/国際学生科学技術フェア)に、日本代表として選出されます。
JSEC2024(第22 回高校生・高専生科学技術チャレンジ)の詳細は以下のリンクからご覧ください。
https://manabu.asahi.com/jsec/
※3D会場(https://jsec.asahi.com/metaverse/2024/v1/index.html)で、最終審査会(ファイナリスト)の出場者一覧がご覧になれます。
第2回 科学未来フォーラム ~小中高生による探究活動の発表・交流~
令和6年11月16日(土) 本校にて第2回科学未来フォーラムが開催されました。
明石市内の小中学生と本校生徒が集い、主として理数分野を対象とした探究活動の成果発表を行いました。
18名の小中学生が参加し、口頭発表が行われました。発表テーマは、気象に関するもの、生物や進化に関するもの、化学に関するものなど、様々なジャンルが含まれていました。発表者の中には、小学1年生の児童2名も含まれましたが、緊張しながらも堂々と発表や質問に対する回答を行っていました。
本校生徒による研究紹介では、ポスター発表だけでなく、化学実験や生物観察、プログラミングなどの体験を通した企画もあり、本校生徒は小中学生に丁寧に研究内容を紹介していました。
児童生徒たちにとって、とても充実した有意義な一日になりました。
また、ご多用の中、明石市立天文科学館館長様、小中学校の校長先生をはじめ関係の先生方、そしてたくさんの保護者等様のご来場を賜りましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
<SSH>第3回サイエンスガールズサロン「理系で働く、未来を描く」
10月27日(日)に、一般社団法人AWESOME様のご協力のもと、第3回サイエンスガールズサロンを本校アカデミックルームで開催しました。今回は、企業の側が制度の面で男性も女性も働きやすい職場環境を創出し始めているということについて学びました。「テレワークは当たり前」「男性も女性も育休を取ることがノーマルになってきている」「副業OK]「ベビーシッタークーポンの補助がある企業もある」などなど、思っているよりも働きやすい制度が整っていると実感しました。しかし、一方で「制度はあるものの…。」という企業の実態も伺うことができました。
<SSH>地域のため池「主池」での自然観察会~明北生が地元小学生に貴重な生物の紹介~
2024年10月25日(金)午前に、明石高丘地区のため池「主池」で、本校52回生自然科学科2年(生物選択者)の10名が講師役となり、明石市では貴重な植物の生態について明石市立高丘西小学校3年の児童たちに説明を行いました。主池は明石高丘地区にある湿地を含むため池で、絶滅危惧種を含めた動植物が生息・生育している保護区です。
秋晴れの空の下で、黄・赤・青に色づく花々、その他食虫植物などの特徴を本校生徒は、児童たちに丁寧に教えていました。児童たちは興味津々で話を聞き、観察を行っていました。本校生にとっては、将来の理系人材を育成するSSH事業の「科学未来PROJECT」の1つである「生物多様性」に関する行事で、地元の自然や生物多様性を深く知るよい機会となりました。
なお、この活動は、「一般社団法人のはらくらぶ」、「主池を守る会」、「行政(明石市環境創造課)」「明石北高校」「高丘西小学校」が連携して行われています。
<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~力学・電磁気学演習~
京都大学理学研究科教授の常見俊直先生による力学・電磁気学講座をオンラインで開催しました。力学のエネルギーの対称性に関して、ニュートンのゆりかごを用いた実験を行い、電磁気学のマクスウェル方程式について、関連する実験観察(ガウスの法則、磁力線のループ、電磁誘導の法則、アンペールの法則)を行いました。大学2年次以降に学習する難しい内容ではありましたが、丁寧に一つずつ説明を頂き、大変貴重な体験ができました。今後の学習の指針もご指導いただき、高校時点でどのような知識が必要であるかが実感できました。
第2回科学未来フォーラム 小中学校の参加者 追加募集 10/31(木)まで
11月16日(土)に本校で開催される「科学未来フォーラム」は、明石市内の小中学校の児童・生徒が、理科や算数などの授業や自由研究に関する「探究活動」を発表し合うイベントです。本校の生徒も、授業などで行った探究活動の成果を小学生や中学生にわかりやすく伝えます。昨年度は、小学1年生から中学2年生までの皆さんが日ごろの授業の取組や自由研究を堂々と発表していました。発表者からは、「発表前は少し緊張したけど、発表ができてとてもよかった」「他の学校の人の発表を聞いて勉強になったし、お友達になれた」という感想を頂いております。
申し込み締切を、10月31日(木)までに延長します。参加(発表せず聴講だけでもOK)を希望される児童・生徒、およびその保護者様は、下記申し込み書類をダウンロードし必要事項をご記入の上、所属の学校を通してお申込み下さい。この件に関する問い合わせは、本校の植田までお願い致します。
<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~兵庫医科大学:医療薬学講座~
酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術
10月6日(日)兵庫医科大学で「酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術」の実験実習講座に参加してきました。
①「果物系ジュースと医薬品との相互作用の実験」
②「消化器系治療薬の製剤技術に関する実験」を行いました。
③実験内容プレゼン
実験①
薬局で薬を渡されたときに、薬剤師さんから「水で飲んでくださいね。」ということをよく聞きます。今回は、100%果汁ジュースで飲んだ時の医薬品の効果を市販されている制酸剤を利用して実験しました。 ジュース中の酸と反応し発砲してました!
実験②
大きさが数mm程度の大きさの錠剤には、たくさんの工学技術が用いられてます。、実際に投薬される医薬品を用いてpH1.2とpH6.8の溶液に入れて溶ける速度を観察しました。前者は胃のpHを想定、後者は腸内のpHを想定しています。
プレゼン③
学内の研究施設を見学し、その後「本日の実験プレゼン」を実施しました。与えらた時間は60分でスライドを作成し、インターネットから医薬品の特性まで調べて発表を行いました。
以下は、生徒の感想です。
・ジュースの種類によって発生する泡が違うことがびっくりしました。
・ジュースで薬を飲むのは危険だから水で飲もうと思った。
・日常的に使われている薬にも、いろんな技術が詰まっていることを知れて良かった。
・薬の仕組みをあまり知らなかったけど、効くべき所で溶けるような工夫をされていて、とても驚いた。また薬剤師の活躍がとても広いことを知った。
・ジュースなどで飲んだときに実際どんなことがおきるのかを初めて知った。
・薬剤師の仕事について全然しらないことがあって、自分が思っていたよりも大変な仕事だと気づくことができました。薬とジュースで飲んだことがあるので、これからは水で飲みたいと思いました。
・西洋医学と東洋医学の考え方は全く異なるというのがおもしろかったです。漢方薬を構成する材料ある生薬に、牡蠣の殻や化石が使われていることを初めて知りました。有限である化石で作られている薬はどんどん価値が上がっていくのかなと思いました。薬で治療が主となる病気は薬剤師が中心となって治療にあたることを知りました。薬剤師の仕事内容がいろいろ知れて良かったです。
・どこから吸収されるのか、どのような原理で効果があるのか、分解のされかたによって薬のコーティングが変わること。
・実際にジュースを使って実験をすることで、水以外で薬を服用するとどうなるかが分かりやすかったです。
・実際にジュースを用いて実験をして「薬は水で飲んではいけない」だけでなくその理由も知ることができた。またキャンパスをまわって視野に入れていた薬学部についても学ぶことができた。これから研究や進路について考えていく上ですごくためになった。
・ジュースで薬を飲むことは良くないことだとは何となくダメなのは知っていたけど簡単な実験でジュースの中でも反応は違うことがわかり、すごいと感じました。大学は広くて学ぶことに関しても趣味のことに関しても充実してそうで楽しみになった。
<SSH>生物分子モーター実習(未来ICT研究所)
NICT(国立研究開発法人・情報通信研究機構)の施設である、未来ICT研究所にて、「生物分子モーター」の作成・観察実習を行いました。マイクロピペットを駆使して手順通りに溶液を調合し、分子が決められたレール上を運動する仕組みを構築、それを電子顕微鏡で観察します。手順と違う調合をしてしまった場合も、その仕組みを理解して取り組んでいる生徒は見事なリカバリーをしていました。様々な応用が考えられる最先端技術に触れ、研究体験ができる貴重な機会になりました。
<SSH>第2回サイエンスガールズサロン 「理系のキャリアと未来の自分」
9月29日(日)13:00から、第2回サイエンスガールズサロン「理系のキャリアと未来の自分」を開催しました。本校の女子生徒、男子生徒だけではなく明石高校の生徒の皆さんも参加してくださいました。
「リケジョ」が活躍するためには、女性だけが頑張るのではなく男性も社会もみんなが幸せになれる方策が必要だという思いから、パートナーの方と協力して3人のお子様の子育てをしながら社会で活躍されている方(リケジョ)に、ご家族とともに本校にお越しいただきお話を伺いました。「ご夫婦で育休を取得し子育てをしてよかったこと」、「仕事と子育ての両立の工夫」、また、生徒からすると教員ではない、人生の次のステージを歩んでおられる大人の方のリアルなお話、さらには受験勉強の仕方や大学選びなど、いろんな話題で盛り上がりました。
<生徒の感想>
・進路を考える上ですごくためになる話を聞くことができました。これを機にさらに考えていければと思います。とても役にたつ話でした。これからに活かしたいです。
・仕事と子育ての両立についてや、大学進学後のことについて詳しく聞けてとても勉強になりました。なかなかこのような機会はないので今日教えていただいたことを今後の人生にいかしていきたいと思ったし、自分の好きなことや将来どんなことをしたいのか再確認できたのでよかったです。ありがとうございました!
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(GIS(地理情報システム)研修)
2024年8月28日、SETAM研修の一環として、GIS(地理情報システム)研修を行いました。講師として県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 生態研究グループ 主任研究員 三橋 弘宗(みつはし ひろむね)先生ををお迎えし、本校アカデミックルームにて1日講義していただきました。
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析を行ったり、情報を目で見て分かりやすいように表示させたりするシステムです。
社会インフラの整備、都市計画、災害の予測、人口や生物の分布図、商業施設の情報を利用したマーケティングなど、幅広い分野で使われています。
オープンソースソフトウェアのQGISというソフトを用い、午前中は、QGISの簡単な操作体験とGISの概要を学びました。
午後からは、各生徒の興味があるテーマで、複数のデータを取り込み重ね合わせ分析するという実習を行いました。ある生徒は、明石市内の小中学校・病院・鉄道の路線・バスの路線などの位置関係などを重ね合わせて、住みやすい街づくりについて調べていました。
<SSH>プラネタリウム解説体験をしてきました。
兵庫「咲いテク」推進委員会が主催する五国SSH連携プログラムとして、「プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~」を行いました。夏休み中、数日間にわたり、明石市立天文科学館の学芸員の皆様のご指導のもと、春夏秋冬それぞれの星空について、天文に興味関心のある県下の高校生の仲間とともに、一生懸命解説内容を考えました。解説を考える中で、他校の生徒たちと交流もでき、お互いに良い刺激になったようでした。解説内容も、聴きごたえのある内容を作ることができました。8月24・25日には、天文科学館を訪れたお客様の前で解説しとても良い経験になったことと思います。
〈SSH〉自然科学科1年生 STEAM研修(非破壊検査 レントゲンコース)
8月1日(木)の午前、京都にある島津製作所で様々な医療機器について説明を受けたり、X線装置の操作を体験したりしました。今年度は、STEAM研修を普通科へ拡大し、普通から2名の女子生徒が参加しています。
装置開発の工夫を「患者さんに負担をかけない」という視点で開発を行っていることも聞くことができ、開発視点の大切さも感じる事ができました。
レントゲン技術の奥深さと医療機器開発の重要性を実感し、学びが深まりました。
<SSH>自然科学科東京研修(1、2年)
8月5日、6日の日程で東京方面への研修を行いました。
昨年12月に行った生徒主体の企画プレゼンテーションから計画が始まり、訪問したい場所、宿泊地の選定、班編成など、事前から計画準備を行ってきました。今回は、事前に1,2年生の交流を図るため、連絡先を交換し、研修場所間の移動手段や、食事計画など、グループでの準備も盛んに行い、より充実した研修にすることができました。
訪問施設は以下の通りです。
初日:東京海洋大学(マリンサイエンスミュージアム含)、マクセルアクアパーク品川、日本科学未来館
2日目:東京女子医科大学・早稲田大学連携 先端生命医科学研究教育施設(TWIns)、東京大学本郷キャンパス、
国立科学博物館、パナソニックセンター東京
2日間の研修で大学研究機関の研究者や企業の技術者、体感型の自然科学に触れる施設や博物館まで、幅広く多くのことを学び、仲間と協力することの大切さを改めて知るとともに、大いに成長できた機会になりました。スカイツリー近くの立派なホテルでの宿泊も楽しめたのではないでしょうか。
今回学んだことを課題研究や進路選択、日々の活動に生かしていきましょう。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(天体観測)
8月2日(金)に、明石天文科学館館長の井上毅先生をお招きして、STEAM研修「天体観測」を行いました。
日が沈まないうちに太陽を観察し、日没後には誰が一番星を最初に見つけるか競争しました。その後、宇宙に関する講義を受けて、少しだけ宇宙について詳しくなった上で、「夏の大三角」や「さそり座」「北斗七星」などを観察しました。以下は、参加生徒の感想の一部です。
・今宇宙で分かっていることは、様々なデータを分析して、計算した結果であるということ。今まで、それらの基礎を私たちが授業の一貫として学んでいたことに気がつきました。
・普段ゆっくりと星を見る機会がなかったので一番星を見つけたり、日が暮れていく様子を感じることが出来て楽しかったです。また、望遠鏡を通して見る星は色まで鮮明に確認することができ、いつもは遠くにある星が身近に感じられて、とても印象に残りました。
2年生自然科学科 企業研修ハリマ化成株式会社加古川製造所
7月17日(木)に、加古川市にあるハリマ化成株式会社加古川製造所にて企業研修を行いました。
会社概要の説明を受けた後、トール油精留プラント等工場の見学をしました。
さらに、若手研究者の方から実際の仕事内容などを聞くことができました。
「微分・積分」「英語」などは今の仕事でも大いに必要だから、しっかり勉強しておいてください、とおっしゃっていました。
最後の質疑応答の時間には、生徒たちは積極的に質問をし、時間が足りなくなるほどでした。
大変有意義な企業研修でした。ハリマ化成株式会社の皆様、お忙しい中、私たちのために時間を割いてくださり、ありがとうございました。
企業研修(シスメックス株式会社)
自然科学科1年生40人がシスメックス株式会社のテクノパークにて企業研修をさせていただきました。最新機器の開発現場の様子や広大な敷地の施設を見学しました。医療分野における最先端の研究のお話を研究員の方から直接聞くことができ、生徒も興味深々で、質問も積極的にしていました。外国籍や女性、明石北の卒業生の社員の方などの担当者の方から良い刺激を受けることができました。
プラネタリウム解説体験 参加校募集
本年度も明石市立天文科学館にて実施いたします。詳しくは実施要項および募集要項をご参照のうえ、下の申し込みフォームからお申込みください。
令和5年度全校課題研究発表会の最優秀動画(自然科学科・普通科)
昨年度の全校課題研究発表会において自然科学科の最優秀に選ばれた研究班の動画、普通科の最優秀に選ばれた動画を紹介します。
普通科→ https://youtu.be/G066QdYhsmA
自然科学科→ https://youtu.be/NHIe58FnGh8
第1回科学未来フォーラム
令和6年3月17日(日) 本校にて第1回科学未来フォーラムが開催されました。
明石市内の小中学生と本校生徒が集い、主として理数分野を対象とした研究(探究活動)の成果発表や意見交換を行いました。
17名の小中学生が参加し、口頭発表が行われました。発表テーマは、星に関するもの、生物や自然に関するもの、音や交通事故の衝撃などに関するものなど、様々なジャンルが含まれていました。発表者の中には、小学1年生の児童2名も含まれ、緊張しながらも元気よく発表していました。
本校生徒による研究紹介では、ポスター発表だけでなく、実験や観察などの体験を通した企画もあり、本校生徒は小中学生に丁寧に研究内容を紹介していました。
最後のディスカッションでは、小中高の児童生徒が1つのグループになって、探究活動について意見を交換・共有し合いました。
児童生徒たちにとって、とても充実した有意義な一日になりました。
また、ご多用の中、明石市立天文科学館館長様、明石市教育委員会、小中学校の校長先生をはじめ関係の先生方、そしてたくさんの保護者等様のご来場を賜りましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
<SSH>令和5年度 研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題
研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題について
本校のスーパーサイエンスハイスクールの実施に関して、令和5年度の研究開発報告とその成果と課題について掲載します。
<SSH>令和5年度兵庫県立明石北高等学校 課題研究発表会 申込み
令和5年度兵庫県立明石北高等学校
課題研究発表会 申込みについて
下記の要項(PFDファイル)にて、本校自然科学科の課題研究発表会を実施します。
参加される方は、申込み書式(Wordファイル)をダウンロードし、必要事項を記入し申込みをしてください。
<SSH> STEAM研修(細胞解析装置・遺伝子解析装置を用いた研修実習)
12月13日に、医療機器メーカーであるシスメックスの施設見学へ行きました。最新の遠隔操作ができる機器を実際に操作させて頂き、大変貴重な体験となりました。ある生徒は「細かい動きまで機器の先端に伝えられるのを体験し、医療技術の進歩を感じた」と感想をくれました。また、医療現場で使用されている抗原を調べる機械や、PCRの機械など、詳しい解説とともに案内していただきました。初めて見学する企業の立派な研究室に感動した生徒も多かったようです。
<SSH> 令和5年度 科学講演会
奈良先端科学技術大学院大学 客員助教、MiRXES Japan株式会社 プロジェクトマネージャー (兼) サイエンティフィック アフェアーズ スペシャリストの金井 賢一先生をお招きし、「生命科学とは? 動物老化の理解を目指して」の演題でご講演いただきました。
生命科学や医療分野における最新の研究についてのお話は非常に難しかったですが、先生の研究テーマを中心に、研究に対するアプローチの仕方や、解析技術の基礎に関するお話をしていただきました。人の健康・長寿に関する研究にショウジョウバエを使っているという事を知り、多くの生徒が衝撃を受けました。
また、以下の生徒の感想にあるように、自分たちが授業の探究活動・課題研究で行っていることと研究者の研究活動が同じようなプロセスであることを知り、今後の探究活動・課題研究に活かしていこうと思います。
<講演会を聞いた生徒の感想(抜粋)>
・ 仮説の立て方など、今後の探究や授業で役立てそうな話をたくさん聞けたので、上手く活用できるようにしたいです。
・ 研究する中で自分で仮説を立てた内容が間違っていても、そこからまた新しい仮説が生まれ、新しい考えに発展していき、視野を広げていくことができるという、研究においての大切なプロセスを理解できた。
・ 今回の講演会で聞いた内容には課題研究にも関わるような内容もふくまれていたためこれからの実験に活かせるようにしたいと思った。
<SSH>文献調査に関する特別講義
11月16日(木) 文献調査に関する特別講義
本校SSH運営指導委員の兵庫医科大学薬学部准教授 木下 淳先生より、文献調査に関する特別講義をしていただきました。
これから課題研究を進めていくうえで必要な文献調査の方法、インターネット上にある情報の信憑性の判断、効率的な検索方法についてや、論文を引用する際の注意事項など、興味のある内容について検索を行う実習も含めての講義でした。また、生成AIの現段階の能力についても講義いただき、利用における注意点や問題点を知ることもできました。これから本格的に課題研究が始まる自然科学科1年生にとって、非常に有意義な時間となりました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(立杭焼実習)
11月25日(土) 立杭焼実習(丹波篠山市今田 市野伝市窯・兵庫陶芸美術館・丹波伝統工芸公園「陶の里」)
丹波立杭焼は日本六古窯(瀬戸、常滑、信楽、備前、越前)のひとつ。その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれ、現存する日本最古の登窯を目の当たりにし、そのすぐ近くの市野伝市窯にて、市野さんの丁寧なご指導の下、陶芸体験をしました。
豊かな自然に囲まれた丹波焼の郷での体験は、良質な土、きれいな川の水、その他適切な自然条件がそろう土地でこそ可能なものであり、それが人の手によっておよそ850年受け継がれる伝統の継承の重要性を感じながら、思い思いに創意工夫を凝らし、作品を制作しました。
また、兵庫陶芸美術館・丹波伝統工芸公園「陶の里」では芸術的な数多くの作品を目の当たりにし、受け継がれてきた技術の崇高さを感じるとともに、中には最新の科学技術との融合を感じさせてくれるものもあり、五感に語り掛けてくる一つ一つの作品に圧倒され、素晴らしい体験となりました。
<SSH> 咲いテク事業 「第4回データサイエンスコンテスト 決勝」に参加してきました。
10月29日 データサイエンスコンテスト(会場:兵庫県立大学の商科キャンパス)に2年生の自然学科生二人で参加してきました。
当日までに約半年間にわたって、テレビ会話システムを使い、チームを組んだオーストラリア・台湾の学校からそれぞれ2名ずつ、本校の生徒を加えて合計6名のチームで、旅行ビジネスプランを作成してきました。書類選考で予選を通過した4チームの一つとして発表をしてきました。発表も当然テレビ会話システムで行われました。司会も、質問も英語、すべて英語で進行します。画面全体に映る自分たちのプランを6人で分担して、英語で説明を行いました。審査結果発表も英語でした。2位になりました。
<SSH> 高大連携事業 神戸薬科大学の「薬学への誘い」へ参加してきました。
11月11日(土)神戸薬科大学の高大連携事業「薬学への誘い」に10名(1年普通科5名、1年自然学科5名)で参加してきました。貸していただいた白衣・防護ゴーグルを身に付けて、二つの研究室を訪問しました。
① 生命有機化学研究室:触媒(反応速度を速める物質)の説明から始まり、有機化学の生命における重要性、有機化学の選択性制御の大切さなど平易だけど深い講義がありました。実験では、茶葉からカフェインを取り出すことを経験しました。40gの茶葉から20mgのカフェインの結晶を取り出せました。
② 医療薬学研究室:動脈硬化やアルツハイマー型認知症の詳しい説明があり、血管の老化とのつながりを考える内容の講義を受けました。また、ネズミの脳の顕微鏡の観察をしました。実験では、-20℃で冷凍されているネズミの心臓から10μmの厚さの細胞切片を取り出し、プレパラートを作り顕微鏡で観察しました。
参加した生徒の感想を抜粋しておきます。
「化学は全く学校でしていなくて、あまり知らない単語がたくさん出てきてよく分からなかった事も多かったがとても分かりやすい説明をしていただいて分からない単語でも意味を掴むことが出来た。」「初めて薬学に触れて、創薬などのイメージでしたが、有機物や生物を使っての実験など様々な側面を知ることができました。」「お茶からカフェインを抽出したり、マウスの心臓をスライスしたり、たくさんの体験ができてとても楽しかったです。」「ねずみの動脈硬化についてや、アルツハイマー病についての講義が印象に残りました。」「実際に研究している内容やを実際に見てみて、興味を持ったところが多かった。」
<SSH>自然科学科1年生STEAM研修~兵庫医科大学:医療薬学講座~
酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術
10月29日(日)兵庫医科大学で「酸・塩基の反応を利用した胃腸薬の工学技術」の実験実習講座に参加してきました。
「果物系ジュースと医薬品との相互作用の実験」「消化器系治療薬の製剤技術に関する実験」を行いました。
薬局で薬を渡されたときに、薬剤師さんから水で飲んでくださいね。ということをよく聞きます。水以外のジュースやお茶で飲んだことがある人も少なくないと思います。今回は、100%果汁ジュースで飲んだ時の医薬品の効果を市販されている制酸剤を利用して実験しました。
大きさが数mm程度の大きさの錠剤には、たくさんの工学技術が用いられいるのを確認するために、実際に投薬される医薬品を用いてpH1.2とpH6.8の溶液に入れて溶ける速度を観察しました。前者は胃のpHを想定、後者は腸内のpHを想定していました。
その後、2班分かれて振り返るためプレゼンを行いました。1時間のプレゼン資料作成時間でしっかりした内容の実験レポートを作成しました。
以下は、生徒の感想です。
「薬は飲み方を指定されるけど、理由を今回初めて知れて、改めて危険性を学ぶことができました。これからも飲み合わせなどはきちんと守って服用したいです。」
「実験では、薬を半分に割ったり、やりたいことがたくさん出来たのでとても有意義でした。薬というのは、とても高度な知識の結晶のような気がしています。今日学んだ注意点などをしっかりと今後につなげていきたいです。」
「薬と飲み物だけで酸と塩基が関わっていたなんて思ってもいませんでした。非常に貴重な体験で楽しかったです。ジュースの中に胃薬を入れたときの現象がとても印象に残りました。薬の用法をよく見ず飲んでしまうことが多いですが、今回とても危険だと思ったので、気をつけたいです。」
「薬を水で飲まないといけないとか、かまずに飲まないといけないとか、知っていたけどやってしまっていたので実験をして具体的にどうなるのかを見れて良かったです。あの小さな粒の中にいろんな工夫がされていると思うと、より薬学部に行ってもっと詳しく学びたいと思いました!とくに断面が赤と白に分かれてた薬は中がどうなっているのか、どうやって中の薬がでてくるのかを知って驚かされました。」
「ジュースと胃薬まぜたらめっちゃまずかったです。薬の断面を初めて見て、薬を作るときの技術の高さにとても驚きました。薬にも光に弱いものがあると聞き、塗り薬とかも「直射日光の当たらないところで保管してください」と薬剤師の方が言ってきたのを思い出し、飲み方でなく保管方法もきちんと守ろうと思うきっかげになりました。とても楽しかったです。薬はかまないようにします。」
「いろんな種類の漢方の素材みたいなものを見させてもらって、勉強になった。最新の薬の仕組みや薬を作る中での考え方を学び難しかったが楽しかった。」
〈SSH〉自然科学科1年生 STEAM研修 (力学電磁気学講義)
自然科学科1年生STEAM研修(力学電磁気学講義)
10月24日、SETAM研修Science分野の力学電磁気学講義を行いました。講師として京都大学大学院理学研究科の常見先生をお迎えし、Zoomで京都大学と明石北高校を結び講義していただきました。
「電波って?」という問題提起から始まり、物理学と数学との関係性(共に関連しながら発展していった微積分とニュートン力学)と、時空対称性(エネルギー保存則、運動量保存則)について、実験・観察しながらの講義(ニュートンのゆりかご、磁場、静電気力、電磁誘導)と続きました。
途中、大学レベルの数学記号や、マクスウェル方程式、微分方程式も登場し、生徒たちは困惑しながらも、必死に理解しようと頭の中でもがいていました。
また、「質量はすべてエネルギーである」についての説明では、質量70kgがすべてエネルギーに変わると、四国をプールに見立てると、そのプールの水が20度から100度に上昇するほどのエネルギ―になると教えていただきました。
終盤では「統一理論」「相対論」「ダークマター、ダークエネルギー」について講義していただきました。生徒からは「ダークマター23%、ダークエネルギー73%とありましたが、わからないものなのに、なぜ%で表せるのですか」といったするどい質問が出てきました。
大学2年生が学ぶ内容とのことで、とても難しかったですが、生徒たちは大変よく頑張っていました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(未来ICT研究所)
〈SSH〉自然科学科1年生 STEAM研修(未来ICT研究所)
8月29日(金)、国立研究開発法人情報通信研究機構の未来ICT研究所での研修に、自然科学科1年生5名が参加しました。
全反射照明蛍光顕微鏡を用いて、ガラスチャンバー(プレパラートのようなもの)内のガラス面に微小管を固定し、モータータンパク質(キネシン)1分子が微小管に沿って運動する様子を観察しました。
研究所の方々に丁寧に教えていただきながら、一つ一つ操作を進めました。
マイクロピペットを用いて正確に、微小管をガラス面に付着させるためのβーチューブリン抗体や、キネシンがガラス面に付着しないためのカゼインや、微小管が伸縮しないようにするためのタキソールなどを含む適切な濃度の溶液を調製し、順番通り正しく試料を作成しました。
光が入るとうまくキネシンの蛍光を確認できないため、暗室で蛍光顕微鏡の操作を行い、パソコンの画面に大きく映し出された映像を見た時、美しい光景が広がり、感動。
夜のきれいな高速道路のように、たくさんの美しい蛍光を放つキネシンが、微小管の上を一定方向に移動していることを確認。試料のコンディションも良く、あちこちで生体分子モーターがはたらいていました。
その後、解析ソフトを用いてキネシンが微小管上を進む速度を算出し、およそ1000nm/s、キネシンを仮に人間サイズにするとF1のスピードカー並みの速さで移動していることに衝撃を受けました。
また、途中で微小管から落ちるキネシンに興味を持ったり、キネシンはラットのものを大腸菌に作らせたものである一方で、微小管は生体外での合成が困難であることからブタからとった生のものであることなどにも興味が広がりました。
応用するとどんなことができるのか、という議論も盛り上がりましたが、研究員の方々は、好奇心で研究をしているとのこと。その素晴らしさ、探究心やそれを現実にするための努力なども垣間見ることができ、大変有意義な研修となりました。
未来ICT研究所の方々、本当ににありがとうございました。
<SSH>自然科学科九州研修(1、2年)
8月22-24の日程で福岡県への研修を行いました。研修プランには生徒が携わり、生徒主体で事前から計画準備を行ってきました。訪問施設は以下の通りです。
初日:九州大学芸術工学部
2日目:福岡市立科学館、九州大学カーボンニュートラル研究所(アイスナー)
3日目:安川電機みらい館、北九州いのちのたび博物館、門司港鉄道博物館、関門海峡ミュージアム
3日間の研修で専門の研究者や企業の技術者から多くのことを学び、大きく成長できた機会になったことでしょう。友人との宿泊も楽しめたのではないでしょうか。
今回学んだことを理数探究(課題研究)に生かしていきましょう。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(天体観測)
自然科学科1年生 STEAM研修(天体観測)
8月4日(金)、明石市立天文科学館の井上館長を本校にお迎えし、自然科学科1年生12名が天体観測に臨みました。
最初に全員で一番星が見える時間を予想した後、一人一台双眼鏡をお借りし、マジックアワーについてのお話をしていただいて、移り変わる空模様の美しさを実感しながら一番星探しをしました。
天候に恵まれ、星だけではなく、低い空に水星を見ることもできました。
望遠鏡をセットしていただき、よりはっきりと、星を見る事ができ、色もわかりました。
自分で望遠鏡のセッティングをさせてもらえた生徒もいました。
最後に、教室へ戻り、皆既日食の動画を見せていただき、撮影時の話を聞かせてくださいました。
今回の研修を通して、天体観測の面白さに触れ、より宇宙の広大さに興味を持つことができました。
<SSH> 臨海実習(いえしま自然体験センターにおいて)
夏休み期間中の8月3日(木)・4日(金)の二日間、瀬戸内海にある兵庫県立いえしま自然体験センターにおいて、生徒9名(3学年7名・2学年2名)・引率教員3名で臨海実習をしてきました。実習は、センターの許可を得、安全な場所で行いました。
入所式の後、海に入れる格好に着替えて、ウニの採集が始まりました。
岩場で潜りながらのウニ探しで、なかなか見つからなかったものの、一つ見つけると次々に見つけたとの声が上がりました。その後、 実験室へ戻り、採集したウニを使った発生の実験です。卵と精子を取り出し、受精させました。
夕食の後は、海へ出て夜間採集です。堤防の上から海を照らし、光に集まってくる生物を観察・採集しました。ゴカイやイワシ・フグなどが光に寄ってきました。
実験室に戻り、受精卵のその後の変化(発生)を翌日の昼まで一定時間ごとに観察しました。
受精卵が、二細胞期・四細胞期‥と変化し、夜半には孵化して動き始め、翌日昼過ぎにはプリズムのような形に変化しました。
二日目、朝食のあと、釣りに出かけました。カサゴなど様々な魚が釣れました。
昼食後、再び実験室に戻り、釣れた魚の種類を図鑑で調べ、スケッチし、その魚を解剖して器官の様子を観察しました。実験に使った生物に感謝ののち、みんなで実験室を片付け、退所式を行い、いえしま自然体験センターを後にしました。
<SSH>小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」
小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」
8月8日(火)、小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」を同窓会館で実施しました。
毎年多数の応募があるため、今年度は午前(30組)・午後(30組)の2回実施をしました。明石市内から153組の応募があり、抽選で選ばれた60組が参加しました。実験は、化学・物理・生物の3つの分野を全て行いました。
(1)化学分野「-196℃の世界を体験しよう!~液体窒素で超低温!未知の世界を体験!!」
液体窒素の実験では、バラを液体窒素に入れる、バナナで釘を打つ、鈴の音色が変わる等10種類の実験を行いました。
(2)物理分野「静電気びりびりお茶を体験!」
塩ビパイプと動物の毛を使って静電気を発生させました。こすっていると、バチバチという音もして、静電気が発生している様子がわかりました。静電気を溜めたコップと約15名の子供達と手を繋ぐと一気に放電されて「痛っ!」という歓声があがっていました。
(3)生物分野「ペットボトルで顕微鏡を作ろう」
ペットボトルを使って、簡易顕微鏡を作成しました。ペットボトルの蓋に小さな穴を開けてそこに小さなガラス球を埋め込み、ペットボトルの容器壁からプレパラートを作りオオカナダモの葉を観察しました。約150倍くらいの倍率になり、細胞の様子が観察できました。実際の顕微鏡でも観察を行いました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(エンジンの分解・組み立て実習)
8月8日(火)の午後、キャタピラージャパン明石事業所で、会社概要の説明・工場見学
の後、エンジンの分解・組み立て実習を行いました。
直接機械に触れることで、機械の仕組みや用いられている技術の理解を深めることができました。
〈SSH〉自然科学科1年生 STEAM研修(非破壊検査 レントゲンコース)
8月3日(木)の午後、京都にある島津製作所で様々な医療機器について説明を受けたり、
X線装置の操作を体験したりしました。
ドラマ等でも用いられた最先端の医療機器に直接触れることができ、科学技術の医療への
可能性を大いに感じることができた1日でした。
<SSH> 五国SSH連携プログラム ~第15回 科学交流研修会~
7月23・24日と、武庫川女子大学付属中学校・高等学校を主会場とした、科学交流研修会ーサイエンス・コラボレーション in 武庫川ーに参加してきました。協力大学は大阪大学・神戸大学・武庫川女子大学です。初日は、七つの実験班に分かれて各大学・研究室で実験を行い、二日目は、その結果を持ち寄って発表会をするというものです。
参加した本校生3名は、初日 大阪大学(微生物病研究所ワクチン協働研究所)で「感染症ワクチンの有効性の評価」というテーマキーワードのもと他校の生徒6名と共同で実験を行いました。二日目の午前中は、初日に行った実験のまとめを共同実験した9名で行い、午後の発表に備え発表練習もしました。午後は、発表会でした。
〔生徒感想(抜粋)〕
・ワクチンについて私は知っているつもりだっただけで全然知らなかったんだなと思った。
ワクチンの種類なんてこんなにあるものだとも思ってなかったし、有効率とか間違った捉え方をしてて新たな発見が沢山あった。
・高校ではない実験道具を扱かったりして普段の実験より楽しかったです!!!やっぱり大学や将来の職業も研究をしていきたいなと改めて思った。
・もっとコミュニケーション能力や分かりやすく物事を説明する能力、初めて知ったことに対して疑問点を見つけられる力をつけていきたいです。
・大学の研究を体験でき、それを発表したことはとてもいい経験になり、参加できてよかった。
・すごく楽しい2日間だった。
・普段の学習を大切にし将来に繋げていきたいと思った。学習のモチベーションが上がった気がした。他校との生徒との交流はとても良い刺激になり、自分も頑張ろうと思えた。
〈SSH〉51回生理数探究 課題研究テーマ設定報告会
6月7日(水)5・6時間目を使って、51回生の理数探究 課題研究テーマ設定報告会が行われました。6名の運営指導委員の先生へ、各班の課題研究のテーマについて「研究動機」「先行研究」「研究仮説」「研究方法」等をスライドにして説明しました。先生方から今後の課題研究を進める上でのたくさんのアドバイスをいただきました。次は、10月の中間発表会です。各班とも研究を進めてくれることでしょう。
<SSH>令和5年度兵庫「咲いテク」事業 五国SSH連携プログラム「プラネタリウム解説体験~星...
令和5年度兵庫兵庫「咲いテク」事業
五国SSH連携プログラム
「プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~」
今年度も実施します。今年も解説コンテンツを作成し、明石市立天文科学館にて入館者の前でプラネタリウム解説を行います。下記添付ファイルの申込書に必要事項を入力したものを、電子メールにて申し込んでください。
R5 五国SSH連携プログラム(明石北)募集要項・申込書.doc
<SSH>令和4年度 STEAM Global Studies Program
令和4年度 STEAM Global Program
令和5年3月27日~30日にかけて、明石北高校のアカデミックルームにて、STEAM Global Studies Programを実施しました。
50分を1コマとして、20コマ実施しました。生徒6名から7名を班として、その班に1人の外国人留学生がついて、科学に関する様々なことを話すプログラムになっています。このプログラムを通じて、英語を習得するのを目的としているのではなく、自分から積極的に話すことで、コミュニケーション力を付けようという内容です。当然、英語オンリーのプログラムです。
以下は、ディスカッションしたテーマの一部です。
・Scientific Talk「有史以来の最大の発明とは?」
・スモールディスカッション「科学の発展におけるポジティブシンキングの重要性」
・プロジェクト「20年後の未来を考えよう!科学の発展はどこまで進み、社会にどのような変化をもたらすか?」
これらの内容を英語で意見を述べ、質問され、それに対しまた意見を述べるの繰り返しです。班ごとに自分たちの考えをホワイトボードにまとめて発表する場が設定され、それに対しても質疑応答が行われます。
以下は、生徒の感想です。
「最初は自信がなくてあんまり自分から話すことがなかったけど、だんだん慣れてきて自分から話すことが増えた。楽しく英語を学べたし、いろんなことを学べて、考え方も変わったのでとてもいい機会になった。」
「母語が英語でない方と話すのは私にとって貴重な経験となりました。英語が少しなまっていたりしましたが、日を重ねるごとに聞き取れる量が増えていきました。今後、外国人だけでなく、日本人と話すときでも、今回学んだ表現力などを活かしていきたいと思いました。」
「初めは話すことも聞き取ることも難しかったけど、4日間でどんどんコミュニケーションが取れるようになって楽しかった。この経験は、日々の勉強にも、将来にも活かしたいと思いました。貴重な体験ができて良かったです。」
「とても充実した四日間でした。1日目は単語を聞き取るのに精一杯で文章を理解することができませんでした。でも、少しずつ留学生の方々と話していくうちに会話が楽しくなり、英語もさっと聞き取れるようになりました。」
<SSH>高大連携~四天王寺大学~
女子中高生の理系進路選択支援プロジェクト「Smart Science Seminar」への参加
3月18日(土)四天王寺大学で実施された「女子中高生の理系進路選択支援プロジェクトSmart Science Seminar」へ参加してきました。
3つの実験実習を行いました。
・究極のエコ技術「燃料電池」を体験しよう
・恒星のスペクトルから何がわかるのか-簡易分光器の製作と観察
・はじめてのバイオインフォマティクス
<生徒感想>
「燃料電池では、水素と空気中の酸素を利用して発電する技術を体験出来ました。気体同士が反応して電気が生まれていて不思議でした。」「太陽光や蛍光灯の光について、スペクトルという概念で確認することが出来ました。虹色に見えてとても綺麗でした。」「ジャガイモ、トマト、ナスなど10種類の遺伝子の塩基配列をネットから読み込み、野菜の系統樹を作成しまいた。食べる部分は全く形状が違うけど、花で見比べると実は似通った種類であることがわかりました。」
<SSH>自然科学科宿泊研修
自分たちで作る自然科学科宿泊研修
3月16日(木)、令和5年8月実施予定の自然科学科宿泊研修について、旅行社の方の前で研修先や旅程についてプレゼンを行いました。数ヶ月前から案を練り、生徒を中心として企画してきました。
現在九州方面を考えていて、①移動手段について、②科学的な研修先について、③宿泊地について、細かいところまでつめて話す事が出来ました。旅程をプランニングする専門家からのアドバイスはとても的確で勉強になりました。
企画することの難しさと楽しさを体験することができました。これから生徒の実行委員で話をつめて有意義な自然科学科宿泊研修を計画できればと思います。
<SSH>全校課題研究発表会のスライド
SSH「全校課題研究発表会」のページに、今年度の発表スライドを追加しました。
ご覧ください。
〈SSH〉令和4年度 全校課題研究発表会
3月15日(水)に、全校課題研究発表会をアカデミックルームからのリモートで行いました。
司会は自然科学科1年生が務めました。
2年生普通科は「総合的な探究の時間」にグループに分かれて行った探究の中から、各クラスの代表に選ばれたグループが発表しました。
また、2年生自然科学科は「課題研究」での探究の中から、クラスで選ばれたグループが発表しました。
発表テーマは次の通りです。
1.総合探究2-1「車いすの学びを通してバリアフリーを考える」
2.総合探究2-2「99%除菌は本当なのか?」
3.課題研究①「ブルーライトカットとレンズの色の関係性」
4.課題研究②「光触媒によるベンゼンの除去」
5.総合探究2-3 「ホットケーキの膨らみの最大値を調べる」
6.総合探究2-4 「ドラえもん世界の現象を現実世界で実現するには?」
7.総合探究2-5 「メダカの体色変化について」
8.課題研究③「おにやんま君の虫よけ効果について」
9.総合探究2-6 「『感覚の時間』刺激と行動と時間感覚の関係の研究」
10.総合探究2-7 「『クビアカツヤカミキリ』の生息状況について」
11.課題研究④「溶けにくいチョコレートを作る」
12.課題研究⑤「酵母の代謝を生活に生かす」
それぞれの発表に対して全校生徒が評価した結果、
最優秀…総合探究「ホットケーキの膨らみの最大値を調べる」
課題研究「おにやんま君の虫よけ効果について」
優 秀…総合探究「99%除菌は本当なのか?」、「『クビアカツヤカミキリ』の生息状況について」
となりました。
<SSH>高大連携~神戸薬科大学:実験実習講座~
研究紹介を通じた薬学への誘い
3月14日(火)神戸薬科大学で「研究紹介を通じた薬学への誘い」の実験実習講座に参加してきました。
2つの研究室(生化学研究室、薬品化学研究室)を訪れ、研究室の内容の講義を受けたあと、それぞれの研究室で実験実習を行いました。
生化学研究室では、糖鎖機能の解明を目指して研究を行っていて、研究内容の簡単な紹介、研究設備の紹介、生化学的手法あるいは分子生物学的手法を用いた実験を行いました。
薬品化学研究室では、薬のタネとなる新しい化合物の合成を目指し、研究を行っていました。研究内容の簡単な紹介、実際の合成実験 (局所麻酔薬の合成における最初の段階) を行いました。
<生徒感想>
・二度目の参加でしたが、前回とは違った分野での実験ができて知識の幅が広がりました。自分の手で化学反応を起こせて楽しかったです。
・色々な機械を使って面白い実験ができたのでいい機会になりました。現役の大学生の方のお話も聞けて参考になったのでまた来たいと思いました。
・大きな実験機器を使うのに初めは緊張しましたが、少しずつワクワクするようになりました。局所麻酔の実験では思うように進まないことが多かったですが、最終的に完成できて良かったし、薬の大切さを学ぶことができました。
<SSH>令和4年度 研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題
研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題について
本校のスーパーサイエンスハイスクールの実施に関して、令和4年度の研究開発報告とその成果と課題について掲載します。
〈SSH〉令和4年度 科学講演会
令和5年3月8日(水) 神戸芸術工科大学環境デザイン学科教授の長濱伸貴先生をお招きして、
「科学技術と環境デザイン」についてご講演いただきました。
21世紀の都市の課題は「デザイン」、「プログラム(機能)」、「パフォーマンス(性能)」の三つを
考慮しなければならないという視点で、西神中央駅周辺の再開発から宮城県の震災復興事業、
北京の露天風呂など、具体的な事例を示しながらお話ししていただきました。
以下は、講演会を聞いての生徒の感想(抜粋)です。
・街のデザインは景観をよくするだけではなく、環境に配慮し、住み良さを追求していることがわかった。将来して
みたいことの幅が広がった講演会になった。
・保育園などさまざまな例を示しながらアートがどのように科学技術と結びついているのかを説明してくださったの
で、私もいつか関わる機会があればこの講演会のことを思い出して活かしたいと思いました。私たちが住んでいる
地域でも活用できる事例があったので、身近なことを調べて挑戦してみたいと感じました。
・環境をデザインするときに科学が用いられていることを初めて知った。分野と分野を掛け合わせて世の中のものは
出来ていて、1つの分野を学ぶだけでなく視野を広げる必要があると思った。
・身近な建造物のデザインは単純な計算だけでなくアートなど色々な要素からできていることをしらなかったので見
方が広がりました。また、建物は環境に配慮していることも大切ですが、子供たちが楽しんで遊んだりすごしたり
出来るなど、多面性を持ったものが重要になってくることが分かりました。京都の庭は作られたのが江戸というこ
とを知り、あんなに対称的な庭を作るのはものすごい技術だなと驚きました。
<SSH>令和4年度 3校合同発表会
令和4年度 3校合同発表会
令和5年3月4日(土)9:00~12:00、令和4年度3校合同発表会を実施しました。
この交流は、令和元年度から始まりました。3校とは、兵庫県立明石西高等学校国際人間科・兵庫県立明石清水高等学校普通科人と環境類型・兵庫県立明石北高等学校自然科学科の3校です。
今年度は、新型コロナウイルスへの対策(室内換気、マスク着用)をしっかり行い、3年ぶりに対面で実施することが出来ました。
国際系(3班)・インターンシップ系(5班)・自然科学系(5班)と、合計12班の異なる内容を発表しあうことで様々な問題について議論する場となっています。
<各校の発表タイトル>
【兵庫県立明石清水高等学校】
「おもちゃの必要性とは」
「必要不可欠な存在へと導いたのは?」
「知ってる?今の地球のこと」
「利用者さんに寄り添う上手なコミュニケーション方法とは?」
「赤ちゃんとどう接すればいいの?」
【兵庫県立明石西高等学校】
「Election for young people in Japan」
「Quality-of-Life and Music」
「Hawaiian Fula and Care」
【兵庫県立明石北高等学校】
「ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~」
「オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか」
「濡れている物質の摩擦係数とその変化について」
「色の違いによる表面温度の違い」
「酵母の働きを生活に生かす」
<生徒の感想>
- この経験がよい学習になるとおもいます。ありがとうございました。
- 三校それぞれの特長を吸収しあっての発表が出来ればいいなと思いました。
- 3校で全然特色が違うので普段勉強しない、あまり考える機会がない分野に触れることができてよかったです。
- 今回他の高校のプレゼンテーションを聞いていいところをたくさん見つけることができたのでこれからの自分のプレゼンテーションにも取り入れていけたらいいなと思います。
- それぞれの学校で発表内容だけでなく発表の仕方や調査の仕方など、色々な面において特徴を感じられてとても興味深いなと思いました。この経験をこれから活かしていきたいです!ありがとうございました!
- どの高校のプレゼンもとてもクオリティが高く、色んな発見がありとてもいい経験になりました。
<SSH>高丘地区小中高連携事業 小学校プログラミング授業
高丘地区小中高連携事業 小学校プログラミング授業
2月9日、16日の二日に分けて、明石市立高丘東小学校、高丘西小学校の6年生のプログラミングの授業に、本校自然科学科1年生が授業のアシスタントとして参加しました。
プログラミング基盤micro:bitを使い、ボタン操作やセンサーによってLEDを制御するプログラミングを学習する授業の中で、本校生は、プログラミングで困っている児童に対して指導、援助をしました。
「小学生と同じ目線で話す」「自分が答えを言うのではなく、ヒントを与えたり、どうしてそうなるのかの原因を教える」「できるだけ堅苦しくならずお兄ちゃん感覚で接する」「わかりにくいところは噛み砕いてなにか身近なものに例えて教える」などと、地域の理数教育を支えていく本校SSH、自然科学科生としての振る舞いには感心させられました。
授業の終盤には、STEAM研修で作成したmicro:bitを使ったプログラミング動画を上映し、授業で使ったものと同じmicro:bitで、複雑な制御やゲームを作れることを紹介しました。プログラミングの実演も行い、短時間で作成された高度なプログラミングに小学生は歓声を上げていました。
<SSH>令和4年度SSH課題研究発表会
令和5年2月7日、令和4年度SSH課題研究発表会を実施しました。
アカデミックルームをメイン会場、リモート会場として物理教室を設定し、新型コロナウイルス感染対策として、分散形式で密を避ける形で行いました。自然科学科1年生だけでなく、本校SSH運営指導委員の先生方、兵庫県教育委員会指導主事様、JST西地区担当主任専門員様、兵庫県理数系学科・コース設置学校長様を聴衆としてお迎えし、自然科学科2年生が行ってきた課題研究の成果を発表しました。
運営指導委員の先生からは、「中間発表より研究がしっかりとすすんでおり、課題研究に意欲的に取り組んだことがうかがえる。」「データのとり方や分析の仕方など、力づくな場面があったものの、1年間の積み上げの成果が出ていた。」という意見があり、さらに、1年生が積極的に質問していた点について、「2年生になってからの探究に期待できる。本質的な質問も多かった。この学校の取り組みの成果が出ている。」との意見をいただきました。
発表テーマ
1.ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~
2.ねじれとせん断張力の関係について
3.自転車の速度と水しぶきの高さについて
4.ダイラタンシー現象の効果を持続させる方法
5.光触媒によるベンゼンの除去
6.アンモニアを消臭する
7.オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか
8.濡れている物質の摩擦係数とその変化について
9.溶けにくいチョコレートを作る
10.色の違いによる表面温度の違い
11.酵母の働きを生活に生かす
<SSH>教科横断型授業(生物基礎×保健)
教科横断型授業(生物基礎×保健)
2月3日(金)に、1年5組の授業で、教科横断型授業「生物基礎×保健」を実施しました。授業内容は「骨髄移植」です。
授業後、アンケートを実施しました。
「骨髄バンクをしっていますか?」・・・・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→97%
「骨髄移植をしっていますか?」・・・・・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→97%
「献血について」・・・・・・・・・・・・・将来してみたい→76.5%
「末梢血幹細胞移植をしっていますか?」・・内容も含めて知っている、言葉だけは知っている→61.8%
以上のアンケート結果でした。
授業後の「骨髄移植のイメージ」については、
・思ったよりドナーさんの負担が大きいなと思った。ただそれを待っている患者さんも多くいるので末梢血細胞移植が早く発展してほしいと思った。
・骨髄移植は割と身近なもので、患者さんもドナーが見つかったから安心ということではなく拒絶反応が起こってしまうという恐怖も持ち合わせているものだとわかった。
・骨髄移植はドナーの負担も大きいし、骨髄移植を受けてもなくなってしまうことも。
のように、医療技術の進歩と生命(いのち)について考える感想が多々ありました。
また、授業後の感想からは、
・臓器移植などのバンクに入ることに前向きになった。
・骨髄移植だけでなく、献血も進んで行うほうが多くの患者が助かると思いました。骨髄も血液も種類と量が必要だとわかりました。献血は血を抜くため、怖くてしんどいイメージでした。そのためやったことがありませんでしたが、献血にもさまざまな種類があると知り、一度やってみたいと感じました。
・自分も献血をしたいとおもった。
など、同様な意見が多数見られました。
<SSH>第15回サイエンスフェア in 兵庫
第15回サイエンスフェア in 兵庫
1月29日(日)に神戸大学統合研究拠点、兵庫県立大学情報科学キャンパス、甲南大学FIRSTで「第15回サイエンスフェアin兵庫」が開催されました。
本校からは、自然科学科2年生の課題研究6班が発表に、残りの自然科学科2年生と1年生は聴衆として参加しました。3年ぶりとなる現地での開催で、直に発表を聞いてもらう緊張感や、他校生との交流など、Web開催では得られない体験ができました。この発表会の開催に尽力された兵庫「咲いテク(Science&Technology、Sci-Tech)」運営指導委員会の皆様、ありがとうございました。
本校生発表テーマ
口頭発表
「アンモニアを消臭する」「雨天時の自転車通学を快適にする方法」「色の違いによる表面温度の変化」
ポスター発表
「ダイラタンシー現象と溶液の関係」「濡れている時の摩擦係数の変化」「デスロール<ねじれと張力の関係について>」
<SSH>卒業生活用事業
2年 自然科学科「スタートアップ・起業で広がる未来の選択肢」
12月17日(金)に本校卒業生(32回生)株式会社バリューズフュージョン代表取締役CEO 竹内慶太 様に、経済産業省起業家教育プロジェクト「スタートアップ・起業で広がる未来の選択肢」の講話を行っていただきました。
卒業生の活躍を身近に感じることが出来生徒達は講話後質問をする場面も見られました。
高校生にとって、起業という言葉は知っていても実際はどのようなことなのか?など考える機会になりました。現在の問題を解決し新たな創造をすることとで社会課題の解決をすることを学びました。
<SSH>1年自然科学科 地学講義
1年自然科学科特別講義
「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」
12月14日(水)、本校アカデミックルームにて、特別講義「宇宙の謎に迫る」「宇宙の謎を解き明かすのは、科学の集大成に挑むこと!」を行いました。1年生自然科学科全員が参加し、講師として「産業人OBネット副理事長の板倉範幸先生(本校SSH運営指導委員)」をお迎えし、2時間の講義を行いました。
第1部は、宇宙の基礎知識、宇宙の始まり、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギー、重力波
第2部は、宇宙の解明と科学の歴史、第2次科学革命時代、宇宙の謎に迫る.
途中の休憩時間の質問時間では足りず、講義が終わっても5、6人の生徒が板倉先生を囲み質問していました。生徒同士でも自分の意見を述べ合い、意見交換をしていました。
この講義を聴いて、「宇宙に興味関心が高まりましたか?」というアンケート項目では、91.1%の生徒が「とても高まった」「高まった」と回答してます(講義実施前は、興味が無かったと回答したのは50%)。
講義を受けることで新しいことを知る機会になったと思います。
※下記の画像は、講義を受けて気になった語彙を10個書いてください。という問いに対してテキストマイニングを実施した結果です。
〈SSH〉自然科学科1年生 STEAM研修(立杭焼実習)
11月26日(土) 立杭焼実習 於 丹波篠山市今田 市野伝市窯
立杭焼は、日本六古窯(中世から いまなお生産が続く 6つの窯)の一つです。また、陶器とは「人間が化学変化を自覚して利用した最初のもの」(ゴードン・チャイルド オーストラリアの考古学者)といわれています。この「化学変化」を利用して、芸術的な、あるいは生活に役立つデザインを加えて作品を作る体験をしました。
〈生徒の感想〉
・市野さんが実際に手本を見せてくれて、「こうやるんだ」と頭で理解していても、実際にやってみても上手くいかなくてとても難しかった。やはり、数十年もし続けて培った技術はすごいと思った。市野さんたちが優しく丁寧に教えてくれたので、それなりに形が整ったものができたと思う。焼き上げてからどうなるかが楽しみに思う。
・デジタル化や機械化が進んでいる今、手作りで何かを作るという機会が減っていっている。ましてや、お皿やコップを作るなど、普段できないような貴重な体験で興味深く、楽しめた。焼き上がりがとても楽しみである。
<SSH>文献調査に関する特別講義
文献調査に関する特別講義
10月27日(木)、本校SSH運営指導委員の兵庫医科大学薬学部准教授 木下 淳先生を講師としてお招きし、51回生自然科学科対象に文献調査に関する特別講義が行われました。
課題研究を行う際に必要な文献調査の方法、インターネット上にある情報の信憑性の判断、効率的な検索方法についてや、論文を引用する際の注意事項など、実習を行いながらの講義でした。木下先生が論文を投稿される際に、ご苦労されているお話もあり、これから本格的に課題研究が始まる自然科学科1年生にとって、非常に有用な内容でした。
<SSH>神戸薬科大学へ行ってきました。
11月13日(日)の午後、久しぶりの雨の中、神戸薬科大学の「第6回 神戸薬科大学 実験体験」に生徒8名が参加してきました。
実験の内容は二つで、それぞれ、背景・意義・手順説明ののち、学生さん方に手伝ってもらいながら、実験が進みました。一つは、抗がん剤を「ナノカプセル」に入れ、磁力を用いて、患部に届けるものです。ナノカプセルに抗がん剤を入れる作業や、弱ったがん細胞の観察を行いました。もう一つは、人工抗体を作るための遺伝子操作の基本を体験するものです。PCR(あのPCRです)の装置を使ったり、電気泳動の装置を使ったりしました。
マイクロピペット(少量の液体を量り取る道具)の操作を何度もして上手になりました。また、学生の方々との語りは楽しく参考になることばかりでした。
<SSH> 数学理科甲子園2022~本選第5位~
50回生2年生徒6名(自然科学科・普通科)が、10月29日(土)甲南大学で行われた「数学理科甲子園2022」に参加しました。SSH校を含む県下55の学校が参加して、数学・理科に関する思考力・創造力を要する問題に取り組みました。本校は予選(個人戦・団体戦)を突破して、本選に出場しました。本選はチーム全員で数学の問題に取り組みました。結果は本選出場13校のうち第5位で、惜しくも決勝進出(上位4校)を逃しましたが、生徒たちは大変健闘しました。
<SSH>ため池自然観察会~明石市立高丘西小との連携授業~
2022年10月28日(火)AMに、本校50回生自然科学科2年(生物選択者)の10名が明石高丘地区のため池で、明石市では貴重な植物の生態について、明石市立高丘西小学校3年の生徒たちに説明を行いました。本校生徒は、事前に調べた植物の面白い特徴を自作のイラストなども使用してわかりやすく説明をしていました。本校生にとっては「生物多様性」に関する行事で、地元の生物多様性を深く知るよい機会となりました。
<SSH>50回生自然科学科 課題研究中間発表会
課題研究中間発表会
10月4日(火)、50回生自然科学科の課題研究中間発表会が行われました。
4月から本格的に開始した課題研究の研究内容や実験結果、これからの展望など、ポスターにまとめ、発表しました。今回は聴衆として自然科学科51回生も参加し、先輩の発表を食い入るように聞いていたのが印象的でした。1年生からの質問や、運営指導委員の先生方からのアドバイスを受け、2月の課題研究発表会に向けて、引き続き研究を続けていきます。
研究テーマ一覧
1班 ブルーライトカット眼鏡~ブルーライトを抑制できる眼鏡の特徴~
2班 ねじれとせん断応力の関係について
3班 自転車の速度や質量と水しぶきの高さや幅について
4班 ダイラタンシー現象の効果を持続させる方法
5班 光触媒による有害物質の除去
6班 アンモニアを消臭する
7班 オニヤンマ君は虫よけ効果があるのか
8班 濡れている物質の摩擦係数について
9班 溶けにくいチョコレートを作る~植物性油脂の融点の違いを用いて~
10班 色の違いによる表面温度の違い
11班 酵母の働きを生活に生かす
<SSH>教員研修「課題研究と統計分析」
教員研修「課題研究と統計分析」
9月2日(金) 本校同窓会館にて神戸大学附属中等教育学校数学科教諭、兼神戸大学数理・データサイエンスセンター客員研究員である林兵馬先生に「課題研究と統計分析」という演題で、教員研修を実施しました。
下記の3点について、具体的な指導事例を紹介していただきながら研修を行いました。
・「アンケート指導と統計分析のための準備」
・「有益な結果を生むためには、良質なデータが必要」
・「課題研究と進路指導」
統計分析の曖昧さを排除するための、アンケートの実施方法については、実習形式でディスカッションしながら研修を行いました。普段何気なく行っているアンケートの曖昧な部分についても切り込んで研修を行うことができました。課題研修が進路実現の一つの方法になることにも言及いただき、有意義な研修になりました。先生方も研修を積みながら、課題研究に係る指導スキルを向上させております。
<SSH>自然科学科2年生 企業研修 ハリマ化成株式会社
7月13日(水) 自然科学科2年生全員で、ハリマ化成株式会社 加古川製造所に研修に行きました。
会社概要の説明を受けた後、工業を見学しました。
生徒からは、
「企業での研究がどのようなものかついて話されていたのが印象的でした。特に、市場に不足しているものを予測して研究するという考え方が印象的でした。」
「一般的に見れば松脂は松脂でしかなくてそこまで使い道が思いつかないけれど、それに化学を使うことで多くの使い道をプラスし、大きな価値を生み出すことができるということを知った。」
「環境に配慮していることが大いに感じられた。」
といった声が聞かれました。有意義な研修でした。
<SSH>自然科学科1年生 企業研修 シスメックス株式会社
7月11日(月) 自然科学科1年生全員で、シスメックス株式会社テクノパークに研修に行きました。
会社概要の説明を受けた後、館内見学、休憩をはさんで研究者の方の講義を聞きました。
生徒からは、
「重症化予測治療の説明を聞いて、そんなことできるのか!と驚いたことが1番印象に残っています。」
「今回の企業研修で最先端の技術を使った機械の仕組みや、研究や開発についてや、
会社の様子などたくさんのことを知ることができました。また、自分の進路や研究者についてなど、
参考になることを学べたので良かったです。」
といった声が聞かれました。有意義な研修となりました。
<SSH>小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」
小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」
8月10日、小学生夏休み理科実験講座「めいほく親子サイエンス教室」を同窓会館で実施しました。明石市内から196組の応募があり、抽選で選ばれた30組が参加しました。実験は、化学・物理・生物の3つの分野を全て行いました。
(1)化学分野「-196℃の世界を体験しよう!~液体窒素で超低温!未知の世界を体験!!」
液体窒素の実験では、バラを液体窒素に入れて取り出して手で花を握ると、ポテトチップスを握ったように、バラバラに割れてしましました。しばらくすると柔らかくなっていてそれにも驚いてました。
(2)物理分野「〇〇電話をつくる!!~いろんな電話を作ってみよう!~」
ゴム風船やバネを使用して電話を作りました。糸電話では経験がありますが、ゴム風船やバネで声が聞こえるの?と半信半疑でしたが、聞こえると「わー、すごい!」という感想が聞けました。
(3)生物分野「植物と光の関係~植物が使う色は何色?~」
CDを使って分光器をつくり、工作はとても楽しそうでした。段ボールの小さな穴から入って蛍光灯の光を分光しました。次に、クローバーをすり潰して、エタノールを使用して緑色の色素を抽出しました。普段使ったことのない器具でしたが、上手に扱ってました。先ほどの穴の上に、抽出した光合成色素を入れたビーカーを置き、透過した光を観察しました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(GIS(地理情報システム)研修)
8月23日、SETAM研修Technology・Mathematics分野のGIS(地理情報システム)研修を行いました。講師として県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 生態研究グループ 主任研究員 三橋 弘宗(みつはし ひろむね)先生ををお迎えし、本校アカデミックルームにて1日講義していただきました。
GIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析を行ったり、情報を目で見て分かりやすいように表示させるシステムです。
社会インフラの整備、都市計画、災害の予測、人口や生物の分布図、商業施設の情報を利用したマーケティングなど、幅広い分野で使われています。
オープンソースソフトウェアのQGISというソフトを用い、午前中は、QGISの簡単な操作体験とGISの概要を学びました。
午後からは、全国のテーマパークと空港の位置関係や、明石市内の小中学校と病院との位置関係などの実際に各自でテーマを決め複数のデータを取り込み重ね合わせ分析するという実習を行い、最後に各自の分析結果を発表しました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(力学電磁気学講義)
自然科学科1年生STEAM研修(力学電磁気学講義)
8月23日、SETAM研修Science分野の力学電磁気学講義を行いました。講師として京都大学大学院理学研究科の常見先生をお迎えし、Zoomで京都大学と明石北高校を結び講義していただきました。
京都大学の学部を例に挙げた学問の歴史について、「krebs cycle of creativity」の図を用いての「Science」「Engineer」と「Art」「Design」の関係性、「STEMからSTEAM」の「A」が加わったことで「自分自身の興味や自己表現が大切」といったSTEAM教育についてのお話から始まり、大学2年生レベルの物理学についての講義となりました。物理学については、「電波って?」という問題提起から始まり、物理学と数学との関係性(共に関連しながら発展していった微積分とニュートン力学)、時空対称性(エネルギー保存則、運動量保存則)について、実験・観察しながらの講義(ニュートンのゆりかご、磁場、静電気力、電磁誘導)と続きました。途中、大学レベルの数学記号や、マクスウェル方程式、微分方程式も登場し、生徒たちは困惑しながらも、必死に理解しようと頭の中でもがいていました。終盤では「統一理論」「相対論」「ダークマター、ダークエネルギー」について講義していただき、「これができればノーベル賞」という言葉に、生徒たちは目を輝かせていました。
マクスウェルが電場と磁場の相互関係を発見したことについて、「実験・観察によっての発見」ではなく、「自然界の美学、自然は整っているものである」という美的感覚から「電波の存在を予言」したというエピソードを聞いて、やはり科学者・研究者には芸術的センスが必要なのだと、このSTEAM研修の意義を実感することができました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(天体観測)
投稿日時: 08/05 教育研究部
8月4日(木)、自然科学科1年生の19名が、明石市立天文科学館の井上館長を本校にお迎えしました。午後に少雨があり天候が気になる中、天体観測の講義が始まりました。
夏の大三角(3星のうちベガとアルタイルは、七夕伝説における「おりひめ」と「ひこぼし」)を導入として、「本日8月4日が旧暦の7月7日」にあたり、ちょうど七夕であるという話から、ベガ・アルタイル・地球の間の距離、太陰暦(七日月など)、月蝕などの話をしていただき、生徒の興味・関心を引き出していただきました。
一人一台の双眼鏡で、扱い方の基本を教えていただいた後、夜空の観測にかかりましたが、わずかの月明かりや星、そして明石海峡大橋が観測できました。
教室に戻り、撮影当時の様子をうかがいながら皆既日蝕の映像を見せていただきました。
最後にもう一度観測に挑戦しようという事で、望遠鏡をセットしていただいて、望遠鏡だったり双眼鏡だったりで観測しました。雲の間から少し見えた月のクレーターに歓声が上がりました。宇宙の広さや観測の面白さを教えていただきました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(リコチャレ 汚れを落とすサイエンス)
8月2日(火)、自然科学科1年生の14名が、ライオン主催の「リコチャレ 汚れを落とすサイエンス」に参加しました。長野県池田町、福井県永平寺町、大阪科学技術館、鹿児島県指宿市と明石市の五つの会場がライオンの研究所とオンラインでつながり、それぞれの場所で界面活性剤の性質を知るための二つの実験を行いました。一つ目は「しみこみやすくする力」についての実験、二つ目は「油汚れが落ちる様子の観察」でした。質疑応答の時間には、本校生徒も「衣服の洗浄の場合と食器の洗浄の場合で、界面活性剤が含まれる割合が変わり液性も異なっている。どのような違いがあるのか。」と質問するなど、大いに刺激を受けていました。
<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(シスメックス)
自然科学科1年生STEAM研修(シスメックス)
8月1日、神戸市西区にあるシスメックステクノパークで、今年度第1回目のSTEAM研修となる細胞解析・遺伝子解析研究を行いました。自然科学科の1年生12名が参加し、所長様、研究者様からの講義や、実際の装置を目の前にして装置の構造や仕組みの解説を受けました。今回の一番の目玉は、手術支援ロボットhinotoriの見学です。実際にモニターから覗き、コントローラーで操作してみると、案外うまく操作でき、生徒たちからは歓声が上がっていました。高度なロボット技術を実感できる実習となりました。
最新の研究環境、設備に触れ、これから課題研究を進めていく上での研究生としての姿勢を学び、有意義な研修となりました。
※STEAM研修とは
本校、第Ⅲ期SSHの柱の一つとして掲げているSTEAM教育(S:Science T:Technology E:Engineer A:Art M:Mathematics)を1年生自然科学科の生徒対象に実施し、課題研究に活かすことを目的として行っています。
<SSH>五国SSH連携プログラム 第14回 科学交流研修会 -2022年(令和4年) サイエ...
7月22日、23日の2日間で武庫川女子大学附属高等学校の主催で行われた科学交流研修会に1年生2名が参加しました。
兵庫県下8校の高校生が集まり、大阪大学、神戸大学、武庫川女子大学の3大学12講座にわかれて研究内容を体験させていただきました。
1日目は本校生徒は武庫川女子大学薬学部で
『【モデル実験】感染症の臨床検査~抗体を利用した特定物質の測定』の講座に参加し、実験・実習体験をしました。
2日目は1日目で学んだ内容を班別にまとめ、プレゼンテーション発表を行いました。
生徒たちは大学で学ぶ内容を研修することで、より一層の理系への関心を高めることができました。
また、各班での活動は他校の生徒との議論を進める中で自発的な姿勢が培われ、思考を深める研修になりました。
<SSH>令和4年度兵庫「咲いテク」事業 五国SSH連携プログラム「プラネタリウム解説コンテン...
令和4年度兵庫「咲いテク」事業
五国SSH連携プログラム
「プラネタリウム解説コンテンツをつくり、星空の感動をつたえよう」
今年度も実施します。今年は、対面による解説コンテンツの作成です。参加希望の学校は、下記添付ファイルの申込書に必要事項を入力したものを、電子メールにて申し込んでください。
<SSH>令和4年度 ブキパンジャン政府高等学校(シンガポール)と交流
令和4年度 ブキパンジャン政府高等学校(シンガポール)と交流
令和4年5月9日、明石北高校Academicルームにて、SSH海外オンライン(Zoom)研修を実施しました。
2019年度(令和元年度)7月にシンガポールのブキパンジャン政府高等学校と交流を開始しました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大のため渡航による交流は出来なくなりました。
それを、補うために、2020年度(2021年1月)より、Zoomを用いたオンライン交流(1ヶ月に1回60分)を実施しています。年間を通じた交流のテーマは「water」です
今回は、「自国の水事情」と題して英語でスライドを作り、英語で発表・質疑応答を行いました。赤道直下の国シンガポール、梅雨・台風など水に悩まされる国日本との緯度上での違いがもたらす水文化につていスライドを作成し、ディスカッションしました。
さらに新しい試みとして、教員が作成した化学実験動画を見て、何故そのような現象が起こるのか?とうのをお互いにディスカッションしました。飽和NaCl水溶液に無水エタノールを加えると境界面から雪のように白い物質が降ってきます(沈降)。この白い物質は何?何故そうなるの?をディスカッションしました。
今年度からは、最後の10分間は日本語での交流も行っています。ブキパンジャン政府高等学校の皆さんは日本にとても興味を持っているので、日本語での交流を行うことも国際理解をする上でとても重要です。日本語での交流ですが、結局は日本語を英語に変えて伝える必要があるため言語力の向上も見込めます。
<SSH>令和3年度 STEAM Empowerment Program
令和3年度 STEAM Empowerment Program
令和4年3月22日~25日にかけて、明石北高校の同窓会館にて、STEAM Empowerment Programを実施しました。
50分を1コマとして、20コマ実施しました。生徒6名から7名を班として、その班に1人の外国人留学生がついて、科学に関する様々なことを話すプログラムになっています。このプログラムを通じて、英語を習得するのを目的としているのではなく、自分から積極的に話すことで、コミュニケーション力を付けようという内容です。当然、英語オンリーのプログラムです。
以下は、ディスカッションしたテーマの一部です。
・Scientific Talk「有史以来の最大の発明とは?」
・スモールディスカッション「科学の発展におけるポジティブシンキングの重要性」
・プロジェクト「SDGsの目標をふまえ、テクノロジーを使って社会の様々な課題を解決しよう!」
これらの内容を英語で意見を述べ、質問され、それに対しまた意見を述べるの繰り返しです。班ごとに自分たちの考えを模造紙にまとめて発表する場が設定され、それに対しても質疑応答が行われます。
最終日には、1人2分~3分の持ち時間で、自分の夢を英語で発表することを行いました。
初日、頷くだけで精一杯であった生徒達は、4日間でヒアリング力も向上し、自分の言葉でコミュニケーションするようになりました。このプログラムを通じて、改めて英語の魅力に気づいた生徒も多いと思います。
<SSH>令和3年度 高大連携
高大連携~神戸薬科大学~
令和3年度に神戸薬科大学を訪問し、講義・実験実習を行いました。
最初に研究室の担当教授先生からその研究室の研究内容について講義を受けます。時々、難しい医療用語が出てきますが、丁寧に解説してくれます。参加いているのは、将来薬剤師を目指す人はもちろんのこと、医師や看護師を目指す人もいます。どの回もとても好評で生徒達は講義や実験に対して興味津々です。
特に興味深いのは、3月14日に訪問した、医療薬学研究室です。この研究室では、血圧測定、聴診器を使っての呼吸音の観察実習を行いました。薬学部なのに何故?という疑問がありますが、近い将来薬剤師もこのような行為を行い、患者様の容態を確認することが求められるようになるそうです。
この実習を通じて、将来薬剤師として活躍できる基礎固めになればと思います。
日時 | 訪問研究室 | 講義・実習内容 |
令和3年6月22日(火) | 医療薬学研究室 | マウスの脳組織やがん細胞組織の観察 |
13:00~17:00 | 機能性分子研究室 | 酵素の活性化と化合物による変化を観察 |
令和3年12月18日(土) | 医薬細胞生物学研究室 | 薬用植物の培養細胞の観察とDNA抽出実験 |
13:00~17:00 | 微生物化学研究室 | マクロファージ活性化とその検出実験 |
令和4年3月14日(月) | 医療薬学研究室 | フィジカルアセスメントについての実習 |
13:00~17:00 | 薬理学研究室 | 酸化ストレスと細胞死に関する実験観察 |
<SSH>令和元年度・令和3年度 研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題
研究開発実施報告(要約)と研究開発の成果と課題について
本校のスーパーサイエンスハイスクールの実施に関して、どのように行っているかについて、研究開発報告とその成果と課題について掲載します。※尚、令和元年度のリンクが切れているので、合わせて掲載します。
<SSH>令和3年度 全校課題研究発表会
令和3年度 全校課題研究発表会
3月8日(火)、令和3年度全校課題研究発表会が行われました。
自然科学科2年生の課題研究の代表5班と、普通科2年生の総合的な探究の時間の班別研究の各クラス代表7班による研究発表、及び、自然科学科1年生によるSTEAM研修の報告が行われました。
研究発表は、自然科学科については1年間、普通科については半年かけて行ってきた研究の集大成です。それぞれの班が独創的な着目で研究してきた内容を、分かりやすいグラフや表でまとめたスライドで説明しました。生徒たちの研究に対する熱意や、探究することの楽しさも伝わり、また、質疑応答でも活発な発言が行われ、大変盛り上がりました。
STEAM研修の報告は、自然科学科1年生が受けた研修について、9班に分かれ発表し、それぞれの研修内容だけでなく、この研修の目的や意義についても触れ、本校SSHⅢ期におけるSTEAM研修の重要性を報告しました。
発表テーマは以下の通りです。
自然科学科2年 課題研究
『段ボールベッドと強度』『気化熱と土壌の関係』『つけまつ毛の回折についての検証』『自転車の空気圧と制動距離の関係』『ドローンとアームの研究』
普通科2年 総合的な探究の時間
『ドラえもんのひみつ道具の今!』『人の嘘を見極めよう』『明石のこども食堂を広めるために 〜こども食堂の現状と高校生の関わり〜』『播州弁についての調査』『テスト前の謎の心理』『コニシキソウの粘着力』『菌の培養と繁殖の阻止』
自然科学科1年 STEAM研修
『力学電磁気学講義』『細胞解析研修』『身の回りのサイエンス』『天体観測』『クレーンアーム制御』『エンジン分解組み立て実習』『立杭焼』『数学概論』『プログラミング研修』
<SSH>令和3年度 3校合同発表会
令和3年度 3校合同発表会
令和4年3月5日(土)9:00~12:00、令和3年度3校合同発表会を実施しました。
この交流は、令和元年度から始まりました。3校とは、兵庫県立明石西高等学校国際人間科・兵庫県立明石清水高等学校普通科人と環境類型・兵庫県立明石北高等学校自然科学科の3校です。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、2校(兵庫県立明石西高等学校国際人間科・兵庫県立明石北高等学校自然科学科)で実施しましたが、今年度は、ICT環境が整い3校でZoomを使用して発表しました。
国際系(5班)・インターンシップ系(4班)・自然科学系(5班)と、合計14班の異なる内容を発表しあうことで様々な問題について議論する場となっています。
<生徒の感想>
・貴重な体験ありがとうございました!英語の発表は初めて聞いたのですごく新鮮でした。実験の結果など難易度が高くすごいと思いました。発表する機会がありとても嬉しかったです。(兵庫県立明石清水高等学校)
・明石北高校の皆さんの発表は、凄く詳しく私たちと同学年とは考えられないような研究結果で、とても面白かったです。明石清水高校の皆さんの発表は、皆さんご自身の体験から問題や気になることを調べ深めて、とても分かりやすいポスターで私も興味が湧きました。(兵庫県立明石西高等学校)
・事前に研究内容を知ることが出来たら、質問しやすくなるんじゃないかと思った。冊子などを作成するともっと活性化すると思いました。(兵庫県立明石北高等学校)
発表する場を1回でも多くしてあげたい、、、そんな思いで開催しました。過去には対面で実施している年度もありましたが、今回初めてのオンライン開催でした。生徒達は、Zoomの操作に戸惑いながらも、自分たちの発表が行えることに喜びを感じている様子でした。
明石北高校ホームページ