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<SSH>STEAM研修 兵庫医科大学薬学部研修

7月26日(土) 1年自然科学科14名、1年普通科1名が兵庫医科大学薬学部でのSTEAM研修に参加しました。

講師は、本校SSH運営指導委員の木下淳先生にお願いしました。

薬の化学的な性質についての実験や学内の施設見学をしていただきました。

最後には、実験結果を各班で考察しプレゼンテーション形式で発表しました。

分かった事実をもとに目に見えない体内での動きを想像する難しい内容でしたが、とても有意義な研修でした。

<SSH>生物分子モーター実習(未来ICT研究所)

 2025年8月21日、NICT(国立研究開発法人・情報通信研究機構)の施設である、未来ICT研究所にて、「生物分子モーター」の作成・観察実習を行いました。この内容は、生物の教科書の「細胞骨格:モータータンパク質のキネシン」に関するものです。

 マイクロピペットを駆使して手順通りに溶液を調合し、分子が決められたレール上を運動する仕組みを構築、それを電子顕微鏡で観察します。手順と違う調合をしてしまった場合も、その仕組みを理解して取り組んでいる生徒は見事なリカバリーをしていました。様々な応用が考えられる最先端技術に触れ、研究体験ができる貴重な機会になりました。

<SSH>自然科学科1年生 STEAM研修(GIS(地理情報システム)研修)

 2025年8月25日、SETAM研修の一環として、GIS(地理情報システム)研修を行いました。講師として県立人と自然の博物館 自然・環境マネジメント研究部 生態研究グループ 主任研究員 三橋 弘宗先生ををお迎えし、本校アカデミックルームにて1日講義していただきました。

 GIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析を行ったり、情報を目で見て分かりやすいように表示させたりするシステムです。

 社会インフラの整備、都市計画、災害の予測、人口や生物の分布図、商業施設の情報を利用したマーケティングなど、幅広い分野で使われています。

 オープンソースソフトウェアのQGISというソフトを用い、午前中は、GISの概要とQGISの簡単な操作体験を学びました。

 午後からは、各生徒の興味があるテーマで、複数のフリーデータをサイトから取り込み、重ね合わせて分析するという実習を行いました。ある生徒は、鉄道の路線・バスの路線・地価・人口などの情報などを地図上に重ね合わせて、それらの関係について考察していました。

 

STEAM研修「力学・電磁気学講座」を行いました。

京都大学理学部物理学科の常見先生による講義「力学・電磁気学講座」を行いました。

ニュートンのゆりかごによりエネルギー保存・運動量保存を学び、それらが宇宙の時空対称性につながることを学び、さらにマクスウェル方程式から電磁波の仕組みについてまでを学びました。宇宙の起源につながる力の統一について、式をそれほど使わずに流れを学ぶことで、今後物理を勉強していく際の道しるべとなる講義でした。

 

STEAM研修「天体観測」を実施しました

明石市立天文科学館の井上館長をお招きし、本校自然科学科と普通科の希望者向けに天体観測講座を行いました。ガリレオガリレイが実際に開発した望遠鏡のレプリカの説明や、当時の星座早見盤の説明、日没後からの空の明るさの測定や実際に星空観察を行い、月面観察まで行いました。曇り空の雲の切れ間で星が見えるたびに生徒は歓声を上げて楽しんでお観測をしました。観測当日は、月面のクレーターがXの文字を浮かび上がらせる「月面X」が観測できるタイミングでした。無事にXを観測できたことで、飛び跳ねて喜ぶ生徒もおり、大変有意義で楽しい観測講座となりました。

〈生物班〉第49回全国高等学校総合文化祭・自然科学部門で研究発表

 2025年7月26日から28日にかけて、香川県高松市で開催された「第49回全国高等学校総合文化祭 かがわ総文祭2025」自然科学部門・研究発表(生物分野)において、本校科学探究部生物班が出場しました。

 発表テーマは、「ネビキグサの種子はなぜ発芽しないのか? 有性生殖の過程から解明する種子発芽の謎」。本研究は、生物班が2022年から本格的に取り組んでいる校内周辺の湿地に自生する絶滅危惧種ネビキグサ(明石市レッドリストAランク)に関する保全生態学的な調査・研究です。

 惜しくも入賞には至りませんでしたが、本番では練習の成果を十分に発揮することができました。ネビキグサの研究は現在も途中段階であり、今後もさらなる探究を進めていく予定です。

 また、全国大会では、他都道府県の高いレベルの研究発表を聴くことができ、生徒たちは大いに刺激を受けていました。

 今後の生物班のさらなる活躍にも、ぜひご期待ください。
 
 
 
 
 

 
 

〈生物班〉クビアカツヤカミキリ被害防止講習会での活動発表(兵庫県主催)

 

 2025年7月24日、子午線ホール(アスピア明石9F)にて、「クビアカツヤカミキリ被害防止講習会」(兵庫県主催、神戸市・明石市共催)が開催され、丸谷聡子明石市長も出席されました。

 その講習会において、本校科学探究部生物班が、明石市での取組を発表しました。生物班の活動は、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリの成虫や被害木(ソメイヨシノやウメ)の調査にとどまらず、樹木のナンバリングやコンピューターによる樹木マップの作成、近隣小学校での環境教育授業など、多岐にわたります。地域の行政・専門機関・学校と連携しながら、幅広く取り組んでいます。

 講習会では、クビアカツヤカミキリ対策の専門家である樹木医・環境カウンセラーの宗實久義先生や、神戸市の職員の方々も、それぞれの取組を発表されていました。生徒たちは他団体の発表を聴くことで、対策への理解をより深めるとともに、外来種対策における協働の重要性を改めて実感しました。
 

丸谷明石市長・宗實先生と撮影した写真
 
 
 

 

〈生物班〉公立鳥取環境大学(TUES)で研究発表

 本校科学探究部生物班の生徒が、公立鳥取環境大学(通称 TUES(Tottori University of Environmental Studies))にて開催された脱炭素・生物多様性などのSDGsに関するイベント「Sustainability Week」に参加し、近年の取り組みである「特定外来生物・クビアカツヤカミキリ」および「絶滅危惧種・ネビキグサ」に関する実践発表を行いました。

 発表を担当したのは、2年生2名と、入部からまだ3か月の1年生8名です。発表に向けて練習を重ねた結果、大学生に劣らぬ堂々としたプレゼンテーションを披露し、大学関係者の皆様から賞賛のお言葉をいただきました。

 また、発表後のパネルディスカッションでは、本校2年の川端莉子さんが、鳥取環境大学の学部生らとともに登壇し、生物多様性をテーマに意見を交わしました。川端さんは自身の探究活動をもとに建設的な意見を述べ、会場を沸かせました。

 当日はこのほか、大学生による学内ツアーも実施され、環境に配慮した設備が随所に見られ、環境と都市との融合について知ることができました。また、小林学長による本校生のみ対象の特別講義「ニホンモモンガの行動・保全・地域活性化」を受講し、保全と地域活性化を組み合わせた研究に新しいヒントを得ることができました。さらに、大学生との交流の時間も設けられるなど、生物多様性を多角的に学ぶ貴重な機会となりました。

 最後になりましたが、実行委員会の学生の皆様をはじめ、鳥取環境大学の教職員の皆様に心より感謝申し上げます。

 

本校生による発表

パネルディスカッションの様子

小林学長による特別講義の様子

〈科学探究部生物班〉読売テレビ「ええこと+」でネビキグサ研究が放映

 本校科学探究部生物班が近年取り組んでいる、絶滅危惧種ネビキグサ(明石市レッドリストAランク)に関する研究が、読売テレビの「ええこと+(プラス)」で紹介されました。

 この番組は、生活協同組合コープこうべが提供するミニ番組で、同組合の環境基金より本研究に助成金をいただいております。

 撮影は、ネビキグサの花が見頃を迎えた4月に、生育地であるため池と本校の2か所で行われました。参加した生物班の2・3年生は、最初はやや緊張した様子でしたが、これまでの大会やコンテストでの発表経験を活かし、堂々と取材に応じていました。

 ご興味のある方は、ぜひ下記の公式ホームページのURLより番組をご覧ください。

 https://www.youtube.com/watch?v=eii9QKJKg2Q

プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~の申し込みについて

兵庫県五国SSH連携プログラムの一環として、明石北高校と明石市立天文科学館による「プラネタリウム解説体験~星空の感動をつたえよう~」を開催いたします。

一般の方に向けて各季節の星座の由来や解説を、令和7年7月31日(木)または、令和7年8月1日(金)に明石市立天文科学館にて行います。

事前研修・解説準備は令和7年7月28日(月)に行い、その後希望者による天体観測会を行います。詳しくは以下の募集要項をご覧ください。

R7 五国SSH連携プログラム(明石北) 募集要項.pdf