2021年5月の記事一覧
得意な分野
得意な分野
生徒の皆さんには、得意な分野があると思います。「英語が得意」「マンドリンを弾くのが上手」「油絵を描くのが好き」「サッカーなら任しとけ」などなど。
ある一つのことに秀でるということは、大変な事ではありますが、必要なことだと思います。それを生かして、進学や就職に繋がるからです。しかし、「一芸に秀でる」だけで大丈夫でしょうか。
私が尊敬する先輩のN先生は、高校教員を定年退職後、現在パラリンピック競技で、車椅子バスケットボールの運営のお仕事をされています。彼は英語の先生で、通訳としても活躍されました。また車椅子バスケットボールの審判にも参加されていました。
何が言いたいのかというと、
① 英語ができる人
② 車椅子バスケットボールに詳しい人
① だけできる人、②だけできる人はたくさんいるかもしれません。しかし、①②の両方できる人は、数が少なく、大変貴重な人材ということになります。
例えば、英語の得意な人は、もう一つ違う言語をマスターしてみるとか、コンピューターが使えるようになるとか、世界の地理や文化に造詣が深いとか、もう一つの付加価値をつけてみるのはどうでしょうか。
例えば、サッカーが好きな人は、スペイン語を勉強してスペインで「リーガ・エスパニョーラ」の取材をする記者を目指してみるとか、トレーニング理論を勉強して「FCバルセロナ」のトレーナーになるとか、考えていると夢が広がりませんか。実は、バルセロナはスペインの中でもカタルーニャ地方なので、カタルーニャ語なのですが。
一つの分野を極めつつ、もう一つの分野にも手を出してみる。今夜、本屋に行って、分野を極めると、何や損や、ということにはなりません。
学校紹介・美術工芸部紹介
サンテレビ「4時!キャッチ」2020/7/15
Copyright(C)2019-
Kodera High School of Hyogo
All rights reserved.
このサイトの著作権はすべて
兵庫県立香寺高等学校にあ
ります。画像・PDFなど、
サイト内にある全てのコンテ
ンツの流用を禁じます。