2019年10月の記事一覧

今年度前期の研修会を振り返り…②

9月20日 福田先生の講演会並びにケース会議
 岡山大学病院で人工内耳の施術を受けた子どもたちのその後の支援として、松本耳鼻咽喉科でマッピングや補聴器の調整でお世話になっている言語聴覚士であり、大学でも教鞭をとっていらっしゃる福田章一郎先生をお迎えして講演会並びにケース会議を実施いたしました。
 講演会では「聴覚認知の障害と言語発達」という演題でお話しいただきました。人工内耳の装用効果に時間を要することなどを始め、発達障害に起因する聴覚認知障害で課題となる症例などについても具体的にお話ししていただき、理解を深めることができました。
 ケース会議では、学校生活の中で気にかかる難聴の子どもたちについて、配慮すべきことや支援の方法、人工内耳のマッピングや補聴器の調整状況などを具体的に教えていただきました。
 以下ご参加頂いた地域の学校の先生方の感想です。
・聞きにくさの課題や聴覚認知を困難にする要因について細かく詳しいお話があり、理解しやすかった。いろいろな発達障害の特性にも紐づけて聴覚認知について聞くことができたので、身近な子供を浮かべながら考えることができた。 

・聞こえなくて困っている人が多く、その特徴(困難さ)について理解できました。また、言語獲得における音韻ループ(構音リハーサル)の話を聞いて理解できました。  

・聴覚認知について詳しく学んだことがなかったので、今回教えていただけてとても良かったです。

・聞こえにくいことが難聴ということだけでなく、脳機能障害による聞きづらさがあるということがわかり、話を聞いていない、聞こうとしないと簡単に判断していた生徒にも、こういう原因があるかもしれないとわかった。

今年度前期の研修会を振り返り…①

8月27日 難聴理解啓発研修会
  (高等学校・特別支援学校の養護教諭・コーディネーター対象) 
 近年は、地域の高等学校に在籍している難聴生徒や他障害種の特別支援学校に在籍している難聴児童生徒が増加しており、難聴に対する理解や合理的配慮が必要になっています。
 そこで、聴覚支援センターでは、毎年夏休みに難聴児童生徒の特性や困り感などについて理解して頂くための研修会を計画し、今年度も実施いたしました。
 以下、ご出席いただいた先生方の感想です。

●お話しの中にあった軽度難聴の子どもの実態に関する内容は、現在対応している生徒にも大きく重なるところがあり、もっと早く様子を聞いてあげるべきだと反省いたしました。
●補聴器・人工内耳を装用した生徒がどのように聞こえるかが具体的にイメージできました。装用しているからと言って、完全に理解できるわけではないことがわかり、支援の必要性に気づくことができました。
●実際に補聴器を装用してみると、いろんな音が聞こえて、これをずっと・・・と考えるとしんどいなと感じることができた。軽度の難聴の生徒が本校にもいますが、もっとその生徒のことを考えて支援をしていかないといけないなと思いました。
●難聴生徒の困り感が理解できました。音声認識ソフトを初めて体験しました。
●難聴者の聴き取れるレベルの違いを実際に映像を見ながら知ることができ、難聴の方や生徒はこんなに苦労であったり、ハンデを抱えているんだなということを実感した。支援を行う教員の配慮がいかに必要であるかを再認識するいい機会となりました。

1日旅行

台風の心配はありましたが、強い風などなく、無事に須磨離宮公園に行くことができました。
駅から公園までの道中、バラの絵や写真のタイルが地面に埋められており、公園に着くまでいくつあるか数えている子どももいました。さて、何枚あったでしょうか?
 

広場に着き、荷物を置いてから、お楽しみアスレチックです。
初めての子どもも、行ったことのある子どもも楽しく活動できました。
 

小学部修学旅行②

予定時間より遅れて到着したのに加え、ものすごく修学旅行の小学生が多くて鼻の穴くぐりがすごい行列だったため、大仏殿を見学するだけで精いっぱいでした。そのかわり、鹿せんべいを買って猛烈な勢いでやって来る鹿の体験をして京都行きの電車に飛び乗りました。

小学部修学旅行①

三ノ宮から近鉄に乗って奈良まで来ました。奈良バスターミナルに全員が集合したのが少し遅くなりましたが、バスターミナルで昼食をとっています。これから東大寺で大仏様を見に行きます。