手話ってなあに?
聞こえない人たちの集団の中から自然に生まれたコミュニケーション手段です。
声ではなく、手と指、上半身の動き、表情、口の形やまゆの動き、うなづき、首振り、
指さしなどを使います。

手話は見る言語なので、耳に頼らず、目で覚えてください。
手話と身振りの違いは?
手話は身振りにはない、文化生活を語るに足る語彙、第3者を指示できることば、
抽象的事物を指示できることば、日本語とは違う文法をもつ言語です。
聞こえない人はみんな手話ができる?
聞こえない人たちも一人一人、聞こえの状態や、育ってきた環境も違います。
手話に親しめる環境でなければ、聞こえなくても手話ができるようにはなりません。
聞こえない人とのコミュニケーション方法は?
・補聴器や人工内耳を活用し、聞いて話す(聴覚口話)
・身振りやジェスチャー
・絵で伝える
・文字で伝える(筆談、空書)
・手話、指文字

など、いろいろあります。相手によって伝わりやすい方法を考える必要があります。
聴覚特別支援学校では手話を使っている?
手話が禁止されていた時代もありましたが、現在では授業でも生活の中でも手話を
積極的に使っています。
聞こえる学校から転校してきた子も、友達との楽しいおしゃべりの中で、あっという
間に手話を覚えていくことが多いです。
手話にもいろいろな種類がある?
聞こえない人たちの自然な手話である日本手話、日本語の文法に手話の単語を
対応させた日本語対応手話の2つがあります。
手話は世界共通?
国によって手話が違いがあります。日本の中でも方言があるように、手話にも違いがあります。
どこに行けば手話に出会える?
 多くの地域(市)に手話サークルがあります。聞こえない人たちの集まり
(聴覚障害者協会)と連携を取り、手話講座も開かれることが多いです。
 お住まいの市や社会福祉協議会・福祉課や兵庫県立聴覚障害者情報センター
に問い合わせてみてください。
本校、小学部の児童たちによる手話イラスト
 

 

 

               
手話への思いを児童・生徒に聞きました。
・手話がなければろう同士でも話がしにくい。聞こえる人たちにも手話ができる
 人が増えるとうれしい。手話は命と同じくらい大切です。

・手話を覚えるのは難しいと思うけど少しずつでも覚えてくれると私たちはうれしい
 です。

・手話があれば、聞こえる人と聞こえない人が話をすることができます。

・ぼくが手話を教えてあげたいです。