令和7年度 人工内耳装用児童生徒の聞こえ・支援についてのケース会議及び講演会実施要項

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聴覚支援センター リーフレット

聴覚支援センター リーフレット

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令和7年度の取り組み

学校見学・聴覚障害教育研修会(R7.6.20)
 学校・福祉・行政の方々に多数ご参加いただき、「本校の概要とセンター的役割」を知っていただくとともに、校内見学を通じて本校の幼児児童生徒の教育活動の様子を見ていただくいい機会になりました。

 研修会では京都府立聾学校舞鶴分校の芦田雅哉首席副校長先生をお招きし、「インクルーシブ教育を目指す聴覚特別支援学校と地域との連携・協議とは」という演題でワークショップを開催いたしました。


姫路医専学校見学会(R7.6.23)
 姫路医療専門学校の言語聴覚士養成コースの学生さんが来校し、本校の概要や乳幼児教育相談について学んでいただく良い機会になりました。校内見学では生徒からの質問にも答えていただくなど、本校生徒との交流もできました。是非、将来は難聴子供たちに関わる言語聴覚士として活躍していただけると嬉しいです。


播磨西地区難聴学級担当者会(R7.8.1)

 播磨西地域の難聴学級の担任の先生方や各市町の教育委員会の先生方にお集まりいただき、各校の取り組み等について情報共有を行いました。またロジャータッチスクリーンマイクやパスアラウンドマイクの効果的な使い方や自立活動の教材、学年に応じた支援の在り方など、本校からもアドバイスをさせていただいたり、各校の取り組みを知ることで二学期からの指導のヒントになったり、横のつながりをもつ良い機会になりました。

高等学校教職員・養護教諭・コーディネーター等対象難聴理解啓発研修会(R7.8.27)

 県内各地から高等学校の先生方にご参加いただき、難聴生徒の困り感や支援の方法等を中心に難聴理解啓発研修会を開催しました。実際に補聴器の音を聞いていただく補聴器体験や自分だけが聞こえにくい状況の難聴体験を通して、普段あまり困り感を出さない難聴生徒のしんどさや聞こえについて考えていただき、英語のリスニングやグループトークにおける配慮の方法についても知っていただくことができました。   

         

保健師対象研修・連携会(R7.9.9)

 播磨地域の保健所、健康福祉事務所、保健センター等で、難聴児と関わる方や乳幼児健診を担当する職員の方にご参加いただき、本校での授業の様子や早期教育相談の概要を知っていただきました。言語聴覚士の先生をお招きして難聴・聴覚スクリーニング等に関する研修も行いました。早期からの聴覚障害児への療育の重要性や本校での支援の内容についてお伝えができ、難聴乳幼児の親子支援について本校と連携していただく良い機会となりました。

聴覚支援センターとは

 姫路聴覚特別支援学校は「姫路聾学校」と称されていた時代から60年以上にわたり、聴覚障害の幼児児童生徒の教育にたずさわってきました。

聴覚障害は「情報の障害」とも言われ、近年デジタル補聴器や人工内耳の普及に伴い、通常の学校園で学ぶ聴覚障害児も増えてきており、周囲の理解や配慮が必要です。

特別支援教育の流れを受け、本校では平成22年度から「聴覚支援センター」を設置し、本校幼児児童生徒のみならず、地域で育つ聴覚障害児を支援しています。活動内容は以下のとおりです。ご周知いただき、お役にたてることがありましたら、気軽に声をおかけください。

◎早期(乳幼児)教育相談
難聴が発見された乳幼児を対象とした聴覚活用の基礎指導
その保護者を対象とした「良好な親子関係」の中で言葉をはぐくむための支援
◎学齢期教育相談
聞こえやことばに関する発達の遅れなどの問題を持つ児童生徒に対する聴力測定・言語指導
その担当教員・保護者に対する教育相談
◎通級指導
小・中学校の通常学級に在籍する聴覚障害児童生徒を対象とした
学習指導・言語指導・自立活動の指導 (週に1~2時間程度)
◎学校園への相談支援
聴覚障害児に対しての学習指導・言語指導等の手立てや視覚支援教材の紹介
教科指導の評価や進路指導に関すること
難聴理解について研修会(講師派遣)

教育支援センターのセンター的機能

 ① 早期(乳幼児)からの教育相談の充実を図るとともに、聴覚障害に関する情報の収集や提供を行う。

 ② 通級指導・教育相談等により、地域の幼・小・中・高等学校等に在籍する聴覚障害児やその家族、学校関係者への支援を行う。

 ③ 本校及び地域の聴覚障害児の交流の場を企画し、提供する。

 ④ 医療・福祉等の関係機関との連携を深める。

 ⑤ 難聴学級や通級児童生徒の在籍学級の担任等を対象にした聴覚障害教育に関する研修会を開催する。

 ⑥ 地域社会との交流を深め、聴覚障害児教育の理解や啓発活動を行う。