学校長より

聴覚障害教育をつなぐ姫路聴覚

「正 強 敬」に基づいた 「感動」と「夢」のある学校づくり

校長  山本 幸生

  兵庫県立姫路聴覚特別支援学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

  令和6年4月に着任しました校長の 山本 幸生(やまもと こうせい)です。よろしくお願いいたします。

 本校は、昭和23年に姫路聾学校(小学部)として誕生し、昭和24年に中学部、昭和25年に高等部、昭和34年に幼稚部が設置されました。その後、昭和63年に保育相談部が附置され、現在の5学部ある学校に至りました。平成19年に校名が兵庫県立姫路聴覚特別支援学校に改称され、令和6年度で創立76年を迎えた聴覚障害教育の伝統校であります。

 また、世界文化遺産の姫路城を間近に臨むことができ、歴史と文化、四季の移り変わりを感じることができる素晴らしい環境の下にあります。兵庫県全域が通学区で、寄宿舎もあり、現在、保育相談部15名、幼稚部11名、小学部22名、中学部23名、高等部16名の合計87名の幼児児童生徒が学んでいます。

 5つの学部では、それぞれの年齢、発達段階に応じた教育活動を展開し、その教育活動の中で「コミュニケーション力の向上」「言語力の育成」は全学部共通の教育目標となっています。

 これまで本校が取り組んできたことを大切にしながら、最近の目覚ましいAI技術の発展に対応していくため、以下の二点に引き続き重点的に取り組みます。

1 学校の手話力の強化

 個に応じたコミュニケーションの方法、つまり、手話、口話、筆談など多くの手段を学校が準備します。そして、本校に勤務する教職員の専門性の中でも、特に手話力の強化に力を注ぎます。

2 情報機器の活用能力の向上(児童・生徒も教員も)

 今日、ITや情報通信分野において、凄まじいスピードでイノベーションが行われています。このような時代を生きていくために、児童生徒たちも教員と共に情報機器の活用能力を高めていきます。

 

 校訓「正 強 敬」のもと、幼児児童生徒が人や自然を大切にし、正しく、力強く成長する、「感動」と「夢」のある学校づくりに教職員と共に取り組んで参ります。

 引き続き、皆様方の一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。