お知らせ

図書室より

第3回姫路城学の開催

12月22日(火)短縮授業期間の午後、第3回姫路城学を開催しました。講師は、県立歴史博物館の学芸員の竹内 信氏と堀田 浩之氏です。2年次生6名が歴史博物館を訪問し、講師の先生により、展示資料、姫路城の柱や構造、朝鮮半島からもたらされた技術の影響と滴水瓦,鯱瓦などついて詳しく解説していただきました。なお、今年度の姫路城学は今回で終了となります。

 生徒の感想

・今回一番興味深かったのは瓦の話でした。瓦一つで当時の情勢や諸国との関係性が分かり、また謎が出てくるのが姫路城の魅力の一つであると思います。

・瓦や石垣など一部分を見るだけでもその時代背景など様々なことが分かるということが興味深かったです。

・瓦一つとっても数多くの家紋が印されていたりするなど、瓦一つから様々な時代の背景を感じることができました。

・(戦後に)再建されたコンクリートの城にも魅力があることがわかった。復興のシンボルとして戦後に立てられたものだと知って、最古の様式を残すだけが文化財の保存ではないと強く実感した。

第2回姫路城学の開催

講師:黒田美江子氏 10月21日(水)10月考査の最終日の午後、第2回姫路城学を開催しました。

第2回は実際に姫路城に登城し、西の丸、百間廊下、化粧櫓、天守閣などを見学しました。今回は2年次生6名が参加しました。講師の先生により、姫路城の天守閣建築にまつわる話や千姫について詳しく解説していただきました。

 生徒の感想

・姫路城は小さい頃に何度か訪れたことはありましたが、今回解説を受けながら案内してもらったことで、新たに知ったことがたくさんありました。例えば今までは天守閣にしか興味がありませんでしたが、当時の戦法や門につけられた名前の意味などを理解していくうちに、造った人々が何を思っていたのかを知ることが出来ました。1つ1つに意味があり、無駄なものが一つもないということは、とても美しい建築物だと思いました。

・私は姫路城に登ったことがありませんでした。歴史やお城が好きで、知識として知っていることがあっても、やはり実際にその場に行ってみるのは全然違うと感じました。上まで登るのはやっぱりしんどくてとっても疲れましたが、その分その時代の人々の大変さを感じられたと思います。

・いつも学校から眺めている姫路城ですが、今回初めてお城の中を見学しました。普段知っているようで知らなかった様々な姫路城についての知識をたくさん教えていただきました。特に千姫についてのお話がとても興味く、一番印に残りました。








第1回姫路城学

第1回姫路城学
 8月3日(月)午後、東生会館二階大ホールで姫路城学第1回講座が開かれました。講師は本校元職員で歴史研究家の平良哲夫氏で、2年次生5名が参加しました。

文化財の鑑賞法では、これまでなら見逃しがしていたであろう細部にまで焦点をあて、斬新な視点を提示していただきました。

また、姫路城の掘割などについての詳しい解説とともに、本校所蔵の貴重な絵図「本多中務大輔忠国公時代御城内外惣家中侍之家名惣町中共之絵図」を見せていただきました。なお、第2回は10月21()で、姫路城に登城する予定です。

生徒の感想

・絵画鑑賞が好きで、展覧会に行くことがあるのですが、全体だけ見ていて、細部までは鑑賞できていなかったと思いました。

・姫路城周辺の歴史から鑑賞の仕方まで幅広い内容で、とてもわかりやすく楽しんで最期まで聞くことができました。第2回・第3回も楽しみにしています。

・とても簡単にプリントをまとめてノートを作ることができる胡蝶装に感動し、また学校のプリント等で作ってみようと思いました。

・(江戸時代の地図では、本校敷地の東側に「桐の馬場」が記載されていることから)「桜の馬場がどこかにあったのではないか」という仮説を聞いて、江戸時代にも推測して調査すべき謎があると知りました。