学年・専門部
家庭科「子どもの表現活動」~湊川短期大学特別授業~
9月13日(金)家庭科「子どもの表現活動」の授業では、湊川短期大学より講師の先生をお招きして、「ペープサート」作りを通して造形表現技術についてご指導いただきました。
「ペープサート」とは、「PAPER PUPPET THEATER」とか「うちわ型人形劇」として紹介されることもありますが、幼稚園や保育園ではお馴染みの人形劇です。
最初の45分は座学です。3つの芸術分野「音学、文学、美術学」についてのお話から始まり、ペープサートに使う画材の違いやキャラクターの表現方法などについて、教えていただきました。
次の45分は実技です。自分自身をキャラクター化し、画用紙に描き、皆の前でペープサートとして自己紹介を行うというハードルの高い内容でしたが、皆んな上手にできていたと思います。幼児教育分野の奥深さを知る事ができました。
湊川短期大学 安井先生、松尾先生、ありがとうございました。
人と自然科 秋の農業祭に向けダイコンの栽培もスタートしました
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。今年の夏は全く終わりが見えませんね。そのような中、9月9日(月)に人と自然科1年生『農業と環境』の授業では、ダイコンの栽培がスタートしました。
『農業と環境』の授業では、2学期にダイコン・ハクサイの栽培を行い、作物栽培の基礎基本を学びます。夏季休業中にはハクサイも播種(たねまき)しましたね。
夏休みの実習 ハクサイの播種 秋野菜の栽培がスタートしました・・・に関する記事はこちら
まずはダイコンを栽培する圃場の準備です。前週の『総合実習』の授業で、トラクタで耕した圃場の畝端を切る実習(作物の成長を促すために、排水をよくする作業です)をしてダイコンの播種(たねまき)の準備をしました。
さて、いよいよ播種(たねまき)当日です。実習を前に、一連の作業内容を実演してもらいます。しっかり先生の説明を聞きましょう。
まずは万能クワを使って畝の床を平らに整地します。次にクワの側面や手を使って、深さ約3cm2条(2列)でにさく条(溝を切ること)します。クワを上手く使うことは農業の基本ですね。
そして、ダイコンの種子を1カ所3粒ずつ、株間30cm千鳥播き(互い違いにずらして播く方法)で落としていきます。後から間引きをするため、種子が隣とくっつかないように三角形に、それぞれ約1センチ離して置いていきます。ちなみに今年度は『YRくらま』という品種のダイコン栽培します。青首総太りで病気に強く、甘みがある品種特性を持っています。
その後、土が乾燥しにくくなるように稲わらを数本置き、覆土(稲わらが飛ばないための重しも兼ねて)します。覆土が厚すぎないようにするのがポイントです。
そして最後に潅水します。農業の基本、発芽の3要素は『温度・水・酸素』ということで、水かないと発芽しません。たっぷり潅水しましょう。
そして観察を続けると・・・・二日後の水曜日には播種したダイコンは発芽していましたね。
「農業と環境」の授業では自分の担当区域が設けられ、1人1人が責任を持って管理を行い、技術を習得していきます。今回播種(たねまき)したダイコンは11月中旬に収穫適期を迎え、秋の農業祭で販売されます。
今年度の秋の農業祭は11月9日(土)を予定しています。販売はもちろん、例年一番自信のあるダイコンを一堂に展示し、品評会も行います。立派なダイコンが収穫できるように楽しく管理を頑張りましょう。
人と自然科「クラインガルテン」2学期その2~植え付け~
残暑とは程遠い暑くて雨が降らない毎日です。
そんな天気ですが、先週、種まきしたダイコンは無事、発芽しました。
ハート型の子葉はアブラナ科の野菜の特徴の1つです。
今週は、ハクサイ・カリフラワー・ブロッコリーの植え付けです。
ハクサイの栽培について説明してから実習のスタートです。
今回は植え付ける苗数が多いため、まず配置を決めていきます。今回の苗は
生徒が夏休みの間に種まき・鉢上げをして水やり・ずらし(苗の間隔を広げること)
をして管理したものです。間隔に注意して配置して植え付けのスタートです。
今回は、水の管理がしやすいようにウォータースペースを設けることを意識
して植え付けていきます。
順調に生育するといいですね。来週は、ミズナやキクナの植え付け、
ダイコンの間引きをする予定です。暑い中の実習、お疲れさまでした。
壮行会・生徒会選挙
真夏を思い出させるような9月11日午後、体育館に全校生徒が集まりました。
水泳部の2年生が近畿大会出場を決め、激励の壮行会が行われました。
紆余曲折を経て手にした近畿大会出場権。
その喜びと重みを心に刻んだ決意表明は立派でした。有馬高校の代表として、また兵庫県の代表として力を発揮してくれることでしょう。
校長先生、生徒会長からも有高生の思いを乗せて、代表して激励の言葉をいただきました。
近畿大会出場おめでとうございます!そして、頑張ってきてください。
壮行会の後は生徒会選挙が行われました。
生徒会の一員となって生徒の皆さんを支え、学校をより良くしていこうと意気込んでいる11人が壇上に立ち、決意表明演説をしました。
皆さんが承認すれば、新たな生徒会役員の誕生です。
校庭の木々も少し秋色に色づき始めました。
時は少しずつ、前に進んでいます。
人と自然科 地域自然保護 ありまふじ公開セミナー 中間発表会を行いました
人と自然科3年生学校設定科目『地域自然保護』の授業では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。
授業は4月からスタートし、今日まで公園を管理しているパークセンター職員から説明を受けたり、実際に公園で活躍されている夢プロ団体の皆さんから里山を活かした体験プログラムを受けたり、昆虫採集をしたり、自分たちで公園内を調査したり・・・とにかく公園について知る活動を続けてきました。
『地域自然保護』今年もスタートしました・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 有馬富士公園について知る・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 里山を存分に楽しむ・・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 里山管理を体験する・・・に関する記事はこちら
『地域自然保護』 現地フィールドワーク 有馬富士公園の昆虫を調査する・・・に関する記事はこちら
そして9月10日(火)には1学期に公園で体験し、学んだことを1枚の有馬富士公園巨大地図にまとめ、 アドバイザーとしてお世話になっている、人と自然の博物館研究員の先生方、管理者であるパークセンター職員、行政からは宝塚土木事務所の職員をお招きし中間発表を行いました。
この日に向けて生徒は同じ班の生徒同士でディスカッションを重ね、一生懸命準備してきました。
そして発表当日も、直前まで役割分担など最終をしていました。
いよいよ発表スタートです。1班10分から15分の持ち時間で発表を行います。
まず自分たちで考えた班名について紹介した後、夢プログラム体験や公園を散策しながら調査して感じたことについて発表します。
そして公園で3か月間活動したからこそ気づいた、有馬富士公園の魅力、そして改善点について行政や管理者であるパークセンターの方に直接伝えました。
そして最後は自分たちがホストとして提供したい夢プログラムの企画案を紹介しました。有馬富士公園の見どころをめぐるクイズラリーや謎解き、園内の植物や絶景を説明する看板やQRコードの設置など、高校生らしいアイデアが多く提案されました。
発表後の質疑応答でも、職員だけでなく生徒からもたくさん質問や意見の発言があり、時間が足りないほど活発な意見交換が繰り広げられました。
ちなみに各班が作成した模造紙はこちら。
生徒が自分たちで描いたイラストや、有馬富士公園の見どころの写真が多く紹介されているこれらの模造紙は、有馬富士公園内にある三田市自然学習センターに一定期間展示させていただきます。公園を訪れた際はぜひご覧ください。
さて中間発表も終わり来週からは、実際に来園者に提供する夢プログラムを高校生が企画していきます。そして12月には実際に高校2年生の後輩を有馬富士公園に招待し、自分たちが企画した夢プログラムを実践します。
大変ですが楽しみながら頑張っていきましょう。最後に中間発表を聞きに来てくださいました皆様、忙しい中お越しいただきありがとうございました。