学年・専門部
3学期始業式
学校横の池が凍る1月8日(水)、3学期始業式が体育館で執り行われました。
新しい年が明けて、久しぶりに全校生徒が集えたことは喜ばしいことです。
始業式始まりにあたって、校長先生より式辞をいただきました。
昨年度の世相を表す漢字一文字を振り返りつつ、在校生が誕生した頃の年の漢字にも触れて世の中の出来事や流れを追った話を伺いました。
2024年は『金』でした。そして、在校生誕生の頃の2006年は『命』、2007年は『偽』、2006年は『変』。
日本を含め、世界情勢は刻一刻と変化しています。その変化は私たちにとって、地球にとって、良い方向への変化となっていることを、新年にあたり願わずにはいられません。
新たに始まった2025年。
今年の終わりに、あなたは一体どんな漢字で1年を表したいと思いますか。
2025年のページはまだ空白です。頑張りましょう。
始業式の後、表彰伝達がありました。
舞台上で表彰されることは当たり前のことではありません。
周囲の方々の支えに感謝し、自分の努力を褒め、自信としてください。
おめでとうございます!
夏の高校野球選抜に出場した秋田県代表金足農業高校から、吹奏楽部と人と自然科有志生徒の応援へのお礼として、記念日も届きました。
ありがとうございました。
さあ、学年のまとめと新年度準備の3学期がスタートしました!
健康第一に、歩んでいきましょう。
本年もよろしくお願いいたします。
ようこそ!こばと保育園のお友だち
新年、明けましておめでとうございます。
1月7日(火)新年早々、有馬高校グラウンドにはいつになく可愛らしい声が響いていました。
本日は絶好の凧揚げ日和。陽射しあり、風あり、広いグラウンドあり。
そこで近隣の『こばと保育園』の園児さんたちが、手作り凧を持って有馬高校に凧揚げに来てくれました。
『凧揚げ』といえば走って楽しむ体力勝負。
有高からは走り専門陸上部と、体力自慢の野球部が園児さんたちと一緒に凧揚げを楽しみました。
先にも述べたように、本日は凧揚げ日和。なんと、そんなに走らなくても風が凧を舞い上げてくれます。立っているだけでも上がっていきます。
それでもこばと保育園のお友だちは元気に走って凧と歓声を上げ、とっても楽しそう。
高く上がった凧の下、「見て~世界一あがった!」「飛んでる飛んでる!」と喜びを言葉と笑顔で表現していました。
上がりすぎて凧が絡まる場面も。
青い空に、世界に一つだけの凧がたくさん上がっていました。
有高生も園児さんたちの様子を見て「かわいい」「元気だね~」と話していました。
こばと保育園のお友だちと有高生たちの夢と希望も、凧と一緒に高く上がっていくようでした。
こばと保育園のお友だち、また、遊びに来てくださいね。
人と自然科 来年度に向け冬季休業中も当番実習(総合実習A)頑張りました
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。冬季休業も本日最終日。明日からいよいよ3学期がスタートします。インフルエンザやコロナが流行しているというニュースも聞きます。皆さん体調には十分注意し、元気に新学期を迎えましょう。
さて、冬季休業中も人と自然科の生徒は『総合実習B』という授業があり、1.2年生の生徒を中心に当番制で実習を頑張りました。
この時期の実習の中心は来年度の作付けに向けた土づくりが中心となってきます。堆肥や多種の肥料を基肥(作物の栽培前に施す肥料)として施し、耕うん(畑を耕すこと)を行いました。
まずは1年生。入学後「農業と環境」の授業でスイートコーンやダイコンハクサイを栽培した圃場や、もち米を栽培した水田にみんなで堆肥を施します。
一輪車満タンにした堆肥を圃場や水田に運搬し、等間隔に落としていきます。
そして全体に圃場や水田全体に堆肥を広げた後、乗用トラクタの運転方法を学び、畑に堆肥をすきこみました。
今回1年生が基肥を施し、土づくりを行った圃場と水田は、4月に入学する新入生に受け継がれます。中学生3年生の皆さんお待ちしています。
さて、場面は果樹園に変わり・・・2年生がブドウ畑に堆肥や油かす、有機化成肥料などを基肥として施しました。
年末には前半グループが、ベリーAとピオーネの圃場で実習を行いました。
まずはブドウ畑に事前に掘っておいた穴に肥料を投入していきます。(畑に穴を掘る技術を穴肥えといい、ブドウの根を更新する目的もあります。)
そして穴を埋め戻し、地表面全体にも肥料を施します。
肥料を施した後は耕うん作業です。果樹園では大型の歩行用トラクタを使用しました。農業機械の授業で学んだディーゼルエンジンの仕組みについて復習した後、エンジンをかけます。
無事エンジンがかかったところで、耕うん作業を行います。歩行用の大型トラクタは馬力が大きいため、ブドウの樹や鉄菅に挟まれないように、安全には細心の注意を払って実習を行います。
そして年明けには後半グループがマスカット温室内の耕うん実習も行いました。
これで土づくりはばっちりです。来年もおいしいブドウが収穫できたらいいですね。
いよいよ明日から3学期。3学期は春の農業祭に向けた花と野菜の苗づくりがスタートします。
地域の方に丈夫な花苗、野菜苗が提供できるよう、そしてなにより知識や技術を身に付け、自分自身が成長できるように頑張っていきましょう。
人と自然科 農業クラブ Xmas恒例 花の寄せ植えサプライズプレゼント
12月24日(火)今年はクリスマスイブに有馬高校は終業式を迎え、冬休みに入りました。
クリスマスといえば・・・そうです。農業クラブ本部役員の生徒による、JR三田駅前花の寄せ植えサプライズプレゼントです。少なくとも20年以上続いている、人と自然科伝統の地域貢献活動です。この日に向け農業クラブの生徒が自分たちで栽培したビオラの花を使って寄せ植えを制作し、準備を行ってきました。
配布前には花柄を摘み、最終チェック。鉢をきれいに拭いて持ち帰り用の袋に詰め、準備万端です。
終業式&HRが終わり2学期全日程が終了。すぐに7名の農業クラブ本部役員の生徒が準備していた寄せ植えを公用車に積み込み、JR三田駅前高架に移動。こちらも恒例となったサンタ姿に変身し、早速花の寄せ植えサプライズ無料配布(クリスマスプレゼント)をスタートしました。
今年の寄せ植えは、1鉢にビオラを3株を植栽。生徒が作成したオリジナルステッカーも貼りました。「有馬高校です。花の寄せ植え、無料配布しています。いかがですか?」と駅を通り過ぎる方に声をかけていきます。
間もなく声を聴いた方が立ちどまり、花の寄せ植えを受け取ってくださいました。
『本当にもらってもいいの?びっくりした。』
『とってもきれいね。大切に育てるわ。』
などなど受け取っていただいた方から嬉しい言葉をたくさん頂きました。また今年は寄せ植えと同時に、農業クラブ生徒が作成したクリスマスオリジナル缶バッジもお渡し、とても喜んでくださいました。そして用意していた60鉢が28分でなくなってしまい、高校生サンタはアッというまに姿を消しました。
寄せ植えを受け取ってくださった皆様。大切に育ててくださいね。そしてこのブログを見て下さったみなさまにも、サンタさんから素敵なプレゼントが届きますように・・・Merry Christmas!
人と自然科 果樹と緑班 ひょうごSDGsスクールアワード2024 最優秀賞を受賞しました
このたび、有馬高校人と自然科果樹と緑班が『ひょうごSDGsスクールアワード2024』で最優秀賞校に選ばれ、代表生徒が12月20日(金)に表彰式に出席しました。
兵庫県教育委員会が主催する『ひょうごSDGsスクールアワード2024』は、広く県内の学校園にSDGsへの関心の普及啓発を図ることを目的として、児童・生徒が主体となって取り組んでいるSDGsの目標達成につながる活動に関し、特に先進的な取組を行っている学校園を顕彰する大変名誉ある県知事表彰です。
今回人と自然科果樹と緑班が受賞した内容は、『循環型農業(環境保全型農業)の実践と副産物の活用に関する取り組み』です。人と自然科で行われている放置竹林問題に取り組む中で、竹パウダーの貯蔵地で大量のカブトムシの幼虫を発見し、「課題研究」などの授業や農業クラブ活動を通して詳しく調査すると、竹パウダーで育てたカブトムシが小型化することや、カブトムシの幼虫の糞が活用できる可能性があることを突き止めました。この活動をとおして、カブトムシとその糞の可能性を知り、この取組を普及させていくことで、地域全体で放置竹林問題に取り組める一手としたいという想いを地域に広く伝えていることが高く評価されました。ちなみにこれらの活動は、夏に開催された兵庫県学校農業クラブ連盟大会のプロジェクト発表会でも評価され、優秀賞を受賞しています。
第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編 (大会1日目)に関する記事はこちら
続 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会2日目)に関する記事はこちら
今回はこの活動の中心として活躍した3年生3名が、指導した先生と一緒に代表生徒として出席。兵庫県教育長より直接、賞状とトロフィーが授与されました。(いただいたトロフィーは、LEDライトで14色に光り輝く素晴らしいものでした。)
今回の受賞は、環境教育の充実をスクールポリシーの一つとして掲げている人と自然科にとって、大変価値あるものであり、生徒・職員にとっても誇らしいニュースとなりました。
これからも農業、そしてそれを取り巻く環境について授業や実習で楽しく学んでいきましょう。
この度は名誉ある賞を授与いただき本当にありがとうございました。
ARIMA 探究Ⅰ 「修学旅行のポスター作成」
12月23日(月)の3,4限目に2年生総合学科の生徒は修学旅行のポスター作成に取り組みました。
もう一か月以上も前のことになりますが、思い出を振り返りながら各クラス、各班で工夫を凝らしながら上手にまとめていました。
なお、今回作成したポスターは2月に行われる生徒活動発表会で掲示を行う予定です!
2学期終業式
寒さが増してきました。年末目前の12月24日(火)、本校は2学期終業式を迎えました。
今学期末は感染症対策を考慮して、リモート配信による終業式でした。
ホームルームでの終業式を各クラスで粛々と執り行いました。
校長先生より終業式の式辞をいただきました。
新しい年を迎えるにあたり、今年の学業や生活の総括をして運気を呼び込めるように備えていきましょう。
3年生は受験を控えている人もいますが、受験本番はこれからです。自分を信じて、本番までの伸びしろを最大限に生かして力が発揮できることを祈ります。
冬休みは生活のリズムを保ちながら、安全で充実した休暇をすごしてください。
校内も新年に向けて寒空の中、校務員さんが手入れをしてくださっています。
皆さんも気持ちのよい新年を迎えられるよう、身の回りや心を整理してください。
新学期、元気にお会いしましょう。
良いお年をお迎えください。
『富岳』と『人と防災未来センター』を巡る!理系☆スタディツアー
12月17日(火)に2年5組と1年生の希望者8名の合計45名で、
「『富岳』と『人と防災未来センター』を巡る!理系☆スタディツアー」
と題して神戸に行きました。
阪神淡路大震災から来年で30年となることから、
理系の2年5組だけでなく、1年生の理系志望者からも希望を募り、
「過去から学び、未来につなぐ」をテーマにバスツアーを行いました。
まずは、理化学研究所 計算科学研究センター内にあるスーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。
「京」の後継機として誕生した「富岳」は、衰退の激しい性能競争において、
4つのタイトルのうち「HPCG※」と「Graph500※」において10期連続世界一を成し遂げるなど、
未だトップを走り続けるスパコンです。(※詳しくは富岳のHPをご覧ください。)
生徒たちはそのスケールの大きさに驚くとともに、
コロナ禍のマスクの性能調査など自分たちの身近なところで活躍していたことを知り、
富岳の凄さについて質問が飛び交っていました。
次に向かった人と防災未来センターでは、
阪神淡路大震災で被災された方から当時の様子を直接伺うことができました。
経験しなければ想像すらできない過酷な様子を、
当時の感情をそのまま乗せて、絶望や希望をお話してくださり、
生徒たちは圧倒され、話に引き込まれていました。
またセンター内には、当時の映像や資料、そして地震について学べるブースが数多くあり、
一つ一つ食い入るように見ていました。
この経験が生徒たちを強くさせてくれたと感じることのできる一日でした。
人と自然科 第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて日本一 金賞&文部科学大臣賞を受賞
12月14日(土)名古屋市中小企業振興会館 吹上ホールで開催された第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストに、予選会を勝ち抜いた本校農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒2名が出場し、日本一の「金賞・文部科学大臣賞」受賞という快挙を成し遂げました。
この大会はフラワーデザインの甲子園ともいえるイベントで、全国の高校でフラワーアレンジメントを学ぶ生徒が日本一を目指し挑戦する憧れの大会です。新型コロナウィルスの感染拡大により現地開催が見送られてきましたが、今年、約6年ぶりのリアル開催となりました。
人と自然科といえばフラワーアレンジメント。2、3年生で学校設定科目「フローラルアート」を選択した生徒が日々、知識や技術を習得しています。
さらに技術を習得したい生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属し、放課後や休日も練習を行い、国家資格であるフラワー装飾技能士の資格取得や全国大会への挑戦に向けた練習を行っています。先日もフラワーアレンジメント班の生徒2名がもう一つの全国大会、全国産業教育フェア 全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場し、入賞には及びませんでしたが大健闘しました。
今年10月に開催された全国産業教育フェア 全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに関する記事はこちら
今回は同じフラワーアレンジメント班に所属している生徒が大会に挑戦。大会に向けてデザインを考えました。今回の大会テーマは『多様性』です。ちなみに大会に向けて選手が考えたデザイン画はこちらです。
斬新なデザインですね。そして花台は自分で制作。完成までに2ヶ月以上かかりました。そして本番に向け、特別非常勤講師の先生からの指導を受けながら何度も練習を重ねました。
大会当日、予選会を勝ち抜いた35名の選手が全国から集まりました。作品は幅 700mm×奥行 600mm×高さ 1000mm以内で、70%以上が生花で構成されるというルールがあります。制限時間は2時間です。本校から出場した2名の選手も、全力を出し切れたようです。
今回有馬高校から出場した選手の作品はこちら。
I.Yさん タイトル『由縁』
地球の歴史を珪化木と猿の腰掛で表現し、長い年月をかけて変遷する多様性の中を生き抜いてきた生物の様子を生命力あふれる竹と花で表現しました。
S.H さん タイトル『繋』
温暖化など地球環境が激しく変化する中で生き残り、次世代へと続いていく植物の進化を表現しました。
どちらも素晴らしい作品ですね。そして2時間半後、会場に全員集合。結果発表&表彰式で受賞者の名前が呼ばれます。
そして、なんと本校から出場したI.Yさんが、見事日本一の金賞&文部科学大臣賞を獲得するという快挙を成し遂げました。(審査員特別賞・スワ ミヤ賞も同時受賞です)有馬高校勢としては2年ぶりの日本一です。
日ごろの練習の成果が実を結びましたね。本当におめでとうございます。S.Hさんも惜しくも入賞を逃しましたが、審査員や全国から来られた先生方から大会評価をいただくことができました。素晴らしいです。
最後に作品を背に二人で記念写真を撮りました。
出場した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。1年生も先輩の活躍に負けないように練習頑張りましょう。そして中学生の皆さん。人と自然科に入学し、先輩と一緒に日本一を目指してみませんか。お待ちしています。
ARIMA 探究Ⅰ 「コース別発表会」
12月16日(月)の3,4限目を用いて、2年生総合学科の生徒はコース別代表者発表会を行いました。
生徒は「グローカル」、「サイエンス」、「共生社会」、「生活デザイン」の4分野に分かれており、それぞれの中でさらに3~4の講座に細分化して探究を行っています。12月初旬に、それぞれの講座で各自のテーマについて発表した後、その中で選ばれた代表者1名が、今回各分野の中で発表を行いました。
また、それぞれの分野の発表に外部から講師をお招きし、様々な指摘をしていただきました。
発表を見た生徒の振り返りの感想には、「自分の探究はまだ調べ学習の域を出ていないと思った」や「探究を進めるには明確な問いや今後の課題が大切だと思った」というようなものがありました。
探究に終わりはありません。今回得た「気づき」から自分の探究をさらに深めていきましょう。