ブログ

学年・専門部

人と自然科 農業クラブ Xmas恒例 花の寄せ植えサプライズプレゼント

 12月24日(火)今年はクリスマスイブに有馬高校は終業式を迎え、冬休みに入りました。

 2学期終業式に関する記事はこちら

 クリスマスといえば・・・そうです。農業クラブ本部役員の生徒による、JR三田駅前花の寄せ植えサプライズプレゼントです。少なくとも20年以上続いている、人と自然科伝統の地域貢献活動です。この日に向け農業クラブの生徒が自分たちで栽培したビオラの花を使って寄せ植えを制作し、準備を行ってきました。

 

 配布前には花柄を摘み、最終チェック。鉢をきれいに拭いて持ち帰り用の袋に詰め、準備万端です。

 終業式&HRが終わり2学期全日程が終了。すぐに7名の農業クラブ本部役員の生徒が準備していた寄せ植えを公用車に積み込み、JR三田駅前高架に移動。こちらも恒例となったサンタ姿に変身し、早速花の寄せ植えサプライズ無料配布(クリスマスプレゼント)をスタートしました。

 今年の寄せ植えは、1鉢にビオラを3株を植栽。生徒が作成したオリジナルステッカーも貼りました。「有馬高校です。花の寄せ植え、無料配布しています。いかがですか?」と駅を通り過ぎる方に声をかけていきます。

 

 間もなく声を聴いた方が立ちどまり、花の寄せ植えを受け取ってくださいました。

 

『本当にもらってもいいの?びっくりした。』

『とってもきれいね。大切に育てるわ。』

 

 などなど受け取っていただいた方から嬉しい言葉をたくさん頂きました。また今年は寄せ植えと同時に、農業クラブ生徒が作成したクリスマスオリジナル缶バッジもお渡し、とても喜んでくださいました。そして用意していた60鉢が28分でなくなってしまい、高校生サンタはアッというまに姿を消しました。

  

 寄せ植えを受け取ってくださった皆様。大切に育ててくださいね。そしてこのブログを見て下さったみなさまにも、サンタさんから素敵なプレゼントが届きますように・・・Merry Christmas!

人と自然科 果樹と緑班 ひょうごSDGsスクールアワード2024 最優秀賞を受賞しました

 このたび、有馬高校人と自然科果樹と緑班が『ひょうごSDGsスクールアワード2024』で最優秀賞校に選ばれ、代表生徒が12月20日(金)に表彰式に出席しました。

 兵庫県教育委員会が主催する『ひょうごSDGsスクールアワード2024』は、広く県内の学校園にSDGsへの関心の普及啓発を図ることを目的として、児童・生徒が主体となって取り組んでいるSDGsの目標達成につながる活動に関し、特に先進的な取組を行っている学校園を顕彰する大変名誉ある県知事表彰です。

兵庫県教育委員会記者発表記事はこちら.pdf

 今回人と自然科果樹と緑班が受賞した内容は、『循環型農業(環境保全型農業)の実践と副産物の活用に関する取り組み』です。人と自然科で行われている放置竹林問題に取り組む中で、竹パウダーの貯蔵地で大量のカブトムシの幼虫を発見し、「課題研究」などの授業や農業クラブ活動を通して詳しく調査すると、竹パウダーで育てたカブトムシが小型化することや、カブトムシの幼虫の糞が活用できる可能性があることを突き止めました。この活動をとおして、カブトムシとその糞の可能性を知り、この取組を普及させていくことで、地域全体で放置竹林問題に取り組める一手としたいという想いを地域に広く伝えていることが高く評価されました。ちなみにこれらの活動は、夏に開催された兵庫県学校農業クラブ連盟大会のプロジェクト発表会でも評価され、優秀賞を受賞しています。

 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 前編 (大会1日目)に関する記事はこちら

 続 第72回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会2日目)に関する記事はこちら

  今回はこの活動の中心として活躍した3年生3名が、指導した先生と一緒に代表生徒として出席。兵庫県教育長より直接、賞状とトロフィーが授与されました。(いただいたトロフィーは、LEDライトで14色に光り輝く素晴らしいものでした。)

 

  今回の受賞は、環境教育の充実をスクールポリシーの一つとして掲げている人と自然科にとって、大変価値あるものであり、生徒・職員にとっても誇らしいニュースとなりました。

人と自然科スクール・ポリシーはこちら.pdf

 これからも農業、そしてそれを取り巻く環境について授業や実習で楽しく学んでいきましょう。

 

 この度は名誉ある賞を授与いただき本当にありがとうございました。

ARIMA 探究Ⅰ 「修学旅行のポスター作成」

12月23日(月)の3,4限目に2年生総合学科の生徒は修学旅行のポスター作成に取り組みました。

 

 

  

 

もう一か月以上も前のことになりますが、思い出を振り返りながら各クラス、各班で工夫を凝らしながら上手にまとめていました。

 

 

 

なお、今回作成したポスターは2月に行われる生徒活動発表会で掲示を行う予定です!

2学期終業式

寒さが増してきました。年末目前の12月24日(火)、本校は2学期終業式を迎えました。

今学期末は感染症対策を考慮して、リモート配信による終業式でした。

ホームルームでの終業式を各クラスで粛々と執り行いました。

校長先生より終業式の式辞をいただきました。

新しい年を迎えるにあたり、今年の学業や生活の総括をして運気を呼び込めるように備えていきましょう。

3年生は受験を控えている人もいますが、受験本番はこれからです。自分を信じて、本番までの伸びしろを最大限に生かして力が発揮できることを祈ります。

 

冬休みは生活のリズムを保ちながら、安全で充実した休暇をすごしてください。

校内も新年に向けて寒空の中、校務員さんが手入れをしてくださっています。

皆さんも気持ちのよい新年を迎えられるよう、身の回りや心を整理してください。

新学期、元気にお会いしましょう。

良いお年をお迎えください。

『富岳』と『人と防災未来センター』を巡る!理系☆スタディツアー

 12月17日(火)に2年5組と1年生の希望者8名の合計45名で、

「『富岳』と『人と防災未来センター』を巡る!理系☆スタディツアー」

と題して神戸に行きました。

阪神淡路大震災から来年で30年となることから、

理系の2年5組だけでなく、1年生の理系志望者からも希望を募り、

「過去から学び、未来につなぐ」をテーマにバスツアーを行いました。

まずは、理化学研究所 計算科学研究センター内にあるスーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。

「京」の後継機として誕生した「富岳」は、衰退の激しい性能競争において、

4つのタイトルのうち「HPCG※」と「Graph500※」において10期連続世界一を成し遂げるなど、

未だトップを走り続けるスパコンです。(※詳しくは富岳のHPをご覧ください。)

理研富岳の説明を受ける生徒たち

生徒たちはそのスケールの大きさに驚くとともに、

コロナ禍のマスクの性能調査など自分たちの身近なところで活躍していたことを知り、

富岳の凄さについて質問が飛び交っていました。

 次に向かった人と防災未来センターでは、

阪神淡路大震災で被災された方から当時の様子を直接伺うことができました。

経験しなければ想像すらできない過酷な様子を、

当時の感情をそのまま乗せて、絶望や希望をお話してくださり、

生徒たちは圧倒され、話に引き込まれていました。

人と防災未来センター外観被災された方の講話

またセンター内には、当時の映像や資料、そして地震について学べるブースが数多くあり、

一つ一つ食い入るように見ていました。

地震の規模を表す模型地震発生時の威力を科学的に検証興味津々に集まる生徒たち

この経験が生徒たちを強くさせてくれたと感じることのできる一日でした。

人と自然科 第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて日本一 金賞&文部科学大臣賞を受賞

 12月14日(土)名古屋市中小企業振興会館 吹上ホールで開催された第20回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストに、予選会を勝ち抜いた本校農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒2名が出場し、日本一の「金賞・文部科学大臣賞」受賞という快挙を成し遂げました。

 大会結果はこちら(外部リンク)

 この大会はフラワーデザインの甲子園ともいえるイベントで、全国の高校でフラワーアレンジメントを学ぶ生徒が日本一を目指し挑戦する憧れの大会です。新型コロナウィルスの感染拡大により現地開催が見送られてきましたが、今年、約6年ぶりのリアル開催となりました。

 人と自然科といえばフラワーアレンジメント。2、3年生で学校設定科目「フローラルアート」を選択した生徒が日々、知識や技術を習得しています。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

  さらに技術を習得したい生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班に所属し、放課後や休日も練習を行い、国家資格であるフラワー装飾技能士の資格取得や全国大会への挑戦に向けた練習を行っています。先日もフラワーアレンジメント班の生徒2名がもう一つの全国大会、全国産業教育フェア 全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場し、入賞には及びませんでしたが大健闘しました。

  今年10月に開催された全国産業教育フェア 全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに関する記事はこちら

 今回は同じフラワーアレンジメント班に所属している生徒が大会に挑戦。大会に向けてデザインを考えました。今回の大会テーマは『多様性』です。ちなみに大会に向けて選手が考えたデザイン画はこちらです。

 斬新なデザインですね。そして花台は自分で制作。完成までに2ヶ月以上かかりました。そして本番に向け、特別非常勤講師の先生からの指導を受けながら何度も練習を重ねました。

 大会当日、予選会を勝ち抜いた35名の選手が全国から集まりました。作品は幅 700mm×奥行 600mm×高さ 1000mm以内で、70%以上が生花で構成されるというルールがあります。制限時間は2時間です。本校から出場した2名の選手も、全力を出し切れたようです。

 今回有馬高校から出場した選手の作品はこちら。

 I.Yさん タイトル『由縁』

 地球の歴史を珪化木と猿の腰掛で表現し、長い年月をかけて変遷する多様性の中を生き抜いてきた生物の様子を生命力あふれる竹と花で表現しました。

 

 S.H さん タイトル『繋』

 温暖化など地球環境が激しく変化する中で生き残り、次世代へと続いていく植物の進化を表現しました。 

 どちらも素晴らしい作品ですね。そして2時間半後、会場に全員集合。結果発表&表彰式で受賞者の名前が呼ばれます。

 そして、なんと本校から出場したI.Yさんが、見事日本一の金賞&文部科学大臣賞を獲得するという快挙を成し遂げました。(審査員特別賞・スワ ミヤ賞も同時受賞です)有馬高校勢としては2年ぶりの日本一です。

 日ごろの練習の成果が実を結びましたね。本当におめでとうございます。S.Hさんも惜しくも入賞を逃しましたが、審査員や全国から来られた先生方から大会評価をいただくことができました。素晴らしいです。

 最後に作品を背に二人で記念写真を撮りました。

 

 出場した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。1年生も先輩の活躍に負けないように練習頑張りましょう。そして中学生の皆さん。人と自然科に入学し、先輩と一緒に日本一を目指してみませんか。お待ちしています。

ARIMA 探究Ⅰ 「コース別発表会」

12月16日(月)の3,4限目を用いて、2年生総合学科の生徒はコース別代表者発表会を行いました。

 

生徒は「グローカル」、「サイエンス」、「共生社会」、「生活デザイン」の4分野に分かれており、それぞれの中でさらに3~4の講座に細分化して探究を行っています。12月初旬に、それぞれの講座で各自のテーマについて発表した後、その中で選ばれた代表者1名が、今回各分野の中で発表を行いました。

  

 

また、それぞれの分野の発表に外部から講師をお招きし、様々な指摘をしていただきました。

 

  

発表を見た生徒の振り返りの感想には、「自分の探究はまだ調べ学習の域を出ていないと思った」や「探究を進めるには明確な問いや今後の課題が大切だと思った」というようなものがありました。

  

 

 

探究に終わりはありません。今回得た「気づき」から自分の探究をさらに深めていきましょう。

 

 

人と自然科 地域自然保護1年間の集大成 ありまふじ夢プログラム実施

 12月17日(火)人と自然科学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない科目)3年生地域自然保護の授業で、1年間の集大成となる、ありまふじ夢プログラムを有馬富士公園で実施しました。

 R6入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf 

 「地域自然保護」の授業では県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに、自分の特技を生かした公園の自然を感じてもらうための体験プログラム『夢プログラム』を生徒自身が企画し、実践する授業を行ってきました。以下今年度1年間を振り返る関連記事のバックナンバーです。

 『地域自然保護』今年もスタートしました

 現地フィールドワークその1 有馬富士公園について知る

 現地フィールドワークその2 里山を存分に楽しむ

 現地フィールドワークその3 里山管理を体験する

 現地フィールドワークその4 有馬富士公園の昆虫を調査する

 現地フィールドワークその5 有馬富士公園の『ひみつ』を探ろう

 ありまふじ公開セミナー 中間発表会を行いました

 そしてこれらの学びを糧として、夢プログラムを企画します。有馬富士公園は、遊びの王国を利用する小さなお子様を連れた家族連れ、環境学習で利用する小学生、散歩のために利用する年配の方・・・とたくさんの地域の方が利用されていますが、中高生の利用が少ないという現状があります。ということで、今年の夢プログラムのテーマも『高校生に有馬富士公園の魅力を発見してもらうためのプログラム』としました。当日に向け、ディスカッションを重ね企画書を作成。公園を何度も訪れ、材料の調達や下見、リハーサルも繰り返しました。

 

 いよいよ夢プログラム本番。当日の天候は晴れ。絶好の夢プロ日和です。ホストとなる3年生は一足早く公園に到着。3か月間かけて準備してきたプログラムの成功に向け、最終準備を進めます。

 

 12時ごろ、本日のゲストの到着です。この日ゲストとして迎えたのは、来年度『地域自然保護』の授業を受講する予定の人と自然科2年生19名です。全員楽しむ気満々です。開会式で注意事項を聞いた後、早速スタートです。

 

 まずは今回の夢プログラム体験中、同時並行して行われる「~油断禁物QRコードを見つけまSHOW!!!~」について説明を受けました。

 有馬富士公園内の他チームが活動する導線上に、QRコードが印刷された有馬富士公園に生息している動物や植物の小さな看板が隠されており、ゲストは見つけながらこの日のプログラムを体験していきます。QRコードを読み取ると、その動物や植物についての詳しい説明が閲覧できます。最終的に多く発見した班が優勝。今回は25枚のQRコード看板が隠されてるとのこと。一瞬たりとも気が抜けませんね。

 さて、ここからはA班・B班に分かれて体験です。まず一つ目の夢プログラムは『学んで遊ぼう 有馬富士』です。有馬富士公園の里山管理で出た間伐材を使って、モルックを手作りで作成します。まずは、公園が見渡せる自然学習センター屋上で、公園の里山管理について説明します。自分たちが経験した里山管理方法や里山の活用方法について話をし、この夢プログラムの意義を説明しました。

 そしていよいよモルック(投げる棒)づくりです、あらかた仕上げておいた様々な形の間伐材の中から好きな形を選び、やすりで整えていきます。(大きさもバラバラなのが今回の有馬富士ver.の特徴です。あとのゲームに影響してきます。)

 そして電気ペンを使って、イラストや名前を焼き付けていきます。愛着がわきますね。

 そしていよいよ競技開始。今回は特別30点ver.で行いました。里山管理で出た間伐材で作ったスキットル(1~10の数字が書かれたピン)をmyモルックで倒していきます。1本だけ倒れたらそのスキットルに書かれている数字が加算され、複数本倒れたら倒れた本数が得点となり加算されます。そして30点を超えたら再び15点まで逆戻り・・・が今回の特別ルールです。

 大きいモルックを選んだらスキットルに当たりやすいですが、狙っていないピンも倒してしまいます。一方小さなもルックを選んだ人は、当たりにくいですが狙った数字のスキットルだけ倒しやすいというメリットもあります。かなり面白いゲームとなり、ゲストは大盛り上がりでした。

 ちなみに競技の合間も、隙あらば「~油断禁物QRコードを見つけまSHOW!!!~」のQRコードを見つけます。発見したようです。生き物に関する詳しい情報がみられましたね。

  大盛り上がりのモルック大会が終わり、次のプログラム「プリンセス山中を助け出せ~迷宮入りの有馬富士~ 真実はいつも一つ」です。今大人気の謎解きゲームの有馬富士公園ver.です。あまり中高生が足を踏み入れない『野鳥の生態園』をしっかり観察、満喫してほしいという想いでプログラムを企画したそうです。

 広場内の4カ所に画用紙に書かれた謎解きが掲示されていて、謎解きに成功したらカギをGETでき、有馬富士公園に何年も閉じ込められている山中姫を助けるための南京錠を開錠できます。ストーリー性は抜群ですね。

 なかなか難問ぞろいで時間がかかりましたが、無事4つのカギを手に入れることができ、山中姫を助け出せた・・と思ったら最後の一つのカギが・・・ラストの難問がなんと山中姫から出題です。

 

 無事謎解きを完了し、山中姫を助けることができました。ご褒美に寒さを和らげるための温かいコーンポタージュとわかめスープを振る舞われました。身に沁みますね。

 

 さて、パークセンターに戻り・・・忘れてはいけません。「~油断禁物QRコードを見つけまSHOW!!!~」の結果発表です。A班が21問、B班23問。でBチームが優勝です。有馬富士公園の自然にカモフラージュされ、見つけられなかったQRコード看板もあったようです。ゲストは探しながら歩いたことで、普段公園内で気にしない部分も見ながら散策できたようです。

 

 楽しかった時間もあっというまに過ぎていき閉会式。ゲストの2年生は大満足でタクシーに乗り、学校に帰っていきました。『どのプログラムも設定がしっかりしていた』『楽しみながら有馬富士公園の自然を感じることができた』『来年先輩方にようなプログラムが企画できるか不安だけど頑張りたい』など高評価で、とても充実した、時間だったようです。

 

 頑張った3年生も、この日で有馬富士公園での活動は終了です。最後にシンボルツリーの前で集合写真を撮りました。

 

  ホストを務めた3年生の皆さん、夢プログラム実施いかがでしたか?今年の夢プログラムは本当に素晴らしく、このまま公園で一般の方向けにもできるようなクオリティーであったと授業担当者は感じました。次回の授業ではプログラムの振り返りを行い、今回行った夢プログラムの内容んついてまとめた模造紙を作成しましょう。(作成した模造紙は完成次第、有馬富士公園内にある、三田市自然学習センターに展示させていただく予定です。)

 最後にお世話なりました関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

ARIMA 探究Ⅱ 「ポスターセッション」

12月12日(木)の1~4限を用いて、「ARIMA探究Ⅱ」の授業で行ってきた探究の成果を発表するポスターセッションを行いました。

  

3年生になってからこれまで、プレゼンテーションや論文作成と探究の成果をまとめてさらに深める取り組みを行ってきましたが、その集大成として今回のポスター作成を行いました。図や写真を用いたり、文字の色やフォントに工夫を加えたりして、各自聴衆が見やすい工夫を凝らしていました。

  

また、発表は有馬高校の広い敷地をフル活用し、教室棟だけでなく、総合学科棟や講義棟、清陵会館など様々な場所に分かれて行われました。3年生は3つのグループに分かれ、順番に発表をし、自分が発表していない時間帯にはほかの3年生の発表を見て回る時間としました。また、2年生も発表を聞いて回りながら積極的にメモを取り、熱心に質問していました。

  

 

 2年生はこの発表から得られたことを、ぜひ来年の探究につなげていってほしいです。

人と自然科 令和6年度第2回農業法人仕事説明会に参加しました

 12月16日(月)加古川市総合文化センターにて今年度2回目となる農業法人仕事説明会が開催され、1.2年生で将来農業関係の仕事に就くことを考えている生徒、そして農業系の大学や農業大学校への進学後に関連産業に就職したいと考えている生徒6名が人と自然科から参加しました。この事業は、近年増えている農業法人と農業高校で学ぶ、農家ではない家庭の生徒をマッチングさせることを目的に6年前から実施されています。

 まずは近年の人と自然科の進路状況を少し分析してみると、128年の歴史(多くの先輩方とのつながり)を活かした幅広い企業への就職はもちろん、農業系の4年生大学や農業大学校などへ進学し、その後就農する生徒が毎年出てきています。以下は昨年度の進路結果です。

 R5 人と自然科 進路実績.pdfはこちら

 ちなみに今年(令和6年度)の3年生(77回生)の生徒も、現時点ですでに3名の生徒が農学系・環境系の国公立大学に合格。さらに龍谷大学2名や摂南大学3名など難関私立大学農学部も含め多数の生徒が農学部を中心とした大学に合格しています。(全ての進路が確定しましたら改めて紹介します。)

 そしてそのような生徒の中には将来農業を職としたいという農家の家庭でない生徒も多く、その場合農業法人に就職(修行)し、技術の習得と人脈、信頼をを築いた後、新規就農する事例も多くあります。ということで今回のような説明会は大変重要な機会となっています。今回は県下の農業法人15社の経営者がブースを設け、県内6校の農業高校生、農業大学校生58名が参加しました。

 

 参加した生徒は積極的に農業法人のブースを訪れ、法人の経営規模や経営理念、福利厚生など、資料や映像を見ながら熱心に聞いていました。また、肉牛や鶏卵に関する農業法人も多く参加されており、有馬高校では学ぶことができない異なる分野の話を聞くことで視野を広げることができたようです。

 

 ちなみに今回の説明会で気になった法人が見つかったら、実際にインターンシップを行う制度もあり、この夏休みには2名の人と自然科の生徒が農業法人で研修を行いました。(お世話になった法人の方が今回も来て下さり、インターンシップを振り返ることができました。)

 夏季休業中 農業インターンシップに5名の生徒が頑張りました・・・に関する記事はこちら

 

 そして参加者をよく見てみると見覚えのある学生が・・・昨年有馬高校人と自然科から県立農業大学校に進学した卒業生でした。農業大学校でも積極的に頑張っているようで、卒業後は農業法人への就職を希望しているとのこと。活躍する先輩の姿に励まされますね。

 

 約2時間かけて各自が7社のブースを回り、持参した手帳にはびっしりとメモが書かれていました。アンケートを見ても経営者の方から熱い話が聞くことができたようで、来年以降の進路選択に向け参考になったとのことです。

 

 このような機会をいただきました兵庫県ならびにひょうご農林機構、就農支援センターの皆様、ありがとうございました。

人と自然科 シン・野菜班活動スタートしました

期末考査も終わり、来年度の農場実習の活動も本日からスタートです。

来年度の野菜班は13人のメンバーで活動します。

1回目の実習は「ニンニクの除草と追肥」を行いました。

11月中にりん片を植え付けて約1ケ月後の様子です。

成長のスピードはゆっくりですが今の時期に除草をしっかりとすることが

栽培のポイントになります。

1株ずつ丁寧に抜き取っていきます。

除草が終われば追肥です。12月頃に第1回目の追肥を行います。

収穫(5月下旬~6月上旬)までに1月下旬頃と様子を見て3月上旬頃に追肥を行います。

追肥も1穴につき3粒ずつ播いていきます。多過ぎず、やり残しがないように注意して

進めていきます。

2時間の実習で予定していたニンニク圃場全ての除草と追肥を終えることができました。

この1年間で野菜栽培のプロになるように実習していきましょう。

図書室より クリスマス会

期末考査が終了した12月10日(火)午後、以前から計画していた図書委員会主催による『クリスマス会』を開催しました。

いつもは机が並んでいる図書室も、椅子を並べてクリスマス会仕様に。クリスマス会を楽しもうと集まってくれた生徒さんたちがリラックスしながら会に参加してくれました。

イベント企画係が準備したプログラムを分担して進めていきました。

『クイズ』では、書籍や著者に関するクイズが出題され、参加者は一瞬静かになって考え込む姿も。正解すると感嘆の声が聞こえてきました。

図書館で広く使用されている「十進分類法」を利用した『宝さがし』では、分類についての説明の後、書籍棚に隠された「宝」を探すのに必死になる参加者たち。「あったあった!」と喜ぶ姿が見られました。

『ペープサート』の披露もありました。

 ※ ペープサート:画用紙と割り箸などを使って手作りすることができる紙の人形劇

「3匹のやぎのがらがらどん」を見入る参加者。幼い頃読み聞かせてもらったであろうお話しです。歌あり、音楽ありの楽しいペープサートでした。

最後は図書委員長より、お礼の挨拶があり、無事にクリスマス会が終了しました。

クリスマス会に参加してくれた生徒さんのアンケートには、「楽しかったです」「また来年もやってほしい」「図書室大好きです」といった感想をいただきました。

皆さんに楽しんでもらえてよかったです。

図書室活性化と書籍に親しむ機会を設ける目的で行った『クリスマス会』。図書委員も準備を熱心に行った結果、会を無事に運営することができ、達成感を得ることができました。一人一人の小さな取組みと頑張りの成果が見られました。

片付けも速やかに行い、委員会全員での今年の活動は終了です。

来る新しい年も、図書室運営にご理解ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

 

近畿大会壮行会・表彰伝達

2学期期末考査が終了した12月10日、全校生徒が体育館に集いました。

体育館は寒いため、ありがたいことに校務員さんが朝から大型ストーブを準備してくださいました。

先ずは近畿大会に出場する空手道部の壮行会が行われました。

部員より周囲の人たちに向けての決意表明がありました。

日頃の練習の成果が発揮できるように皆で応援していますので、頑張ってください。そして、貴重な経験を積み、今後の生活の糧にしてください。

続いて、各方面で活躍した生徒への表彰伝達も行いました。

表彰状を受け取れることは素晴らしいことです。

自分の取り組みに自信をもち、また新たな目標を立てて過ごしていきましょう。

 

毎日をどう過ごすか。周囲の人々とどう関わっていくか。

季節が進むように、皆さんの人生の歩みも進んでいきます。

彩りのある、豊かな人生の歩みは自分で創り出すもの。ですが、迷った時は、一緒に考えましょう。

人と自然科 農業クラブ  三田市消防本部の花壇装飾活動を行いました

 11月もあっという間に終わり、今年も残り1か月を切りました。今週水曜日からは2学期期末考査も始まります。さて、期末考査が始まる前の12月2日(月)農業クラブ本部役員の生徒6名が三田市消防本部を訪れ、花壇装飾活動を行いました。人と自然科のように高校で農業を学ぶ生徒は全員、生徒会に加え農業クラブという組織に所属します。(本部役員はその中で学科のリーダーとして活動する生徒です)そして日ごろ授業や実習で学んだ知識を活かして様々な地域貢献活動を行っています。先日も三田警察署に、自分たちで栽培した草花苗をプランタに植栽し、設置してきました。

 先日11月26日実施 農業クラブ三田警察署の装飾活動を行いました・・に関する記事はこちら

 植え付け当日、パンジー、ビオラ、ハボタンの花苗約350鉢を公用車に積み込みました。

 そして三田市消防本部に到着。自分たちでデザインを考え植栽します。今回は3人ずつ分かれてデザインを考えることにしたようです。ちなみに有馬高校農業クラブが植栽を担当しているスペースは、道路に面した花壇と、庁舎の入り口右側にある2か所の花壇です。

 

 消防署入り口に近い花壇を担当したチームは、比較的背の高い紅白のハボタンを中央部分に互い違いに配置し、周囲を色とりどりのパンジー・ビオラで囲むデザインを考えました。

 

 一方道路に面した掲揚柱の花壇チームは、後方に背の高い紅白のハボタンを配置し、中央に大輪のパンジーを、そして前面に小さな花が付いているビオラを植栽するデザインにしたようです。

 

 両グループとも背の高い種類の草花を後方・もしくは中央に配置するという、授業で学んだ基礎的な技術を実践できていますね。さすがです。そして配置が完了したらみんなで一斉に植えています。

 途中署員の方も覗いて応援してくださり、「地域の方がいつもきれいなお花だと喜んでくれていますよ。」「いつもありがとうございます。」と声を掛けてくださいました。

 

 最後にほうきなどで花壇の周囲を掃除し、たっぷり潅水(かんすい)したら完成です。

 

 完成した花壇はこちら。消防署の入り口が一気に華やかになりましたね。ハボタンがお正月らしさを演出して素敵です。

 

 完成した花壇を前に署員の皆さんと一緒に写真を撮りました。

 

 三田市消防本部前を通る際は、是非ご覧下さい。

家庭科 レストランメニュー開発

家庭科では、食物に関する授業の中で、レシピ開発にも力を入れて取り組んでいます。今年度も、NEXCO西日本様より高速道路のSAで提供するレストランメニューの募集があり、調理系科目選択者28名が自慢のレシピで挑戦しました。

最終選考に残ったレシピは3点。加西SAにて、レストランのシェフが調理し、関係者で試食をしてメニューとして採用される1点を選んでいただきました。

最優秀賞に輝いたのは、人と自然科3年生の「丹波篠山の黒豆たっぷり定食」でした!

コロッケ・ポテトサラダ・黒豆みそソース・豚汁と全てのレシピに丹波黒大豆が使われています。

校長室にて賞状・景品が授与され、その様子は、神戸新聞にも記事として掲載されました。

このメニューは、中国自動車道下り線加西SAレストランにて、令和7年3月末日まで販売予定です。

高速道路をご利用の際は、是非お立ち寄りください!

 

 

人と自然科 1年生が摂南大学農学部を訪問しました。(高校生就農講座事業)

 11月29日(金)人と自然科1年生の生徒が、高校生就農講座事業として摂南大学農学部を訪問をしました。

 

 この事業はひょうご農林機構様のご支援のもと、農業の魅力や就農、農業関連学科を有する大学への進学に向けた意識付けを行うことを目的に行っているものです。近年の有馬高校人と自然科の生徒の進路実績として、農業関連学科を持つ国公立大学・私立大学、県立農業大学校に進学し、その後関連産業への就職や農業法人への就農をしている生徒の割合が少しずつ増えてきています。(もちろん農業以外の分野への進学、一般企業に就職する生徒もいます。詳細は以下のリンク先より令和3年度~令和5年度の進路実績をクリックし、ご覧ください。)

  人と自然科過去3年間の進路実績リンク先はこちら

 ということで今年も昨年に続き、農業生産学科をはじめとする4つの農業系学科を有する、摂南大学農学部枚方キャンパスを訪問させていただきました。

 

 まずは大学の講義を実際に体験させていただく模擬授業です。農学部食農ビジネス学科環境農学研究室所属の田中樹先生より、『人間活動と生態系保全の両立は可能か?~東アフリカ・タンザニアの山間地域での事例から~』をテーマに講義をいただきました。

  まずは高校までの学びと大学での学びの違いについて、そして農学という分野について簡単に説明いただいた後、アフリカタンザニア東部ウルグル山域での田中先生の活動事例をもとにお話いただきました。この地域は生物多様性のホットスポットと呼ばれるほど多様な動植物が生息していますが、近年農業を行うために焼畑が行われるなど、人が生きるために環境が変化し、『人vs自然』の構図が生まれています。そこで田中先生は人が生活する区域と森林の区域の間に『屋敷林』という区域を設け、そこに商用作物である『スパイス』を栽培するという取り組みをされています。

 実際に先生が現地の方と一緒にこの地域で栽培、収穫されたバニラやカルダモン、クローブなどの香辛料も見せていただきました。これらの作物は半日蔭を好むものも多く、屋敷林の自然を壊さずに栽培できます。さらにこれまで栽培してきたバナナや青パパイヤと比較しても軽いため、都市部に低労力で運搬することもできます。そして村の住民の生活が安定することにつながります。

  

 大変興味深い内容で、講義の後にも質問が止まらないなど、充実した時間となりました。

 講義の後はお昼休み。大学の雰囲気を味わいながら移動し、実際に摂南大学の学食を体験しました。

 ラーメンやロコモコ丼など安価でボリューム満点。そして味も抜群。ついつい食べ過ぎてお腹いっぱいになりましたね。

 

 そして大学内にはコンビニもあり、ちょっと疲れたら甘いものも買うこともできます。

 

  さて、お腹いっぱいになったところで大学の入試制度について説明いただきました。『総合型選抜』『一般推薦入試』『共通テストを利用した入試』、大学を受験する場合の『併願』と『専願』のちがい、そして農学部系の大学にあり、人と自然科のように専門学科で学ぶ生徒を対象とした『専門高校生入試』についてなど詳しく説明いただきました。このような入試方法は摂南大学だけでなく他の大学でも同様のシステムがあります。

 

 次は在学生を囲んで座談会です。今回は有馬高校人と自然科を卒業した3名の学生が駆けつけてくださいました。

 

 『いつ頃摂南大学に行こうと思ったんですか?』『大学の授業ってどんな内容なんですか? 』『大学までどのようにして通学していますか?』『高校在学中にやっておいた方がいいことはありますか?』・・・・などなど疑問に思っていることを、直接3名の先輩在学生に質問していました。先輩も後輩からの質問に丁寧に答えて下さり、エールを送ってくださいました。

 

  最後は施設見学です。豆知識ですが、摂南大学枚方キャンパスは学内に京都府と大阪府の県境があります。一応県をまたいで写真を撮りました。そしていよいよ研究農場。有馬高校よりも立派なガラス温室が並んでいましたね。

 

 そして3年生から所属する研究室やゼミ室はガラス張りで、大学の先生と学生が常にコンタクトをとれる環境でした。実際に大学生がゼミ活動や研究活動を行っている様子も見ることができました。また休憩スペースや自習スペースなども案内いただき、屋上から市街地を見渡せる景色は最高でしたね。

  以上で大学見学は無事終了。短い時間でしたが、『大学』というイメージが膨らんだのではないでしょうか。まだ1年生なので自分の進路イメージは固まっていないかもしれませんが、これから少しずつ考えていきましょう。そしてどのような進路となっても対応できるように、今回の大学訪問も含め様々な行事や普段の実習、授業に全力で取り組みましょう。

 最後に、今回の大学訪問(高校生就農講座事業)にご支援いただきましたひょうご農林機構様、ご協力いただきました摂南大学農学部の先生方、学生の皆さま、本当にありがとうございました。

人と自然科「クラインガルテン」2学期その7 最終回

5月からスタートした「クラインガルテン」も11月27日(水)で受講生の方と行う授業も最終回です。夏休みも合わせて20回の授業でした。

今日は閉講式です。まず、校長先生より『知っていることを実行、他人に教えることでステージが上がる。これを再認識することでさらに解りやすくなる。受講生の方には、今後も有馬高校の応援団であって欲しい』とご挨拶をいただきました。

次にお一人お一人に修了書を授与していただきました。

また、受講生の方からはこの授業を振り返っての感想をいただきました。

『来週から寂しくなる』『時間が過ぎるのが早かった』『生徒が温かく教えてくれた』『高校にタイムスリップしたみたい』とさまざまなコメントをいただきました。

生徒からは授業の感想と将来の夢や目標を語ってもらいました。

受講生の方、本当に「クラインガルテン」を受講していただきありがとうございました。生徒にとって受講生の方と一緒に授業できたことは大きな財産になることでしょう。また、一般の方もこのブログを見て是非、生徒達と授業したい方は来年の4月に募集を行います。振るって参加ください。

人と自然科 ひとはく連携セミナー7回目  三田盆地周辺の地形と地質について学ぶ

 11月22日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第7回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。前回の6回目も『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤 彬史研究員より、農村風景や生活文化とともにある食や行事など、時代の移り変わりとともに失われつつある農業・農村の価値や美しさを次世代に継承していくための工夫や取り組みについて講義をいただきました。

 ひとはく連携セミナー6回目 未来に残したい農業や農村の持つ魅力について学ぶ に関する記事はこちら

  第7回目となる今回は加藤 茂弘研究員より『人とのかかわりから見た三田盆地周辺の地形と地質』をテーマに講義いただきました。有馬高校が位置する三田盆地周辺には、六甲花崗岩、有馬層群、神戸層群、大阪層群といった特殊な地層が存在しており、石材や農業などに利用されてきました、一方で地滑りなどの自然災害を引き起こしたという面もあります。今回は三田盆地周辺の大地と私たちとのかかわりについてお話しいただきました。

 

  まずは有馬高校が位置する周辺の地質について学びました。六甲山地には『有馬ー高槻構造線』と呼ばれる地質境界の断層があり、有馬高校が位置する北側は火山岩・堆積岩が多い神戸層群・有馬層群・丹波層群があります。一方南側には深成岩・堆積物が多い大阪層群・段丘層・沖積層・埋立地で形成され、御影石で有名な六甲花こう岩などが存在します。地形と地質は仲良しだということが分かります。

 

 次に地層について学びました。普通の地層は上位の地層のほうが新しく、深くなるほど古くなります。一方で大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる場所では、海溝にたまった土砂とともに大陸側に押しつけられはぎ取られます。この部分は上に重なるほど古い地層になっており、これを『付加体』といいます。

 

 そして『付加体』に存在する岩石についても教えていただきました。『付加体』には石材や鉱石として利用される岩石が多く含まれており、乾電池の電極や鉄鋼、アルミの強度向上に利用されるマンガンや、耐火煉瓦の原料となる赤白珪石、火打石などに使われる赤色チャートなど様々な岩石がみられます。

 

  さらにマグマが冷え固まった結晶化してできた『火成岩』についても学び、流紋岩・安山岩・玄武岩・花こう岩・閃緑岩・斑れい岩など中学校の理科で学んだ岩石の名前があげられ、有馬層群の流紋岩や六甲花こう岩などの写真を見ながらそれぞれの岩石の特徴や利用法についても知ることができました。

 

 その他甲山など三田市周辺の地層の話を交えながらの話も多く、時間が足りないほど内容の濃い講義でした。加藤先生、専門的なお話を分かりやすく教えてくださり本当にありがとうございました。

 

 次回のひとはく連携セミナーは、いよいよ最終回。『三田周辺の地層と化石~植物化石の仲間分けにチャレンジ~』をテーマに、半田 久美子研究員より講義をいただく予定です。実際にグループワークで神戸層群の化石の観察・仲間分けも実践させていただけるとのこと。楽しみですね。

人と自然科 農業クラブ三田警察署の装飾活動を行いました

 11月26日(火)農業クラブ本部役員の生徒が三田警察署を訪れ、装飾活動を行いました。人と自然科では、日ごろの授業や実習で学んだ技術を活かして、公共施設の花壇装飾やイベントでの作庭などを行っています。

 三田市消防本部の花壇装飾活動に関する記事はこちら

 県庁緑化活動に関する記事はこちら

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石に出展しましたに関する記事はこちら

 三田市民文化祭エントランスにてフラワーアレンジメント作品がご来場の皆様をお迎えしますに関する記事はこちら

  今回は三田警察署の装飾。これまで長い間玄関前に設置した花壇に装飾していましたが、腐食が進みやむなく撤去。今回からは花苗を定植したプランタを手作りのウッドカバーに入れ、装飾する形に切り替えました。

 

 学校で自分たちで栽培したパンジー・ビオラ・ハボタンをプランタに定植し、警察署玄関前に設置しました。

 

 作業はあっという間に終了。警察署の装飾は20年以上続く活動で、今年の春には署長より感謝状もいただきました。

 

 今年の春の活動 農業クラブ三田警察署の花壇装飾活動&感謝状をいただきました に関する記事はこちら

 三田警察署を訪れた際はぜひご覧ください。

 

理科 小高連携授業

三田小学校4年生の児童の皆さんが11月26日(火)に有馬高校に来てくれました。

この日は小高連携授業。理科の授業の楽しさを伝えるために、高校生が先生となって化学実験や生物観察の授業をします。

元気な4年生が高校生の先生を前に着席。何が始まるのか、心待ちにしてくれていたようです。

こちらは化学の授業。

液体窒素を使って氷点下196度の世界を紹介しました。

物質の変化に「わぁ~」「固まってる!」など、驚きと思い思いの声を上げる興味深々の児童の皆さん。

高校生先生も分かり易い言葉を選んだり、声の大きさや表情に気を付けながら質問や説明を進めていました。

スライム作りでは、事前準備で良い状態のスライムが作れるように薬品を調合した成果が出て、上手い具合に出来上がり、楽しんでくれていました。

こちらは生物授業。

人体模型を前に、体に関するクイズに積極的に答えてくれる児童の皆さん。高校生先生も緊張していたことも忘れ、徐々に一緒になって楽しむ姿が見られました。

顕微鏡での生き物の観察も、レンズを覗いて「大きく見える!」「すごい!」「楽しい!」と驚きの声をあげていました。高校生は、校内や池で生き物を探したり、顕微鏡を調整したりと準備も頑張っていたので、喜んでもらえて良かったです。

三田小学校の4年生の皆さん、理科の授業はいかがでしたか。

私たちの身の回りには不思議がいっぱい。その不思議は、案外理科の分野に分類される不思議がたくさんあります。

そんな理科の世界に興味や関心を少しでも持ってくれたり、今回の授業が楽しかったと思ってくれていれば嬉しいです。

高校生にとっても、人に物事を伝えるための準備や段取り、説明の仕方など、様々な面での学びができ、貴重な体験ができました。

三田小学校の皆さん、また有馬高校に遊びに来てくださいね。

そして、『学び』の楽しさを体感することはいくつになっても大切なこと。

持続可能な社会のために、今後も若い世代の力が飛躍していくことを願います。

 

 

第32回高校生英語暗誦・スピーチコンテスト 予備選考会

11月23日(土)にホテル北野プラザ六甲荘で行われました、「第32回高校生英語暗誦・スピーチコンテスト 予備選考会」に79回生から1名出場いたしました。

県内の45校の高校1年生が午前・午後の部に分かれてコンテストは開催されました。

予選選考会では暗誦コンテストが行われ、最終選考会はスピーチを行います。

暗誦コンテストの題は、

What adults can learn from kids / Adora Svitak(大人は子供から何を学べるか/アドーラ・スヴィタク)

で、制限時間は3分30秒でした。

10月上旬に原稿を初めて見て、そこから内容を理解しながら原稿を暗記していきました。

校内での練習を繰り返すたびに、暗記できている分量や感情の込め方、ジェスチャーの幅も広がっていました。

本番3日前の終礼でクラスメイト全員の前で行った練習では、緊張しながらも制限時間を30秒以上残して読み切りました!

終礼後、クラスメイトから「あの量の文章を覚えられてすごい!」や「とても流暢だった!」といった声が聞こえました!

本番は、高校生だけでなく審査員や保護者の方々が大勢いる中で、一度も詰まることなく多彩なジェスチャーを用いながら発表を行ってくれました!

結果の発表は12月上旬で、まだ選考が通過したかはわかりませんが、生徒にとっては大きな経験であったと思います。

コンテストの練習に協力していただいた保護者の方や先生方、ありがとうございました!

人と自然科 農業クラブ『でんスポ秋まつり~オータムフェスタ~』に出展しました

 11月23日(土)神戸市北区にある北神戸田園スポーツ公園にて、『でんスポ秋まつり~オータムフェスタ~』が開催され、人と自然科農業クラブの本部役員の生徒、並びに農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒が参加しました。

 1年生の生徒にとっては今回初めての校外イベントとなります。今回販売部門では学校で栽培した野菜やハボタン、そして今年から栽培に力を入れている青パパイヤを持参しました。

『でんスポ秋まつり~オータムフェスタ~』準備に関する記事はこちら

 1年生の生徒は2年生の先輩に教えてもらいながらみんなで準備を進め、10時からいよいよ農産物販売&フラワーアレンジメント体験スタートです。

 まずは販売部門。持参した野菜類はすぐに完売。ハボタン苗を中心とした草花苗もたくさんの方に購入いただきました。

 そして今回一押しの青パパイヤは、出張販売。青パパイヤの健康効果を宣伝しながら、会場を歩き回りながら販売し、たくさんの方にご購入いただきました。

  そしてフラワーアレンジメント班です。今回もアーティフィシャルフラワーを使ったコサージづくり体験です。体験会場がいっぱいになることもありましたね。大盛況です。

 

 1年生のフラワーアレンジメント班の生徒は初めてのイベントでの体験ということで、この日に向けてわかりやすく教える手法について技術を磨いてきました。ワイヤリングやテーピングなどの技術を丁寧に教え、子供たちは大喜びです。子供たちを中心に、50名弱の方に体験いただきました。

 

  そして農業クラブ本部役員&フラワーアレンジメント班の生徒がイベントを頑張っていると・・・今回もやはり出てきてくれました。人と自然科の生徒が実習を頑張っていると姿を現す妖精さん「ひとっしー」です。出てきた瞬間に子供たちが集まってきて、一緒に写真をたくさん撮りましたね。

 

  イベント当日は小雨が降ったり晴れたりの不安定な天気でしたが、たくさんの方が有馬高校のブースに来場いただきました。花苗、野菜、果実を購入いただきました皆さま、そしてアレンジメントを体験してくださいました皆さま、ありがとうございました。また田園スポーツ公園の皆様、イベントにお誘いいただき本当にありがとうございました。

 

図書室より ビブリオバトル兵庫県大会

11月24日(日)、甲南大学岡本キャンパスにて『ビブリオバトル兵庫県大会』が行われました。

今年度は『ひょうご子どもの読書フォーラム』も同時に開催され、兵庫県が読書の推進に力を入れていることを感じる大会となり、参加者や聴衆者も多くいらっしゃいました。

そんな中、有馬高校からも校内選考会を見事に勝ち抜いた生徒が出場しました。

緊張しつつも大会を楽しみにし、忙しい学校生活の合間を縫っての、練習の成果を発揮する日がきました。

参加校が年々増える中、青柳碧人著『むかしむかしあるところに、死体がありました。』を紹介しました。

自分が読んで面白かった点や、本書の魅力や着目点など、5分という時間の中でプレゼンテーションをし、読書が与える素晴らしさを語ってくれました。

決勝には進出できませんでしたが、多くの人前で話す経験ができ、今後の課題や目標が見え、人生を豊かにするための通過点となった大会でした。

今回の大会出場にあたり、携わってくださった全ての方々に感謝いたします。

今後も有高では、生徒と共に読書推進活動を進めて参ります。

 

 

 

 

人と自然科 今週末の北神戸田園スポーツ公園イベントに出展します(青パパイヤ買いに来ください)

 有馬高校人と自然科最大の行事である秋の農業祭が終わり、あっという間に2週間が経とうとしています。

 令和6年度秋の農業祭 盛大に開催されました・・・に関する記事はこちら

 今年はお客様に多く来場いただき、ほとんどの農産物が完売しました。当日有馬高校の野菜が買えなかった・・・という方必見。今週末11月23日(土・祝)10時~15時に北神戸田園スポーツ公園で開催されます『でんスポ秋まつり~オータムフェスタ~』に有馬高校人と自然科が出展します。

 北神戸田園スポーツ公園HPはこちら

 少し残していた有馬高校で栽培したハクサイやダイコンなどの野菜やハボタン苗、授業で調整したギンナンや竹炭などを販売します。また、有馬高校人と自然科での特色ある学びフラワーアレンジメントのコサージづくり体験や、人と自然科公式キャラクターひとっしー君とのふれあい体験も予定されています。参考までに春に開催された『でんスポアドベンチャーフェスタ』の記事をご覧ください。

 4月に開催されたでんスポアドベンチャーフェスタにて苗販売&アレンジ体験実施しました・・に関する記事はこちら

 さて、今回の『でんスポ秋まつり~オータムフェスタ~』の一押し商品が、新しい教育課程となって新設された『果樹と緑コース』で栽培が始まった青パパイヤです。最近パワーフードとして注目されている青パパイヤ。学校横の市道脇を通られたときに、たわわに実ったパパイヤ並木に皆さん気づかれましたか?

 

 露地(屋外)で栽培している青パパイヤ。三田市では気温が下がってきたら枯れてしまうため、今回のイベントに向けすべて収穫することにしました。

 

 一生懸命収穫、パック詰めを行った青パパイヤ。今回は100グラム当たり0.5円の量り売りします。青パパイヤは癖が全くないので、サラダはもちろん、炒め物や煮物など多くの料理に活用できます。次回の販売は来年度になりますので、試してみたい方はぜひこの機会にご購入ください。

 

 さらに今回初めて乾燥させたパパイヤの葉や茎も販売します。

 

 パパイヤの葉や茎はウサギやハムスターのエサとして、ペットショップやインターネットで販売されています。動物にとって嗜好性が高いことが特徴です。有馬高校の青パパイヤは栽培期間中一回も農薬を使用していないので、動物にも安心です。生徒が飼っているウサギに食べてもらったところ、大好評でした。

 『でんスポ秋まつり~オータムフェスタ~』は、10時~15時小雨決行です。入場は無料ですが駐車料金は必要とのことです。皆様のお越しをお待ちしております。

 

人と自然科「クラインガルテン」2学期その6 あと2回になりました・・・

今回は11月20日(水)の授業について紹介します。

5月からスタートした「クラインガルテン」の授業、今回で19回目となります。

秋の収穫も最終、カリフラワーの収穫を行いました。残念ながら担当区域のものは

夏からの高温傾向でまだ収穫できず・・・違う時期に定植した3年野菜班のカリフラワーを

収穫します。

収穫する方法を説明して収穫スタートです。最近は「白色」だけでなく「オレンジ色」や

「紫色」のカリフラワーもあります。受講生の方には何色が良いかを選んで収穫して

 もらいます。

収穫を終えて、生徒・受講生とクラインガルテンの圃場で記念撮影です。

いよいよ、来週が受講生の方と一緒に授業する最終回となります。

今日みたいないい天気だと良いですね。

人と自然科 農業クラブ 第59回新しい農業を目指す高校生等の集いに参加

 11月14日(木)兵庫県立嬉野台生涯教育センターにて、第59回新しい農業を目指す高校生等の集いが開催され、兵庫県立有馬高校人と自然科からも1・3年生の生徒13名のクラブ員(生徒)が参加しました。(2年生の生徒は修学旅行期間中ということで残念ながら今年は参加できませんでした。

 この事業は県内に11校ある農業学科を持つ高校、そして兵庫県立農業大学校の生徒が毎年集い、将来の進路に役立てること、そして同じ農業を志す仲間としての連帯感を養うことを目的とした会で、県内から就農や農業関連産業への就職に興味を持っている生徒が163人が集まりました。

 

 ちなみに、近年人と自然科には農業に興味関心を持った生徒が多く在籍しており、卒業後の進路においても農学系国公立大学、私立大学への進学はもちろん、農業や農業関連産業への就職を目指した農業大学校への進学も多くなっています。

  昨年度令和5年度 人と自然科 進路実績はこちら.pdf

 ちなみに今年度も、3名の生徒が農業・環境系国公立大学を、8名の生徒が農業系私立大学への進学を目指しており、国公立大学1名をはじめ合格の報告が続々と入ってきています。(詳しくは後日HPにて紹介いたします。)

 話は戻し、開会式では兵庫県学校農業クラブ会長挨拶の後、今年度兵庫県学校農業クラブの事務局の兵庫県立播磨農業高校がある加西市の市長や兵庫県農業青年クラブ連絡協議会の会長様からの励ましの言葉を頂きました。

 

 開会式の後、午前中は今年度、株式会社AGRICHを立ち上げた小山内 陽介氏から講演をいただきました。小山内さんは県立農業高校、そして県立農業大学校を卒業したのち、姫路市にある有限会社夢前夢工房でに雇用就農され修行。そして2015年に独立就農を果たし、路地ブドウと野菜等の複合経営をされています。

 小山内さんが農業を目指したきっかけは、農業高校時代のブドウ栽培だったようで、自身が栽培したブドウを初めて食べたときの感動は今でも忘れられないとのことです。そしてブドウ栽培を中心に経営している現在、お客様がリポーターとして1シーズンに何度も足を運んでくれることがやりがいになっているそうです。

 そして最後に私たち後輩へのメッセージとして、『皆さんも私もまだまだ農家の卵。まだまだできないこと、知らないことだらけですが自分の目指す農業の形を作り上げていきましょう。そして儲かる農業を目指していきましょう。』と励ましの言葉をいただいました。

 昼食を挟み、午後からは分科会です。水稲(豆類・野菜・農産加工)、水稲(露地野菜・豆類)・施設野菜・果樹・酪農(乳製品加工)の5つの分科会に分かれ、先輩農業者との座談会を行いました。 生徒は自分が興味のある分科会に分かれて参加します。

 

 「どの仕事でも同じだが、やったことだけ返ってくる」「自身は成功の第一の秘訣。自信が身につくほど日々考え努力してほしい」「様々なことに挑戦しいろいろな物事にアンテナを張って楽しんでチャレンジしてほしい」「地域の方々とのつながりを大切に」「世界を旅してそこの国の農業を見てほしい。農業はかっこいいんです。」などなど、先輩からの熱いメッセージに参加した生徒はかなり刺激されたようです。

 

 分科会の後は全体会。各分科会の報告。そして兵庫県立農業大学校や森林大学校の紹介、そしてひょうご就農支援センターより、新規就農に向けた兵庫県のサポート体制などの紹介がありました。そして最後は参加者全員で、FFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌)を歌い、つどいは終了です。

 

 参加したみなさん。充実した1日となりましたか。将来の進路実現にの参考にしてください。運営を担当していただいた播磨農業高校の皆さん。ありがとうございました。

人と自然科「クラインガルテン」2学期その5 収穫

今回は10月中旬から11月上旬に実施した内容を紹介します。

本年の秋は、いつまでも続く高温傾向が続いています。野菜は暖かい=生育は早いではなく、

ある程度の寒さに当たることが必要なものがあります。蕾を食用とするブロッコリーも花蕾の

生育には15~20℃程度が良い条件とされています。例年より少し遅れてようやく収穫で

す。また、ミズナも寒さに当たった方が軟らかくなるのですが、少し茎葉が硬かったようで

す。

ダイコンも生育バランスの崩れや乾湿の差が激しく、裂根のものもありましたが、まずまずの

大きさのものを収穫することができました。

問題はハクサイです。アオムシやバッタなどの大量発生によりかなりの被害を受けて

しまいました…。授業受講生のハクサイも残念ながら食害により収穫できない事態に

なりました。急遽、1年生が管理していたハクサイで収穫することとしました。

1年生の皆さん、丁寧な管理をありがとう。

一般の方と一緒に授業をするのもあと2回。受講生の皆様も宜しくお願い

します。 

 

 

人と自然科 ひとはく連携セミナー6回目 未来に残したい農業や農村の持つ魅力について学ぶ

  11月1日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第6回目となるひとはく連携セミナーが実施されました。(秋の農業祭や修学旅行など学校行事が続き、ご報告が遅れすみませんでした。) 

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf  

 有馬高校人と自然科と県立人と自然の博物館の間では生徒のセミナー受講について協定を結んでおり、年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学んでいます。前回第5回目も『種子散布の生態学』をテーマに、藤井俊夫研究員より、植物が生息域を広げていく技ついて学びました。

 ひとはく連携セミナー5回目 植物の移動方法について学ぶ に関する記事はこちら

 第6回目となる今回は『未来に残したい農業や農村の持つ魅力』をテーマに、衛藤 彬史研究員より講義をいただきました。棚田やかばたのような農村風景、また生活文化とともにある食や行事など、農業や農村にはその地に根づいた様々な魅力があります。時代の移り変わりとともに失われつつあるそのような価値や美しさを次世代に継承していくための工夫や取り組みを紹介いただきました。

 

 まずは大豆に見る和食の今について説明いただきました。日本人食文化を考えるうえで味噌や醤油などの使用される大豆は和食の要です。しかしこの大豆のほとんどは海外から輸入されておりその自給率は20%で、ほとんどをアメリカやカナダから輸入しています。日本産の大豆は値段が海外と比較し高いですが大豆の文化を守るために、量より質を高める工夫を行っています。日本産の大豆の生産の減少が続けば、加工や調理に関する文化が引き継げなくなることが予想されます。

 

 次に農業を英語に翻訳した単語『Agriculture』の意味について考えてみました。『Agriculture』は『Agri-culture』つまり直訳すると『農-文化』です。ユネスコが選定する『世界無形文化遺産』に日本の和紙が2014年に、日本の和食が2023年に登録されました。和食は先ほど紹介した大豆などの生産と直結していますし、和紙についても原料はコウゾ・ミツマタ・ガンピなどが主に使用されています。その和紙の生産におけるコウゾの国産比率は5%程度といわれており、現在文化財の補修に使用する和紙も外国産が使われているのだそうです。(ちなみに絹の国産比率も0.2%以下という状況だそうです)このように日本の文化を守ることと農業は直結していることが分かります。

 

 そして多様な農村景観を守る取組みについても学びました。学校での授業でも学んでいますが、近年農業就業人口が減少し、農業は衰退しています。その結果美しい農村景観も失われつつあります。先生からは兵庫県別宮の棚田や徳島県にし阿波の傾斜地農業、静岡県伊豆市の水わさび伝統栽培など全国のユニークな取組みを紹介いただきました。

 

 最後に先生から『農業はクリエイティブだ』という言葉をいただきました。農作物の加工や調理で『家庭科』や『科学』を学び、生産をとおして『食育』を学び、地域のことを学ぶことで『社会・歴史』を学び、栽培をとおして『理科・生物』を学び、収量を分析することで『経済』や『数学』を学びます。他にも気象学や地質学・動物学・獣医学・・・このように農業とは『総合学習』なのです。

 

『農業を学ぶではなく農業で学ぶ』このことばがとても印象的で、まさに人と自然科が目指していることを先生に改めて再確認させていただけた内容でした。衛藤先生、興味深い講義をありがとうございました。次回のひとはく連携セミナーは、『人とのかかわりから見た三田盆地周辺の地形と地質』をテーマに、加藤 茂弘究員より講義をいただく予定です。地元三田市の環境が学べるよい機会となりそうですね。

修学旅行 <最後に>

郷の音ホールに到着しました!

3泊4日、お疲れ様でした。

生徒の皆さんは、家に帰り緊張が解けると、修学旅行中に忘れていた疲れがドッと訪れるかもしれません。しっかりと体を休めてください。

今回の修学旅行で得た経験、学んだことを、これからの生活の中で活かしてほしいと思います。

また、今回の修学旅行が実施できたのは、保護者の方や、様々な人の支えがあってこそだということを自覚し、感謝の気持ちを持ってください。

月曜日、2学年はお休みです。火曜日から元気に学校で出会えることを願っています。

 
最後になりましたが、ブログをご覧になってくださった皆様、本当にありがとうございました。

拙い文章で読みづらい箇所も多々あったかと思いますが、生徒たちの様子が少しでも伝わっていれば幸いです。

また、家の方で子供たちの修学旅行での話を聞いてあげてください。

4日間、本当にありがとうございました。

                                  78回生修学旅行 引率団

78回生修学旅行<那覇空港・解団式>

那覇空港に到着しました!

那覇空港にて解団式を行いました。

修学旅行委員が代表し、JTBの方やカメラマンさん、看護師さんにお礼を伝えてくれました。

この後は往路と同様に飛行機にて約2時間30分のフライトの後、大阪伊丹空港へ到着する予定です。

思い出深い沖縄から飛び立ち、兵庫へと帰ります。

修学旅行 総合学科12<沖縄タクシー研修>

沖縄タクシー研修です。

各班毎にタクシーを貸し切り、沖縄を観光します。

各班、事前に考えていたプランに沿って研修を行いました。

修学旅行の最終日に、沖縄を満喫できたのではないでしょうか。

この後は各班毎に那覇空港に集合し、飛行機にて兵庫県へ帰ります!

78回生人と自然科修学旅行その13  那覇国際通り商店街で昼食&ショッピング楽しみました

 人と自然科です。サトウキビ収穫体験&黒糖づくり体験を終え、最後の研修先は那覇国際通り商店街での班別自由研修です。

 

 昼食をとった後は旅の楽しみ。もちろんショッピングです。お世話になった家族やおじいちゃんやおばあちゃん、部活の後輩へのお土産を選びましょう。もちろん自分へのご褒美(お土産)も忘れません。

 

 皆さん買い忘れはありませんか?悔いはないですか?

 

 さて、大満足の時間を過ごしたところで那覇空港に向かいましょう。そして総合学科と合流し、兵庫に帰りましょう。

 

 以上で人と自然科オリジナルプログラムの報告を終わり、本体からの報告にバトンタッチします。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。

78回生人と自然科修学旅行その12  サトウキビの収穫&黒糖づくりを通して農業の6次産業を体験しました 加工編

 人と自然科です。サトウキヒの収穫を終え、屋内作業場に戻ってきました。

 まずはとれたてサトウキビをかじらせていただきました。カマで切って水洗いし、口の中で噛んだ瞬間、自然な優しい甘さが口いっぱいに広がります。

  
 次は収穫したサトウキビを押し切り機で切って、お土産で持って帰ります。自分たちで収穫したサトウキヒを家族にもかじってもらって、この甘さを感じてもらおうね。


 いよいよ黒糖づくりです。しぼり機でサトウキビをしぼります。甘い汁が出てきました。その汁を煮つめて出来るのが黒糖です。ちなみに搾りかすも畑に有機質肥料として戻すのだそうです。


 煮詰めた汁を鍋で煮て、氷を入れ、100%サトウキビジュースを試飲させていただきました。委員長号令の元、クラス全員で乾杯です。学校で栽培しているスイートコーンの香りが少しする天然のジュースは最高の味でした。

  さて、搾り汁はカマで煮詰めていきます。焦げ付かないように混ぜ続けます。

 
 そしてサンゴカルシウムを加え、再び混ぜてプレートに流し込むと固まっていきます。釜に付いていた黒糖を少し味見させていただくと、口の中に自然な甘さが広がり、一気に元気になりました。

 

 固まった黒糖はヘラで均等に切っていき、

 

 パックに詰めて記念のラベルを貼り、お土産として持ち帰りました。

 

 体験を通して亜熱帯地域の農業、そして6次産業化について楽しく学ぶことができました。

 
 最後は三線の音色でお見送りして下さいました。

 
 『ニライカナイ』の皆様。ご協力いただきました農家様。楽しい時間をありがとうございました。

 

 さて、いよいよ最後のプログラム。沖縄国際通りにて、昼食&ショッピング自由研修です。最後まで楽しく学びましょう。

78回生人と自然科修学旅行その11 サトウキビの収穫&黒糖づくりを通して農業の6次産業を体験しました 収穫編

 人と自然科です。全員元気です。ビーチで集合写真撮りました。

 お世話になった『ホテルみゆきビーチ』を出発です。

 最終日の人と自然科オリジナルプログラムは、体験施設『ニライカナイ』でのサトウキビの収穫&黒糖づくり体験です。授業で学んだ農業の6次産業化と亜熱帯地域の農業について体験を通して学びます。

 

 さっそくサトウキビ畑に入っていきます。全長約3メートルのサトウキビ。近くで見ると結構迫力ありますね。

 説明を受けた後、早速オノやカマを使ってサトウキビを刈ります。今回は地元農家の方の全面バックアップの下、サトウキビ畑のいいとこらを確保していだだき体験を行いました。

 

 そしてサトウキビ専用の二股のカマで葉を落として行きます。

 さすが普段から農業実習で体験しているだけあって、手慣れていますね。葉を刈ったサトウキビは軽トラックに積みましょう。

 収穫楽しかったですか?それでは屋内作業場に戻って黒糖に加工しましょう。続きは加工編で。

78回生修学旅行<朝食>

おはようございます。最終日の朝です。

本日総合学科は各班毎での沖縄タクシー研修、人と自然科はサトウキビ畑へ行くプランがあるため、生徒のテンションも高いように感じました。

朝食・部屋の整理をし、施設の方に挨拶を済ませた後、移動となります。

78回生修学旅行<夕食・学年レク>

本日の夕食はBBQでした!

各グループでお肉や野菜を焼きながら夕食を楽しみました。

その後、学年レクリエーションを行いました!

修学旅行委員を中心に、学年の有志の発表など、盛り上がった時間でした。

レクリエーションの最後には、修学旅行期間中に誕生日を迎えた2人のサプライズお祝いをしました!学年全体で協力してお祝いできました。

この後は室長会議を行い、就寝となります。

修学旅行総合学科<コース③ホテルマリン体験・琉球村>号外編

体験コース③は、ホテルでのマリン体験と、琉球村での文化体験ができるコースでした。

まずはウェットスーツを着てシュノーケリング。

魚の餌をもらったら周りにたくさん魚たちが集まってきました。

次はドラゴンボート。

ボートに引っ張られたみんなは、あっという間に海の向こうに消えていきました。

最後は心地よい疲れの中、ビーチフラッグが始まりました。

笛の音と共に砂浜をダッシュする子ども達。

みんないい笑顔でした!

午後からは琉球村に行きました。

各々体験と買い物を楽しんできました!

なかなかできない体験の数々に大満足でした!

修学旅行 総合学科11<選択別体験活動>

選択別体験活動を行いました!

【ナガンヌ島マリン体験コース】

【慶良間ダイビング体験コース】

【ホテルマリン体験+文化体験コース】

【マングローブカヌー体験+文化体験コース】

【文化体験+沖縄観光コース】

各コース、充実した時間を過ごせたと思います!

78回生人と自然科修学旅行その10 『クイナの森』でヤンバルクイナに出会いました

 人と自然科です。お世話になった『やんばる学びの森』ともお別れです。修学旅行委員からお礼の言葉を伝え、出発です。

 そして本日最後の体験プログラム会場『クイナの森』に到着です。

 

 クイナの森は、ヤンバルクイナの生態や環境のについて学ぶことができる施設で、環境を再現し、保護目的で飼育している個体を観察出来るブースがあります。今回は学芸員の方と地域活性化センターの事務局長の方から説明をいただきました。


 ヤンバルクイナは国の指定天然記念物・希少種で、絶滅危惧IA類。世界中でやんばるにしか生息していない鳥。鳥インフルエンザ対策で靴底を消毒し、いよいよヤンバルクイナのクー太くんとご対面です。


 実際では目にすることさえ難しいヤンバルクイナ。午前中のトレッキングでは出会えなかったので目の前で見ることができて感動です。男子班では滅多に見られない木に登る姿を、女子班では餌を食べる様子を見ることができました。


 学芸員からの説明では、翼が短くて丸く、体重に比べて面積も小さく、翼を動かす筋肉も発達していないため、ほとんど飛ぶことができません。そして胸から腹にかけての白と黒のしま模様と、真っ赤なくちばし、目、足が特徴です。


 また、野生のヤンバルクイナは、エサは土のなかの小動物をほじくり返して食べ、カタツムリなどの固い殻も割って中身を食べるそうです。また硬い殻を割るために小石を飲み込むこともあるそうです。


 さすが普段人と自然の博物館などで研修や見学が多い人と自然科の生徒。メモをとりながらお話を聞いていました。

 さらに事務局長の方からはヤンバルクイナと保護活動の関わりについてお話しいただきました。
 ヤンバルクイナをマングースなどから保護するために16ヘクタールの面積を囲むフェンスを設置したこと、そしてヤンバルクイナの保護をきっかけに、世界自然遺産登録に繋げたこと、最近では交通事故でひかれて傷ついている個体が増えていることなど、丁寧に教えていただきました。

 

 今回訪れたやんばる地域には、ヤンバルクイナをはじめ、ここにしか住んでいない「固有種」が多く生息しており、やんばるの森が失われてしまえば、地球上から姿を消してしまいます。環境保全について考えさせられる貴重な機会となりました。クイナの森の皆様ありがとうございました。

 最後にドローンで空中撮影して集合写真を撮りました。


 沖縄本島北部での活動はこれにて終了。これより再びホテルみゆきビーチに戻り、総合学科と合流します。

 次回の人と自然科からの報告は、4日目の午前中のプログラム、サトウキビ収穫体験です。今夜は学年全体のBBQ&学年レクです。楽しんでくださいね。

78回生人と自然科修学旅行その9 世界自然遺産『やんばるの森』をトレッキングしました

 人と自然科です。3日目最初のプログラムは『やんばるの森トレッキング』です。

 やんばる地域は、世界でも貴重な希少種・固有種の保全に重要な地域、また生物の多様性が評価され、「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部および西表島」として世界自然遺産に登録されています。そして沖縄本島北部のことを地元では「やんばる(山原)」と呼ばれていることが名前の由来だそうです。今回はその森に実際に入り、独特な生態系を自分の目で確かめに行きました。

 出発前の気温は25度。湿度85%。少し雨が強かったのでみんなカッパを着て集合です。ガイドさんから事前にやんばるの生態系や見つけたい動物や植物を教えていただき、晴れを祈って早速出発です。

 まずはセンター近くで、シークワーサーやゲットウ、サキシマフヨウなどの沖縄ならでわの植物を見つけました。匂いを嗅いだらとってもいい香りがしました。

 自然豊かな亜熱帯の森に入って行きます。別名ブロッコリーの森と呼ばれているそうです。常緑樹のため紅葉もなく、スダジイなどドングリの木が多いそうです。入口には森の中に外来植物の種子を入れないように、足の裏の土を落として入ります。

 

 森の中に入っていくと、シマサルナシやキクラゲ、ヤマヒハツなど、食べられる植物を発見。専門家の指導のもと、味見させていただきました。


 少し歩くと今度は動物が多く出てきました。シリケントカゲやキノボリトカゲです。


 途中から天候が回復。木漏れ日からさす光が幻想的でした。

 

 地表面にも、コモウセンゴケやミズスギ、ナンバンキセルなどの植物を発見。ナンバンキセルは葉がなく、近くの植物に寄生してそだつのだそうです。


 中には外来の植物も生息しており、アメリカハマグルマやギンネム、コバナヒメハギなどが発見されました。戦後アメリカ軍が緑化のために持ち込んだものもあるようで、今は少し厄介者になっているようです。


 生徒はガイドさんの話を聞きながら、植物や動物の姿をカメラに収めていました。

 あっと今に2時間が過ぎ、トレッキングば終了です。残念ながらヤンバルクイナは見られませんでしたね。ガイドの皆様、丁寧な説明ありがとうございました。

 天気も回復したので、高台から集合写真を撮りました。

 午後からは『クイナの森』。先ほど見られなかった国の天然記念物であるヤンバルクイナに出会いに行きます。楽しみですね。

78回生人と自然科修学旅行その8 『やんばる学びの森』にて3日前の朝を迎えました

 おはようございます。人と自然科です。

 

 3日目の朝を迎えました。天候は小雨がパラついていますが、やんばるを堪能するには最適かもしれません。

 昨日のナイトハイクですっかりやんばるの森に魅了されたメンバーは早朝から担任の先生の引率て早朝ハイクに行ったようです。鳥の鳴き声を聞きながら、森の匂いを感じながら、探索しました。

 

 さて、軽い運動の後はレストランに集合です。体調不良者もおらず全員元気です。

 今日も様々な活動が予定されています。しっかり食べておきましょう。

 

 本日最初のプログラムは『やんばるの森トレッキング』です。昨夜体験したナイトハイクとは違った、昼間のやんばるの森の姿を見に行きましょう。ヤンバルクイナやケナガネズミニにあえるかな?

78回生人と自然科修学旅行その7 世界自然遺産『やんばるの森ドキドキナイトハイク』に行ってきました

 人と自然科です。夕食が終わったらすぐに次のプログラムへ。『やんばるの森ドキドキナイトハイク』です。

  

 みんなで懐中電灯を持ち、ガイドさんの指示に従いながら夜の森へ飛び出します。どんな生きものと出会えるのでしょうか。

 

 懐中電灯を照らしながら進むと早速ザトウムシを発見。千と千尋の神隠しの釜じいのモデルになった虫です。他にもたくさんの昆虫が見つかりました。

  

 他にもヤンバルヤマナメクジやヤンバルクロギリスなど最近見つかった、まだ正式なに前もついていないような貴重な生き物を発見しました。

 

 さらに爬虫類ではリュウキュウカジカガエルやオキナワアオガエル、さらにはヒメハブにも遭遇。この地方固有の生き物がたくさん発見されました。

 

 また歩いていくと、エンビのパイプを発見。これはマングースの駆除装置だそうで、散策路には溝に生き物が落ちた時に上がりやすいような工夫もみられました。島全体で貴重種を守っていることが伝わってきました。

 

  最後に出会ったのは蛍です。懐中電灯を消すとあちこちで光が見えました。オキナワスジボタル、そしてオキナワマゴボタルだそうで、ともに固有種でした。

 

  残念ながらヤンバルクイナには出会えませんでしたが、他にもこの地域が米軍基地の跡ということがわかる、外来の植物や塹壕跡など、ざまざまな内容が学べた約1時間のドキドキナイトハイクは無事終了です。お疲れさまでした。

 宿に戻ったらすぐ室長会議です。

 

 これにて本日の日程は終了です。明日は午前中、昼間のやんばるの森トレッキング、午後からは『クイナの森』を訪れ、今回のナイトハイクで会えなかった国の天然記念物であるヤンバルクイナに出会いに行きます。明日に備えてゆっくり休みましょう。おやすみなさい。

78回生人と自然科修学旅行その6 今夜の宿泊先『やんばる学びの森』に到着しました

 人と自然科です。今夜の宿泊先『やんばる学びの森』の到着です。

 

 この施設はやんばる国立公園内にあり、自然体験や野外活動ができる豊かな自然に囲まれた宿泊施設です。


 荷物を整理したらすぐ夕食です。今夜も豪勢ですね。一日マリン体験をしたので心配していましたが、体調不良者もおらずみんな元気です。

 

 夕食後、部屋には戻らずみんなで玄関に集合。

 人と自然科はまだまだ終わりません。この後はやんばるの夜の世界をみんなで見に行きましょう。

78回生人と自然科修学旅行その5 サンゴ畑でシュノーケリングを行いました

 人と自然科です。午前中のマリン体験でみんなお腹ペコペコ。お弁当でパワーチャージです。

 そしてみんなで漁港に移動。

 昨日水産養殖研究センターにてサンゴの苗づくり体験を行いましたが、実際に養殖された苗を移植している海域でシュノーケリングを行います。まずは漁港横にあるサンゴの育苗ハウスの見学です。移植直前の苗を見せていただき、復元の現状について学びました。

 

 ここでもヒトデとナマコの触れ合いができ、大はしゃぎです。

  事前学習が終わったところで早速、サンゴの復元されている海域に移動します。2台の平船に乗り込み、ポイントまで移動します。風が気持ち良くて最高です。

 

 約15分でポイントに到着。みんなで海に飛び込み、シュノーケリングの始まりです。

 海の中をのぞいてみると、サンゴの苗が移植されている様子が確認出来ました。そしてその周りには、多種多様な魚が群がっており、産後が海のオアシスの役割をしている様子を自分の目で確認することが出来ました。

 

 一方で白化してしまったサンゴも確認出来ました。これから水温が下がってきたら復活する可能性もあるそうで、今の気候変動に大きく営業されていることを感じました。

 その後もロクセンスズメダイをはじめとした魚たちと一緒に、カクレクマノミやシャコガイなどの生き物を観察しながらシュノーケリングを楽しみました。

 約1時間半シュノーケリングを満喫し、再び漁港に戻ってきました。沖縄の海は本当にすばらしかったですね。

 いかがでしたか?やはり実際にその場に行って自分の目で確かめることが大切ですね。この体験をぜひ、来年度以降の進路などに活かしてくださいね。

 それでは宿舎に移動です。今夜は人と自然科だけホテルみゆきビーチを離れ、北部国頭村にある『やんばる学びの森』に宿泊します。1~2日目は海の環境について体験を通して学んできましたが、ここからは陸の環境、世界自然遺産にも登録されているやんばるの自然について体験します。夜にはナイトハイクも計画されています。楽しみですね。

修学旅行 総合学科8<美ら海水族館>

午後からは、沖縄美ら海水族館を訪問しました!

入口で、大きなジンベエザメのモニュメントが設置されており、それをバックにクラス写真を撮りました。

海を生きる様々な種類の魚たちに圧倒されつつも楽しみながら見学する様子が見られたと思います。

今からバスに乗りホテルへ帰ります。

78回生人と自然科修学旅行その4 青の洞窟でおなじみ「真栄田岬」でダイビング&シュノーケリングを行いました

 人と自然科です。全員すこぶる元気です。

 ホテルみゆきビーチを出発した人と自然科一行は、恩納村「真栄田岬」に到着しました。ここではダイビング班とシュノーケリング班にわかれてマリン体験を行いました。天候はもちろん晴れです。

「真栄田岬」といえば「青の洞窟」です。半分海中にある洞窟で、外部から洞窟内に差し込む太陽の光の作用で、洞窟内の水中と水面が神秘的な青色に輝く、大人気のスポットです。また「青の洞窟」の外側には様々な種類の魚を観察すことができ、世界のビーチランキングでも上位に位置するスポットです。


 マリン体験の前に事前学習です。沖縄の海に憧れ、現在サンゴの保護活動をされているインストラクターの方からお話しをいただきました。

 

 眞栄田岬の海域には約4万株のサンゴ苗が移植されています。しかし今年は水温の上昇により80%以上が白化してしまったそうです。サンゴは多様な魚など、海の多様性に大きな役割を果たしています。インストラクターの方からはプラスチック問題や温暖化など、今ある問題に関心を持つことが大切だと教えていただきました。

 

 さていよいよマリン体験です。マリンウエアを着用し準備万端です。

 

 行ってらっしゃい。


 ダイビング班は海の中を、シュノーケリング班はゆったりと海に浮かびながら水中を観察します。沖縄の海に生息する色鮮やかな魚を観察することができましたね。

 

 そしていよいよ青の洞窟へ。今月の洞窟への入場確率40%の中、この日は抜群のコンディションということで、神秘的な青の世界を堪能することができました。

 写真で本物の青色をお伝えすることが出来ないのが残念ですがみんな感動しました。満足した後、再び魚と戯れながら陸に戻りました。

 午後からは昨日学んだサンゴの移植が行われている海域でシュノーケリングです。楽しみながら環境について学びましょう。

修学旅行 総合学科7<アメリカンビレッジ まちなか留学・ロゲイニング>

午前中は、アメリカンビレッジにて まちなか留学・ロゲイニングを行いました。

English Speakerの方と交流しながら、沖縄の街に設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内に回りました。

昼食も、各班毎にEnglish Speakerと一緒に食べる中で親睦が深まると共に、文化の違いなども経験できたと思います。

 

78回生修学旅行<朝食>

おはようございます。2日目の朝です。

昨夜の疲れがあるかと心配していましたが、本日のまちなか留学やロゲイニングを楽しみにしている会話が聞こえてきて、安心しました。

本日総合学科は、午前中にまちなか留学・ロゲイニングを行い、午後からは美ら海水族館に見学に行きます。

人と自然科は「真栄田岬」でダイビング&シュノーケリング&やんばるの森でのナイトハイクを予定しています。