学年・専門部
人と自然科 3年生 地域自然保護「ありまふじ公開セミナー」
公開セミナー1回目は有馬富士公園の中の自然や様々な植物について学ぶガイダンスでした。
まず、会議室でマムシなど園内の危険な生物についての説明を受けてから園内の説明に移りました。
園内では有馬富士の景色や、この時期しか見られない植物や生物、園内に設置されたアトラクションなどについて体験的に学ぶことができました。
「エゴノキ」の果実を使った簡単な実験では生徒たちも新鮮な驚きを見せてくれました。
園内散策の後は、ワークショップとして簡単な木工を行いました。
あっという間の2時間でしたが、地域の自然にどっぷりひたる貴重な時間となりました。
人と自然科 2・3年生 「春の農業祭」
春休みの間から着々と準備を進めていた春の農業祭が実施されました。
生徒たちも早々と登校して準備を進めてくれていました。
開会式では有馬高校のオリジナルの法被(はっぴ)を着た校長先生による挨拶、農業クラブ会長による挨拶がありました。
その後、各グループに分かれ、販売実習がスタートしました。
例年通り、多くの地域の方々が来校してくださり、大盛況となりました。
生徒たちも地域の方に商品の説明などを行い、コミュニケーションの力もめきめき向上している様子がみられました。
たくさんの方々と触れ合うことができた充実した1日となりました。
次回は「秋の農業祭」が11月8日(土)に実施されます。
今回よりグレードアップした生徒が農業祭で見られることを期待しています。
80回生オリエンテーション合宿3日目後半
1~3組はアドベンチャーラリーのあと時間に余裕があったため、近くの海へ!
カッター研修が中止になるぐらいの強風が吹き荒れる中でしたが、新しくできた友達と、合宿の最後の楽しい時間を過ごしました。
そして昼食後は全員集まって退所式・解団式を行いました。お世話になった施設の方にお礼の意味を込めてもう一度学年全員で校歌を歌いました。
そして最後は生徒代表から。いろんな人に対して感謝の気持ちを持ちましょう、という内容の素晴らしいスピーチでした。
14時30分ごろ、宿舎を出発、途中休憩の後に16時40分ごろ学校到着してそのまま解散となりました。
3日間の疲れもたまっていることでしょう。
明日は代休なのでしっかり休んで、また木曜日から元気に登校してくれることを楽しみにしています。
(木曜日は時間割通りの7時間授業です。)
施設の方も最後におっしゃっていましたが、これからの学校生活が大切です。
失敗もたくさんしながら、いい思い出をたくさん作って成長していきましょう!!
人と自然科 2年「野菜」の授業風景
人と自然科は、農場で実習だけをしているわけではありません。
教室で野菜の特性や栽培環境などについても学びます。
今日は、野菜苗のスケッチをして良い苗の条件について学習をしました。
スケッチする苗は春休みの実習で鉢上げしたものです。
ただ、絵を描くだけでなく、葉の形や色、特徴などもメモしていきます。
この特徴が野菜の分類でも役立ちます。
それぞれの野菜苗の特徴は解りましたか?
いよいよ、今週の19日(土)は春の農業祭です。皆様の来場をお待ちしています。
80回生オリエンテーション合宿3日目
いよいよ迎えた最終日。
今日は朝から天候に恵まれません。
昨日は外でできた朝のつどいも、今日は体育館での開催です。
同じ宿舎に寝泊まりする南あわじ市役所の方々とともにラジオ体操などを行いました。
その後、1〜3組はカッター研修の予定でしたが、残念ながら強風により中止となり、代わりにアドベンチャーラリーと呼ばれる3つの室内レクリエーションを体育館で行いました。
①ブラインドスクエア
目隠しをした状態で10人1組の班でひもを1本持ち、指定された形を作っていきます。
②キーパンチ
1-30の数字がランダムに置かれており、それを班員で順番に踏んでいくゲームです。
③パイプライン
水道管を半分に切ったパイプの上をゴムボールやビー玉を転がしていきます。
どのゲームもシンプルなゲームですが、意外と考えなければならないことが多く、また仲間とのコミュニケーションが必須でした。
クラスでのチームワークをこれから築きあげていきたいですね!
一方、4~6組は予定どおり飯盒炊飯を実施できました。
今最後の昼食を食べ、2時過ぎには宿舎を発つ予定です!
80回生オリエンテーション合宿2日目後半
飯盒炊飯とカッター研修を終えたあとは、集団行動練習とブレインストーミングを行いました。こちらは集団行動の様子です。体育の授業でもこれからまたやっていくのでしっかり覚えましょう。
そしてこちらはブレインストーミングの様子です。
クラスで8班に分かれて「どのような高校生活を送りたいか」というテーマについて話し合い、ポスターにまとめました。
そして夕食後は校歌コンクール。
各クラス練習の成果を存分に発揮して合唱を披露しました。特に、校歌の歌詞の内容が伝わるように工夫して歌いました。
また、隊形や歌い方をこだわったりするクラスもあり、クラスの色が徐々に出てきた感じです!
結果、優勝は5組!!
準優勝は4組でした。
結果ももちろん大切ですが、練習を通じてクラスメイトと仲を深めるきっかけになったようです。また、伝統ある有馬高校の校歌を引き継ぐことができました。
最終日に向けての室長会議の様子です。
80回生オリエンテーション合宿2日目前半
オリエンテーション合宿2日目の前半の様子をお伝えします!
昨日の悪天候とはうってかわって快晴の朝でした。本来なら6:45に朝のつどいが始まる予定でしたが、15分前の6:30には全員が集合を完了していたのでつどいを予定よりも早く始めることができました。時間に関して非常に高い意識で行動できている80回生です!
その後は朝ごはんを食べ、今日はクラスごとに分かれて行動です。
1-3組は飯盒炊爨でカレー作り!
火を起こしたりカレーの具材を切ったりと、班員で協力しながら取り組みました。
水を入れすぎてスープカレーのようになった班や、ご飯が硬かった班など失敗もありましたが、それも楽しんでいる様子でした!
4-6組はカッター訓練です。
ボートに乗って仲間と協力して声をかけ合いながらオールを漕いでいきます。
海は少し風が強かったてすが、頑張って漕ぎました!
80回生オリエンテーション合宿1日目後半
宿舎に到着後は待ちに待った晩御飯!
バイキング形式で自分の好きなものを取って食べます。
今日のメニューはハヤシライスやフライドチキン、ポテト、サラダ、野菜とチキンのトマト煮込み、などでした。おいしそうに食べる生徒たちの様子です
食事後は入浴、そして明日の校歌コンクールに向けて各クラスで練習です。
入学後まだわずか一週間とは思えないほどしっかり歌詞を覚えて、歌う姿はさすがでした。
明日の本番が楽しみですね!
なお、22:30の消灯時間よりも早くに寝ている班もありました。疲れもあるでしょうし、今夜はよく眠れそうです。
80回生オリエンテーション合宿1日目
いよいよオリエンテーション合宿がスタートしました。
1日目午前中は自転車講習会です。
あいにくの曇天ですが、講義と実習にしっかりと取り組んでいます。
かなり強い雨風の中北淡震災記念公園を見学しました。
人と自然科 2年生 ナチュラルキープ「無煙炭化器を使った間伐材の利用に向けて」
有馬高校には敷地内に敷地内に竹林があります。管理を怠ると一気に成長して「放置竹林」になってしまいます。この日は事前に伐採しておいた竹を無煙炭化器に入れて燃やし、竹炭の制作を行いました。
完成した竹炭は土壌改良剤などに使用し、持続可能な地域資源の活用を目指した農業の実現を目指して利用していきます。
人と自然科 2年生 フローラルアート「ガイダンス」
人と自然科では専門の授業の一環としてフラワーアレンジについて学ぶ授業「フローラルアート」という科目があります。
2年生第一回目の授業は花と人とのかかわりや、実習を行うにあたっての注意点など基礎的な内容について学びました。
今後、実習を重ねてアレンジメントの技術を獲得し素敵なアレンジメントで誰かをハッピーにできる日を楽しみにしています。
人と自然科 野菜班 実習の風景
新学期も始まり、本日より「総合実習A」の授業も開始です。
13人の野菜班生徒も春休みの実習を経て一回り成長しました。
本日はそれぞれが担当する露地の畑の準備です。
まず、石灰の散布です。土の酸度を中和するために栽培前には欠かせない実習です。
粒子が細かく、拡散しやすいので風向きなどを注意してかつ均一になるように散布します。
次に散布した畝上を撹拌するために小型管理機を使用します。春休みの実習でも1度しましたが、
長い距離をまっすぐに進めていくのは難しいものです。
苦戦した生徒もいましたが・・・何事も経験ですね。
この後、5月の苗の植え付けまで基肥散布や整地などすることはたくさんあります。
これからの実習もしっかりやっていきましょうね。
対面式・離任式
4月9日(水)、1年生と2・3年生の対面式が行われました。
右側が1年生、左側が2・3年生です。
1年生が、1年後に笑顔で後輩を迎えられるよう、充実した学校生活を送るために、職員一同努めてまいります。
この後、クラスごとに校舎を見てまわりました。入学者説明会の際も保護者の皆様は驚かれたと思いますが、本校には複数の棟があり、教室の数も多いです。少しずつ慣れていってくれればと思います。
午後には離任式が行われました。退職・転勤した職員のうち、4名が出席しました。
生徒に向けての挨拶には、有高生への愛があふれており、涙ぐむ生徒もいました。
最後には花束が贈呈され、大きな拍手と笑顔に包まれつつ、終了しました。
本校在任中は、大変お世話になりました。離任者に代わり、この場を借りて御礼申し上げます。
始業式・入学式
4月8日(火)より、新学期がスタートしました。
始業式に先立ち、着任式を行い、新しく本校に赴任した職員の紹介が行われました。
始業式では、学校長より「今から1年後、2年後、自分はどこに立っているか、何をしているかをよく考えながら、新たな気持で新学期をスタートしてもらいたい」という式辞がありました。2年生・3年生としての自覚をもち、自己の進路についても意識しながら、明日からの学校生活に臨んでもらいたいと思います。
その後、学年団の発表が行われました。生徒たちの熱い視線の中、担任たちも緊張の面持ちで紹介されていました。
午後には、入学式が行われました。本校80回生となる新入生が、新しいクラスメートとともに式に臨みました。
学校長からは「地域から愛され、地域を活性化させていく有馬高校を、今日から先輩とともに作り上げていってほしい」という式辞がありました。
式の後、吹奏楽部による祝賀演奏があり、第1学年団の紹介がありました。
新入生にとっては、しばらくの間は未知のことばかりで、慌ただしい日々が続くと思います。
しかし、学年団をはじめ教職員一同、全力でサポートしていきます。保護者の皆様にはいろいろとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
人と自然科 春休みの実習②(野菜班)
今年の春は初夏のような温度になったり冬に逆戻りの温度になったり何だか変な天候です。
そんななか、春の農業祭に向けて野菜苗の鉢上げも順調に進んでいます。本日はキュウリの鉢上げです。
キュウリやカボチャなどのウリ科は子葉が大きいのが特徴です。
3年生はこの春休みで鉢上げの技術力がずいぶん向上しました。
2年生も注意事項を守り丁寧に鉢上げを行ないます。
2時間かけて完成です。
鉢上げ後は、2年生はニンニクの除草、3年生はタマネギの追肥を行います。
春休みも間もなく終わりますが、皆さんしっかりと実習に取り組むことが
できましたね。新学期からの実習も多くのことを学ぶ場にしていきましょう。
人と自然科 入学式に向けて黒板アート
いよいよ入学式が近づいてきました。入学式に向けて農業クラブのメンバーによる黒板アートの制作が行われました。
今年の黒板アートは去年と異なり、大阪万博のキャラクターと人と自然科の「ひとしくん」と「ひとみちゃん」が仲良く手をつないでいる2025年を象徴するデザインになっています。
新入生にとって心に残る入学式になると思います。
入学式が楽しみです。
新入生登校日
4月3日(木)、新入生が登校し、新しいホームルームでの諸連絡のあと、入学式の予行が行われました。
皆、緊張した面持ちで臨んでいました。
予行のあと、生徒会の主催で部活動紹介が行われ、運動部・文化部 それぞれ趣向を凝らしてアピールをしました。
部によっては、少ない人数で懸命に取り組んでいるところもあり、一人でも多く入部してもらえるよう、2・3年生は熱心に新入生に呼びかけていました。
新入生の皆さんには、勉学に励むとともに、ぜひ自分に合った部活動を選んで、青春の貴重な1ページを作っていってもらえればと思います。
人と自然科 課題研究 野菜班の活動
人と自然科では、3年生になると「草花」・「果樹と緑」・「野菜」の3類型に分かれて授業を行います。その中で、
農業に関する諸課題や進路に応じた諸課題を自ら見いだし、これまでに学んだ農業に関する各科目を基に課題解決に
向けて自発的に取り組む『課題研究』という科目があります。
そのなかで「野菜班」の本年度の取り組みを紹介します。
13人の専攻生徒が6班に分かれて2月から計画を立て、春休みになり、本格的にスタートです。
まずは、海藻に似た風味や形と言われている野菜「オカヒジキ」と「オカノリ」の栽培実験です。
どんな風に大きくなり、どのような調理方法があるか調べていきます。
次の加工用トマトの栽培実験です。加工用トマトはそのほとんどが輸入に頼っており、近年はその価格も
上がり、品薄状態となっています。
普段、食べているトマトとの違いは何か?楽しみですね。
最後に廃棄野菜をもとにしたクレヨンづくりです。どのような野菜が綺麗に発色するかよくわからないので・・・
色が出やすそうな野菜でナスとビーツ、トウモロコシを栽培します。野菜クレヨンの普及が最終目標とのこと。
色々な可能性がありそうですね。
この3班の研究経過や残り3班の研究については今後、紹介します。
人と自然科 演習林実習に行ってきました
令和6年度もいよいよ終わろうとしています。人と自然科では、春休み中も当番で実習の授業(総合実習B)があり、春の農業祭に向け準備を進めています。生徒は元気に登校し、楽しそうに頑張っています。
昨年度の春の農業祭に関する記事はこちら(ちなみに令和7年度の春の農業祭は4月19日(土)を予定しています。)
さて、そのような春休みの当番実習の一環として、3月31日(月)果樹と緑班の3年生が12名が演習林実習を行いました。有馬高校人と自然科は三輪と藍本の2カ所に演習林を所有しており、果樹と緑班の生徒が林道整備を行っています。また、課題研究などで使用する緑化材料などを採集し活用したりしています。(人と自然科になる以前は林業を学んでいたようで、木の枝内実習や間伐、伐採など、木材生産も行っていたようです。)
朝8:20頃、最寄りの藍本駅に生徒が集まってきました。
現地に到着し、引率の先生から本日の実習について説明です。今回の最大の目標は「怪我をせず、無事に下山すること」です。実習用手袋を必ず着用すること。お互いに声掛けをすること、特に斜面を伸るときには落石などで下の生徒に大声で知らせること・・・など安全に関する注意を中心に確認し、生徒はしっかりメモをとっていました。
そしていよいよ入山です。小川を渡ったところから有馬高校が管理している演習林です。
演習林の中に入ると、林道が整えられています。実習では、林道にある倒木や枯れて落下した枝を除去する作業を行いました。そして林道に芽を出していた実生の苗を剪定はさみで切っていきます。このまま放置しておくと林道で大木に成長してしまうので、小さいうちからしっかり取り除いておきます。
道中、風で折れた丸太などが林道をふさいでおり、協力して林道の外に運び出していきます。
そしていよいよ尾根に向かって登山です。演習林実習一番の難関、急な坂を登ります。
落石に注意しながら声を掛け合い登っていきます。
無事に尾根に到着。一休みです。
再び整備しながら上を目指します。
林道にはみ出していた樹をチェンソーやのこで切断し、運び出します。
3時間近く行った演習林実習も無事終了。山歩きにも皆慣れてきたのか、下山はスムーズです。
そして麓で、課題研究や実習で活用できそうな植物を観察しました。
充実した演習林実習でしたね。皆さんお疲れ様でした。
今回実習を頑張った2年生もいよいよ明日から3年生。最上級学年ですね。人と自然科のリーダーとして下級生の手本となるように頑張ってください。応援しています。
人と自然科 春季休業中にフォークリフト技能講習第2弾を実施しました
修了式も終わり、春季休業に入りました。
令和6年度もあっという間に終わろうとしています。春季休業中にも人と自然科の生徒は、春の農業祭に向け、当番で「総合実習」Bの実習(別名農場当番)を頑張っています。
そのような中、3月22日(土)から5日間、希望した人と自然科の生徒18名を対象に、フォークリフト技能講習を実施しました。人と自然科では夏季休業中に建機系の資格取得を行っており、この夏もガス溶接・チェンソーの資格取得講習を実施しました。
そして今回実施したフォークリフト技能講習も夏季休業中に実施したのですが、希望者が多く、想定人数を定超えたため、夏は3年生優先で実施。受講できなかった1年生と2年生の生徒を対象に今回第2弾の講習日を設定しました。5日間という長い時間をかけて取得するフォークリフト技能講習の資格は、日本で一番大きなフォークリフトも含め、1t以上の大型フォークリフトも運転できる価値ある資格です。
まずは22日(土)・23日(日)の2日間、有馬高校にキャタピラー講習所兵庫教育センターの講師の方に来校いただき、学科講習が行われました。技能講習のため、座学を受けた後に実施する学科試験が不合格の場合、別途補習&追試を受け、そこで合格しないと実技講習に進めないというルールが法令で定められています。
スライドを用いてフォークリフトの種類、走行に関する装置や構造及び取り扱いの方法に関する知識、荷役に関する装置の構造・機能・取り扱いに関する知識、運転に必要な力学の知識、フォークリフトの点検・整備、安全運転の心得、災害事例、関係法令などについて講義を受けました。
受講した生徒も筆記テスト合格に向け、講師の先生の話を聞きながら、特に重要なところについて教本にマーカーで線を引きながら、休憩時間もわからないところを講師の先生に質問したり、みんなで復習し合うなど、必死に学んでいました。
そしていよいよ学科試験。採点の結果全員合格、無事実技試験に進めるとの報告を受けました。よかったです。
1日休養を挟み、3日目の25日(火)からは小野市にあるキャタピラー教習センターに移動し、実技講習スタートです。再度安全についての注意を受けた後、講習会場に向かいます。
ゼッケンを受け取り、ヘルメットを手に、2班に分かれ早速講習スタートです。
座学で学んだフォークリフトの機体各部の名称やエンジンの構造を復習し、安全確認の方法、エンジンのかけ方、ハンドルの回し方、アクセル・ブレーキの踏み方など基本的な走行操作について実技を通して学びます。
フォークリフトは狭い倉庫内での作業を可能にするため、普通車と異なり後輪が左右に動き、小回りが利く仕組みになっており、少しハンドルを回しただけで車体が回転します。車の運転をしたことがない高校生にとって最初は感覚をつかむのが難しかったようですが、何回も何回も運転を繰り返すことで体に覚えさせ、慣らしていきます。
2日目からは、荷役作業をしながらの運転です。 フォークを操作しパレットに載った荷物を運搬します。フォークを操作するレバーは、上昇・下降を操作する『リフトレバー』と前傾・後傾を操作する『チルトレバー』の2本を操作します。特にリフトが地面と水平になっているのかの判断は難しく、経験が重要です。
さらにコース上には直角に曲がる場所が多く、常に左右の間隔を気にする必要があります。また、バックをするとき一瞬ハンドルをどちらに回すのかがわからなくなるという生徒も。高校の農業機械、トラクタの運転で学んだとおり『行きたい方向に回す』ですね。気が付いたら夕日をバックに練習する姿が・・・2日目の実技も無事終了です。
そして最終日。実技試験にむけ、一連の作業、走行を繰り返し練習します。そして他の人の運転もしっかり見ながら、お互いにアドバイスを送りながら、自分が運転していることをイメージしながら講習を受けています。いつの間にか18人に一体感が生まれていましたね。
いよいよ実技試験。不合格の場合は別途補講&再試験があるため緊張します。指さし安全確認からスタート。引率した先生はもちろん、5日間一緒に練習をやり抜いたメンバーも、全員合格を祈りながら見守ります。
結果は全員合格。本当に良かったです。自然と拍手が沸き起こりましたね。受講した生徒に聞くと、最初は大変だったけど、だんだんフォークリフトを運転することが楽しくなってきたとのこと。春休み5日間をかけた資格講習は充実した時間だったようです。最後にセンター長から『この資格は本当に価値あるライセンスです。実際に会社で使うときには、先輩方にもう一度教えてもらって、安全第一でフォークリフトを運転してください。これからも高校での勉強頑張ってください』という言葉をいただきました。
学校の普段の実習でも、今回学んだ安全第一で頑張りましょうね。5日間お疲れ様でした。