兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
2023年1月の記事一覧
77回生 産業社会と人間 ~小論文ガイダンス~
2月3日(金)総合学科1年次生を対象として、第一学習社森岡先生より小論文ガイダンスを実施していただきました。まず、「小論文とはどのようなものか」について作文との違いを説明していただき、客観的に、かつ読んだ人を納得させるものが小論文であることを学びました。
私たちが、小論文を書くときに行ってしまいがちな過ちを確認し、「社会問題とつなげる」、「最後には解決策を書き自分の意見をまとめる」ことが大切であると、一つひとつ丁寧に教えていただきました。
2週間後には、働くことの意義について、自分の意見をまとめ、小論文を完成させます。これまで経験した「トライやるウィーク」や「プロフェッショナルin 有馬」などの就労経験から自分の職業観を基に書き上げていきます。3年生では志望理由書を完成させないといけませんので、その準備として一歩ずつ進めていきましょう。
森岡先生、お忙しい中ご指導いただきありがとうございました。
学習活動発表会 1月29日(日) 第2部
引き続き、学習活動発表会について報告していきます。
第2部では、はじめに、特色ある授業「子ども文化」について発表が行われました。
「子ども文化」ではリトミック講座で学んだこと、チャレンジしてきた検定試験について伝えてくれました。
次に、総合学科3年次、人と自然科3学年による課題研究の発表が行われました。
総合学科3年次課題研究発表1つ目は、様々なデータの結果をもとに、「大学の食堂営業でのサブスクリプションの導入」がいかに効果を生むのかについて伝えてくれました。
総合学科3年次課題研究発表2つ目は、鍵盤ハーモニカの魅力を伝えるとともに、鍵盤ハーモニカの音色を活かした曲(自作)の演奏が行われました。
人と自然科3学年課題研究発表では、イシクラゲを活用すると農作物にどのような効果が出るのか伝えてくれました。
続いて、人と自然科3学年生徒による意見発表が行われました。
発表会のまとめとして、生徒を代表し、総合学科3年次生徒があいさつをしました。
最後に、校長先生から学習活動発表会の結びの言葉をいただきました。有馬高校での学びは将来に活かされる実践的なものであることをお伝えくださいました。
ステージ発表の後、展示発表を参観する時間が持たれました。
総合学科、人と自然科の1年間の学びの成果が披露され、それぞれの学科の生徒が相互に学び合う機会ともなりました。
来場してくださった中学校の生徒・保護者の皆様、ご来賓の皆様、ありがとうございました。
学習活動発表会 1月29日(日) 第1部
1月29日(日)に学習活動発表会が開催されました。
学習活動発表会では有高生の1年間の学びの集大成が披露されます。
本校生徒・保護者の皆様に加えまして、中学校の生徒・保護者の皆様も来場され、
オープンハイスクールを兼ねた会となりました。
はじめに、講義棟で学校説明会が実施されました。
その後、体育館に移動し、吹奏楽部のファンファーレとともに、「開会宣言」が行われ、学習活動発表会が始まりました。
第1部では、総合学科1年次による「産業社会と人間 ~Dream 七不思議 in有馬~」、
人と自然科3学年による「プロジェクト発表 ~明日の農業を新しく~」について発表がありました。
次に、総合学科2年次による「総合的な探究の時間 ~身近なことからコツコツと~」、
「修学旅行 ~西表島の生態~、~修学旅行活動報告~」の発表がありました。
続いて、総合学科の特色のある授業「スポーツⅣ ダンス」からも発表がありました。
次のブログでは、第2部について報告します。
SONTOKU AWARD 授賞式
本日、SONTOKU AWARD の授賞式が行われました。
「勉学に非常に一生懸命に取り組み、信頼のおける生徒」に対して、オーストラリアの姉妹校ウィンマリーハイスクールから贈られる賞です。勤勉の象徴である二宮尊徳に因んで名づけられた「SONTOKU AWARD」が75回生4名に贈られました。
コロナウィルス感染拡大防止のため、現地での研修は経験できませんでしたが、卒業前に嬉しい受賞となりました。
福祉講演会【福祉の仕事について】
1月24日(火)3,4限を活用し、日本福祉大学より小林先生、野尻先生にお越しいただき、福祉について、またその専門職についてのお話をいただきました。
まずは、小林先生から「福祉とは何か」について、講義をしていただきました。その中で、福祉の役割には「だれかを支える」「みんなを支える」、「地域全体を支える、生きやすい社会づくり」といった側面があることを知りました。
特に印象に残ったことは、「困る人をうまない社会はどうすればできるのか?」という課題です。それには、「仕方がないとすぐに言わない」「人それぞれという言葉でかたづけない」というヒントをいただきました。社会の課題に取り組むために福祉という分野があることを再認識しました。
後半、野尻先生からは、「福祉の専門職」について学ぶことができました。
特に教育現場における「スクールソーシャルワーカー」というお仕事について詳しく聞くことができました。学校現場では、さまざまな困りごとを抱える子どもたちがいます。例えば、心の問題、人間関係の問題、勉強の問題、そしてヤングケアラーなど、学校にいると見逃されがちな課題があります。それらを「仕方ない」と見放すのではなく、子どもたちの声にしっかりと耳を傾け、アプローチしていきます。そのための技法をワークを通して体験することができました。
「ひとの命・暮らし、その権利を保障するために働く、それが福祉の仕事!」とまとめていただきました。福祉を学んでいく中で、大切な考え方をたくさん知ることができました。小林先生、野尻先生、お忙しい中本当にありがとうございました。
人と自然科 令和4年度課題研究発表会実施
1月19日(木)講義棟にて、3年生にとって3年間の集大成となる人と自然科課題研究発表会を実施しました。入場時の手指消毒、マスク完全着用、座席は間隔をしっかり開け、換気を行うなど、新型コロナ&インフルエンザの感染予防をしっかり行い実施しました。
人と自然科3年生3単位(1週間に3時間)で展開されている課題研究という授業は、人と自然科在学中に農業や環境について学んできた知識や経験をもとに、生徒自ら課題を設定し、計画、実施、評価反省する科目です。
この日は3年生が自分が取り組んだ研究をまとめ、1.2年生の後輩の前で発表しました。人と自然科には野菜、草花、環境(新課程では果樹と緑)の3つの部門(コース)があり、1.2年生はすべての部門を学びますが、3年生になると各部門に分かれ集中的に学びます。ちなみに司会進行や計時もすべて2年生の生徒が担当し発表会を進めていきました。発表を前に、発表原稿を手にした3年生も緊張していますね。
いよいよ発表スタート。さすが専門的な内容を学んできた3年生。ユニークかつ、高度な研究内容でした。それでは代表的な研究内容をいくつか紹介します。まず草花部門
・アクアポニックスで地球と人をHAPPYに
・竹の葉の有効活用法
・放棄された土地を利用し、新たな収入源を作る
・高齢者の方でも作りやすい草花栽培を目指して ・・・・など
どの発表も研究中に集めたデータをもとに、科学的根拠に基づいた考察がしっかりできていました。
続いて環境部門
・外来魚を利用した有機肥料づくり
・フィンガーライムの栽培管理と加工
・アボカド~LEDの活用と栽培~
・竹の有効活用~竹パウダーの可能性~ ・・・・など
人と自然科の学びの特徴である、環境に関するテーマ、そして人と自然科で新たにスタートする亜熱帯果樹の栽培に関する研究が目立ちましたね。
聴衆の1.2年生も興味深い先輩の研究発表に釘付け。メモをとりながら真剣に見ています。
そして発表後は大きな拍手が送られていました。
最後に野菜部門
・農薬に頼らない栽培法
・ヘアリーベッチを利用した農業の新しい可能性
・オバケキュウリの活用方法
・カラフルトマトの栽培及び販売の研究・・・など
どの班も研究、栽培過程を写真でしっかり記録し、パワーポイントに見やすくまとめていました。過去一番の完成度だと感じました。
そして全ての発表が終了した後、1年生から3年生の生徒全員で、人と自然科の代表としてふさわしい研究発表を投票。
その結果今年度は、野菜部門 H.Hさんの「イシクラゲの農業への有効活用」が代表発表として選出されました。
H.Hさんの発表は1月29日(日)に有馬高校で行われる学習活動発表会にて、人と自然科代表として発表します。中学生の皆さん、保護者の皆さま楽しみにしておいて下さい。
最後に素晴らしい発表を行った3年生全員で集合写真です。
3年間人と自然科での学習いかがでしたか?入学したその日から在学中の3年間、新型コロナウィルスに振り回され、様々なことが制限される中での学習活動でしたね。その中でも自分自身が活躍できる場所をしっかり見つけ、取り組むことができました。その結果、農業クラブ活動や進路でもしっかり結果を残してくれました。今回の課題研究発表をみた農場の先生方の目から見ても、みなさん大きく成長したと感じています。人と自然科での学び、経験を活かして次のステップでも頑張ってください。農場の先生全員、卒業後の皆さんを心から応援しています。
阪神淡路大震災の追悼行事を行いました。
6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災から1月17日で28年が経ちました。
1月17日(火)は本校でも震災追悼の行事を行いました。
まず校長先生からの全校職員、生徒に向けて先生自らの体験談をお話しされました。
震災直後の状況に始まり、先生ご自身の家族の方の避難、その後の復興に向けた取り組みや
逆境の中での生徒達の意欲やそれに伴う結果など貴重なお話をされました。
私たちは尊い命の犠牲の上に現在に至っていることを忘れず、今後も30年以内に70~80%の確率で起こると言われる南海トラフ大地震に備え、私たちにできる最大の心構えや防災の準備を怠らないようにしなければなりません。
災害時には、機動性や力のある高校生は本当に重要です。自助、共助、公助を忘れず、家族、友人、地域の方の支えになれるために今、やれることを個々で考えて見ましょう。
中国文化講座
本日、中国語選択者(2年、3年)を対象に、中国文化講座が開催されました。
神戸東洋医療学院孔子課堂から3名の講師の先生方が来校され、中医学と切り絵について教えていただきました。
中医学では、「目の疲れを緩和するツボ」や「集中力アップのツボ」などを教えていただき、実践しました。
また、中国語で中国の結婚式について教えていただきいただいた後、実際に折り紙を使ってハートマークやパンダの切り絵を作りました。同じデザインですが、一人ひとり個性のある作品に仕上がりました。
楽しみながら中国の文化を学ぶことができました。「記憶力アップのツボ」を押して今後の勉強も頑張ります!!
福祉講演会【身体障害の理解】
1月18日(水)2,3年「こころとからだの理解」受講者に向けて、頸髄を損傷されて17年という土田さんよりお話を伺いました。
土田さんはもともと瓦屋さんで、現場でお仕事をされているときに屋根から転落して、首の骨を骨折、頸髄を損傷され首から下が動かない、感覚がないといった状態になられたそうです。転落直後は、「首から下が無くなったかのかと思った」「自分の右手が見えたけれどまったく動かせなかったので、他人の手を見ているようだった」と回想されていました。
それから、入院生活、自宅へ戻られてからの生活、そして現在のように一人暮らしをスタートされるまでの詳しい過程をお話しくださいました。その中でも電動車いすとの出会いが世界を広げるきっかけとなったこと、地域で暮らしてみて分かったこと、海外旅行の経験から気づいたことなど多くの視点からお話いただきました。
「障害者と関わる機会はあまりないと思いますが、見かけたら気軽に話しかけて欲しい」とおっしゃられていましたので、今後は気負わずコミュニケーションを取っていきたい、と生徒の感想にもありました。来週は土田さん宅へ訪問し、実際の在宅生活についてもっと詳しく教えていただく予定です。本日はありがとうございました。
ダンス【授業の様子】
本校総合学科選択科目には「ダンス」があり、毎週2時間授業の中で練習を重ねています。
年に10回特別非常勤講師を活用し、より専門的な技術を学んできました。本日はその10回目で、1年間の集大成とすべく、生徒たちは熱心に踊りの技術を磨いていました。先生からも、「こんなに早くマスターできるなんてすごい!」とお褒めの言葉を頂いておりました。
これまで練習してきた成果を1月29日(日)学習活動発表会で披露いたします。お時間のある方はぜひご覧ください。
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