2022年4月の記事一覧
令和4年度人と自然科 学校設定科目 地域自然保護 今年もスタートしました
人と自然科3年生 学校設定科目「地域自然保護」では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。今年で13年目となるこの授業は、優れた環境教育の取組として、一昨年度グリーンスクール知事表彰を頂きました。
有馬高等学校が令和2年度グリーンスクール表彰校に選出に関する記事はこちら
昨年度も74回生の生徒が素晴らしい体験プログラムを企画・実施し、成果を上げて卒業していきました。
昨年度の地域自然保護 ありまふじ公園にて夢プログラム実施に関する記事はこちら
そして今年度も20名の生徒がこの授業を選択しました。第1回目の授業は、授業担当者から1年間の授業の流れについて説明を受けた後、人と自然の博物館の研究員である遠藤先生より、有馬富士公園の取組紹介、公園で取り組んでいる里山管理についてお話をいただきました。
県立有馬富士公園は、公園を愛する地域の方が自分の特技を活かした体験プログラムを企画し、ホストとして来園者に提供する「夢プログラム」というユニークな取組が行われています。この授業では実際に夢プログラムを実施している方のプログラムを体験し、最終的には自分たちも「高校生に有馬富士公園の魅力を感じてもらうためのプログラム」をテーマに企画し、実施します。
また、プログラムの一例として、有馬富士公園で遠藤先生が中心となり取り組んでいる「ありまふじ棚田里山プロジェクト」についても詳細に説明いただきました。
有馬富士公園は「里地里山」をテーマとしている公園で、施設内にはかやぶき民家があり、その周囲には棚田が広がっており、そこに隣接する有馬富士が里山の役割を担っています。里山は炭などの燃料やキノコ、イノシシ肉などの食料、農業の肥料確保など山の恵みを活用しバランスがとれていましたが、現在は里山と人々の暮らしが離れてしまい、里山を利用=管理する人がいなくなりました。有馬富士公園も同様に棚田が耕作放棄地となっていました。
そこで有馬富士公園では仲間(ボランティア)を募り、里山について学び、利用し、守る活動が始まっています。この「ありまふじ棚田里山プロジェクト」についてスライドを使いわかりやすく説明していただきました。
最後に今年1年間で体験プログラムを企画する私たちに向けてのメッセージとして、
「自己満足や無謀、義務感の内容にならないように「自分がしたいこと」「できること」「求められていること」この3つが重なるプログラムを考えていきましょう」
というアドバイスを頂きました。
遠藤先生興味深いお話をありがとうございました。さて、いよいよ来週から有馬富士公園での学習活動がスタートします。次回はパークセンターの職員の方から園内の見学を通して有馬富士公園の概要を学ぶ予定です。広大な敷地を有する有馬富士公園をフィールドに、体験、実践を通して学びを深めていきましょう。
3年生 進路別説明会 就職講座
4月27日(水)、3年生進路別説明会、就職講座が開催されました。生徒たちは志望ごとに、大学・短大、看護医療系大学専門学校、その他専門学校、就職講座に分かれ、進路実現に向けた心構え、今からやるべきことについて説明を受けました。
大学・短大進学講座は、いよいよ受験生となった今、具体的に何をすべきかを各々が考えていくための土台を作る1時間でした。入試の種類とスケジュールを確認し、自分の得意分野やこれまでの頑張りを活かせる受験方法について考えました。また、模試を戦略的に活用することや、先輩たちの頑張りについて話を聞き、チーム75回生全員で最後まで粘り強く頑張ろうという決意を新たにしました。
専門学校進学希望者にとっては、「夢・仕事」を関連付けて進路を選択することの必要性を再確認する機会となりました。即戦力の専門士として職業に直結する実践的な学びの必要性を感じ早期に進学の意識を固めること。そして学校選択・必要な費用・公的な支援や制度の比較研究等、主体的な取り組みの必要性も学ぶことが出来ました。
看護・医療系進学志望者にとっては、「分け隔てなく命をあずかる医療人となる覚悟」についてもう一度考えてみる機会となりました。看護・医療従事者の責任の重さ、大変さの先にあるやりがいや楽しさを思い、その中で「本当に医療人になりたい」という強い意思を固めるために取り組むべきこと、そしてその実現に向けて取り組むべきことを学びました。
こちらは就職講座です。これからの日程や注意点についての説明がありました。企業就職も公務員も、あと2ヶ月余りで求人票公開や採用試験の案内が始まります。体調管理に気をつけて、気を引き締めて頑張っていきましょう!
進路実現の最終章が専門学校、就職から始まろうとしているこの時期に、今すべきこと、今後取り組んでいくべきことを整理することで、不安と焦りの一部を意気込みに変えることができた1時間となりました。
令和4年度 春の農業祭 大好評の中無事終了しました
4月23日(土)春の農業祭が開催されました。新型コロナウィルスがまだまだ落ち着かない中でしたが、感染防止対策を徹底した中で実施しました。この日に向けて生徒は春休み前から実習で準備を行い、野菜苗、草花苗約16000株を準備しました。
まずは開会式。校長先生より、「自分たちが今まで取り組んできた栽培実習に誇りを持って、本日の販売実習に取組みましょう」との言葉を頂きました。
そして農業クラブ会長から「今まで実習で学んできたことを活かして、春の農業祭を楽しみながら頑張りましょう」とあいさつがありました。
朝9:00いよいよ販売開始です。感染対策のため、農業クラブ本部役員を中心に手指消毒、検温、一方通行の誘導など、今できる限りのことに取り組みました。
販売中は3年生の生徒を中心に、花苗、野菜苗の説明頑張りました。
購入いただいた苗は、2年生の生徒を中心に、駐車場まで運びました。一輪車による運搬中、栽培方法や学校生活などの話をしながら楽しく運搬しました。
そしてお昼頃、人と自然科の生徒が実習を頑張っていたら現れる妖精・・「ひとっしー」がみんなの前に現れました。来場者にも大人気です。
当日は1000人以上の方に来場いただき、農業祭は大成功で終了しました。野菜、花苗をご購入いただいた皆さま、生徒の自信につなげることができました。本当にありがとうございました。また、今年はハウス内の人数も制限したため、例年より長い時間お待ちいただくことになりました。ご理解、ご協力いただきありがとうございました。最後に最後の春の農業祭となる3年生集合写真です。
なお、農場には多少の花苗、野菜苗が残っており、平日の10:00~16:00に以下の通り販売しております。
これからも有馬高校人と自然科の農産物をどうぞよろしくお願いします。
「総合的な探究の時間」
4月26日(火)の2年次生「総合的な探究の時間」は、「三田市の魅力化」Pert2でした。
グループに分かれて三田市の現状、提案したい魅力化、提案による変化、ぜひPRしたいことを中心にタブレットを使ってインターネットで調べ、課題を見つけていきました。
駅前再開発や、特産品、若者が住みやすい町づくりなど、いろいろな意見が出ていましたが、課題を見つけて、解決していくまでのプロセスを考えることの難しさも実感しました。
次回も継続してグループワークをし、発表へとつなげます。
76回生総合的な探究の時間~三田市の魅力化~
総合学科2年次生(76回生)が、「総合的な探究の時間」で三田市の魅力化について考えました。
「総合的な探究の時間」とは、1年次「産業社会と人間」を発展させた授業となっており、3年次につながる授業となっています。まず最初に、”三田市の魅力”についてミニ探究を実施します。
春休み中に三田市の課題について調べてきた内容から、三田市の魅力となるようなことを考え、その課題を解決していこうという内容です。個人の考えをグループでシェアし、さまざまなアイデアを広げていきました。2週にわたってグループで活動し、5/17に発表を行う予定です。
社会の問題について知り、さまざまな角度から物事を捉え、解決への手段を考えることは、今後社会に出た上でとても大切な学びとなります。1年間かけてそれぞれの考えを深め、表現する力を高めていってくれることを期待しています。
77回生オリエンテーション週間3日目
4月14日(木)は、西宮北ドライバーズスクールで自転車講習会を受けました。最初に全体で開会式を行った後、各クラスごとに講習内容に沿って進めていきました。悪天候が予想されていましたが、最後まで雨も降ることなく無事に終えることができました。今回の講習会では、教習所の方に危険実験として事故が起きるシチュエーションを演示していただいたり、交通法規を学習して学科試験を受けたり、実際に自転車に乗り運転の仕方を教わったりしました。
最後に参加者全員が、自転車運転免許証を授与してもらい終了しました。
最後になりましたが、西宮北ドライバーズスクールの職員の皆様、本日は大変お世話になりました。実際に危険実験を見ることで、生徒たちの危機意識が高まりました。この講習会で学んだことを日常の中に生かし、安全に自転車に乗ってもらいたいです。
課題研究ガイダンス
4月14日(木)第1回目の課題研究は、小論文模試の書き直しと、課題研究のガイダンスを行いました。
小論文は、12日(火)に講師をお招きして「自己PR文」の振り返りをしたのを受けて、返ってきた自分の小論文模試の答案を見直し、アドバイスに従って書き直していきました。生徒たちにとってハードルが高かったのは、自分の目指す進路・職業が社会の中で果たす意義についてでした。それでも、答案をしっかりと見直し、真剣に自己PRすべき点について考え直していました。
課題研究のガイダンスは、各教科に分かれての活動でした。自分の興味関心のある世界の中から社会的な課題を見つけるため、興味のマッピングを進め、問いを立てる作業を行う生徒や、タブレットを使って調査を進める生徒、先生と面談をして課題を見つけようとしている生徒など、さまざまな活動を進めました。発表、まとめへ向かって、今年度は20回の活動をします。
77回生オリエンテーション週間2日目
4月13日(水)オリエンテーション週間2日目となりました。1時間目は、前日の宿題の振り返りを行いました。国数英の各教科で宿題の答えあわせ行い、今後の学習への取り組み方を教わりました。
2・3時間目は、1日目と同様に国数英のいずれかの教科を1時間自力で解き進めました。その後、残りの1時間でグループワークでお互いに教え合ったりしました。
4時間目は、体育館で生徒指導部の先生の話を聞きました。学校生活を送る上での注意点を確認しました。
5時間目は、体育館で講師にNIT情報技術推進ネットワーク株式会社より、篠原 嘉一氏をお招きして「安心して使うために知っておきたいネットのリスク」というテーマで、SNS講習会を行っていただきました。普段利用するLINEやインスタグラムを使う上での注意点などを教えていただき、実際にその場で設定を見直しました。
6時間目は、各クラスで校内を巡回し、施設や教室の場所の確認をしました。
77回生オリエンテーション週間1日目
4月12日(火)よりオリエンテーション週間が始まりました。高校生として、自発的に学ぶ学習習慣作りや新しい環境での居場所作りを目的とした週間になります。
1時間目は、講義棟で校長先生から話を聞き、その後生徒代表として2組のK.Mさんがオリエンテーション週間を過ごす心構えを話してくれました。
2時間目は、総合学科と人と自然科に分かれそれぞれのガイダンスを行いました。総合学科のガイダンスでは、「産業社会と人間」の授業についての説明を聞いた後、コミュニケーショントレーニングとして1分間スピーチを実施しました。
前日の能率手帳講習会を生かして、メモを取りながら説明を聞く姿も多く見られました!
3・4時間目は、スタディーチャージを進めていきました。各HR教室で英国数の3教科のいずれかを1時間自分で解き進めた後、残りの1時間でお互いに教え合っていました。積極的に意見を出し合い、学びを深める姿が多く見られました。
午後は、適性検査を行い進路について考えたり、各クラスのクラス役員決めを行いました。本校では、2年次からの科目選択に向けて、1年次のこの時期から進路について考える時間を設けています。自分の進路について真剣に考え、進路実現に向けた科目選択をしてもらいたいです。
「産業社会と人間」ガイダンス
4月12日(火)2時間目、77回生1年次生向けに第1回目の「産業社会と人間」ガイダンスを実施しました。
この「産業社会と人間」では、「自分の生き方を考えるための授業」と「進路実現するための科目選択」という総合学科の2本柱のもと、生徒たちがさまざまな授業を通して自分の人生のキャリアデザインをしていきます。
今日は授業の概要や課題、評価についての話を聞いた後、自分を表現する力を身につけるコミュニケーショントレーニングに取り組みました。「私の好きな食べ物」というトレーニングをペアワークを取り入れて実施しました。
5時間目には適性検査を行い、6月から始まる科目選択のための自分を知る準備をしました。
今週から始まったオリエンテーション週間では、学習の取り組みや学校生活についての説明などが続きます。慣れない高校生活に少し疲れ気味の生徒もいるでしょう。それぞれが自分のペースで新たな学校生活を切り出してほしいものです。