学年・専門部

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福祉講演会【セルフケアについて】

9月26日(月)3,4限目に、Office Kuriharaより栗原先生をお招きし、対人援助職におけるセルフケアについてご講義いただきました。

 

 対人援助職とは、一般的に医師や看護師、リハビリ専門職など人を援助する仕事のことを言います。そういった方たちは、対象者の方に「自分を大切にしてください」「休むことも必要です」と説いているにも関わらず、援助している自分自身のニーズは後回しにしてしまい、疲れ切っているという状況が生まれています。

 セルフケアとは、自分で自分の健康を管理することで、ストレスに早く気づいて手当をすることが大切であると学びました。また、ストレスには悪いものばかりではないこと、それを糧にステップアップする機会にもなることを知りました。さらには、ステップアップも順調にいくものばかりではなく、行きつ戻りつ、らせん状に成長していくものもあるということが分かりました。

  

 最後は本日の気づきをシェアしました。グループで話し合った内容を発表し合ってより理解を深めることができました。次回は「虐待予防」として11月21日に講演していただく予定です。栗原先生ありがとうございました。

篠山市で配布されているヨウ素安定剤 視覚支援のおめめどうカレンダー 

 

人と自然科 農業クラブ 世界稲刈り選手権 大会運営

 9月25日(日)三田市四ツ辻の水田にて、世界稲刈り選手権が開催され、本校人と自然科農業クラブ本部役員5名が大会の運営をお手伝いしました。

 

 このイベントは、都会の子供達に稲刈りを通して土に親しみ、農業に興味を持ってもらうことが目的で開催されてるイベントです。有馬高校農業クラブは、授業で学んだ稲刈りの技術を生かし、13年前から運営に携わっています。

 昨年の農業と環境稲刈り実習に関する記事はこちら

 この日は5月に開催された、世界田植え選手権で手植えを行ったイネをみんなで楽しく手刈りで収穫しました。

 5月29日に開催された、世界田植え選手権大会運営に関する記事はこちら

 10時前に子供たちが到着。恒例のラジオ体操です。人と自然科生徒の号令で、みんなで体をほぐしました。

 体がほぐれたところでいよいよ稲刈り開始です。鎌を受け取り田んぼへ向かいましょう。今日は気温が30度を超える予報。熱中症にっも十分注意しましょう。

 そしていよいよ稲刈り開始です。子供たちが手をケガしないように、鎌の持ち方やイネの握り方、鎌の動かし方などを丁寧に指導します。

 最初は手こずっていましたが、慣れてきたらどんどんスピードアップです。ちなみにこの田んぼで栽培したお米は『ミルキークイン』という品種です。

 刈った稲穂は、3束~5束をまとめていきます。子供たちから受け取り、人と自然科の生徒が束ねていきます。

  あっという間に12時に。お昼ご飯です。この田んぼでとれたお米を使ったお弁当です。ミルキークインという品種はもちもち感が特徴。おいしすぎて4回おかわりした生徒もいました。さらにお弁当に添えられているキュウリの漬物は有馬高校で栽培したものを使用していただきました。とてもおいしかったです。

  午後からはコンバインを使った稲刈り体験です。高校の水田は小さいのでなかなか運転実習ができません。生徒にとっても良い体験になりました。

 

 稲刈りをしていたら、急に上空にツバメの大群が。稲刈りをしたときに驚いて田んぼから飛び出る昆虫を狙って集まってきたようです。1時間以上、大空を旋回し続けいていました。ブログ作成者も初めて見た光景でした。農業は生き物と関係しあって成り立っているということを改めて感じることができました。(下の写真 青空に映る黒い点がツバメの大群です)

 

 あっという間にイベントは終了です。今日参加したみんなで記念写真を撮りました。

 お招きいただいた、こころ豊かな人づくり500人委員会阪神北OB会の皆様、参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました。

人と自然科 ひとはく連携セミナー4回目 持続可能な農業について学ぶ

 9月16日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第4回目となる人博連携セミナーが実施されました。『人と自然』の授業では年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学ぶことができます。

 第4回目となる今回は、『持続可能な農業への転換~求められる技術と体制について~』と題して、衛藤 彬史先生より講義をいただきました。

 

 昨今『サステナビリティー』『持続可能』『SDGs』という言葉を良く聞くようになりました。人間活動による環境への影響と資源の持続可能性への危機感がこれまで以上に高まる中、あらゆる分野で環境配慮への転換がより実効性を浴びてきています。それは農業の世界も例外ではありません。むしろ人と自然の接点となる生産現場としてこれからの農業のあるべき姿について講義を聴きながら考えました。

  まず農業は環境に良いのか考えました。学校の授業でも学びましたが、農業は食料生産だけでなく、大気の浄化や洪水の防止、景観の維持など様々な機能があります。これを多面的機能と言います。一方で畜産分野では、メタンガスを発生したり、家畜のエサを確保するために大量の穀物や水を必要とします。データでは、世界の温室効果ガスの16%を家畜が出すメタンガスが占める、1kgの牛肉を生産するために約11kgの穀物(エサ)と20000Lの水が必要といわれています。

 さらに日本の主食であるお米の栽培中にもメタンガスが発生しています。田んぼに水を張ることで土中の酸素量が減り、メタン生成菌が活発になり、夏に行われる中干し(田んぼの水を一定期間抜く作業)の時、一気に空気中に放出されます。

 また、肥料においても長く効果を持続するためのコーティングの素材としてプラスチックが使われているものもあり、海洋マイクロプラスチックの輩出につながっています。このように農業は環境に負担をかけているという一面もあります。

 

 これらのことを考え、これからの農業に求められる技術として、代替肉のダイズミートへ転換する、家畜から出るメタンガスを減らすために『カギケノリ』という海藻を活用する、稲作の中干しのタイミングを早めたり、期間を長くするなど、環境に配慮した新技術がどんどん確立しています。さらに、農業と森林(林業)を同時に行う『アグロフォレストリー』、異なる作物を計画的に作付けしていく『輪作』の活用、省力化の効果も期待できる『乾田直まき栽培』など世界では環境に負荷をかけにくい栽培方法も実践されています。

 現在の日本の農業は高齢化や後継者不足など様々名問題を抱えていますが、工夫によって乗り越えられる。生産者も消費者も意識を変えてこれからの食と農を作っていかなければならないという必要性を感じた2時間でした。生徒の『農業はメリットばかりでなくデメリットもあるが、デメリットは解決策を生み出せばメリットにつながる』という感想も印象的でした。

 衛藤先生、大学受験を控える3年生にも聞かせたくなるほど、様々な視点から現在の農業に切り込んだ興味深い講義を本当にありがとうございました。次回は『六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わり』と題して、加藤茂弘先生から講義をいただく予定です。

第20回さんだボランティアまつり

9月24日(土)三田市総合福祉保健センターにて、「第20回さんだボランティアまつり」が開催され、有馬高校から3年生有志6名の生徒がボランティアとして参加しました。

台風が遠ざかってくれたおかげで、心配していたお天気も快晴で、無事開催されました。三田市内のさまざまな団体による物販ブースや福祉体験コーナー、舞台発表がありましたが、有馬高校ボランティア生徒は、さっちゃんの着ぐるみに入って来場客へご挨拶&館内案内をさせていただきました。

 

また、福祉体験コーナーに生徒自身も参加し、たくさんの学びをいただいたようです。

  

片付けも最後まできっちりとできました。みなさんと記念撮影。三田市社会福祉協議会、三田市ボランティア連絡会、さんだボランティアまつり実行委員会の皆様をはじめ、たくさんの方にお世話になりました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

高大連携授業(神戸松蔭女子学院大学)

 9月21日(水)1,2限に「こころとからだの理解」において、神戸松蔭女子学院大学との高大連携授業として、中村先生にお越しいただき、「人の話をきくこと」についてご講義いただきました。

 まず初めに、「こんな相談を受けたら皆さんはどのように返答しますか?」といってワーク①に取り組みました。たいていの回答は否定的な相談者に対して、「そんなことないよ、私がついてるよ」「こんなふうにすれば上手くいくんじゃない?」とアドバイスのような発言を記していました。

  

 先生のお話の中で、親子関係、友人関係、恋人との関係、教師との関係…色々な人間関係において求められていることは共通してある、とお聞きしました。それは、相手のことを「受け入れること、認めること、尊重すること」です。簡単なようで、実はとても難しい技術です。人はお互いにこういう気持ちを持っており、自分の話を聞いてもらいたい欲求があります。そういった欲求をお互いに満たしていくことで、信頼できる人間関係が形成されていくことを知りました。

  先生のお話後のワーク②では、「そうだったんだね、悲しい思いをしているんだね」といったように、相手の発言を否定せずに受け入れ返していくように考えることができていました。コミュニケーション能力は、話の聞き方がとても重要であると改めて気づくことができました。

中村先生、お忙しい中ご講演頂きましてありがとうございました。