2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

神戸地方気象台への校外学習

3月3日(月)の午後、リーガルマインド類型2年生が校外学習で神戸地方気象台に見学に行きました。

最初に南海トラフ大地震を念頭に、地震と津波のメカニズムや避難についてお話を伺いました。緊急地震速報時の対応や津波フラッグの活用など熱心にメモを取りながら聞きました。

およそ1時間の講義の後、現業室を見学させてもらいました。予報の出し方や大阪管区気象台とのやりとりなど普段知らないことを多く知ることができました。

最後に露場(ろじょう)で様々な観測機器や標本木の説明を受けました。

普段はなかなか見ることのできない予報現場を見学させていただいたり、防災や減災について考えることができとても学びの多い校外学習となりました。

お忙しい中、ご対応いただいた神戸地方気象台の皆様、本当にありがとうございました。

模擬裁判実施

先週の12月13日金曜日に甲南大学の法廷教室をお借りして

リーガルマインド類型の2年生が模擬裁判を行いました。夏からそれぞれが

裁判官・検察官・弁護人・被告人・証人の役割に分かれて事件について理解を

深める活動を行ってきました。この日はその集大成となります。

二つの班に分かれての模擬裁判で、前半はリーガルマインドの1年生が傍聴席で見学する中行いました。

両班とも被告人と証人役の生徒に対して検察と弁護人がそれぞれ質問(尋問)を行い、整合性がとれているか、論理的に疑う余地がないかを検討していきます。

今まで弁護士や検察官の方々にアドバイスをいただいたことを活かしながら、検察役は有罪を立証するため、

弁護人役は無罪にするために質問を重ねます。被告人や証人役の生徒たちも事前に想定していない質問にも

柔軟に対応するため必死です。

論告・弁論を終え、裁判官の評議を行います。

模擬裁判ではありますが、有罪・無罪の決断を下すことに対する責任を感じながら

証拠を確認していきます。

 

いよいよ判決の瞬間。法廷に緊張感が走ります。判決は……

 

今年はA班とB班で異なる判決が出ることになりました。安堵と残念の思いが交錯する中

今年度の模擬裁判は終了しました。

 

最後に甲南大学の笹倉先生から講評をいただき、判決を下すということは他者の人生を左右すること、

疑わしきは被告人の利益であることを改めて理解することができました。

 

生徒たちにとってもなかなか経験することのできない経験をすることができ、非常に実りのある

活動になりました。

弁護士出前授業

本日は弁護士の村上先生に来ていただいて、模擬裁判に向けての授業です。

最初に「証拠裁判主義」や「疑わしきは被告人の利益」など基本的ではあるけれど重要な点について

お話をいただきました。

その後、裁判官・検察官と証人・弁護士と被告人の3グループに分かれて証拠についての

検証を行いました。今日は第1回ということもあり、生徒たちはどういう方向性で考えればいいか

わからない様子でした。

弁護士・被告人チーム                検察官・証人チーム

 

裁判官チーム

 

村上先生や我々教員が適宜アドバイスを入れながらの作業です。来週以降もグループごとに模擬裁判に向けての

作業が続きます。今回の事件に対する理解を深めて良い模擬裁判にしていきましょう。

検察官出前授業

9月13日(金)リーガルマインドⅠの授業では神戸地方検察庁より検察官と検察事務官の方にお越しいただき、裁判制度や模擬裁判のポイントなどをテーマに出前授業をしていただきました。

 

最初に、自己紹介を兼ねて「検察官になるきっかけ」、「検察官としてのやりがい」そして「仕事をしていて大変なこと」などのお話をしていただきました。次に、裁判制度の理解や検察官の役割について検事と弁護士の役割の違いなど、わかりやすく話していただきました。

後半は模擬裁判に向けて、それぞれの役割の人間がどのように思考し、主張を展開し、判断を下さなければならないかについて話していただきました。生徒たちは前週に裁判官・検察官・弁護人・被告人・証人と役割を決めていたので、自分の果たす役割について難しさと楽しさを実感できたようです。

終了後には検察官の方に質問をした生徒もいました。生徒たちにとって有意義な時間になったようです。

ご多忙の中、出前授業に来てくださりありがとうございました。

今日学んだことを模擬裁判で活かせるよう頑張りましょう。

神戸地方裁判所見学

7月16日(火)の午後、リーガルマインドⅠの授業の一環として神戸地方裁判所へ行き、法廷見学と裁判の傍聴を行いました。裁判所の入口では所持品検査が行われ、厳しいセキュリティチェックを受けての入館です。

 

空いている法廷で裁判の進め方や法廷についての説明を受け、普段はなかなか体験することのできない裁判官の席に座ったり、法服を着せてもらったりしました。生徒たちも案内をしてくださった広報の方にいろいろ質問をして興味津々です。傍聴に際する注意点を聞いて傍聴に向かいます。

 

人定質問から始まり、冒頭陳述や被告人質問など生徒たちはメモをとりながら真剣に傍聴していました。結審まで見学でき、一連の刑事裁判の流れを学ぶこともできました。弁護人や検察官の方が一つひとつの事実を丁寧に被告人に質問している様子を傍聴でき、2学期から始まる模擬裁判に向けて多くの学びがありました。

 

猛暑の中、丁寧に対応してくださった裁判所の職員の皆様、本当にありがとうございました。

2学期に行う模擬裁判で自分は何の役割をしようかいろいろ考えていた生徒たちの姿が印象的でした。良い模擬裁判になるようこの経験を活かしていきましょう。