取り組みのハイライト

グローカル型

令和5年3月18日-19日創造応用Ⅰ「国際公共政策コンファレンス」発表

 

 

 

大阪大学国際公共政策研究科棟及び∑ホールにて、大阪大学大学院国際公共政策研究科主催「第 8 回待兼山会議(国際公共政策コンファレンス)」に創造科学科6期生(2年)3名が参加した。生徒は分科会にて学部生・大学院生に交じって発表を行い、活発なディスカッションをすることができた。残念ながら、代表発表に進むことができなかったが、自身の研究の新たな課題を発見し、今後の活動がより明確になった。

 

発表タイトル

・日本における難民の自立プロセスの課題と解決法

・小麦の価格伝達について-国際価格の変動が日本の小売店に届くまで-

・日本の国際的な影響力は核軍縮への協力によって高まるか

令和5年2月18日「令和4年度SDGsフォーラム」参加

S-BRICKにおいて、普通科グローバルリサーチ受講生(1年)3名と創造科学科7期生(1年)2名、創造科学科6期生(2年)2名が独立行政法人国立青少年教育振興機構、国立淡路青少年交流の家、淡路島から体験の風をおこそう実行委員会主催「令和4年度SDGsフォーラム」に参加した。

まず、発表で淡路の寺社巡り観光を提案する班がいるため、七福神めぐりの一つである宝生寺を訪ねた。あいにく本堂が工事中であったが、住職からお話を聞くことができた。

次に、会場にてアイスブレークのワークショップを、シティズンシップ教育共育企画代表の川中大輔氏のファシリテーションのもと行われた。淡路地区高校の成果発表のあと、本校はゲストとして発表をさせていただいた。発表後、各テーブルで交流会が行われた。

本校の発表タイトルは以下のとおりである。

「淡路観光データポスター『七福神でめぐる新しい淡路』」

「#駅で推し活」

「地方球場に観客を集めるためには」

  

  

  

令和5年2月18日 実践研究福井ラウンドテーブルSpring sessions

創造科学科7期生(1年)の生徒11名が福井大学で行われた「実践研究福井ラウンドテーブルSpring sessions」に参加し、創造基礎Bで実践した地域活性化の取り組みについてポスターを用いて発表した。全国から集まった人に対しての発表を意識して神戸市や長田区について現状や、問題点、解決すべき課題を明確にして発表を行った。多くの方に発表を聞いていただくことができ、自分たちの活動を広く発信することができた。

また、福井県や北海道の高校との交流会を行い、自身の学校の紹介から、ポスター発表を行う際に必要になる質問力を鍛えるワークショップに取り組んだ。その後、教員や大学院生、高校生、中学生と幅広い年代の方とグループをつくり、:「学びと教えのあたらしいすがたカタチをみんなでかんがえる」をテーマとして学校内で起こりうる様々な問題についてそれを改善していくためにどのようなことができるのかを議論し、その内容を発表した。

  

  

~実践発表タイトル~

・ながたみらいツリー ~理想の町を見える化しよう~

・高校生×ふたば学舎で長田を活性化させよう

・子供向けイベントで地域活性化!

・高取山を中心とした子どもと自然の触れ合い

・#駅で推し活 ~ご当地アイドルと神鉄長田駅周辺の情報発信~

・NAGATA pen café ~カフェ×ペンで神鉄長田駅をもっと魅力的に~

〈生徒感想〉

福井ラウンドテーブルに参加して、まずポスターセッションでは私たち5A班の所に来てくださった方々は全員教師で今まで基礎Bの内容を大人の方だけに見ていただくという機会はなかったのでとても良い機会になった。活動に対してたくさん褒めていただき純粋に達成感を感じたと同時に次の基礎Bの活動に向けて自分たちが気づかなかった視点でのアドバイスもいただくことができた。ZONE Eのグループディスカッションでは班員全員知らない人という場に飛び込んでこのような機会は経験したことがなかったのでとても楽しく有意義な時間となった。全く知らない人達とのディスカッションは新鮮で自分が考えもしなかった意見がでてきたり、逆に自分の学校の取り組みを話せば相手も驚いてくれたり、意外とお互いの活動に共通するところがあったりと新たな発見がたくさんあって面白かった。困り感を解決するために自分たちの班でまとまったアイディアは本当に濃く詰まったものになったので当日の場で発表という形で共有できたのは嬉しかったが、さらに自分の学校でも共有したいと思った。今回の福井ラウンドテーブルでは周りがほとんど知らない人で年齢も全然違うという環境でディスカッションすることができて本当に有意義な時間となった。またこのような機会があればぜひ参加したい。

令和5年2月5日 高校生SDGs探究発表会

本校講堂にて、兵庫県教育委員会主催「高校生SDGs探究発表会」が開催された。本校は幹事校として、他校との調整や当日の会場準備等を担った。兵庫県下18校から約180の生徒・教員が参加した。プログラムは次のとおりである。

 

(1)開会行事

(2)基調講演

 講師 東京都市大学大学院環境情報学研究科教授 佐藤真久 先生

 演題「探究×SDGs-“複雑性”に向き合い、生涯を通して運用する探究能力の獲得へ-」

(3)パネルディスカッション

〔テーマ〕「探究の自覚化-何のための探究か-」

〔座 長〕佐藤真久 先生

〔パネリスト〕県立柏原高校、県立佐用高校、本校生徒3名

(4)ポスターセッション

(5)ポスター発表講評

〔講師〕神戸大学大学教育推進機構教授 石川慎一郎 先生

(6)全体講評・閉会挨拶

 

本校からは、パネルディスカッションのパネラーとして創造科学科生徒が参加した他、ポスターセッションに普通科グローバルリサーチ受講生(1年)の「在日外国人向け観光ポスター」と創造科学科6期生(2年)が創造応用Ⅰ(社会科学)の取組み内容を発表した。

 

  

  

  

令和5年1月17日「19th ONE HEART」ボランティア

新長田・大正筋商店街において、普通科グローバルリサーチ受講生5名と創造科学科7期生(1年)17名が、1.17神戸震災復興フリーイベント実行委員会主催「19th ONE HEART~繋げよう未来へ~」にボランティアスタッフとして参加した。このイベントは新長田の震災復興のために「心の笑顔」を取り戻す、その思いに賛同したタレント、アイドル、アーティスト、地域の方が全国に発信する企画である。生徒は、「しあわせ運べるように」合唱、出演者への花束贈呈、炊き出し(「王林カレー」)のサポートの役割を担った。

   

  

令和5年1月16日「千葉清英さんから話を聞く会」

創造科学科7期生(1年)4名が、1月17日に行われる「19th ONE HEART~繋げよう未来へ~」に合わせて気仙沼から来られた千葉清英氏とご子息の瑛太氏から東日本大震災の当時と復興の様子について話を伺った。千葉氏は津波で家族7人を亡くされ、それでもご子息のために必死にやってこられたことを話していただいた。ちなみに、千葉氏のお話は『天国にとどけ! ホームラン』(小学館)で語られている。なお、生徒は翌日の神戸震災復興フリーイベントにボランティアスタッフとして参加する予定である。

  

令和4年12月24日「ひょうご×大阪大学 質問力を鍛えるワークショップ」

大阪大学豊中キャンパス大阪大学会館アセンブリーホールにて、創造科学科7期生(1年)2名が、大阪大学・兵庫県教育委員会主催「ひょうご×大阪大学 質問力を鍛えるワークショップ~活発で建設的な議論を行うために~」に参加した。初めに、大阪大学全学教育推進機構准教授の柿澤寿信氏による講義とワークショップに生徒は参加した。質問とはどういうものなのか、論証とはどういうものなのかについての講義のあと、論証のパターンと質問のポイントについてグループワークを行った。昼休み休憩では、大阪大学の院生とともにキャンパス散策をし、昼食をとった。後半は、生徒の探究活動報告に対する質問をする演習が行われ、午前のワークショップの成果を試した。質問についての理解を深めるだけでなく、論証について知る機会となり、探究の進め方にも大いに参考になるワークショップであった。

 

  

  

  

令和4年12月23日「課題研究交流発表会」

神戸市立葺合高校において、普通科グローバルリサーチ受講生(2年)2名が、「令和4年度KOBE ALネットワーク事業 課題研究交流発表会」に参加した。この発表会はKOBE ALネットワーク事業の拠点校である神戸市立葺合高校が中心となって課題研究の発表や意見交換を実施するために開催された。本校生徒は「高校生のマスクに対する心理」というタイトルで発表を行い、後半のディスカッションでも「マスクの使用方法」というテーマで討論を行った。

  

  

令和4年12月18日「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth」参加

 

本校普通科グローバルリサーチと創造科学科の生徒が、ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 運営委員会・特定非営利活動法人関西NGO協議主催「ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 2022」に対面・オンラインで参加した。今回は創造科学科6期生(2年)1名が実行委員として参加し、講義やアドボカシーの企画・運営の準備を進めてきた。当日はYMCA大阪に集合しし、イベントを運営した。

また、グローバルリサーチ受講生(2年)2名と創造科学科6期生(2年)1名が高校生が活動報告会に参加し、「ベトナムの小学生の栄養教育の改善」「日本における難民の自立プロセスの課題と解決法」というタイトルで発表を行った。

1年生の生徒が会場に16名参加し、グローバル社会における課題や他校の取り組みについて学んだ。

 

ワンフェスユースHP https://owf-youth.com/index.html

ワンフェスユース2022 ONLINE  https://owf-youth.com/2022/index.html

  

  

  

令和4年11月12日・13日 第16回全日本高校生模擬国連大会

国連大学において、グローバル・クラスルーム日本協会主催「第16回全日本高校模擬国連大会」が開催され、本校創造科学科7期生(1年)2名が参加した。本大会は、全国各地から集まった高校生が各校2人1組となり、実際の国連会議を模して、各国の大使として熱い議論を交わすというもので、本校はこれまで5回出場している。会議において生徒はドイツ大使を務めた。今回の会議は国際労働機関理事会(ILO)の「『多国籍企業及び社会政策に関する原則の三者宣言』の第6回改定“Tripartite declaration of principles concerning multinational enterprises and social policy”」を議題とし、①多国籍企業が提供すべき社会保障について、②新型コロナウイルス対応における個人データの扱いについてという2つの論点についての話し合いが行われた。議場では、似た考えを持つ国同士で集まり、グループごとに成果文書を残すべく活発な交渉が交わされた。本校生はスピーチをこなし、積極的に色々なグループと意見交換をしたが、最終的に決議文が棄却され、悔いの残す結果となった。

   

  

  

令和4年11月5日「模擬国連灘高校練習会」

灘高校において、第16回全日本大会に出場予定の創造科学科7期生(1年)の2名が、灘高校が主催する模擬国連練習試合に参加した。兵庫県の他に奈良や新潟などから高校生が50名近く集まり、それぞれ国を代表する大使として練習試合に臨んだ。議題は「多国籍企業社員の社会保障 Social Security for Multinational Company Employees」(国連貿易開発会議UNCTAD 総会2021年10月開催)で、本校はドイツ大使として会議に参加した。大会直前の練習会となり、生徒は本番に向けてさまざまなシミュレーションを行うことができた。

  

令和4年11月3日 高大連携課題研究発表会at京都大学

創造科学科6期生(2年)3名が京都大学で実施された高大連携課題研究発表会に参加し、研究のポスター発表を行った。今回は化学班が取り組んでいる「廃棄食材を原料とした機能性バイオプラスチックの開発」というタイトルで研究発表を行った。8分間の発表、3分間の質疑応答を繰り返し行った。京都大学の先生や学生、他校の生徒から研究内容や研究の進め方について多くの指摘や質問を受けたが、それに自分たちなりの答えや意見をしっかりと返すことができていた。

客観的な意見を聞くことで自分たちの研究を見直し、他校の生徒の研究に触発され今後の方向性を考える機会となった。また、他校の多様な発表を聞くことで探究活動に対する意義や熱意を再確認することができた。

  

令和4年8月24日 東京未来フロンティアツアー3日目 「東京大学ツアー」「自由行動」

東京未来フロンティアツアー3日目は自由行動で、生徒が行き先を決めて班ごとに活動した。

そのうち、10名の生徒が「東京大学ツアー」に参加した。

この「東京大学ツアー」では東京大学や東京の大学に通う創造科学科3期生の先輩3名が赤門や図書館、安田講堂、三四郎池をはじめ東京大学構内を案内してもらった。趣のある建物や広い構内で東京大学の雰囲気を味わった。また、受検の体験談や東京での生活についてなど生徒の質問にも答えていただいた。進路を考える一つのきっかけとなった。

本ツアーに参加しなかった生徒は、横浜や浅草、原宿、神宮球場等に向かった。

  

  

 

 

令和4年8月23日 東京未来フロンティアツアー2日目C班 「物質・材料研究機構」

東京未来フロンティアツアー2日目C班の10名がつくば市の物質・材料研究機構を訪問した。日本における物質・材料の基礎・基盤的研究開発および重点研究開発を行っているこの機関では多くの研究者、技術者が次世代材料の開発を行っている。材料開発に欠かせない電子顕微鏡やNMRについての講義を受けた後、実際に開発段階の「スーパードライルームでのリチウム空気電池の作製」、「電子顕微鏡を用いた物質同定やハエの体表観察」を体験するとともに研究施設の見学を行った。研究職の方が普段どのように仕事をされているのかを生で見ることができ、研究開発職に興味を深めた。また、隣接するJAXAの施設も訪問し見学した。理系の最先端の研究開発の現場を見学、体験することで現在学んでいる知識がどのように仕事に繋がるのかも感じることができ、刺激を受けた。

  

  

令和4年8月23日 東京未来フロンティアツアー2日目B班 「参議院」「J&J」「アジア開発銀行」

東京未来フロンティアツアー2日目、B班の生徒5名が国会議事堂・参議院議員会館とアジア開発銀行(ADB)駐日代表事務所を訪問した。また、国会とADBの間に、Johnson & Johnsonに勤めている方に貸しオフィスでお話を伺った。

まず、国会議事堂の見学ツアーに参加し、歴史ある議事堂内を見て回った。続いて、本校卒業生で参議院議員である宮崎雅夫 前農林水産大臣政務官とディスカッションを行った。事前学習の内容や質問事項について宮崎議員に答えていただくとともに、主に日本の農業について現状と課題を話していただいた。国会食堂で昼食を取った後、宮崎議員の議員事務室に招待され、談話した。現在の活動だけでなく、本校での高校生活や農林水産省での経験等、一つ一つ丁寧にお話していただいた。

次に、ジョンソンエンドジョンソン株式会社メディカルカンパニーCERENOVUSの福浦晃氏から、Johnson & Johnsonの起業紹介や外資系企業、転職についてお話をしていただいた。国内企業と外資の違いについて働き方や評価などを主な内容として説明していただいた。

最後に、霞が関ビルにあるADB駐日代表事務所を訪れた。はじめに広報担当の柴田氏と河津氏からADBに関わるようになった背景等の経歴について英語で説明してもらった。次に、駐日代表代行の田村由美子氏から「Asian Development Bank—Mission, Structure, Strategy, and Operations」というテーマで英語で発表していただいた。ADBが市中銀行や国連機関、JICA等のODAと異なる点や融資の仕方、融資先の国や内容の内訳について説明していただいた。続いて、事前学習の生徒からの質問に答えていただく形でADBの立場から世界情勢について議論した。

  

   

令和4年8月23日 東京未来フロンティアツアー2日目A班 「日本アセアンセンター」「国連UNHCR協会」「アジア経済研究所」

東京未来フロンティアツアー2日目A班の8名は、まず、日本アセアンセンターを訪問した。日本アセアンセンターは、ASEAN加盟国政府と日本国政府との協定によって1981年に設立された国際機関である。日本とASEAN諸国間の「貿易」「投資」「観光」という3分野における経済促進と、「人物交流」の促進を主な目的として活動されている。加盟各国の説明を受けたあと、質疑応答を行った。また、マレーシアから来られている職員の方とも交流をすることができ、ASEAN諸国についての理解を深めることができた。

次に、国連UNHCR協会を訪問した。国連UNHCR協会は、国連の難民支援機関である UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)の活動を支える日本の公式支援窓口である。資金調達活動と日本社会における難民問題の認知と理解を拡大するためのコミュニケーション活動を行っている。お話を伺いながら、他人ごとではなく、現在ある様々な世界的な課題に取り組んでいかなければならないと強く感じた。

最後に訪問したのがアジア経済研究所だ。日本における開発途上国研究の拠点として、世界への知的貢献をなすことを目指し、それぞれの地域に密着した知識 を収集・蓄積し、開発途上国の実態と課題を明らかにし、開発途上国に対する深い理解を広く国内外に提供されている。アジア経済研究所の概要紹介、ベトナムの農村経済学を専門とされている研究員の方による講演、質疑応答、ライブラリアンの仕事についてのお話、館内見学と盛りだくさんの研修を受けた。研究についてのアドヴァイスを受け、ヒントをいただくこともでき有意義な時間となった。

  

  

令和4年8月22日 東京未来フロンティアツアー 「東京武陽会交流会」

東京未来フロンティアツアー1日目参加者23名がJETRO東京において「東京武陽会との交流会」を行った。東京で活躍する兵庫高校卒業生で構成される東京武陽会からは、明治大学教授の長嶋比呂志先生(61陽会)はじめ、13名の方が多忙の中、後輩のために交流会を企画し参加してくださった。

東京武陽会で用意していただいた食事をいただいた後、7グループに分かれて交流会を行った。交流会では、生徒が現在取り組んでいる研究内容を説明し、それに対するご意見や助言をいただいた。研究分野の専門家の方を紹介してくださる方もおられ、生徒は自身の研究を深めていくためのきっかけをいただき、研究に対する意欲を強めた。その後は、先輩方の兵庫高校生時代の思い出話と、現在の兵庫高校の様子をお互いに語り合い、非常に盛り上がった。

  

  

 

令和4年8月22日 東京未来フロンティアツアー1日目B班 「カワサキロボステージ」「日本科学未来館」

東京未来フロンティアツアー1日目B班の11名がお台場にある「カワサキロボステージ」へ訪問し、産業用ロボットの見学・体験をしたあと、75分の研修を受けた。見学・体験では、ロボットアームが持ち上げる座席に座り、360度景色が見渡せるVRゴーグルをかけることで、本当に大空を飛んでいるような感覚を体験した。また、似顔絵を描くロボットはたったの5分で、本人の撮影から完成までさせる様子を見て、技術力の高さに驚いた。そのあとの研修では、川崎重工業㈱の沿革や、産業用ロボットの世界市場、ロボットが活躍する社会など、ロボットがいかに身近で貢献しているかを考える良い機会となった。

「日本科学未来館」では、最先端の科学や技術はもちろん、様々な未来の実現に向けて取り組む研究者の熱心な研究に触れた。

  

令和4年8月22日 東京未来フロンティアツアー1日目A班 「量子科学技術研究開発機構」

東京未来フロンティアツアー1日目、A班の生徒12名が千葉県千葉市にある量子科学技術研究開発機構を訪問した。量子論や量子技術に基づく量子物質・材料科学、生命科学等の先端研究開発を行っている機関である。機関での幅広い研究分野について説明を受けた後、線形加速器「シンクロトロン」を見学し、各分野に分かれて体験実験や見学を行った。

A班では、「量子計測技術の体験」を行った。生命現象を「量子技術」によって捉える研究開発を進めているチームのラボを見学し、その計測方法を実験的に学んだ。

B班では、「PET装置開発現場の体験」を行った。最先端の病気の根源に迫る画像診断方法の1つであるPETについて、投与した検査薬から出てくる放射線を、体外にある検出器で実際に計測した。 

C班では「認知症基礎研究体験」を行った。認知症のモデルマウスの脳切片を染色し、脳に溜まる異常たんぱく質“タウ”を可視化する実験を体験し、事前学習した内容を実際に見ることで、脳疾患について興味関心をさらに深めた。

D班では「水を用いた放射線被ばく量測定実験」を行った。生体内に多く存在する水を利用し、素早く正確に被ばく量を測定する方法について実際に測定を体験しながら、その重要性を学んだ。

  

  

令和4年8月19日 東京未来フロンティアツアー事前学習⑦ オンライン講義「「量子」ってなーに?」

本校PC教室において、東京未来フロンティアツアーで「量子科学技術研究開発機構」を訪問する創造科学科6期生(2年生)、GR選択者(2年生)12名が、事前学習の一環としてオンライン講義を受けた

。以前の事前学習の際、「量子」についえ自分たちで調べても調べたが、その本質を理解することが難しかったことを受け、量子科学技術研究開発機構側のご厚意でオンライン講義を行っていただいた。これまで学んだニュートン力学では説明ができない量子の性質や挙動についてかみ砕いて説明をしていただいた。

不確定さや曖昧さ、粒子と波の性質を併せ持つなど、これまで学んできた概念とは全く異なる量子の理解に苦労しながらも理解を深めることができた。この基礎知識をもとに、訪問先では量子がどのように活用されているのかを体験する。