図書室より
第1回姫路城学を実施しました
第1回姫路城学「野里のフィールドワークと町家見学」
講師:芥田博司氏(芥田家当主)
瀬澤義和氏(野里まちづくりの会理事長)
5月24日(火)、5月考査最終日の午後に第1回姫路城学を実施しました。
2年次生17名が参加し、野里地区のフィールドワークを行った後、芥田邸向家にて講師の方々の講義を受けました。芥田家の由来や野里地区と姫路城の関係性、方広寺の鐘と野里鋳物師とのエピソードに至るまで、当時の方々の生活の様子や思いを伝え、守っていくことの難しさと大切さについてお話していただきました。また、芥田家に伝わる播磨鍋や燗鍋を手に取って重さを比較したり、鍋に刻まれた模様を観察させていただきました。
【生徒の感想より】
●世界文化遺産である姫路城の周辺の町並みについて、詳しく知ることができ、とてもいい経験になりました。実際に鋳物に触れることで柄の繊細さや重さが分かり、昔の人の技術力を感じました。
●芥田家の歴史の中で、太閤検地や方広寺の鐘にも関わりがあったのは驚きでした。また、貴重な播磨鍋に触れることができてよかったです。
●私は姫路市民ではないので、この辺りの地名も全く知らなかったのですが、姫路城にまつわる名前の町が多いことを知って面白いなと思いました。休憩時間にお庭に行ったり二階に上がったりさせて頂いたときは、歴史ある町家が新鮮に感じられました。
図書だより 特集号(長谷川集平さん)
図書だより 5月号
図書だより 4月号
1年次対象「姫路城学」講演会
「姫路城学」講演会「姫路城とその町~東高校周辺を中心に~」
講師:工藤 茂博 氏(姫路市立城郭研究室 学芸員)
3月17日(木)2限、1年次対象の「姫路城学」講演会を行いました。東高の位置する場所(校地)は、江戸時代は侍屋敷が広がっており、「桐の馬場」で侍が教練をしていたことや、お菊井戸や皿屋敷も存在すると信じられていたこと、明治時代に軍用地となったが、空襲で焼け残った建物を活用する形で今の場所に東高が建てられたこと等、東高生として知っておくべき校地の歴史について分かりやすくご講演いただきました。
姫路城の近代史を語る上で東高の歴史は欠かせず、世界遺産の中にある学校であることを誇りに思うだけでなく、姫路の藩校好古堂の系譜を引き継ぐ想いで学校生活に励んでほしい、というエールをいただきました。
〔生徒の感想〕
・姫路東高校の土地はもともと武士の家があるところと知って驚きました。東高やその周りにも、昔の城下町の面影が残されていて、面白いなと思いました。
・東高の生徒ならではの姫路城周辺の昔の姿を見るという貴重なお話を聞けてとても嬉しく思いました。
・姫路城は戦争など、たくさんの経験を経て今の姿があるのだなと思いました。そんな姫路城が高校のすぐそばにあって、とても良い環境で生活し、学習していることがとても誇らしく思えました。