「チーム医療」講座紹介

総合科学コース 看護医療系講座「チーム医療」の紹介

令和5年度「チーム医療」 講座紹介 第1~3回講座の記録

令和5年度「チーム医療」の1学期の講座の紹介をします。

1学期は神戸常盤大学より講師の先生にお越しいただき、「チーム医療」や医療にかかわる様々な職種について、全6回にわたり専門的な話をしていただく予定となっています。以下は1学期の講義内容です。

4月25日「看護職を目指すあなたへ」

5月2日 「妊娠・分娩期におけるチーム医療」

5月9日 「精神科におけるチーム医療」

5月23日「臨床検査技師とチーム医療」

5月30日「診療放射線技師とチーム医療」

6月6日 「歯科衛生士とチーム医療」

1回目の講座は、保健科学部看護学科の中村由果理先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「看護職を目指すあなたへ」。

講義の前半は、「チーム医療とは」についてお話をしていただきました。

まずは、医療の現場に関わるさまざまな職種について紹介をしていただきました。そして、患者を中心に複数の医療専門職が専門性を活かし、共有した目標に向かって協働して医療を実践していくことがチーム医療であることを学びました。

 

講義後半は、「チーム医療のなかの看護師の役割とは」について教えていただきました。

ナイチンゲールの教えなども交えながらチーム医療のなかで看護師が大切にすべきことを教えていただきました。

  

2回目の講座は、保健科学部看護学科の島内敦子教授にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「妊娠・分娩期におけるチーム医療」。

母性看護学がご専門の島内先生から、周産期医療におけるチーム医療について教えていただきました。

 

講義の前半は、母性看護学や助産学について学んだあとに周産期医療について説明をしていただきました。看護師と助産師の違いや日本では女子しか助産師になれないなど、具体的に分かりやすく教えていただきました。
また、周産期医療の定義や具体的な看護内容について学びました。

 

講義の後半は、周産期医療におけるチーム医療について説明をしていただきました。助産又は妊婦、褥婦が安心で安楽に過ごせるための看護、出産体験を肯定的に捉えるための看護の必要性を教えていただきました。
近年の不妊治療の実態についても詳しく教えていただきました。

 

3回目の講座は、保健科学部看護学科の西村充弘先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「精神科におけるチーム医療」。

 

講義の前半は、「精神科医療」についてお話をしていただきました。
精神疾患の歴史や、精神疾患患者の入院日数が一般病床に比べるとはるかに長いことなどを教えていただきました。

 

講義後半は、「チーム医療」と「看護師養成」についてお話をしていただきました。
精神科で活躍している主なチーム医療を紹介していただき、精神保健福祉士との連携が重要であることを学びました。
最後に、看護師・保健師・助産師・養護教諭になる過程について詳しく教えていただきました。

 

次回は5月23日に「臨床検査技師とチーム医療」の講義をしていただく予定です。

令和4年度 第20回講座

講座「チーム医療」の20回目が、11月29日の6限目と7限目に実施されました。

20回目の講座は、医療法人社団アキタケ診療所の秋武宏規院長先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
今回のテーマは、「チーム医療について~地域医療連携も含めて~」。
本校の校医を務めてくださっている秋武先生に、医療連携や医療従事者に求められる資質についてお話をしていただきました。

 

講義の前半は医療連携について、神崎郡の状況も含めてお話をしていただきました。
神崎郡には総合病院が1つしかなく、個人クリニックが重要な役割を担っています。そして、病院の枠を超えた医療連携が行われていることを教えていただきました。
また、病院内でも様々な病気に対して医療連携をこなっていることを学びました。

 

講義の後半は、医療従事者に求められる資質についてお話をしていただきました。
医療従事者はプロフェッショナルとして、様々な能力が求められます。その中でも秋武先生は、「コミュニケーション能力」と「探究心」を重視していると教えていただきました。
そして最後に、この2つの能力を身につけるためにも、充実した学校生活を送って欲しいというメッセージを頂きました。

 

今回で講師の先生にお越しいただく授業は終了しました。次回からは授業の振り返りと、プレゼンテーションを行います。

第20回その1 第20回その2 第20回その3

令和4年度 第19回講座

講座「チーム医療」の第19回講座が、11月22日の6限目と7限目に実施されました。
6時間目の講座は、福崎町保健センターの保健師、本城里奈さんと藤田真由香さんにお越しいただきました。
講義のテーマは、「保健師とチーム医療」。

 

7時間目の講座は、本校、養護教諭の山﨑紅美先生に講義をしていただきました。
講義のテーマは、「養護教諭とは」。

 

【6限目】
保健師の仕事は「保健指導をする仕事」です。例えば健康診断を受けた後で、「毎日の暮らしで不便ことはないか」「身体のことで心配はあるか」といった相談にのったり、生活指導をしたりするのが仕事です。
保健所で働く以外でも、産業保健師、学校保健師、病院保健師等、様々な仕事があることを学びました。また、地域包括センターなどで介護予防支援などにも従事されていることを教えていただきました。

 

【7限目】
養護教諭の仕事は、保健管理、保健教育、健康相談及び保健指導(個別)、保健室経営、保健組織活動など多岐にわたります。
難しいお話になるかと思っていましたが、自己紹介から始まり、どうして養護教諭を目指すようになったのか、養護教諭コースの授業内容、教育実習、養護教諭になるためには、など基本的なことをわかりやすく楽しく教えていただきました。

 

次回は、11月29日にアキタケ診療所の秋武医師にお越しいただき、講義をしていただきます。

保健センター藤田さん 保健センター藤田さん 保健センター本城さん 養護 山崎先生

令和4年度 第18回講座

講座「チーム医療」の18回目が、11月15日の6限目と7限目に実施されました。

 

18回目の講座は、姫路獨協大学看護学部の石田寿子先生にお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「小児看護の仕事とチーム医療における役割」。

講義の前半は、小児看護の内容や乳幼児期の成長発達についてお話をしていただきました。
小児看護と聞くと幼児のみをイメージしがちですが、小児看護の対象は誕生から成人への移行期までであることを学びました。そして、小児看護で重要な誕生から大人への成長・発達の過程について実習を交えながら教えていただきました。
実習では、人形を用いて新生児と乳児の身長や体重を測定したり、新生児の脈拍を測ったりと貴重な体験をすることができました。

 

講義の後半は、小児看護のトータルケアについてお話をしていただきました。
トータルケアはチーム医療とも似ていますが、患者の子どもを支えるだけではなく、子どもの成長と発達を支えるためにも家族の支援を行うことが重要であると学びました。

 

次回は、11月22日に「保健師」と「養護教諭」について学びます。

第18回その1 第18回その2 第18回その3 第18回その4 第18回その5 

令和4年度 第17回講座

講座「チーム医療」の17回目が、11月8日の6限目と7限目に実施されました。

 

17回目の講座は、公立神崎総合病院看護部長の大﨑明美さんにお越しいただき、講義をしていただきました。
講義のテーマは、「公立神崎総合病院におけるチーム医療」。

 

講義の前半は、看護師の仕事について実習を交えながらお話をしていただきました。
「脈」のとり方、血圧の測り方、パルスオキシメーターを使った酸素濃度の測り方を教えていただき実習をしました。また、指輪っかテストで足の筋肉量を測ったり、椅子から立ち上がるテストで筋肉年齢をチェックする方法など、楽しみながら看護師の仕事について学びました。

 

講義の後半は、公立神崎総合病院におけるチーム医療のお話を中心に講義をしていただきました。
神崎総合病院は都市部の大病院と連携をして、チームを作り地域医療を担っています。そして、院内には「感染対策チーム」、「認知症ケアチーム」、「褥瘡管理チーム」、「緩和ケアチーム」などのチームがあり、それぞれのチームの役割を教えていただきました。

そして、最後には医療職を目指している生徒に向けて3つの大切なポイントを教えていただきました。実際に現場で活躍されている方から、直接お話を伺う貴重な機会となりました。

 

次回は、11月15日に「小児看護」について学びます。

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