学年・専門部

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人と自然科 第71回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 人と自然科生徒が大活躍 前編 (競技会当日)

 今年も熱い夏休みに突入。人と自然科の生徒は当番制で『総合実習B』の授業(別名 農場当番)を頑張っています。

 夏休みの実習授業スタート 三田消防署の花壇を装飾しました・・・に関する記事はこちら

 そして人と自然科の生徒にとってもう一つの暑い夏の風物詩といえば、農業高校の甲子園・インターハイとも呼ばれる、農業クラブ連盟大会各種競技会です。農業高校の生徒が日頃の授業や実習で身につけた知識や技術、そして農業クラブ活動等をとおして経験したことをまとめ、発表し、兵庫県さらには近畿・全国の農業高校生と競い合う大会です。

 昨年の農業クラブ近畿大会大阪大会に関する記事はこちら

 昨年の農業クラブ全国大会北陸大会に関する記事はこちら

 今年の第71回兵庫県学校農業クラブ連盟大会は事務局校の氷上高校がある丹波市で開催。7月21日(金)には農業鑑定競技会(農具や機械、植物の病気害虫など、農業に関する知識を競い合う競技)と農業情報処理競技会(農業に関するデータをExcelでまとめ集計し、PowerPointでプレゼンテーション資料を作成する競技)を実施。1年生から3年生まで校内大会を突破した16名の生徒が一足早く出場しました。

 過去の農業鑑定競技会校内予選会実施に関する記事はこちら

 そして7月25日(火)・26日(水)には大会の花形競技である、プロジェクト発表会と意見発表会開催され、丹波の森公苑に県下11校の農業高校生が集結しました。

  県連盟副会長の開会宣言により、いよいよスタートです。まずはクラブ旗入場。

 県連盟旗を先頭に県下11校の農業クラブ会長が旗を持ち入場します。まるで甲子園の入場のような光景です。有馬高校も人と自然科116名の代表として、農業クラブ会長が歴史ある有馬高校農業クラブ旗を持ち、堂々と入場しました。県下11校の農業クラブ旗が並ぶ光景は圧巻です。

 

 開会式は滞りなくすすみ無事終了。これまでの準備、練習の成果を十二分に発揮できるように、発表直前まで先生との打ち合わせ、そして炎天下の中屋外で最後の調整です。

 いよいよ発表競技のスタートです。

 プロジェクト発表会 (学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)

 分野Ⅲ類(ヒューマンサービス) 3-1 M.R T.M 2-1 U.Y 1-1 I.K 

 そして意見発表競技会(学校での学びや様々な体験を通して感じた意見を7分以内で発表する競技)には、2つの分野に1名ずつ出場しました。

分野Ⅰ類(生産・経営・流通)3-1 K.Y

 

分野Ⅲ類(ヒューマンサービス)3-1 T.W

 発表会は一発勝負。プロジェクト発表会は10分以内、意見発表会は7分以内で発表します。どの発表も緊張の中、今まで積み重ねた準備と練習を糧に自信に満ち溢れた、そして有馬高校の代表生徒の誇りを持ったすばらしい発表でした。発表終了後は緊張が解け、思わず涙が出てしまう生徒もいました。本当に頑張りましたね。100点満点です。

  結果は翌日の大会式典で発表です。結果は人と自然科 第71回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 人と自然科生徒が大活躍 後編 (大会式典)で紹介します。

夏のオープンハイスクール!【総合学科】

 

7月28日(金)夏のオープンハイスクールを実施しました!

 

全体説明の動画を視聴したあと、各体験講座を受講していただきました。

高校の学習の流れや楽しさ、ハイレベルさを体感してもらえていたら幸いです。

 

そのあとは座談会を実施しました。有高生が中学生の質問に答えます、という時間です。

校則は・・・?部活動は・・・?先生の雰囲気は・・・?勉強と部活の両立は・・・?

 

 

など中学生からたくさんの質問をいただき、有高生もありのままの返答をしていました。

高校生の生の声はいかがでしたか?教室内にいる教員を気にしながらハニカミながら答える有高生の姿もナイスでした。

 

部活動の体験を申し込んだ中学生のみなさんは、熱中症などに注意しながら参加してくれました。

 

 本日は暑い中、中学生の皆さん、保護者の皆様、ご来校ありがとうございました。

 

このあと、秋季オープンハイスクールを予定しています。本日参加できなかった中学生の皆さん、もう一度有馬高校に来たいと思ってくれている中学生の皆さん、是非お待ちしています!

 

スタッフとしてお手伝いしてくれた有高生、有馬高校の部活動の活気を見せてくれた有高生、

みなさんの力添え、感謝します!

 

 

 

 

人と自然科 夏休みの実習授業スタート 三田消防署の花壇を装飾しました

 終業式も終えいよいよ夏休みに入りました。人と自然科では夏休み中も『総合実習B』の授業として、当番制で実習を行い、農場の野菜や草花の管理に関する知識や技術を学んでいます。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 暑い日が続くので熱中症には細心の注意を払って実施しています。

 

 夏休みの実習の一環として、3年生環境班(来年度からは果樹と緑班に移行します)の生徒が、実習で学んだ技術を活かして三田消防署の花壇装飾を行いました。今年は梅雨に雨が多かったので例年よりも少し遅い時期の装飾活動になりました。

 今回はマリーゴールドやベゴニア、サルビア、そして2年生が草花の授業で栽培した、コキアとキバナコスモスも持参しました。まずはデザインです。代表の生徒を中心に花苗を並べていきます。基本は中心、もしくは後方に背の高い花を、手前もしくは周囲に背の低い草花苗を配置します。今回もコキアやキバナコスモス、アフリカンタイプのマリーゴールドを中心に、ベゴニアを周辺に持ってくるデザインで配置したようです。

 並べ終わったら早速植え付けていきます。さすが3年生、慣れた手つきで定植していきます。

 気温も上がってきました。一気に仕上げていきましょう。

 最後にかん水をして完成です。真夏なので根がしっかり張るようにたっぷり与えましょう。

 完成した花壇はこちら。夏らしい配色。とっても素敵ですね。

 三田消防署の前を通る際はぜひご覧ください。

 人と自然科の夏休みは実習の授業だけでなく、農業クラブの県大会や国家資格『フラワー装飾技能士』や小型車両建設機械、アーク溶接などの資格取得、農業インターンシップや農業海外研修・・・などなど充実した42日間です。(生徒の頑張りは可能な限りブログでお知らせしていきます。)自身のスキルアップのため、そして進路実現のために頑張りましょう。農場の先生方も全員で皆さんをサポートしていきます。

人と自然科 クラインガルテン⑤

1学期のクラインガルテンも18日でひとまず終了しました。

ここ数回で生徒による説明も事前学習をしっかりとおこない専門的な

質問にも答えることができてきました。さすが3年生です。

緑色だったトマトやナス、ピーマンも収穫最盛期です。

4月より1年と同じく栽培していたスイートコーンもカラスやアライグマなどによる被害もほとんどなく

収穫を迎えることができました。収穫に感謝して全員で記念撮影です。

5月からスタートしたクラインガルテンの授業、受講生の方には生徒と楽しく実習して

いただき本当にありがとうございます。生徒の皆さんも担当区域の管理がしっかりとできました。

 

8月には今の野菜を片づけして秋からの授業の準備がスタートします。これからも授業の様子を

更新しますのでお楽しみください。

人と自然科 ブドウ収獲まで残り約50日 袋がけ作業が無事終わりました

 人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、ベリーAは2年生の果樹と緑の授業(新カリキュラム)で、ピオーネとマスカットは3年生のガーデニングの授業(旧カリキュラム)で技術を学んでいます。

  現2年生からスタートしている人と自然科 新カリキュラム(教育課程表)はこちら.pdf

 そんなブドウ栽培実習も、先日摘粒作業も終え、最終段階に入ってきました。

 現在摘粒作業中・・・に関する記事はこちら

 1学期期末考査も無事?終わり、2.3年生ともに袋がけの実習を行いました。

 袋がけはその名の通り一房一房丁寧に紙の袋をかける作業です。鳥害や虫害、裂果、日焼けなどを防いだり、ブドウ表面に付着するブルームと呼ばれる白い粉(ブドウが自らを守るために出す油脂成分。新鮮な証拠です。)が取れるのを防ぐなどの目的があります。また、使用した袋の数を数えることで、収量を予想することもできます。(ちなみに今年は約1700房の房に袋がけを行いました。)

 まずは最後となる房の確認です。

 摘粒がちゃんとできているか、裂果がないか確認します。今回袋がけをしたら次房を触れるのは収穫後となり、房を整える最後のチャンスです。先週行った摘粒のあと雨が降ったため、思っていたよりも粒が大きくなり詰まってしまい、結構時間がかかってしましました。

 そしていよいよ袋がけです。

 袋の口に隙間がないように、袋の上部で丁寧に止めていきます。袋の口が広がっていると、そこから雨が入ってきてカビ(病気)が発生したり、害虫が入ってくるのでしっかり止めます。

 約1時間で1500房ほどのブドウに袋をかけました。白い袋がぶら下がっている光景は圧巻ですね。

 このあとはブドウ畑を電気柵で囲みます。近年有馬高校で一番悩まされている害獣はアライグマです。1年生で大切に栽培しているスイートコーンも少しやられてしまいました。そして生徒自身も夏休みにかけて、副梢などの枝管理を各自で定期的に行います。収穫までもう一息です。頑張りましょう。

 ちなみに有馬高校のブドウは、在校生ならびにその保護者限定での販売となります。(過去、ブドウが足りないなど地域の方にご迷惑をおかけした経験から、現在は一般販売を行っておりません。)2学期の始業式でブドウ販売に関するお知らせを生徒に配布し、販売日(学年ごとに設定しています)をお知らせます。ご確認ください。

76回生 学年通信 2023年度 第7号

本日の終業式で1学期も終了しました。

明日からの夏休みは3年生にとっては

勝負の夏休みになります。

それぞれの進路に向けて、

有意義な時間にしてください!

学年通信 第7号 を発行しました。

⇒ 2023_0720.pdf

有高祭(文化祭)の写真販売の案内も配布していますので、

必要な人はご購入ください。

1学期終業式

 

7月20日、1学期終業式を行いました。

校長講話では、みなさんがよく知っている「ウサギとカメ」の教訓についてお話いただきました。私たちの印象に残るのは「油断することなかれ」という教訓ではないでしょうか。もちろん、それもとても大切なことではありますが、本日はもう一つの教訓、「進む際に見つめるもの」についての内容でした。ウサギとカメはそれぞれ見ていたものが違っていた、という話でしたね。ウサギのように、相手を、周りを気にして進むのではなく、カメのように、向かうべきゴールをしっかりと見つめて一歩一歩進んでいきましょう。

 

 

また、2年間お世話になったALTのエイミー先生からのご挨拶もありました。とても流暢な日本語でみなさんへのメッセージを伝えてくださいました。エイミー先生の期待に応えられるよう、日々成長していきましょう!エイミー先生、丁寧なご指導ありがとうございました!

 

 

続いて、8月2日から予定されている海外短期研修へ参加する生徒から挨拶がありました。代表生徒から、マレーシアの生徒たちとの積極的な交流を目指します、との宣言。マレーシアと日本、有馬高校をつなぐ大切な役割として有意義な時間を過ごしてきてくれることを期待しています。

 

 

最後に、指導部長から夏休みの過ごし方についてお話いただきました。配付されたプリントに必ず目を通し、実りのある夏にしてください。また、交通ルールも改定されてきています。常にアンテナを張って、自分の命も他人の命も大切にできるよう、心がけましょう。

多くの生徒が様々な活動で功績を残しています。本日の終業式での表彰伝達もたくさんの拍手が沸いていました。この夏以降も様々な大会が予定されていると思います。練習の成果を存分に発揮できるよう、悔いのないものにしてください!(補習や自習にも励みましょう!暑さに負けないでくださいね)

 

 

9月1日に本日よりも元気で明るい歌声が体育館に響くことを楽しみにしています。

 

 

人権HRの取組

 

特編授業中の取組として、各学年、人権HRを実施しました。

 

1年生は「権利」を考える時間としました。自分との関わりの中で「権利」について考えるとともに、異なる価値観を持つ相手とも認め合える大切さを学ぶことを目標に、グループワークなどに取り組みました。

 

 

 

2年生は「コミュニケーション」の取り方を考える時間としました。自分のコミュニケーションのタイプを知ることから始め、「自分を大切に、相手も大切に」というコミュニケーションの取り方とはどのようなものなのかを考えました。ロールプレイに取り組み、難しさを実感するとともに、新たな気づきがあったようです。

 

 

3年生は「働くこと」について考える時間としました。実際にあった事例をもとに、問題点や解決策をじっくり考え、話し合うことができました。知っていなければ主張することさえできないという点に目を向け、「働くこと」をさらに身近に感じる機会になりました。

 

 

どの学年もワークや課題に真剣に取り組む姿が見られました。

高校生の視点から社会とのつながりを考えていくこと、自分も相手も大切にするということ、社会の問題について目を向けて知っておくこと、どれもすべて大切なことです。

今後の生活で生かしていけるよう、意識していきましょう!

 

77回生 NIE講演会

7月13日(木)3・4時間目に兵庫県NIE推進協議会の三好様にお越しいただき、新聞の読み方講座(総合学科 2年次対象)を実施しました。

 

インターネットは生徒たちにも最も馴染みのあるものとなっていますが、そういった時代の中でどのようにして新聞を読めばよいのかというところに焦点を当てられた講義でした。

 

新聞の特徴として、さまざまな情報が書かれている「網羅性」や大事なことをはじめに書く「逆三角形」といったものがあります。

これらの特徴を生かすと、見出しや前文を読むだけで概要をつかむこともできる一方で、本文も読むと詳細を知ることもできます。

新聞は、目的や興味に応じて読み方を変えることができるということを学びました。

 

インターネットでは不得意な分野の記事を避けてしまう傾向があります。

そのため、様々な情報が一覧となっている新聞を使用し、見出しと前文を少し読むところから始めることで、これからの先行きが見えない世界の情報をつかめるようにしていきましょう。

 

また、今回の講演会の記事が兵庫県NIE推進協議会サイト内「記者派遣」にアップされています。

ぜひご覧ください。

兵庫県NIE推進協議会の記事はこちら

人と自然科 1年生農業と環境 幼稚園児とのスイートコーン収穫交流会を開催しました

 人と自然科1年生農業と環境の授業では、入学と同時に自分の担当区が設けられ、スイートコーンを播種から収穫まで各自が責任を持って栽培・管理してきました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 スイートコーンを圃場に定植しました・・に関する記事はこちら

 圃場に定植した後も、追肥や土寄せ、かん水・・・

 1カ所に複数植えているスイートコーンを1本にしぼる間引きという実習や・・・

 除草や生育調査、観察など約3ヶ月間丹精込めて栽培してきました。

 そしていよいよ収穫を迎え、1学期期末考査が終わって一息ついた7月10日(月)、北摂第一幼稚園の園児67名を農場にお招きし、丹精込めて栽培したスイートコーンを一緒に収穫する交流会を行いました。

 昨年は雨で実施できず、今年も雨予報でしたが・・・どうにか雨は降らず、2年ぶりの開催です。まずは高校生代表のお兄さんから「僕たちが一生懸命育てたスイートコーン一緒に楽しく収穫しましょうね。わからないことがあったらお兄さんとお姉さんに何でも聞いて下さい」とようこそのあいさつを行いました。そして園児からも一斉に「よろしくおねがいします」と元気いっぱいのあいさつをもらいました。

 あいさつの後はお兄さん、お姉さんと手を繋いでペアを作り、早速スイートコーンが栽培されている畑に向かいましょう。

 園児と一緒に歩いていると、頑張っている保育士さんに見覚えのある顔が・・・3年前に人と自然科を卒業し、保育系短期大学に進学後、今年から北摂第一幼稚園に就職し活躍している私たちの先輩でした。

 ちなみに5年前に生徒として、この交流会を体験したとのこと。園長先生に話を伺うと、立派な保育士として頑張っているそうです。頼もしい姿で戻ってきてくれたことを誇りに思います。このように人と自然科では農業の学びをとおして、農業に限らず様々な分野に進路実現しています。

 (参考)昨年度人と自然科卒業生 進路実績はこちら.pdf

 話は元に戻し、スイートコーン畑に到着です。お姉さんに手を引かれ、そしてお兄さんの手を引っ張って、自分よりも背の高いスイートコーンの茂みの中に入っていきました。探検の始まりです。

 今年は先日の大雨も含め、栽培期間中に雨が多かったこともあり、例年に比べ生育が少し遅れてしましましたが、どうにか収穫にこぎつけました。昨日の雨で水たまりもできており大変でしたが、お兄さん、お姉さんと協力しながら前に進んでいきます。

 高校生が担当した区域に到着。たくさんあるスイートコーンの中から、大きいものを選び、一緒にもぎ取りました。

  立派なスイートコーンが収穫できましたか?

 自慢のスイートコーンを片手に一緒に記念撮影です。やったね!!

 1時間もしないうちに、仲良しです。雨上がりに大量に発生しているカエルを捕まえたり、農場の案内をしながら、トマトやピーマン、キュウリなどお野菜の観察も一緒に行いました。野菜がぶら下がっている光景を見たことがない園児もいたようで、あちこちで歓声が上がっていました。

 楽しい時間もあっという間に終わりに近づきました・・・もうすぐお別れです。

 最後に代表のお兄さんから「今日は楽しかったですか。美味しいスイートコーンをお家で家族と一緒に食べて下さいね。また遊びに来て下さいね。」とあいさつがあり、園児からも「ありがとうございました」と大きな声でお礼の言葉をもらいました。また園長先生からも、「私が卒園証書を渡した子と今日たくさん出会えて、立派に成長している姿を見てとても嬉しかったです。これからも頑張ってくださいね」と激励の言葉をいただきました。

 バスまでみんなで送り、お見送りです。「寂しくて泣きそう・・・」とこぼしていた高校生もいました。短かったですが本当に充実した時間でしたね。

 バスが見えなくなるまで手を振って見送りました。

 北摂第一幼稚園のみなさん楽しい時間を本当にありがとうございました。

人と自然科 農業機械 刈払機の操作方法について学びました

 先日もお伝えしましたが、有馬高校人と自然科で人気の作物、ブドウの栽培が順調に進んでいます。

 ブドウの栽培 現在摘粒作業中・・・順調です・・・に関する記事はこちら

 今の梅雨時期にブドウ畑での悩みは、雨の後に一気に成長する雑草です。放っておくと風通しが悪くなり、病気の蔓延にもつながります。ということで生徒の手で草刈りをするため、2年生農業機械の授業で、刈払機の操作について学び、運転実習を行いました。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 まずは運転実習の前に、エンジンの仕組みや安全に実習を行うための知識を習得します。

 

 刈払機のエンジンは2サイクルエンジンです。ガソリンエンジンの特徴である点火プラグによる火花点火やキャブレターの仕組み、エアークリーナーやマフラーの役割、燃料となる混合油の作り方や補給の仕方などについて実物を活用し学びます。

 さらに農業機械を使用する際最も重要な安全について。エプロンや保護面の装着やベルトの調整など実演を交えて学びます。そしてエンジンのかけ方や刃の動かし方、刃の交換方法など、基本的な操作方法から発展的な内容についてもしっかり学びました。

 しっかり知識を身につけ、翌週は早速実技で技術を習得します。昨年度、JA共済連様から農業機械を寄贈いただいた際、最新の刈払機も3台追加で揃えることができ、新旧合わせて10台の機械で実習できるようになりました。

 JA共済連兵庫様より農業機械を寄贈いただきました(贈呈式実施)に関する記事はこちら

 早速ブドウ畑に向かい、実技の開始です。まずは安全の実習を行うため、保護面やエプロンを着け、ベルトの長さを調整します。バッチリですね。

 それではエンジンをかけましょう。チョーク弁の調整など手順は覚えていますか?

 エンジンが始動したところで、草刈りの開始です。ポイントは・・・刃を水平にし、地面に近い位置で、右から左に動かすことです。

 待ち時間も、刃に当たった石が飛んでこない少し離れたところから友達の操作を見ながら、操作方法を参考にしたりお互いにアドバイスしたりしましょう。農業機械はとにかく使い続けることで上達します。

 合計2時間実習を行い、きれいになりましたね。お疲れ様でした。

 人と自然科では夏季休業中、農業や造園業、建設業などに就業した際、刈払機を運転するときに必要な「刈払機取扱作業者」の資格講習も予定されています。卒業後の進路実現に向け、夏季休業中もスキルアップしていきましょう。

1年生 科目選択保護者会

7月4日(火)14:30から、78回生の保護者様向けに2・3年次の科目選択についての説明会を実施しました。

たいへん暑い中お越しいただき、ありがとうございました。

 

有馬高校では、多岐にわたる科目を自らが選択して履修することができます。

それらの選択する科目は、生徒一人ひとりの将来の進路によって異なるため、1年生の段階から、将来の見通しをもつことが大切になります。

来年度の科目選択は進路実現のための第一歩です。

生徒のみなさん自身も考えなければなりませんが、保護者の方々におかれましても、ご自宅でお子様とお話をする機会を設けていただければと思います。

 

また、アドバンストクラスについての説明も実施しました。

アドバンストクラスとは、高い学習意欲を持った生徒で構成されるクラスで、難関大への進学を目指すために、少人数制の授業を展開したり、早朝・放課後・長期休暇中の補習を行ったりしています。

来年度のアドバンストクラス希望者は、今回の夏季補習の受講と夏季補習確認テストの受験が必須となります。

自身の進路実現に向けて、考えていきましょう。

人と自然科 ブドウの栽培 現在摘粒作業中・・・順調です

 人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、ベリーAは2年生の果樹と緑の授業(新カリキュラム)で、ピオーネとマスカットは3年生のガーデニングの授業(旧カリキュラム)で技術を学んでいます。

  現2年生からスタートしている人と自然科 新カリキュラム(教育課程表)はこちら.pdf

 4月のから栽培をスタートさせ、5月下旬には種なしにするための第1回目のジベレリン処理を実施。

 第1回目のジベレリン処理の様子はこちら

 先日は種なしになった粒を肥大化させるための第2回目のジベレリン処理も無事終わりました。

 その後も生徒はブドウの栽培技術を毎週のように学んでおり、上に向かって伸びる枝を「ねん枝」という技術を使って下に落とし針金に結び付ける誘引・つる落としという技術

 茎と葉の間からでた「副梢」を摘んだり、まきひげを除去したり、そして伸ばしたつるが地面に付かないように、そして果実に栄養が行くように、地上20cmのところで止めてしまう「摘芯」という技術・・・

 そして現在頑張っているのが、「摘粒」という技術です。ベリーAの場合は1房75粒。ピオーネの場合は45粒を目標に一粒一粒抜いていきます。

  ブドウの粒はこれからもどんどん大きくなるので、未来を予想しながら抜いていきます。抜きすぎると房がすかすかになり、残しすぎたら粒が割れてしまいます。時には玉直しといい、粒の位置を変えながら整えていきます。ブドウ栽培の中で一番技術が必要な作業です。

 この作業が7月中旬までつつき、いよいよ収穫前の一斉作業、袋がけに入っていきます。9月の収穫に向けあと一踏ん張りです。

 昨年度のブドウ収穫の様子はこちら

 美味しいブドウを皆さんに購入していただけるように頑張りましょう。(もちろん1学期期末考査も頑張りましょう。)

人と自然科 農業クラブフラワーアレンジメント班 さんだチャレンジャーズアワードを受賞しました

  このたび農業クラブフラワーアレンジメント班に令和5年度さんだチャレンジャーアワードが受賞されることとなりました。この賞は三田市の在住・在学・在職者がスポーツや文化活動などにおいて、チャレンジ精神をもって取り組み、市民に夢や希望を与えるなど活躍された個人や団体の功績をたたえ表彰されるものです。

 広報さんだ7月号 チャレンジャーズアワード受賞者発表記事はこちら.pdf

 有馬高校人と自然科の学びで力を入れていることの一つがフラワーアレンジメント。『フローラルアート』という学校設定科目(有馬高校人と自然科にしかない授業)が2.3年生にあり、集中的に技術が習得できます。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 さらに3年生になると2年生で学んだ技術と知識を生かしてチャレンジ教室が開講され、地域の方を受講生としてお招きし、生徒が先生役となりフラワーアレンジメント技術を教えています。

 令和5年度チャレンジ教室「フラワーアレンジ」開講しました・・に関する記事はこちら

 第2回チャレンジ教室「ラウンドアレンジメント」の制作・・に関する記事はこちら

 第3回チャレンジ教室「ラウンドブーケ」の制作・・に関する記事はこちら

 さらにさらにコンテストに出場したい、国家資格『フラワー装飾技能士』の資格を取得したい・・・フラワーアレンジメント技術をもっと学びたいという生徒は、農業クラブフラワーアレンジメント班という部活に入部し、放課後や休日にも活動しています。

 

 今回はフラワーデザインの甲子園と言われる第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにおいて金賞/文部科学大臣賞・銀賞・奨励賞・審査員特別賞を獲得するなど、各種コンテストへの入賞や、フラワーアレンジメントを活用した地域貢献活動が評価され、表彰していただけることとなりました。

第18回NFD全国高校生フラワーデザインコンテストにて文部科学大臣賞他受賞・・に関する記事はこちら

 表彰式は7月1日(土)に開催された三田市政施行65周年記念式典『感謝と飛躍へのつどい』で行われ、フラワーアレンジメント班で学ぶ1~3年生の生徒が出席ました。

 ちなみに会場の装飾も今回私たちフラワーアレンジメント班の生徒で作成した作品を飾らせていただきました。

 オープニング演奏や市長・市議会議長からのあいさつ、来賓、祝電披露の後・・・

 表彰式です。森 哲男三田市長より、表彰状と副賞の楯をいただきました。

 最後に市長・市議会議長と記念撮影です。『これからも活躍を期待しています』と激励の言葉をいただきました。

 今回の受賞を励みに、これからも努力を続けていきます。本当にありがとうございました。

 

76回生 学年通信 2023年度 第6号

来週の7月3日(月)から期末考査です。

文化祭も終わり、気持ちを切り替えて

勉強を頑張っていることと思います。

さて、76回生の学年通信第6号を発行しています。

7月、8月と9月初めの行事予定も掲載していますので、

ご確認ください!

 

学年通信第6号 → 2023_0628.pdf

人と自然科 地域自然保護 現地フィールドワークその4 棚田を管理し土と触れ合う夢プログラム体験

 6月20日(火)人と自然科3年地域自然保護の授業で、公園にある棚田の管理を通したを夢プログラムを体験しました。人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の魅力を感じてもらうための体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 現在は実際に公園で活動されている団体の夢プログラムを体験していますが、いよいよ今回が前半戦最後の公園での活動となりました。

 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験 に関する記事はこちら

 有馬富士公園の昆虫を捕まえる夢プログラムを体験 に関する記事はこちら

 里山管理に関する夢プログラムを体験 に関する記事はこちら

 今回は有馬富士公園の生き物観察会や棚田での古代米作りを企画している団体「自然の学校」の代表、吉田さんにお世話になり、棚田の管理を通して土に触れるプログラムを体験しました。

  まずは棚田に関する簡単な説明。有馬富士公園にはかやぶき民家の側に棚田があり、吉田さんを中心としたボランティアの方が無農薬で紫黒米・緑米・赤米など古代米をを栽培しています。無農薬で栽培しているため、雑草がたくさん生えてきており、今回は除草作業を通して土と親しみ、そして活動をしながら棚田やその周辺に生息している生き物の観察を行います。説明後早速棚田に向かいます。

  今回は手押し式の人力除草機を使って除草(雑草を取り除く作業)を行います。

  いよいよプログラムスタートです。田んぼに入っていき除草のスタートです。前述のとおり無農薬栽培ということで田んぼの中にはオタマジャクシやアメンボなどの生き物がたくさん生息しています。昆虫やカエルが少し苦手な生徒も一部おり、また裸足でひざのあたりまで沈む感触が何とも言えないようで、あちこちで悲鳴が聞こえます。

 

  ヌルヌルの土になれたところで早速除草開始です。手押しの農具で土の表面を攪拌し、雑草を浮かしていきます。

 なかなかセンスのある生徒が多かったですね。古代米の苗を抜かないように、ギリギリの間を縫うように進めていきます。

 田んぼの中で何か発見したようですね。足の生えたオタマジャクシやトノサマガエル、コオイムシが発見されました。水田の中に立てた枝にはトンボも留まり、みんなの頑張りを見守っています。

 そして活動中棚田周辺の植物も観察しました。観察してみると畦の草刈りなど人間が手を加えているからこそ生息している、貴重な植物も多く存在しています。特にノバナショウブやスズサイコなど絶滅危惧種に指定されている植物も発見できました。

 約1時間のプログラムで、田んぼはとってもすっきりしました。足は泥だらけになりましたね。頑張った証です。

 洗い場で泥だらけになった道具と足を洗います。

 きれいになったところで最後に振り返りです。今回はICT機器の活用ということで吉田さんが事前に準備してくださったQRコードを読み取り・・・

 自然の学校の取り組み、棚田の役割や生息している生き物、そして環境について学びました。

 あっというまにプログラムは終了。自然の学校 吉田さん、楽しいプログラムをありがとうございました。

 今回で実際に公園で行われている夢プログラム体験は終了。来週からは、今まで公園で体験したり調査したりしてきた内容を有馬富士公園の巨大地図にまとめ、9月に中間発表を行う予定です。そして12月には実際に自分たちでプログラムを企画、実施してていきます。

 今年3月に卒業した先輩が企画・実施した夢プログラムに関する記事はこちら

 先輩に負けないように頑張りましょう。

人と自然科 3年野菜班の実習風景 ①

人と自然科では、農場で技能や知識などを学ぶ「総合実習」という科目があります。

3年生では「草花」・「環境」・「野菜」と専攻班に分かれてさらに専門性を深めていきます。

今回は「野菜」班の実習風景について紹介します。

3年生では、栽培から販売までの一連の流れを学ぶために担当を決めて栽培管理をおこなっています。

本年度は3人グループでトマト、シシトウ、キュウリ、ピーマン、ナスの栽培をしています。

本日の実習風景です。

担当区域の管理を終え、秋に販売する黒枝豆の定植もおこないました。

担当している野菜も販売を開始します。有馬高校近くにお越しの際は農場の販売所にお立ち寄りください。

 

2年生 ARIMA探究Ⅰ「問いの立て方」講義

6月19日(月)、5・6限のARIMA探究Ⅰの時間に、神戸親和大学 教育学部 児童教育学科 教授の冨田哲浩先生にお越しいただき、「問いの立て方」についての講義をしていただきました。

 

どのようにして「問い」を立てればよいのか、また、良質な問いとそうでない問いにはどのような違いがあるのかを丁寧に説明していただきました。さらに「問いの立て方」の実践演習を通して、良質な問いを立てるための考え方をつかむことができました。

 

「探究」とは、たんに本やインターネットで情報を調べるといった「調べ学習」とは異なるものだ、という言葉も印象に残りました。

 

来週のARIMA探究Ⅰの時間には、ついにコース希望調査を行います。

今後の探究の際にも、今日の講義で学んだ「問いの立て方」を思い出しながら探究活動に取り組んでいきましょう。

人と自然科 第3回チャレンジ教室「ラウンドブーケ」の制作

6月13日(火)、第3回目のチャレンジ教室「フラワーアレンジ」の実習を行いました。

今回の授業では、バラを使用して直径20cmの「ラウンドブーケ」を制作しました。

ブーケには様々な形がありますが、今回制作した丸いドーム型の「ラウンドブーケ」は、ウエディングブーケの中でも定番の形です。

今回の実習でも、生徒お手製の説明プリントを配布し、実習スタートです。

  

まず、今回使用する資材、「ブライディネット」の扱いについて講師の先生から説明がありました。

  

前回制作したカーネーションのラウンドアレンジメントは吸水性スポンジに吸水させて使用しましたが、今回使用する花材のバラは、ドライフラワーにすることができるため、ドライにしたい方は吸水せずに花材を挿していきます。

まず花材を挿す前に、ブライディネットに両面テープを貼ります。その上からオカメヅタを貼り、プラスチック部分を隠します。

  

 

次に花材準備です。今回の花材カットの寸法は、全て8cmでカットします。前回のラウンドアレンジメントに比べると花材カットは簡単ですが、バラにはトゲあるためケガをしないように慎重にカットしていきます。また、茎をななめにカットするなど、基本技術の復習も生徒が伝えていました。

  

加えて今日は、花を切った後の茎を用いたさし木の方法の説明もありました。ぜひ自宅で挑戦してみてください。

※販売目的ではなく、個人で楽しむことを目的としています。

  

花材のカットが出来たら順番に花材を挿してきます。今回使用した吸水性スポンジは、直径7cmの球体のため、挿ししろ3cmだとスポンジ内で茎がぶつかる可能性があります。そのため、今回は挿ししろ2cmで挿していきます。挿し位置は、生徒が事前授業で制作したラウンドブーケを用いて説明しました。

  

  

底辺のバラが水平に挿せているか、45°ラインのバラが同じ角度で挿せているかどうか、正面から作品を見てチェックしていきます。

  

  

バラが挿せたら、隙間にユーカリを挿していきます。花だけのブーケも美しいですが、グリーンを入れることによって花の美しさがさらに際立ちます。

 

最後にドライでブーケを作った方のみ、ハンドル部分をリボンで巻き上げます。

  

完成したブーケはこちら。みなさん美しいブーケが完成しました。

 

次回は6月27日(火)、有馬高校で栽培している草花を使用し、コサージュを制作します。

 

人と自然科 クラインガルテン④

梅雨に入り、蒸し暑いなかクラインガルテンの授業に受講生・有馬高校生は取り組んでいます。

先週(6/6)は「サツマイモの植え付け」を中心に担当区域の管理をおこないました。

サツマイモの植え方は色々な方法がありますが、今回はイモがたくさん採れる「水平植え」で植え付けをしました。

黒マルチに穴を開けて植え付けていきます。水平に置いて植え付けるのに苦労しましたが、80本の植え付けが完了しました。

次に各自の担当区域の管理です。こんなに大きなリーフレタスを採ることができました。追肥や土寄せを行い今日の実習は終了です。

本日(6/13)は「トウモロコシの間引き・追肥・土寄せ」を中心に担当区域の収穫や管理を行いました。

毎回の説明に向けて生徒は下調べをして準備万全で臨みます。

間引きをするときには、生育の良い株を残しますが判断に迷います…。また、分げつしと間違えないようにすることも大切なポイントです。生徒と受講生が相談をして進めていきます。間引きが終わると、追肥・中耕・土寄せを行います。足元が悪いなかでしたが協力してできました。

担当区域に移動してつるなしインゲンの収穫、トマトの誘引、除草して本日の実習は終了です。

今からはピーマンやトマトのが収穫が始まります。これからも授業の様子を更新しますのでお楽しみください。