学年・専門部

人と自然科 ブドウ販売大盛況 無事終了いたしました(ありがとうございました)

 人と自然科の生徒が授業で丹精込めて栽培したブドウ(ベリーA、ピオーネ、マスカットオブアレキサンドリア)の即売会(本校保護者、生徒限定)を9月7日(水)、9日(金)、14日(水)の3日間、各学年ごとに開催させていただき、大盛況の中無事終了しました。

 いよいよブドウの収穫を迎えます(収穫調査)に関する記事はこちら

 販売を前に、生徒自ら調整、包装、袋詰めを行います。各販売日で700房以上の調整が必要なため、1年生から3年生まで手分けをして行います。

 傷んだり割れたりしでいる粒がないかどうかじっくり確認し、ハサミで調整していきます。

 そして調整したブドウは、粒のつまり具合で3つにランク付けし、上と中のランクのブドウはセロファンの包装紙に丁寧に包み、1袋に2~3房を詰め、重さをはかり価格を決定します。

  このように調整、袋詰めは販売直前まで行われ、そしていよいよ体育館前で販売準備です。人と自然科ののぼりを立てた名物のトラック市です。

 今年も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、事前に整理券を配布し、少人数ずつ売り場に来てもらう方式をとりました。またレジ前には間隔を開けて並んでもらうための表示をはり、レジ前には生徒が実習で手作りした飛沫防止のついたても設置。さらに1人1人に丁寧に手指消毒を行うなど、万全の体制で臨みました。

 人と自然科の実習は1年生から3年生が一緒になって行います。初めての1年生に2.3年生が丁寧に教えながら販売実習を行っていました。

 レジでは、品種、重さを伺い、商品を準備し会計を行います。昨今の資材の高騰を考慮し、今年度よりやむなく50円から100円の値上げをさせていただきました。50円単位になったため、計算を間違えないようにゆっくりやりとりをを行いました。そしてどんどん売れて無くなった品種、ランクを一覧表に線を引いていきます。どんどん無くなっていきましたね。

 そして今年は野菜部門で収穫最盛期のキュウリも同時販売。大人気でした。(今後も2週間ほど県道脇の販売所で販売しています。1袋3~4本入って100円。お近くを通る際は是非ご購入下さい。)

 今年は台風などの気象災害や害獣被害もなく、さらに夏の晴天にも恵まれなかなかの出来栄え。一方でベリーAでは、ブドウを種なしにする『ジベレリン処理』が上手くできていなかった房もあったようで『とても美味しかったけど種があったよ。』というご指摘をいただきました。来年への課題ですね。

 ブドウのジベレリン処理を行いました・・に関する記事はこちら

 さらにピオーネとマスカットは元々畑の面積が小さいため、数量制限をさせていただきましたが、やはり人気で、最後には売り切れてしまい、買えなかった方もいらっしゃいました。本当に申し訳ありませんでした。

 3日間で合計333名の方に来場いただきました。販売を担当した生徒は自分たちが栽培したブドウを喜んで買ってくださる姿を見て、大きな自信となったそうです。お忙しい中ご来校いただいた保護者の皆さまありがとうございました。そして購入してくれた総合学科の生徒の皆様も、本当にありがとうございました。人と自然科の学びの内容を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。