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学年・専門部
令和7年度「税に関する高校生の作文」で表彰されました!
12月12日(金)の14:00から校長室にて、「税に関する高校生の作文」の表彰式を行いました。
昨年は表彰対象者がひとりでしたが、今年は2人(前川さん、竹内さん)でした。この日は兵庫税務署から訪問を受け、署長さんから直接賞状と記念品をいただきました。
現在は1年生の夏課題を兼ねて応募していますが、高校生であれば応募は可能です。
有馬高校の学校設定科目「ARIMA探究」では文章を書く場面が多々があります。このようなコンテスト等を利用することで、自分の文章力の向上によい機会になるのではないかと思います。みなさんのチャレンジを待っています。
(なお、三田市保護司会から依頼された「社会を明るくする運動~高校生エッセイコンテスト~」への応募もありました)
農業法人仕事説明会への参加
12月15日(月)人と自然科の生徒6名が、加古川総合文化センターで開催された「農業法人仕事説明会」に参加しました。
当日は、県内の14社の農業法人の方々や農業大学校の方から直接お話を伺うことができ、非常に貴重な経験となりました。
経営規模や栽培品目、農業の魅力や大変な点などについて、多くの質問に丁寧に答えていただきました。
どの法人の方も農業の魅力を熱意をもって語ってくださり、将来のビジョンや多様な農業の可能性を示していただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
2学年 進路ガイダンス
12月10日(水)放課後、2学年進学希望者対象に進路ガイダンスを実施しました。講義棟では、講師の先生お招きし、進路実現のために今からすべきことなどについて講演をしていただきました。
また、看護・医療分野への進学希望者対象に、看護医療進路ガイダンスを行いました。分科会では理学療法士や臨床検査技師など13分野に分かれ、大学や専門学校の方から直接お話をお聞きすることができ、自分の興味がある分野についての理解を深めることができました。
育友会学年部 活動「寄せ植え講座」を開催しました
12月13日(土)10:00~
本校の農場にて、門松風寄せ植え講座を開催しました。
30名近くの保護者の方が参加されました。
職員による見本を見ながら、寒さも忘れるほど
それぞれ工夫をされ2時間かけて思い思いの作品を作ることができました。
これでよいお正月を迎えることができると思います。
参加していただきました保護者の皆様ありがとうございました(^^)
第5回ひとはく連携セミナー「タンガニイカ湖での調査」
人と自然科1年生学校設定科目「人と自然」の授業で実施している人と自然の博物館との連携セミナー「ひとはく連携セミナー」。第4回目は、高橋研究員より「タンガニイカ湖での調査」をテーマに、古代湖やそこに住む魚の生態、進化について講義を頂きました。
まず古代湖とは、10万年以上水がある湖のことを指します。世界には20ほどの古代湖が存在しており、最も古いものは4500万年前にできたとされ、地球上の20%の水を占めるバイカル湖です。今回のメインテーマであるタンガニイカ湖は、1000万年前にできたといわれています。コンゴ民主共和国・タンザニア・ザンビア・ブルンジ、これらの4つの国に囲まれている透明度の高い湖です。(乾季には水が濁るそうです。)また、南北に長く、全長約650km、兵庫県三田市から宮城県仙台市までと同じ距離ほどあり、地球上の18%の水を占めると言われている巨大な湖です。
そんなタンガニイカ湖には、シクリッド(カワスズメ)科の魚が約200種(そのうち、固有種が197種)も生息しています。シクリッド科は、形態・生態・遺伝的に多様で、食性では、岩に生えた藻を食べる「藻食性」や生きた魚の鱗を食べる「鱗食性」の魚などがいます。食性によって歯の形態も異なり、「藻食性」の中でも「単細胞藻類」を食べる魚はブラシのような歯を持っていたり、「糸状藻類」を食べる魚は藻を挟んでちぎり取ります。「鱗食性」の魚は、鱗が歯に引っかかるように発達しています。肉食の魚もおり、鋭く尖った歯を持っています。
講義中盤では、実際に高橋先生が現地調査で訪れたザンビアでの暮らしについて教えていただきました。ザンビアの首都である「ルサカ」では、英語が公用語として話されていますが、「ベンバ」や「ニャンジャ」といった言語も話されているそうです。また、アフリカでよく食されているホロホロチョウやブカブカの燻製、「シマ」と呼ばれるトウモロコシを原料とした主食など、食生活についても詳しく学びました。さらに、サバンナモンキーやカメレオンなど、現地で見かける生き物についても教えていただきました。ちなみに、ザンビアに住む人々にとって、カメレオンは「恐ろしい生き物」なのだそうです。(毒を持っていると思っている人がいたり、体の色が変わったり目がバラバラに動くのが怖いのではないか、と先生はおっしゃっていました。)
そして最後に、生物の進化について説明していただきました。一つの祖種から多くの種に急速に分化し、分化した種が異なる環境に適応する力を持つことを適応放散といいます。そしてタンガニイカ湖のシグリット科の魚においては、口内保育という独特の育児方法と岩住みという特徴から異所的種分化を行いやすいということが分かってきたとのことでした。さらに、自然選択と生殖隔離の両方に影響を与える形質「マジックトレイト」の一例として、オスとメスでサイズが異なる例などを教えていただきました。
しかし近年、環境汚染や外来生物により、タンガニイカ湖の生態系が変化しつつあるそうです。様々な問題が挙げられますが、特に地球温暖化が深刻な影響を与えています。通常は湧昇流が強く、湖底にある多くの栄養が魚の住んでいる浅場に供給されますが、地球温暖化により、湧昇流が弱まることで湖の水の流れも弱まり、湖底の栄養が魚の住んでいる浅場に供給されにくくなってしまうことで魚が減っています。
これらの主な原因は、先進国が出す二酸化炭素です。貴重な生態系を守るために、私たちにもできることがある、と、環境保全ついても考えられる機会となりました。
高橋先生、貴重な講義をありがとうございました。
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